太田述正コラム#9892(2018.6.18)
<皆さんとディスカッション(続x3742)>
<太田>(ツイッターより)
「森友問題は未決着78% 非核化困難77%…内閣支持率は44.9%で…前回調査から6…ポイント増。不支持は43.2%で、支持が不支持を上回った。」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018061701001620.html
日本国民諸君、安倍チャンを退陣させりゃ、即森友問題は決着だし、非核化への取り組みを永遠に不可能にする安倍改憲も阻止できるんだよ。
「…「国策」になった瞬間に文化というものは彩を失い、地に堕ちた存在になるのは、これまでの歴史が証明しているとおり。…安倍政権になってからの官邸&経産省主導の知財政策はことごとく的を外していると思っているし、その間に、世界の中での日本の文化的な立ち地位が揺らいでいることにも強い危惧を抱いている。…」
http://blogos.com/article/304930/
「国策」としてカンヌ映画祭を推進してきたフランス政府やその映画祭に毎年せっせと御機嫌伺を続けてきた自分を非難せずに、安倍チャンを非難するとは、是枝監督、栄和人前至学館大監督が「大人」に見えるほどの「子供」
https://article.auone.jp/detail/1/6/12/17_12_r_20180617_1529232461990200
だねえ。
<太田>
関連記事だ。
だから、映画へのあらゆる助成は止めなきゃ。
是枝監督、2千万円をただちに返還すると共に、カンヌ映画祭を始め、公的機関の助成を受けたり支援を受けたりしているあらゆる映画祭への出品を取り止めなさい!↓
「・・・「万引き家族」にはどんな助成があったのか。
文化庁所管の独立行政法人・日本芸術文化振興会からの2千万円で、原資は税金だ。映画製作や舞台芸術を支援する「文化芸術振興費補助金」に応募し、3月に助成が決まった。映画には制作費や上映時間に応じて100万~2千万円を助成する。公開後に基準を超える収益を上げれば、全て、または一部を返納させる。近年では「64―ロクヨン―」や「君の名は。」「この世界の片隅に」などにも助成している。
助成の採否は映画評論家やジャーナリストらが合議する専門委員会が決め、政府が関わらない仕組みになっている。公権力は援助をするが、芸術表現の自由と独立性は維持する、いわゆる「金は出すが口を出さない」原則は「アームズ・レングス」と呼ばれる。・・・
アジア最大規模の韓国・釜山国際映画祭だ。2014年、多数の犠牲者を出したセウォル号沈没事故の政府の対応を非難したドキュメンタリー映画の上映を決定。政権に近かった当時の釜山市長が、開幕前に上映の中止を要請したが、映画祭は拒否。すると、政府関連組織は翌年の映画祭への補助金を減額し、映画祭の現場トップは事実上更迭された。
一連の動きに韓国の映画関係者は相次いで反発し、映画祭への支持を表明した。カンヌ、ベルリンなど世界の有名映画祭の関係者や、是枝監督や行定勲監督ら日本の映画人も続いた。ソウル在住の映画プロデューサー土田真樹さんは「騒動後、韓国内の他の映画祭で自治体のトップが『私たちは映画祭の表現の自由を支持する』と言うなど、より表現の自由への意識が高まった」と語る。
日本でも08年、公費助成を国会議員が問題視したことなどをきっかけに、一部の劇場がドキュメンタリー映画「靖国」の上映を取りやめたことがある。「日本は、お上から助成を受ける以上、反政府的なものをつくるべきではないと自主規制をする傾向はないとは言い切れない」と話すのは、深田晃司監督(38)だ。・・・」
https://digital.asahi.com/articles/ASL6F6RH1L6FUCVL01D.html?_requesturl=articles%2FASL6F6RH1L6FUCVL01D.html&rm=393
<豊丘時竹>(2018.6.18)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/
–日米は今も対立している–
日米は戦前も今も対立している。
太田さんは対峙という言葉を使っていたが、これを対立と捉えれば、理解できる。
日中は対立してなくて、振りをしているに過ぎない。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
超快挙やでー!↓
「トヨタ、ルマン初V!中嶋一貴&小林可夢偉がワンツーフィニッシュの快挙/自動車・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14879059/
元会長、あえて極悪人を演じていると思ってあげて、お望み通り、死刑判決を下し、上級審でこれを確定し、可及的速やかに死刑を執行してあげようじゃないか。↓
確かに名演じゃった。↓
早く日本を「独立」させて米軍基地をなくし、沖縄と米国の「苦難」を取り除いてあげようじゃないか。↓
Beaches, bases, battles: The seven-decade fight for Okinawa・・・
https://edition.cnn.com/2018/06/16/asia/japan-okinawa-bases-new-battle-intl/index.html
プッ。↓
「・・・韓米合同軍事演習の中断を巡って中国と北朝鮮は「こちらの勝ちだ」と宣伝しているが、これに対して米国では「北朝鮮に一方的に譲歩した」などの反発が起きたことから、トランプ大統領はこれに反論するため「自分の考えだ」と強調している・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/06/18/2018061800939.html
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<習ちゃん、秋田犬を買え(飼え)指令。↓>
「日本の「国犬」とも称される秋田犬 どうしてこんなにファンが多いの?・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1661470
<日本礼賛だが、途中から新しい材料が出てくる。↓>
「中国メディアの快資訊は・・・日本の文明の程度には世界も驚かされるとする記事を掲載した。
中国では日本について、よく恐ろしい国などと表現されるが、普段の生活から日本のすごさを感じるようだ。記事によると、中国人にとって日本という国は「非常に美しい女性だが、親の仇」のように心揺さぶられる相手で、複雑な感情があるという。記事は、数多くの写真を掲載しながら中国人も認めざるを得ない日本の文明の高さを紹介した。
例えば、学校で子どもたちが自分で掃除している写真を掲載し、日本では子どものころから感謝の気持ちを学ばせていると紹介した。中国では多くの家庭で子どもに家事を手伝わせず勉強だけさせるが、日本では子どもたちに勤労の精神も学ばせていると言えるだろう。ほかにも、スポーツの試合の後でごみ拾いをすることや、駅のホームで混んでいても秩序正しく進み、逆走しないこと、整然と並んだ駐車場などの写真も掲載し、日本では大人でも子どもでも社会性を重視していることが見て取れる。
さらに、各種サービスの面でも優れていると言えそうだ。スーパーには無料の冷蔵コインロッカーがあることを紹介し、生鮮食品を購入しても、ここに預けて安心して買い物を続けられると感心している。ここでは触れられていないが、日本のスーパーではよく保冷用に氷やドライアイスの無料提供サービスをしているが、中国ではこうしたサービスを見ることはない。
サービスの細やかさは、利用者本人ばかりでなく、ほかの利用者のためでもある。たとえば、衣料品店の試着室にフェイスカバーが用意されていることも紹介しており、写真には「口紅、ファンデーションなどがつかないため」との説明文が見られる。売り物の服を汚さないというのは日本では当然の意識だが、中国の個人店などでは、売り物の服を札を付けたまま店員が着て接客するのが当然で、次の日には別の売り物の服を着ていたりする。客がイメージしやすいようにという中国的なサービスだが、袖を通して汚れたものを販売するのに抵抗はないようだ。」
http://news.searchina.net/id/1661471?page=1
<日本礼賛だが、ひょっとして初物か。↓>
「中国メディア・東方網は・・・日本の仕出し弁当の配色や包装は芸術品と呼ぶにふさわしいレベルであるとする記事を掲載した。
記事は、「日本の仕出し弁当は、長い発展の歴史を経て整った配送システムが構築されてきた。当日注文では少なくとも3時間以上前の注文が必要であり、高級な仕出し弁当となると2日前の予約が必要だったりする。小さな会社や食堂を持たない行政機関の事務所などは普通、いくつかの業者を利用していて、必要に応じて注文を行うのである」と紹介した。
そして、「肉類と野菜類などの食材のバランスや色彩の調和といった点について、それぞれの店が大いにこだわりを持っている。春はタケノコ、夏は鮎、秋はマツタケ、冬はフグといったような季節の食材を用いるとともに、食材本来の味わいを生かすという日本料理の特徴も生かされている」とした。
また、大型の会議などがある際にはしばしば仕出し弁当の注文が行われ、用意される弁当は非常に精緻な見栄えになっていると紹介。肉と魚、そして、新鮮な季節の野菜が配され、値段は1000円から2500円程度だと説明している。さらに、多くの店が環境保護に配慮して繰り返し使える器を使用しており、食べ終わったころにスタッフが回収にやって来ると指摘。一般家庭で出前を取った時には、回収しやすいように洗い終わった器を玄関先やアパートの下などに出しておくのが通例になっていると伝えた。
記事はこのほか、日本の弁当の多くが摂取カロリーを考慮したうえで食材選びされていること、コンビニ業者も仕出し弁当のサービスを提供していることを紹介。市場競争が厳しくなる中で、さまざまなサービス形式が模索されているとした。」
http://news.searchina.net/id/1661478?page=1
<まさか。↓>
「中国メディア・東方網は・・・「日本旅行でタクシー運転手から言われた話に、中国人観光客は大いに困惑した」とする記事を掲載した。
記事は、・・・ある中国人観光客が日本でタクシーに乗った時のエピソードを紹介。「この運転手は、乗ってきたのが中国人だと知ると明らかに興奮しだし、中国では見られないようなものを紹介しましょうと言いだした。車が立体交差に差し掛かると、運転手はとても興奮した様子で『見てください。もうすぐ電車が空の上を飛んできますから』と注目を促す。程なくして、それが、単に陸橋の上を電車が走るだけの話であったことを中国人観光客たちは知り、何とも言えない気分になったという」と伝えた。
記事は、「日本の年配者の多くは、中国についてよく理解しておらず、中国がまだ苦しく貧しい時代にあると思いこんでいる。今の中国の成長ぶりを全く感じ取っていないのだが、実はこれが依然として世界の多くの国における中国観なのである。幸いわが国はどんどん強く大きくなっており、今後ますます多くの人が従来とは違う中国の認識を持つことだろう」と評している。」
http://news.searchina.net/id/1661473?page=1
<そうそう。↓>
「中国メディアの捜狐はこのほど、日本は中国にとって一衣帯水の隣国同士でありながら、中国人は日本人について大いに誤解しているところがあると伝え、中国人が日本について抱く誤った認識を紹介する記事を掲載した。・・・
記事は、「日本人は中国人より優秀」という誤解も中国では多いと指摘。日本による侵略や、日本の戦後における急激な復興と経済成長などが誤解を招いたと指摘する一方、これは「日本人は中国人より優秀ではない」という意味ではなく、中国人だって優秀であるはずだという意味だと指摘。日本人と中国人のどちらが優秀かという比較は不要であり、必要なのは日本を尊重し、理性的に日本と付き合い、真面目に日本に学ぶことであると伝え、日本という隣国を学ぼうとしないのは愚かなことであると主張している。」
http://news.searchina.net/id/1661474?page=1
<日本に関してはいつものことながら、韓国にも言及してくれてありがとう。↓>
「中国メディアの快資訊は・・・「日本と韓国、どちらのほうが嫌い?」と質問する記事を掲載した。これは主に、日本と韓国から「見下される」ことに対する反感を示しているようだ。
記事は、まず韓国について、日本に侵略された過去から中国同様に反日であり、中国人の共感を得やすいと指摘。しかし、経済発展に伴い中国を見下すようになった韓国には我慢ならないとした。さらに、一部の学者が主張する「韓国起源説」も中国人の感情を逆なでしているようだ。漢字や羅針盤など多くの中国古来の文化を韓国が起源だと主張する人がいて、嫌韓感情を煽っているとした。
日本に関しては、歴史問題ゆえに反日感情が強いのは言うまでもない。記事は、日本を憎む気持ちは中国人の心の中に烙印として押されているため、今後数世紀は消えないだろうとしている。しかし、これには教育が大きな理由を占めているだろう。
だが記事は、日本や韓国からは学ぶべき点も非常に多いと指摘。日本の科学技術のレベルの高さや、韓流は中国でも大人気となったことなどは認めざるを得ないとしており、複雑な感情をのぞかせた。しかし、「中国は発展の軌道にすでに乗っており、努力によって間もなく中国の夢が実現するに違いない」と主張した。」
http://news.searchina.net/id/1661494?page=1
<それにしても、何事によらず、日本を引き合いに出していただき・・。↓>
「中国メディアの捜狐・・・記事は、中国の全国政協経済委員会副主任である楊偉民氏が・・・、「中国の空き家率は都市部でも農村部でも非常に高い」と伝えたうえで、具体的な数字は言及しなかったが「日本よりもさらに高い水準」にあると強調し、「これは異常なこと」であると指摘したことを紹介した。
さらに、楊氏は中国の空き家率が高いのは「不動産バブル」のためであり、市場のニーズをはるかに上回る数のマンションが市場に供給されたためであると指摘。中国政府も不動産バブルの沈静化に向けた対策は行っているとしながらも、目立った効果を挙げられていないことを指摘し、もはや「行政的な対策では不動産バブルを根治することはできない」と指摘した。
また、中国が不動産バブルを根治するには不動産市場の「徹底的な改革」が必要であると伝え、少子高齢化が進んでいる日本よりも空き家が多いのはあまりに異常であると伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1661488?page=1
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太田述正コラム#9893(2018.6.18)
<松本直樹『神話で読みとく古代日本–古事記・日本書紀・風土記』を読む(その2)>
→非公開