太田述正コラム#10178(2018.11.8)
<皆さんとディスカッション(続x3885)>

<太田>(ツイッターより)

 民主党が米下院だけでは多数派になったけれど、もともと、労働者達が有力支持層の一つであり、かつ「人権」問題に敏感であるところの、同党は、共和党よりも保護貿易指向でかつ反中共であり、こと対中強硬政策に関しては、米国では超党派のコンセンサスが成立している、とさ。
https://edition.cnn.com/2018/11/07/asia/us-china-democrats-midterms-intl/index.html

<qkt8ICt.>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

https://www.cnn.co.jp/usa/35128283-4.html
 なんだかんだ言ってトランプさんは次の4年も大統領やりそうだなあ。
 今回の選挙で民主党もそんなに躍進しなかったっぽいし。

<太田>

 関連記事だ。
 トランプにとって転機になったわけじゃないってさ。↓

 If Donald Trump inaugurated a new era of conflict in American politics, Tuesday’s midterm elections were just another skirmish, not a turning point in the war.
https://www.nytimes.com/2018/11/07/opinion/midterms-trump-republicans-senate.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fopinion&action=click&contentCollection=opinion&region=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=9&pgtype=sectionfront

 トランプは、下院を失ったが、司法長官はクビになった、とさ。↓

 Sure, the House is gone. But so is Jeff Sessions.・・・
https://www.nytimes.com/2018/11/07/opinion/trump-sessions-happy-midterms.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fopinion&action=click&contentCollection=opinion&region=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=6&pgtype=sectionfront

<太田>(ツイッターより)

 「中国が米中覇権戦争に絶対勝てない3つの理由…
<1.>中国経済が悪化し続けるのは必然だ…
<2.>中国の政治体制の脆弱性…
<3.>戦闘なしの戦争で、中国は勝てない…」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%8c%e7%b1%b3%e4%b8%ad%e8%a6%87%e6%a8%a9%e6%88%a6%e4%ba%89%e3%81%ab%e7%b5%b6%e5%af%be%e5%8b%9d%e3%81%a6%e3%81%aa%e3%81%843%e3%81%a4%e3%81%ae%e7%90%86%e7%94%b1/ar-BBPsiHw?ocid=ientp
 平均的日本人の見解かもね。
 この3つの理由それぞれに対する批判を行いつつ、筆者の誤りを指摘してみよ。

<太田>

 このところ、午前中に未公開コラムの公開を行うのを忘れて、ディスカッションの公開の際に気付いてその後に公開するってことが時々起こってたんだけど、昨日は、ついに公開し忘れたままになっていた。
 誰か教えてくれりゃねえ。
 にもかかわらず、ブログへのアクセス数は全く変化がなかった・・どころか、前日よりも増えていた。
 ということは、公開される未公開コラムを読んでる人なんてほとんどいないってわけだ。
 ただ、ディスカッションとの関係だが、よく言えば、有機的かつ不即不離の関係にある・・但し、そのことを実感できるのは両者を同時に読むことができる有料読者達のみかも・・んだし、以下、チョイ露悪的に言うけど、未公開コラムは頭の体操、ディスカッションは脊髄反射、の成果物なのであって、あくまでも未公開コラムの方が私にとっては本芸、ディスカッションは手すさびなんだからね。

<太田>

 私の岩崎さん評に似た印象を持ってる人がたくさんいるみたいね。↓

 「“変装”不倫の岩崎恭子、金メダル後の苦しみの日々…「扱いにくい」と悪評、水泳界追放か・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/businessjournal_491941/

 ギリシャ政府が、ギリシャ正教の聖職者達を非国家公務員化するとともに、現時点での「給与」総額相当額を今後とも補助金として正教会に支払い続けることになったとさ。
 (衝撃受けたな。古典ギリシャからその後のギリシャがどんだけ落ちぶれてたかが改めてよく分かったよ。)↓

 Greece Church agreement to take 10,000 priests off payroll・・・
https://www.bbc.com/news/world-europe-46122997

 ガリア人(ケルト人)達は首狩り族であっただけでなく、首をミイラにして保存していたとさ。↓

 Gauls Perfected Art of Decapitation by Embalming Enemy Heads for Posterity・・・
https://www.haaretz.com/archaeology/MAGAZINE-gauls-perfected-art-of-decapitation-by-embalming-enemy-heads-for-posterity-1.6633245

 南極大陸が大陸漂流の結果、どのように形成されたかが、より詳細に判明した。↓

 Lost Continents Hidden Deep Beneath Antarctica Ice Sheet Discovered From Space・・・
https://www.newsweek.com/lost-continents-hidden-deep-beneath-antarctica-ice-sheet-discovered-space-1205519

 日本の植民地統治への韓国大統領の謝辞が聞けるのはいつのことやら。↓

 韓国の光州事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E5%B7%9E%E4%BA%8B%E4%BB%B6
の時の、兵士たちによる市民の強姦事件多発に国防相が謝罪。↓

 South Korea apologises for rapes during 1980 Gwangju protest crackdown・・・
https://www.bbc.com/news/world-asia-46123548

 朝鮮日報の読者達ですら、韓国の人々は何ともひねくれていることよ。↓

 「日本企業の就職博覧会に殺到した韓国の若者たち・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/07/2018110701097.html
 「7日付社説「日本企業の就職博覧会に殺到した韓国の若者たち」への韓国読者コメント・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/07/2018110704747.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 ご愛顧いただいてるようで。↓>
 「デジタルリマスター版「となりのトトロ」が12月14日に中国で封切り・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/1107/c206603-9516067.html
 <ここからは、サーチナより。
 (習ちゃんは分かってはずだが、)日本人が「残業」してる本当の理由を知ってもっと驚かにゃ。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊は・・・「なぜ日本の夜の街はこんなに人が少ないのか」と疑問を投げかけ、そこには日本人の仕事に対する考え方が反映されていると伝えている。
 日本を訪れる中国人観光客が増加しているが、多くの中国人は「日本の夜の街」にも楽しみと期待を抱いている。なぜなら、中国は昼間の喧騒もさることながら、夜は仕事を終えた人々が街に繰り出し、食事をしたり、露店の美味しい匂いに誘われて食べ物をつまんだりしながら街の散策をするので、夜の街では必ずその土地の名物料理を味わうことができ、また街の活気を体で実感できるためだ。
 こうした期待を胸に抱いて日本を訪れた中国人は、日本の夜の街を見て「人が全然いないではないか」と衝撃を受けるという。日本人からすれば、日本の夜の街は静まり返っているほど人がいないわけではないし、それなりに賑やかではないかと思うことだろう。しかし、中国では夜になると何処からともなく屋台が出てきて通りに並ぶ「夜市」がどこの街にもあって、昼間と違った景色が広がる。人気の場所はすれ違うのも困難なほど多くの人が繰り出すので、まるで祭りの縁日のような状態になることもあるほどだ。こうした期待を持っているので、中国人が日本の夜の街を見て「人がいない」とがっかりするのは無理もないと言える。
 記事は、「さらに衝撃を受けるのは、日本人が街に出ない理由だ」と指摘し、「日本人は家に帰っているのではなく、残業のために会社に残っているのだ」と説明した。それで、夜の街を出歩く人が少ないのは「大半の人が残業をして、真面目に働いていることを示している」とし、日本には中国ではあまり見られない「残業文化」があるのだと主張した。そして、こうした理由を知り、夜な夜な街で遊ぶ習慣のある中国人と比較した時、「急に恥ずかしさを感じた」と吐露した。」
http://news.searchina.net/id/1670696
 <エー、イタリアあたりと間違えてるんじゃあーりませんか?↓>
 「中国人女性が語る日本「中国国内では絶対にありえないことが起きる国」・・・街中で知らない男性から声を掛けられること・・・」
http://news.searchina.net/id/1670709
 <定番の話題だが切り込み方が新しい。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、「日本人の母親が子育ての際に決めた10の家訓」を紹介する記事を掲載し、こうした教育があるからこそ「日本の子どもは自信に溢れ、そして善良なのだ」と論じた。・・・
 記事が紹介した日本人の母親は子どもが理解できる「10の家族ルール」を設け、それに基づいて子どもが家の外で直面する様々な場面にどのように対応したら良いか、自分で判断できるように助けている。
 たとえば、「人に会ったら先ず挨拶をすること、他の人に何かしてもったら感謝を伝え、他の人に迷惑を掛けたらその場で謝ること」と、子どものうちから礼儀正しさを身に着けるよう決まり事を作っている。
 また、「正直であることは一番大切な品格で、嘘をつくと友達を信頼を失い、一生後悔する」、「食べ物にはみな命があるので、食べたい物だけ食べて、残ったものをむやみに捨ててはいけない」といったことも家族ルールとして定めたようだ。」
http://news.searchina.net/id/1670733
 <これもだ。↓>
 「・・・中国メディアの捜狐は・・・「中国は今でも日本から学ぶ必要があるか」と題する記事を掲載した。「社会全体のソフト環境」の面から言うと、本当の意味で日本を超えるのはまだまだ時間がかかるとしている。
 記事はまず、日本には中国人をうならせるような景色も摩天楼もあるわけではないと紹介。しかし、生活面の細かなところで尊敬せざるを得ないことが多く、中国人は心を込めて学ぶべきだとしている。
 例えば、秋田県の大曲の花火大会は、打ち上げ場の環境が日本一と言われ、今では80万人を集客するほどになっているが、客のマナーが素晴らしいと感心している。観客は各自、懐中電灯やペンライトを手に集まる。それは、花火終了後に打ち上げという大仕事を成し遂げた花火師たちへの感謝を伝えるためだ。記事の中国人筆者は、花火大会の後に暗闇の沈黙を破り、ライトが無数の星のように揺れるのが壮観だと紹介。中国で花火を見るどれだけの人が、花火師に感謝するだろうかと感心しているが、もっともである。また、この花火大会では花火師からもトーチを振ってお別れの挨拶があることにも触れ、会場全体が一体化するこの瞬間に感動している。・・・
 また、日本では、生活の細部に意外な発見が多く、思わずうれしくなり尊敬してしまうという。例えば、日本のバスや電車では1人で登下校する小学生や、車いす利用者、高齢者もいる。治安が良く、手助けが必要な利用者には職員が来てくれる。バスには乗りやすいように片側が傾く車両もある。
 さらに、日本のトイレについても紹介。公共のトイレは掃除が行き届いていてきれいで、トイレットペーパーまであり外出時にも困らないと紹介。さらに個室内には、かばんやコートを掛けるフック、高齢者用の手すりといった利用者に優しいちょっとした工夫が見られることにも感心している。」
http://news.searchina.net/id/1670737
 <定番の話題だが詳しい。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・「日本では、イヤホンをつけて自転車を運転するだけで罰金を取られる」とし、街や交通の管理が厳しいことを紹介する記事を掲載した。
 記事は、「日本は工業が発達し、科学技術が進歩している。歴史的な問題から日本を心よく思わない人もいるようだが、実際多くの面において、日本は確かにわれわれが学ぶに値するものを持っている。少なくとも、道路や交通の管理といった点ではそれが非常に顕著だ」とした。
 そして、日本の街はしっかりと管理が行き届いており、ゴミのポイ捨てが禁じられるとともにゴミ箱の設置も少ないと紹介。その一方で、街路にはたくさんの草花が植えられていたり、プランターや花壇が設置されていたりして、街の美観の向上に寄与していると伝えた。
 また、日本の街は清潔なだけでなく、道路をむやみに横断する人も少ないと指摘。何らかの理由で信号機が作動しなくなった時でも1人1人がちゃんと交通ルールを守って秩序正しく行動するとし、中国のように深刻な交通渋滞や道路上の混乱が生じたりすることが少ないと紹介している。
 さらに、日本では車両を自分勝手に駐停車させるケースは少なく、ほとんどの車両が規定の位置に停められていると説明。駐車や駐輪の施設がない場合は一時的にその場に停めても大目に見られることもあるが、限度を超えれば撤去されたり罰せられたりすることになるとした。そして、日本では自転車さえも厳格な交通ルールを守る必要があり、以前にある留学生がイヤホンを装着したまま自転車を運転したことで呼び止められ、その場で3000円の罰金を取られたケースがあると伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1670760
 <定番の話題だが、農村云々の部分だけは新しい。↓>
 「日本の農村では都市と同じ・・・いや、それ以上に厳しいゴミ処理が行われていた!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1670752
 <日本へ行って看護師として働け、キャンペーン。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本の看護師という職業について、中国で看護を勉強している人たちにとって「日本で働く絶好の機会が訪れるかもしれない」と伝えている。
 記事は、日本では深刻な「看護師不足」が起きていることを紹介、中国で看護を勉強している人たちにとって「絶好の就職の機会が日本で生じるかもしれない」と分析した。さらに、日本の看護師は国家資格となるため、中国の公務員と同じように「非常に安定した収入」を得ることができることに加え、ボーナスや手厚い福利厚生を受けられ、中国で得られる収入の約10倍ほどの年収を稼ぐことができると紹介した。
 では、中国人看護師が日本で働くためにはどのようなことが必要なのだろうか。記事は、外国で取得した看護師免許証のほか、日本語能力試験の最高難度であり、幅広い場面で使われる日本語を理解することができる「N1」の語学力が必要であること、そして、日本の看護師資格試験に合格することなどが必要であると紹介した。
 最後に記事は、現在の日本では経済連携協定(EPA)枠内のインドネシアやフィリピンなどを除いても、多くの外国人が日本で看護士として働いており、そのなかには中国籍の人も数多く含まれると伝え、看護師不足の日本では今後、さらに多くの中国人看護師が増えていくのではないかと主張した。」
http://news.searchina.net/id/1670766
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太田述正コラム#10179(2018.11.8)
<吉田裕『日本軍兵士–アジア・太平洋戦争の現実』を読む(その6)>

→非公開