太田述正コラム#10063（2018.9.11）
＜私の現在の事情（続X118）＞（2018.12.27公開）

１　内科医院

　７月に行きつけの内科医院に行ったところ、大森赤十字病院の私の（循環器の）主治医から、（同病院OBである）この医院の内科医に、時々、血液検査をしてあげて欲しいと言われたから、検査をやります、と言われ、３月に上記主治医に診てもらった折にはそんな話は出なかったのに、と怪訝に思いながら検査をしてもらいました。
　本日、「何もなければ、放置するところだが、大動脈解離をやっているので、尿酸値を下げる薬とコレステロールを少なくする薬を服用した方がいい」、というご託宣です。
　これで、常用薬が、降圧剤（２種）、と、（眼科医が処方する）白内障予防点眼薬、の３つだけだったのが、５つに増えてしまいました。
　とはいえ、これは、主治医の人間主義的配慮であるな、と感謝しつつ、服用するつもりです。
　その後、最寄りの薬局で薬の出てくるのを待っていると、この内科医の受付の女性が、小走りにやってきて、私の忘れ物の診察券と保険証を手渡してくれました。
　最寄りの薬局は２軒あるのに、迷わずに私の行きつけの薬局にやってきたところを見ると、医院と薬局との間で、患者に関する情報交換もやっているのかもしれない、と思った次第です。

２　薬局

　この薬局、前回訪れた７月にはこういうことがありました。
　私は、上に記した常用薬のほか、頓服薬として、抗アレルギー錠剤、及び、（眼科医が処方する）ドライアイ用点眼薬を使っているのですが、その時、私が求めないと処方されないはずの抗アレルギー錠剤まで出てきたので、「あれ、頼んでないのに処方されたみたいね」と薬剤師に言ったところ、取り消してくれ、やや小ぶりですが、買い物用布製バッグをお礼にと渡され、びっくりしました。
　このチェーン薬局以外でも、同様のことをやっているところはあるのかもしれませんが、外国ではそんな薬局、まずないんじゃないか、という気がしました。

３　歯科医院

　読者の示唆を受けて、結果的に行きつけの歯医者を変えてから、変えた当時の一連の治療が終わってからは、年に２回通院すればよいというので、前住所の時を含めた、これまでの歯医者達との余りにの違いに、未だに信じられない気持ちです。
　この２回の通院ですが、それも、歯科医院から、そろそろいらしてください、という通知がハガキで届く方式なのも奥床しいものがあります。

４　眼科医院

　眼科医については、自分のイニシアティブで変えたわけですが、こちらは、４か月に１度くらい、通院して、検査を受けた上で、薬を院内処方してくれるスタイルで、これまた、これまでの眼科医院とは、良心的な点において雲泥の差があります。
　２ヶ月ほど前に通院した際には、チョイ悪のニュースがありましたがね。
　初めて、明確な白内障の気が出てきた、というのです。
　視力が上がっているが、それは、初期の白内障でよくあることだ、という意外な話も出ました。

５　終わりに

　とまあ、こういう次第で、私は、確実に年をとってはきているものの、幸いにして、人間主義的な医療関係者達に現在は恵まれており、有難いことです。
　ご心配していただいているむきもあるかもしれませんが、私自身は、心理的には年齢を全く感じていません。
　（肉体的には、この前のように、かつて登れた場所に登れなくなった、といったことはあるわけですが・・。）
　何せ、こちらに引っ越してきてからというもの、熱が出たことすら、（大動脈瘤乖離という大けがを負った時を除いて、）一度もないのですからね。
　また、どんなにコラム執筆作業をしても、たまーに、午後に、（読者提供の）精力剤を飲もうかという気分になるだけで、寝るまで、概ね頭はクリアなまま、元気いっぱいです。
　こういう状態でいるうちに、せいぜい、やり残したテーマに係るコラム執筆、更には、新たな執筆テーマの発見、に勤しみたいと思っています。