太田述正コラム#9972(2018.7.28)
<皆さんとディスカッション(続x3782)>
<太田>(ツイッターより)
「文科省汚職・録音されてた接待現場…佐野「…息子の受験…よろしくお願いします…ブランディング事業…(応募の)書き方を指導する…担当者を決め、指導させます」…」
http://news.livedoor.com/article/detail/15073772/
録音したのは東京医大前理事長だろな。
脇甘どころじゃない高級官僚。
外国スパイはやりたい放題だろうて。
「…シベリアの永久凍土…<で何>万年も凍りついていた…更新世の線虫…が…解凍され…息を吹き返<し、>…餌を食べるなど元どおりの活動を行っている…
1匹は…約3万2000年前に生息していた個体…もう一方…は推定4万1700年前の個体…いずれもメス…」
http://news.livedoor.com/article/detail/15073135/
ウヒョー、魂消た。
「…JALとANAは、中国、韓国、台湾を「東アジア」という地域でひとくくりにし、その中で都市名のみを表記する方式を採用…JALは…<この各国>の地図の背景を白色に…」
http://news.livedoor.com/article/detail/15076555/
苦し紛れの策とはいえ、東アジア全体が統合されて一つの国になるという未来が先取りされたかのようだねえ。
<猫魔人>
–軍事教練としての将棋の意義–
ご無沙汰しております。
太田さんは若いころから将棋をやられていて、かつ、ワールドカップへの注目度からして、イギリス発祥のサッカーに現在大変に深い関心を抱かれているようです。
サッカーは手の使用がキーパー以外禁止される代わりに、ルールが極端に自由化された結果、戦争と大変似ているスポーツとなっていますが、将棋とサッカーが大変似ているのはご存じですか?
将棋は駒が歩を除けば11駒で、ちょうどウィーイレブンのように11人制スポーツのサッカーと同じです。
そして、サッカーのポジションはことごとく歩以外の駒と瓜二つです。
まず、王将とキーパーが似ているのは言うまでもないでしょう。
次に、王将の近くにいる金将は、守りの駒であり、2枚配置される守備の要のセンターバックで間違いないと思います。
日本代表ではDF長谷部選手が該当し、主将であることからも、攻守の要となっております。
次に、端にある駒の香車は、相手の端攻めからのカウンターが重要な役割で、逆に、攻撃時には成香して端攻めの攻撃の役割を担う駒なので、まさにサイドバックに該当します。
サッカーでは、2枚のサイドバックは防御時にはサイド攻撃をしかける相手をプレスして防ぎ、攻撃時には端からせめて、ボールをクロス(ロングボール)してフォワードにつなぐ役割を担います。
http://www.how-to-volante.com/entry6.html
戦史では、砲塔がない、つまり視野が狭い代わりに陣地攻撃などの支援及び防御戦闘が得意な突撃砲とまさに瓜二つです。
日本代表では長友選手が有名で、ワールドカップのコロンビア戦では、長友のクロスを乾が受けた後に得点が決まりましたね。
また、将棋の桂馬は、他の駒を飛び越すような特異な動きを見せる点で、ピッチ上での独創的なパスなどの動きが求められるサイドハーフの選手に似ると思います。
バルサから日本に移籍してきたイニエスタは、ハーフのポジションですが、彼は手品師と呼ばれていました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%82%BF
そして、斜め前に動いて攻撃の駒と呼ばれる銀将は、そのままサッカーの2人いるウィングそのものかと思います。
日本代表でいえば、原口や乾がこれに当たりますね。
最期に、攻撃の駒とされ、他の駒があまり動けない斜め方向に自由自在に動くことのできる角は、まさにジグザグドリブルが非常に得意で相手を翻弄し、点取り屋とされるセンターフォワードそのものの動きだと思います。
なお、これらの将棋とサッカーののアナロジーは、サッカーのポジションで一般的な1-4-3-3システムとの対比でしております。
https://ja.wikipedia.org/wiki/4-3-3
最近、太田さんは将棋を職業とするプロ棋士を、AI時代のの到来で無意味なものとされており、一方で、将棋と極めて似ているサッカーに大いに関心を持たれている(そしてその振興を願っているように思える)のですが、もしサッカーに軍事教練としての意義があるのであれば、将棋にも、その意義があるのではないでしょうか?
太田さんはどうお考えでしょうか?
後、将棋は元はインド発祥のチャトランガという競技だそうですが、インド人が紀元前に考えた駒が、現代のスポーツ競技のポジションとかなり類似しているのは瞠目すべきだと考えます。なぜなのかは非常に興味深いです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AC
なお、将棋とサッカーが具体的にどう符号するかを極端に追及したサイトがアップした動画がありますので添付します。
https://www.youtube.com/watch?v=D_1Zjva0mD0
これはほぼ妄想に近いですが、インド由来のチャトランガの考えが、将棋を通じて日本代表に承継され、イギリス発祥のサッカーで日本代表が世界を座巻すれば、植民地化された国の考えが宗主国に逆流する形となり面白いですね。
<太田>
>太田さんはどうお考えでしょうか?
個人競技(将棋)と団体競技(サッカー)とは違う、ということに尽きると思います。
「団体」スポーツの、その殆ど全てが、「個人」主義のアングロサクソン文明発祥、というところが、軍事とは何か、ということを端的に示していると思います。
とまれ、興味深い話題提供に感謝。
<komuro>
≫こいつは、いいかも。↓
「音に包まれる新感覚が気持ちいい首掛けスピーカー・・・」≪(コラム#9970。太田)
なるほど、自分に合った使い方があるなら良い商品だと思います。
私ならリビングで食事をしながらとか、掃除をしながら使いそう。
音質に関しては、太田さんは既にハイクラスの音に慣れているということで割愛します。
あとamazonのコメントに「電源オン・オフ時に爆音が出る」と書いてあるのが、注意するポイントかと思います。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
観戦中。↓
「第49期新人王戦 藤井聡太七段 vs 八代弥六段・・・」
http://live2.nicovideo.jp/watch/lv314550456?ref=extplayer&po=extplayer
エライってことにしよ・・。↓
「【自民党総裁選】参院竹下派は石破元幹事長を支持・・・」
http://www.sankei.com/politics/news/180728/plt1807280005-n1.html
底なし沼か。↓
「文科省–他複数局長級も接待 コンサル元役員、特捜部聴取・・・」
https://mainichi.jp/articles/20180728/k00/00m/040/144000c
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
へー。↓>
「日本で「日傘男子」急増中 猛暑で売上倍増・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0727/c94476-9485443.html
<後段に重点あり。↓>
「日本のイージス・アショア導入に国防部「警戒に値する」・・・
日本側が軍事能力建設面で慎重に行動し、地域の平和・安定に資することをするよう希望する。」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0727/c94474-9485613.html
<日中交流人士モノ。↓>
「在日中国企業協会の王家馴会長が城西国際大学の特別栄誉教授に・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0727/c94473-9485424.html
<ここからは、サーチナより。
定番。↓>
「偽札を作らず、流通させない日本国民の民度には「感心させられる」・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1664119?page=1
<理解不能。↓>
「喫煙しても罰金を課されない新幹線が羨ましい!ただ中国の厳しい処置は妥当・・・中国メディアの快資訊・・・
「中国の高速鉄道の速度は新幹線よりも速い為に全車禁煙の措置が必要なのだ」と主張・・・」
http://news.searchina.net/id/1664129?page=1
<中共の皇族化するのは、習ちゃん一家か日本の皇族か。↓>
「中国メディア・東方網・・・記事は「中国のあるおむつメーカーが、『佳子公主』(佳子プリンセス)という名称で商標登録していたことが、先日日本で紹介された。商標は未発売のおむつ製品に用いるとされており、日本の民衆の怒りを買っている」と紹介。商標を登録したのが福建省にあるメーカーで、中国の工商当局のデータによれば登録日は2015年6月11日になっていたとした。
また、「佳子公主」の商標を登録した理由についてメーカーが「わが子は親にとって王子や姫のようなもの。中国の消費者は日本製品を信頼していることもあり、日本のプリンセスの名前がわが社の製品のイメージと十分にマッチすると考えた。日本の皇室を侮辱する意図は絶対にない」と釈明したことを伝えている。そのうえで、日本のネット上では「最大級の侮辱だ」、「これは国のメンツにかかわることであり、政府は強く抗議すべきだ」などのコメントが寄せられていると紹介した。
記事は「ここ数年、大きく成長した中国ブランドは多く、技術や品質で日本に引けを取らなくなった。しかし、これらの努力はごく一部の業者によっていとも簡単に台無しにされている。そして外国人が中国製品や中国ブランドに抱くイメージはさらに悪化してしまうのだ。われわれは、国産品の品質を高めてブランドを育てると同時に、他国の商標権などを尊重しなければならない。ブランドの認知度は、人気のある名前をブランド名として登録すれば高まるというほど簡単なものではないのだ」と評している。」
http://news.searchina.net/id/1664140?page=1
<日本は個室勤務じゃないんだから、こんなんオカシーじゃん。↓>
「・・・人民網・・・記事は、ダイキンとNECが25日にオフィスでの居眠り防止システムを共同開発し、2020年に実用化を計画していると発表したことを紹介。このシステムについて、パソコンディスプレイ上のカメラで従業員の瞼の活動を捉え、活動に変化が生じた場合に眠気が生じたと判断してシグナルを出し、空調の温度を下げることで眠気を覚ます仕組みであると説明した。・・・
ネットユーザーは「夢の中のグッドアイデアが、冷たい風によって吹き飛ばされそう」、「こんな設備を導入する会社にいたら、自分は病死してしまいそう」、「これはあまりに残忍だ」、「運転手の眠気防止に用いる技術としてはいいが、オフィスで用いるというのは容赦ないな」、「従業員のストレスを増すだけ」など、悲観的な感想を多く残している。」
http://news.searchina.net/id/1664146?page=1
<そりゃそうだ。↓>
「暑すぎる日本、東京五輪は「どれだけ暑いなかで開催されるのか、懸念しかない」・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1664172?page=1
<日中比較。ふーん。↓>
「なぜ中国人は海南島に行かず日本のビーチに行きたがる? ある観光客の声が心に刺さった・・・中国メディア・東方網・・・
海南島の海鮮レストランなどで法外な値段を請求される問題が取り沙汰されてからすでに5年以上経つ。その後、当局もぼったくりを撲滅する取り組みを進めてきたものの、依然として「海南島=ぼったくり」というイメージを拭いきれていないようだ。」
http://news.searchina.net/id/1664168?page=1
<同じく。↓>
「ゲームユーザー1人あたりの支出額で世界トップの日本。世界のゲーム市場規模で見ても、今年は中国と米国に次ぐ世界3位になると見込まれているといわれ、日本は大のゲーム好きな国と言えるだろう。そんな日本ではゲームメーカーも存在感を示している。
6月12日―14日に米国で開催された世界最大級のゲームイベントE3 2018では、日本企業の出展したゲームが非常に注目を集めていたという。中国メディアの快資訊は・・・なぜ日本のサムライゲームは世界で認められているのに、中国の武侠ゲームはアジアの域を出ないのかとする記事を掲載した。
記事は、日本のサムライを題材にしたゲームと中国の武侠ゲームは、東洋の格闘ゲームという意味では同じはずだと主張。題材としては似ているはずなのに、中国のカンフーゲームが欧米市場から同じ反応を引き出せないのはなぜだろうか。記事は3つの問題点を分析している。まず、「武侠は複雑」で分かりづらいこと、「国内の商業化」、そして、「中国の文化発信力」不足が考えられるという。
商業化についてはありがちな話である。抗日神劇と揶揄される抗日ドラマをほうふつとさせるが、中国人は儲けになりそうな話があると大挙して乗りかかる傾向がある。武侠を題材にしたゲームも、儲かりそうだとふんだ多くの中国メーカーが「ごみ」レベルの製品を大量に生産したため評判を落とし、中国人プレーヤーからも避けられているほどだと指摘。確かにこれでは欧米のプレーヤーを引き付けるのはより難しいだろう。また、中国文化には日本の「クールジャパン」のような影響力がなく、日本のように欧米に認められるには時間がかかると分析した。」
http://news.searchina.net/id/1664169?page=1
<これもまたそう。↓>
「・・・中国メディアの捜狐はこのほど、日本では不正ワクチンの流通が問題になることはないと伝えつつ、日本ではどのようにワクチンを管理し、接種しているのかと論じる記事を掲載した。
記事は、子どもは国の未来であり、社会全体の愛と保護を受けるべき存在あるにもかかわらず、中国で発覚した不正な乳児向けワクチンの存在は国の未来を揺るがしかねない問題との見方を示し、中国はワクチンの品質を高め、ワクチン接種がもたらすリスクを低減させなければならないと指摘した。
そのうえで、日本では予防接種法や医薬品の国家検定のもと、ワクチンの製造や管理が厳格に行われていると伝え、ワクチン接種で問題が生じた場合は製造した企業は相応の責任を負い、賠償を行う必要があることを紹介。つまり、不正ワクチンを製造し、流通させた場合に負担するコストはそれによって得られる利益を大幅に上回っているのだと論じた。
さらに、日本は完璧さを追求する国であり、それは大気の質や衛生環境、そして、ワクチンの品質も同様であると主張。また、日本人は信用を大切にし、仕事に真面目に取り組むからこそ、中国のような不正ワクチン問題を根絶することができたと伝え、中国が見習うべき点は少なくないと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1664171?page=1
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一人題名のない音楽会です。
以前から、何回も取り上げていますが、ロシアのクラシック的歌謡曲小特集をお送りします。
(人口がロシアの10分の1とはいえ、ウクライナ関係のクラシック的歌謡曲で追加するものを見出せなかったのはさびしい限りです。)
なお、今回は、注釈を付けることを断念しました。
SUPER GITARA 歌唱:朝鮮系ロシア人グループ? 振付が気が利いている。
https://www.youtube.com/watch?v=t4AT_4Tb_2A
? 歌唱:Sharif & Spiridonova
https://www.youtube.com/watch?v=bZfDZlwSDj4
For the soul takes 歌唱:Gentlemen and the Chicken
https://www.youtube.com/watch?v=-9DUmpldu28
? 歌唱:? 素人歌謡コンテストより。
https://www.youtube.com/watch?v=KRdkjBURi98
? 歌唱:Marina Golchenko
https://www.youtube.com/watch?v=LxkQ8u7Y__4&list=RDz1Rs7Yw3vUc&index=5
Ah, fate, my destiny 歌唱:Kadysheva, together & Kuban Cossack Choir
https://www.youtube.com/watch?v=_Pfm4YXberQ
Waltz of Junkers(White Waltz) 歌唱:Zhanna Bichevskaja
https://www.youtube.com/watch?v=FR1lt5vowtY
IN THE LUNNY SIAN (V lunnom siyanii) 歌唱:Gulnara Ismaeva
https://www.youtube.com/watch?v=emPpnV3-Cpw
The Song of Love (from the movie “The Midshipmen, Forward!”) 歌唱:Yaroslav Sumishevsky and Kristina Dudina
https://www.youtube.com/watch?v=9wqDKy0_IpA
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太田述正コラム#9973(2018.7.28)
<井上寿一『戦争調査会–幻の政府文書を読み解く』を読む(その5)>
→非公開