太田述正コラム#10104(2018.10.2)
<皆さんとディスカッション(続x3848)>
<太田>(ツイッターより)
「本庶佑氏にノーベル医学・生理学賞 がん免疫治療薬を開発…」
http://www.sankei.com/life/news/181001/lif1810010035-n1.html
驚きはないがとにかく目出度い。
で、今回も京大だよね。
次回のオフ会「講演」で、どうして、学術研究において、東大が振るわず、相対的に京大がより健闘してきたのか、その原因についての私の仮説を語る予定だ。
<太田>
産経がハッスルしとんね。↓
「京大ゆかりのノーベル賞受賞者は10人に 「自由な学風」が生み出す・・・」
http://www.sankei.com/west/news/181002/wst1810020009-n1.html
「「免疫学は京大が一丁目一番地。真骨頂を証明」学内関係者も喜び 本庶佑氏ノーベル賞・・・」
http://www.sankei.com/west/news/181002/wst1810020008-n1.html
「オプジーボ開発の小野薬品「巡り合わせに感謝」「ともに歩んだ二十数年間」 本庶佑氏ノーベル賞・・・」
http://www.sankei.com/west/news/181002/wst1810020010-n1.html
「「定説を覆す」「わが道を行く」研究の原動力は好奇心 本庶佑氏ノーベル賞・・・」
http://www.sankei.com/life/news/181002/lif1810020003-n1.html
「逆転の発想 がん治療の新時代開く 本庶佑氏ノーベル賞・・・」
http://www.sankei.com/life/news/181002/lif1810020002-n1.html
<太田>(ツイッターより)
25ヵ国の人々を対象にした世論調査で、指導国たるべき国を米国としたのは63%、中共としたのは19%だったが、首脳の信頼性は、メルケル>マクロン>習>プーチン>トランプ、の順だったとさ。
https://www.washingtonpost.com/world/2018/10/01/global-confidence-trump-lower-than-chinas-xi-poll-shows/?utm_term=.1c9af39e60b2
なんで米国?
また、問の中にさえ入れてもらえなかった(?)安倍、メイの両名、哀れね。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
沖縄新知事、引き続き、米国で注目。↓
New Okinawa governor addresses the complexity of US bases in Japan–Denny Tamaki, the first elected leader of Okinawa to have an American parent, is leading a push against the US military presence on the island. Many consider him a “new kind of leader” as he stands for diversity in a country with a reputation for uniformity. ・・・
https://www.csmonitor.com/World/Asia-Pacific/2018/1001/New-Okinawa-governor-addresses-the-complexity-of-US-bases-in-Japan
祝!↓
「谷川浩司九段が通算1300勝・・・大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、加藤一二三・九段、羽生善治竜王に次いで・・・史上5人目・・・」
http://www.sankei.com/life/news/181001/lif1810010023-n1.html
ギクッ、この2~3日そうだわ。↓
「昼間に眠気を感じる人ほど脳にアミロイドβが蓄積している・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/ninchishonet_archives_30363/
シャルル・アズナヴールの長文弔意記事だ。↓
From drag queens to dead marriages, Charles Aznavour was far from easy listening・・・
https://www.theguardian.com/music/2018/oct/01/from-drag-queens-to-dead-marriages-charles-aznavour-was-far-from-easy-listening
ついに、イギリスの選良まで、欧州文明への侮蔑を公然と表明し始めたな。↓
Britain’s top diplomat compares the E.U. to Soviet ‘prison’ — angering the survivors of the real ones・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2018/10/01/britains-top-diplomat-compares-eu-soviet-era-gulag-angering-survivors-real-gulags/?utm_term=.e92de58f952c
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<ガス抜きか?↓>
「・・・中国メディアの一点資訊はこのほど、韓国が旭日旗の掲揚自粛を求めたことについて「国際観艦式ではあまり前例のない要請」であると指摘する一方、旭日旗を拒否する姿勢を見せた韓国の考えに対して賛同する記事を掲載した。
記事は、旭日旗は第2次世界大戦で旧日本軍が使用した旗であり、国際社会は旭日旗について「日本軍国主義の象徴と認識している」と主張。さらに、第2次世界大戦で旧日本軍は解散となり、自衛隊が新たに成立したにも関わらず、自衛隊は再び旭日旗を使用し始めたと主張した。
続けて、日本と韓国はともに米国の同盟国だが、日韓両国には領土をめぐる対立や歴史問題など、さまざまな対立が存在していることを強調し、サッカーやゲームの日韓戦でもたびたび旭日旗が掲げられ、問題となってきたと指摘。
ドイツではナチスを礼賛したり、ナチス旗を掲げたりすることは一切禁止となっているが、日本で今なお旭日旗が使用されているのは日本の軍国主義が清算されておらず、当時と同じ右寄りの勢力が存在していることを示すものだと主張した。」
http://news.searchina.net/id/1668307?page=1
<これぞ、ささやかながら、ガス抜き。↓>
「世界の安全な旅行目的国ランキング 3位韓国、2位日本、じゃあ1位は?=中国・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1668318?page=1
<定番。↓>
「「先進国の日本」と「新興国の中国」を比較、依然存在する大きな差を認識・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1668309?page=1
<これもだ。↓>
「わが国とはこんなに違う日本の給食制度を見よ「食育とは何かを理解できる」・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1668316?page=1
<これもまたそうだ。↓>
「日本嫌いの中国人でも「日本を一度訪れたら気持ちが一変する理由」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1668339?page=1
<中身は概ね定番だが、アイルランド人に言わせているところがミソ。↓>
「・・・今日頭条は・・・「アイルランド人が日本で生活してみた」体験を紹介する記事を掲載した。日本で働いているというこの男性は、東京近郊でアパートを借りて住んでいるそうで、ヨーロッパとの生活の違いについて、生活習慣や環境、生活コストなどから紹介している。
記事はまず、日本の住宅事情について紹介。東京近郊の場合、空気がきれいで交通も便利なのに、ヨーロッパに比べると安く「ベルリンだったらこの3倍する」と紹介。コストパフォーマンスの高さを称賛している。中古で買ったと思われる自転車も、値段の割にしっかりしていると感心している。ネットも速くて便利で、住宅地ながら畑もあってのどかであり、居心地が良いと感じているようだ。
さらに、来日前には、日本は台風や地震が多いのに木造の家で大丈夫なのだろうかと心配していたようだが、思いのほかしっかりしていて、扉などは「リアル脱出ゲームを思い出させる重厚ぶりだ」と紹介している。木造なのに気密性が高いことも意外だったとしている。
部屋の中についても、その使い勝手の良さに感心している。日本の住宅はコンパクトだが、収納が多いのが特徴だ。玄関には天井まである収納があり、水回りには洗面台に日焼け止めなどを置ける台や洗濯物を干せる空間があって、クローゼットも「これまで使ったことがないほど大きく」便利だと大満足の様子だ。また、トイレの上で手を洗える設計にも感心し、「日本の感嘆すべき創意工夫」に驚いたという。日本人の創意工夫は、シンプルかつデザイン性のある生活用品や小物にも見られ、コストパフォーマンスも良いので気に入っているという。」
http://news.searchina.net/id/1668310?page=1
<定番の内容をやや別の角度から取り上げている。↓>
「・・・中国メディアの捜狐・・・記事は、日本では高級料理店で食事するためにかかなり前から予約しなければならず面倒だが、大衆グルメの場合、おいしいものを食べるために行列を作らなければならないのでもっと大変だと紹介。記事の中国人筆者が実際に行列に並んで食べた各種の料理と並んだ時の様子について伝えている。いずれも「大変な思いをした」ようだが、なかには、行ってみたら店が臨時休業だったり、売り切れで早く店が閉まっていたり、といろいろな経験をしたようだ。
筆者は、「日本人と並ぶのは恐ろしい体験」だと感想を述べ、日本では人気店で並ぶのは普通のことで、並んでも売り切れれば食べられないこともあるので、念のために事前のリサーチが必要で、忍耐力と運も必要だと付け加えている。
日本人は、おいしいものを食べることに対しては努力を惜しまないと言えるだろう。中国ではスマホで「行列代行サービス」を頼むことができるが、日本で中国ほど広まっていないのは「時間をかけて自分の足で並ぶことで、もっとおいしくなるのだろう」、「忙しい現代人にとってむしろ最大の贅沢」なのかもしれない、と自分なりに納得している様子だ。また、どんなに混んでいても、日本の店は客をせかすことはせず、順番を厳守するなど回転率よりもルールを守る傾向が強いとも指摘している。」
http://news.searchina.net/id/1668357?page=1
<かなり前に似た記事が出ていた。↓>
「日本人と中国人の仕事はこんなに違う! <エアコンの取り付けといった>簡単に思えることでも「大きな相違」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1668311?page=1
<同じく。↓>
「日本人観光客から最も愛される中国の都市・・・北京でも上海でもなく、あの古都・・・西安・・・だった!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1668319?page=1
<お馴染みの話も含まれているが概ね新しい客観記事。↓>
「・・・中国メディアの捜狐は・・・中秋節を含め、「中国人にとって全く理解できないが、日本人にとってはごく普通の生活習慣」のいくつかを紹介する記事を掲載した。
中国人にとって「中秋節」は、旧正月の「春節」と同様に重視される祝日の1つであり、3000年もの歴史があると言われている。満月は一家団欒を象徴し、非常に縁起が良いので、この日には遠くに住む家族も帰省し、家族そろって食卓を囲む習慣がある。また、多くの地域で、「月餅」と呼ばれる満月にちなんだ縁起の良いお菓子を食べる。
記事は、日本にも中国から伝わった「中秋節」があると指摘したが、「日本人の習慣は中国のものとは全く異なる」と主張した。なせなら日本には、中国の中秋節には欠かせない「月餅」がなく、変わりに「月見だんご」が食べられていると説明した。さらに日本人は、中国人ほどこの風習を重視していないことも驚きだと紹介した。
他にも、中国人から見ると理解しがたい日本人の習慣について、「日本人はカレーをこよなく愛して、頻繁に食べる」と指摘した。中国人はカレーが嫌いなわけではないが、家庭でカレーを作る回数はそれほど多くはない。それゆえ、中国人からすると「カレーは既に日本人好みにされた日本料理になっている」と感じたようだ。
また、中国人もコメを食べるが、麺や餃子も同じように主食とみなしているので、「日本人が麺類や餃子をおかずに白飯を食べる」ことは、中国人には理解し難いと指摘した。さらに、細かな点では、犬などのペットを「カート」に乗せて散歩させる人がいることや「長い行列に並んで辛抱強く待つこと」、また、「男性でも眉毛を整えること」などは、中国人には理解できない日本人の習慣だと主張した。」
http://news.searchina.net/id/1668324?page=1
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太田述正コラム#10105(2018.10.2)
<木村光彦『日本統治下の朝鮮』を読む(その1)>
→非公開