太田述正コラム#10232(2018.12.5)
<皆さんとディスカッション(続x3912)>

<太田>(ツイッターより)

 「さよなら、アメリカ。それでも日本<は>中国と組んではいけない…<日本はロシアと組むべきであり、>…日露…両国の…平和条約締結交渉<の>…目的は、中国の覇権獲得阻止…」
https://www.mag2.com/p/news/377714?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000125_tue&utm_campaign=mag_9999_1204&l=lya063889f
 反露・日中提携路線は、終戦までに、帝国陸軍によって確立済みだってのに、お目出度さに爆笑。

 「ノーベル賞が西日本出身者に多い理由…」
https://diamond.jp/articles/-/187379?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
 全く説得力のない理由があげられてるが、私の仮説は、(東北・北海道は人口が少ないこと、)首都圏には徳川幕府の教育研究の負の伝統が残っているのに対し地方はこの伝統に「毒されていない」から、というものだがどんなものかしら?

<komuro>

≫太田さんがこれまで対話した傑出した知力の持ち主達と、どんな対話をされたのか、どこで傑出した知力を感じたのか、教えてもらいたいなあ。≪(コラム#10230。DZZC1L5Q)

 太田さんが対話した、その傑出した知力の持ち主達の多くは、ジェネラリスト(広範囲にわたる知識を持つ人)の気がします(ただし音楽を除く)。
 最近コラムによく登場する日本陸軍の幹部たちもジェネラリストですよね。
 私はスペシャリストが好きなのですが、ジェネラリストの方は良くわかりません。
 そのせいか杉山元・元帥がスゴイ人と言われてもしっくりこなくて。
 何かスペシャリストの一面を見せてくれると、話に入っていきやすいです。

<太田>

 そりゃ、いいポイントですね。
 スペシャリストの定義によるんですが、恐らく、帝国陸軍でも、杉山や岩畔らは例外であって、彼ら以外の大部分はスぺシャリスト達だったに違いない、と私は思っています。
 私のスペシャリストのイメージは、石原莞爾や辻政信なんですが・・。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 無理やり報道? 取材努力には敬意。↓

 「カルロス・ゴーンを斬った日産自動車「3人の侍」・・・」
https://blogos.com/article/343131/
 「ルノー、日産の人事案に賛成義務 取締役選任で2社協定・・・」
https://special.sankei.com/f/economy/article/20181204/0002.html

 日本の消えゆくポケベルへのオマージュ。↓

 Japan’s final pager provider to end its service in 2019・・・
https://www.bbc.com/news/world-asia-46448819

 どういうわけか、パイオニアの無線ヘッドフォンを絶賛。↓

 Pioneer DJ HDJ-X5BT Headphones Review: You Don’t Need to Be a DJ to Enjoy These Cans・・・
https://www.newsweek.com/pioneer-dj-hdj-x5bt-headphones-review-bluetooth-dj-wireless-headset-1244022

 僕んちのルーロは、フィルター亡失後も健気に頑張ってるよ。↓

 「「RULO(ルーロ)はロボットの未来だ」・・・」
https://getnavi.jp/homeappliances/317811/

 安倍経産省政権の腕の見せどころだな。↓

 「徴用工判決で新日鉄住金に差し押さえ通告 24日期限 菅長官「韓国政府の対応見極め」・・・」
https://www.sankei.com/politics/news/181204/plt1812040024-n1.html

 朝鮮日報は一心不乱。↓

 「「反日の代償」は高い・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/12/05/2018120580029.html
 <韓国民の親日性は変わらず。↓>
 「韓国人の海外旅行先検索 日本が不動の1位・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/12/05/2018120580024.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <「南京大虐殺生存者」の定義を知りたいもんだが、とにかく、みんな亡くなったらこの「問題」も終わりそう。↓>
 「さようなら!94歳の南京大虐殺生存者2人が2日間に相次ぎ死去・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/1204/c94475-9525289.html
 <日中交流人士モノ。↓>
 「東京で「中国改革開放40周年・中日経済貿易協力シンポジウム」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/1204/c94474-9525189.html
 <ここからは、サーチナより。
 こうして伝説は作られる。↓>
 「日本のトイレは「小窓」がなくても、嫌な臭いがしないのはなぜ?・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1672389
 <お馴染みのテーマだが、新材料が盛り込まれている。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事が指摘した「マンション購入にあたって日中で異なる4つの点」とは、「ベランダがタダで付いてくること」、「共用部分が価格に含まれないこと」、「設計やデザインが緻密であること」、「恒久的な資産となること」だと主張。こうした両国の相違は、「住宅に関する行政の基準の違いにある」と説明し、中国でマンションを購入する場合、1平米当たりの価格から計算するのは同じだが、そこに「壁、柱、ベランダ、共用部分の廊下、エレベーターの面積」も含めた全体の建築面積に占める1戸あたりの面積で価格を計算するので、日本の計算を見ると「ベランダがタダで、共用部分は価格に含まれない」ことは大きな驚きだと指摘した。
 また、中国のマンションの多くは内装が行われていない真っさらの箱の状態で売りに出されており、購入者が業者と相談しながら間取りを考えて行く場合が多い。ゆえに、「日本で売られているマンションは、専門家による緻密で機能的な設計がなされている」ことに衝撃を受けると指摘。内装を自分で行う煩わしさが無く、更に自分の意見を取り入れてもらうことも可能で、中国人としては羨ましく感じたようだ。さらに、日本では不動産は個人の所有物として保障されているので、家を購入しても土地は国家の所有物として管理されている中国とは大きな相違があると主張した。」
http://news.searchina.net/id/1672398
 <使いまわし記事。↓>
 「われわれが最もよく知っている日本語「バカヤロー」とは、単なる罵り言葉なのか?・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1672397
 <これもだ。↓>
 「訪日中国人観光客は増えたが・・・中国人にとって日本は、まだまだ「行きたいと思えば行ける場所」ではない!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1672407
 <これもまたそう。↓>
 「日本の「いずも型護衛艦」はもはや空母、なのになぜ日本は「護衛艦」との呼び方に固執するのか・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1672408
 <これもまたまたそう。↓>
 「中国人客が日本で美食を堪能できるのも治安が良いから「警察はさぞかし暇だろう」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1672429
 <ごく当たり前のことしか書かれていないが、力の入った日本に留学せよキャンペーン。↓>
 「・・・中国メディア・東方網は・・・日本での留学に適している中国人学生のタイプについて紹介する記事を掲載した。
 記事が最初に挙げたのは、異文化に興味を持っている学生だ。国際色豊かな日本の大学には、中国以外にも世界各地からやってきた留学生が集まっているため、日本の言葉や文化はもちろんのこと、それ以外の国・地域の言語、文化にも触れることができると説明した。
 2点めは、明確な目標や学術的に進む道を持っている学生とした。記事曰く、自分が求める専攻分野がはっきりと分かっているのであれば、日本の大学には学ぶ機会、研究する機会が中国の多くの大学とは比べ物にならないほど存在するとしている。
 3つめは、異なる学校運営、教育の構造に好奇心を持ち、違いを進んで受け入れることのできる学生だ。学校を選ぶ際には所在地や規模の大小といった基本的な要素に加え、教育スタイルや校風が自分の求めるものとマッチするかどうかを確認すべきだと指摘し、日本の勉学は自ら本をを読みこんで進めていくケースが多く、このようなスタイルを受け入れられるかがカギになると説明した。
 記事は最後に「インターネットを駆使して、目指すべき日本の学校を徹底的に研究することが必要だ。各学校のウェブサイトには、学術の環境や求めるものが詳細に記載されている。適切な比較と判断があってこそ、日本での留学はより有益な経験となり、大きなメリットになるのだ」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1672410
 <ウナギに焦点を当てるのは意外に初めてか?↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本人がうなぎを好む理由について考察する記事を掲載した。
 記事は、日本では江戸時代の頃からうなぎを食べる習慣があると伝え、日本人はうなぎが「滋養強壮に良い」と思っていると紹介。それゆえ日本では立春、立夏、立秋、立冬の18日前の「土用」にうなぎを食べる習慣が生じ、特に暑さが厳しくなる夏の土用は夏バテ防止や滋養強壮のためにうなぎを食べる習慣が定着したのだと紹介した。
 一方、うなぎは確かに美味しい魚であるとし、日本で広く食されるのも納得であることを強調。うなぎの蒲焼きのほか、寿司や天ぷら、うな重などは格別であり、蒲焼きのタレが染み込んだご飯もまた格別であると指摘、現代の日本ではうなぎは夏の土用に食すのが習慣となっているが「実際はどの季節に食べても、とても美味しいのが日本のうなぎ料理だ」と伝えた。
 中国でもうなぎの美味しさを知っている人は多いようで、記事には多くの中国人ネットユーザーから「うな重を見ていると、よだれが出てくる」などのコメントが寄せられていた。」
http://news.searchina.net/id/1672411
 <これは初めてだな。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「結婚式もする神社」を日本の変わった習慣として紹介する記事を掲載した。
 記事はまず、日本の神社は変わっていると紹介。タイの寺院とも中国の廟(びょう)とも違っていて、日本独特ながらも広東省の五爺廟がそれに近いとしている。記事の中国人筆者は、神戸旅行で中華街を散策してから生田神社を訪問したそうで、日本の神社文化を理解する窓口の1つになっていると感じたそうだ。日本の神社について、「壁と柱は朱色、屋根は紺色なのはどこも同じらしい」と紹介。敷地には本殿のほか、梅の花や森があり、外とは別世界となっていると伝えている。
 生田神社については、縁結びの神社となっていると紹介。筆者らが訪問した際にもちょうど神前結婚式が行われており、興味深く観察したようだ。日本人の婚礼はシンプルまた儀式的で、新郎新婦を中心に友人らは左右の椅子に座り、儀式の舞をする女性を見ていたと伝えている。
 旅行でたまたま日本の伝統的な結婚式を見ることができて、筆者は興味津々だったようだ。記事に対するコメントには、昔は中国も祠堂や先祖の前で式を挙げたというコメントあった」
http://news.searchina.net/id/1672416
 <これもそうだ。(例外的にサーチナによるコメントも転載した。)↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本の「退職代行サービス」を紹介する記事を掲載し、「日本だからこうした奇妙なサービスが成り立つのだ」と伝えている。
 日本はこれまで終身雇用制度が一般的だったが、近年は状況が変化してきており、転職も極めて普通のことになった。しかし記事は、日本では退職するのが中国ほど簡単なことではないことが多いとし、「日本人は周りに気を遣ったり、上司や会社から言い訳をされたりして、スムーズに退職できないことも多い」と紹介した。
 そこで、近年の日本では「退職を代行するサービス」が生まれたと伝えている。記事が紹介していた会社では、料金が5万円(約3000元)もするが、非常に多くの日本人がこのサービスを利用していると伝えつつ、日本のようにすでに成熟した社会でも「人のニーズは変化しており、ビジネスチャンスは常に存在する」ことを強調した。
 中国では日本以上に転職は一般的で、自分が評価されていないと感じれば人々はすぐに転職してしまう。また、中国人にとって転職はステップアップにおける当たり前の手段であるため、日本人のように周りに気を遣って退職を止まるようなことはほとんどないと言えるだろう。
 また、中国では工場などでは大型連休などで帰省した労働者と連絡がつかなくなってしまったり、企業に退職することも告げずに転職してしまうケースも多いと言われる。それゆえ企業側としては人材育成を行うモチベーションが高まらず、せっかく業務を覚えて一人前になったころに退職してしまうという頭の痛い問題も多いと言われている。」
http://news.searchina.net/id/1672449
 <犬と対で取り上げたのは初めて。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本と中国には国際的に非難を浴びることの多い食文化があると伝え、それは「日本人がクジラを食べること」、「中国人が犬を食べること」であるとし、これはどちらも「伝統的な食文化だ」と主張する記事を掲載した。
 日本には昔から鯨を食べる文化があった。また、現在も行われている調査捕鯨は、国際捕鯨取締条約に違反するとして国際的に批判の声が存在するのは事実だ。また中国や台湾、韓国の一部には犬食文化があり、こちらも動物愛護の考えから強い批判を受けている。台湾では犬猫の食用が法律で禁止され、違反して売買に携わった者には高額な罰金が課されるようになった。
 記事は、日本料理は世界から「繊細で美しい料理」として認められ、野蛮な評価からはほど遠い料理であると指摘。鯨肉の調理法も非常に繊細で、老舗の専門店では「刺身、しゃぶしゃぶ、また、様々な部位を色々な調理方法で提供し、客の舌を楽しませている」と紹介した。そして、こうした美食を見ると「長い年月をかけて極められた料理であることがわかる」と主張した。
 続けて、「かつて環境や動物愛護についての法律がなく、現代の文明的な考え方も存在しなかったころ、魚と野菜を中心に食べていた日本人にとってクジラを食べることは他の魚を食べるのと同じく、ごく自然なことであったはず」と主張。これは中国や韓国で犬を食べる文化があるのと同じであると論じた。また、こうした食文化のない国の人々からすると「野蛮で忌まわしい行為」として感じられるかもしれないが、中国の伝統的な概念のなかで「犬肉は牛肉と比較すると庶民にも手が届きやすい身近な肉だった」と説明した。」
http://news.searchina.net/id/1672451
——————————————————————————-

<K.K>

 太田さん、4K 42.5インチディスプレイ LG 43UD79-Bの購入に関してです。
 価格.comの最安価格は、今日現在で¥60,000です。

・Amazon ¥61,976
https://www.amazon.co.jp/dp/B071D9MTGQ?psc=1&SubscriptionId=0571BBGTQZ5YYPEDSY02&tag=kakaku-subtag-22&ascsubtag=kakaku-pc-pcother-22_B071D9MTGQ_K0000961786_0e3_35e8eb8c678243719f5d279176cf25406&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=B071D9MTGQ&me=AN1VRQENFRJN5

・ヨドバシ ¥68,190
https://www.yodobashi.com/product/100000001003532226/?kad1=1&utm_medium=cpc&utm_source=kakaku&utm_term=43UD79-B+%5B42.5%E5%9E%8B+IPS+4K%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%BC%EF%BC%883840%C3%972160%EF%BC%89+PIP%2F4%E7%94%BB%E9%9D%A2PBP%E5%AF%BE%E5%BF%9C+%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%82%B3%E3%83%B3%E4%BB%98%E3%81%8D%5D&xfr=kad

 一応、Amazonとヨドバシのレビューも一瞥してみてください。

 このディスプレイは、箱の大きさが下記リンクの画像ぐらいあり、ディスプレイの重さだけで15.9kgあります。
https://imgur.com/a/DXUcBzc
元動画
https://www.youtube.com/watch?v=HOAYfN5MDLM&t=88s
もしかすると、玄関からパソコン部屋まで太田さん一人では運べないかもしれません。運べそうもない場合は、金曜日に製品が自宅に到着するように注文して、オフ会前にオフ会参加者のどなたかに運ぶのを手伝ってもらってください。接続は難しくは無いと思いますので、日曜/月曜に接続を行っても、初期不良の場合の返品は間に合うと思います。(箱と梱包材は1周間ぐらい捨てないでください。)

 それから、DELLパソコン(XPS-8300)に関してですが、下記リンク画像の緑枠のHDMIポートがあるかどうかだけ確認して置いてください。
https://imgur.com/a/yOYVopq
(このディスプレイ購入後は、セカンドパソコンがDELLパソコンからASUSパソコンになると思いますから、DELLパソコンにHDMIポートが無くても、無ければ無いで問題ないです。)
———————————————————————

太田述正コラム#10233(2018.12.5)
<人間主義再考(その2)>

→非公開