太田述正コラム#10314(2019.1.15)
<皆さんとディスカッション(続x3953)>

<太田>(ツイッターより)

 「…深く戦争を憎<んだ>…私は日本の憲法や9条には、国家絶対主義を克服する『超近代』の理想が含まれていると思う…梅原猛…」
https://mainichi.jp/articles/20190114/k00/00m/040/072000c
 これだけで、彼が哲学者の名に値しない人物なのは明らかだな。
 京都学派には珍しく、戦後日本特有の純粋縄文人的「識者」だった。
 ご冥福を祈る。

 「日産社長、社内調査見ればルノー取締役会もゴーン氏解任支持…」
https://blogos.com/article/350963/
 「仏紙、ゴーンCEO解任を主張…ルノー日産連合の維持訴え…」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E4%BB%8F%E7%B4%99%E3%80%81%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%B3ceo%E8%A7%A3%E4%BB%BB%E3%82%92%E4%B8%BB%E5%BC%B5-%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%BC%E6%97%A5%E7%94%A3%E9%80%A3%E5%90%88%E3%81%AE%E7%B6%AD%E6%8C%81%E8%A8%B4%E3%81%88/ar-BBSfBUr?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp
 ルノー/仏政府側が、ゴーンの家族みたいな姿勢のままってことは、もはや、日産/三菱・ルノー連合の維持は不可能ってこと。

<太田>

 関連記事だ。
 既報だが・・。↓

 「ゴーン被告妻 日本の司法制度見直し訴え・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%B3%E8%A2%AB%E5%91%8A%E5%A6%BB-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%8F%B8%E6%B3%95%E5%88%B6%E5%BA%A6%E8%A6%8B%E7%9B%B4%E3%81%97%E8%A8%B4%E3%81%88/ar-BBSdKJs?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp

<pB31cpEF>

≫私の著書も3冊で終わりか。あ、これは、別の話だったな。≪(コラム#10312。太田)

https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/
 Amazonで電子書籍出版ならば無料で出せますね。
 無論、労力はタダでは済まないでしょうが・・。

<太田>

 毎日、ブログの形で「電子書籍出版」してますよ。
 その中には、「講演」原稿の形でまとめ的(書籍的)なものも含まれています。
 でも、読者数は少ないままです。
 少ないからこそ、紙での出版が困難なわけです。

<US>(昨日)

 <スライド>#4ですが、タイトルを “天皇 – 縄文性(人間主義)と弥生性(武)の最高権威にしてモード転換示唆者” としました。
 #4の左図は天皇が最高権威であることを説明するのには良いと思いますが、モード転換示唆者であることを説明するのは難しいと思います。
 弥生モードへの変換は、保元の乱の頃と思いますが、その保元の乱のタイミングは左図では、摂関政治と治天の君との間に起きた事象でこの図では表現されていません。
 治天の君以降は重層化が進む、つまり縄文モードへ戻っていくサマが説明できる図だと思います。
 一方、#3には、各天皇が “示唆” を行った事績が示されていますので、このページのタイトルは、”天皇 – 縄文性(人間主義)と弥生性(武)の最高権威” とし、モード転換示唆者の説明は、#3で行った方が良いかと思います。

<太田>

 では、そうしましょう。

<US>

 もともと貼り付けられていた画像を調べたところ、この画像は、戊辰戦争当時の錦の御旗であることがわかりました。
 この戊辰戦争当時の錦の御旗は画集としてまとめられ現在も国会図書館にあるようです
 国会図書館のデジタルライブラリよりオリジナルのデジタル画像を改めて切り取りして貼り付けています。
 西郷どんでも出てきたものなので馴染み安いと思います。
 錦の御旗というものが日月の二つあることを今回知りました
 神様レベルで、権威とそれを守る武力とにすでに重層化されているのにびっくりしました。

<太田>

 コラム#10238中の囲み記事で、私はそのことを初めて指摘したわけですが、皆さんには、コラム#10238案の全体を前倒ししてお送りしたところ、この囲み記事案を、それよりも更に前出ししてお送りしたのは、私自身が大いに驚いたからです。
 私が、相当以前から唱えてきていたところの、天皇がその中心に鎮座する、縄文性と弥生性からなる循環的な日本文明、という、我ながら相当ぶっとんだと思っていた仮説について、具体的裏付けが、誰もが「知っている」、旗、そして神社群、という形で象徴的に示されているではないか、とね。
 本件でも改めて考えさせられたのは、どうして、これまで、誰も、以上のような、気が付いてみれば拍子抜けするくらい当たり前のことを当たり前に気が付き、指摘しなかったのだろうか、ということです。
 一般の日本人は近過ぎ、一般の外国人は遠過ぎ、て気が付かなかった、ということなのか、いや、多分、そういうことではなく・・。

<US>

 返信ありがとうございます。・・・

<太田>

 USさん、#4について、左右を入れ替えてください。
 目的は、「重層」をキーワードにして、下掲に繋げるためです。
 そして、新しい#5を作ることとし、これまでの#以下を一つずつ繰り下げてください。
 この新しい#5ですが、3年前の第五回資料#13と#14の図、合計3つだけを取り出して、一つの資料にしてください。
 タイトルは、日本型経済体制、です。

<US>

 #4の左右を入れ替えました。
 ”重層” をキーワードにするということなので、右図表題 “最高権威と最高権力の分離” ですが、”権威と権力の重層化” にした方が話の内容にあった表題に思えるのですが如何でしょうか?

⇒権威と権力の分離及び統治の重層化 にしましょう。(太田)

 #5、作成してみました。
 なお、
・この3つの図はとても小難しいのでタイトルの下に軽い説明文をつけました。
・市場事大主義か、重層構造意思決定重視主義(=市場軽視)かを引き立てるために3つの図それぞれに市場(大)、市場(小)を色分けして大小を強調してみました。
・オリジナルの図では、日本型の方には労働市場は存在していませんでしたが、メインではありませんが、転職市場は存在しているので、労働市場(小)を加えました。なお稀れということを強調したくそこを結ぶ線は点線にしました。
・II型、III型は、欧米型経済体制、日本型経済体制に修正しました。
 ご趣旨に沿った内容になっているかご確認ください。・・・

⇒欧米型経済体制→英米型経済体制 で、取敢えずお願いします。(太田)

<太田>

 [スライド#5] <スライドそのものは省略。以下同じ。(太田)>の解説の修正<をお願いします。>

後奈良天皇は、私が、第一次弥生モードから第二次縄文モードへの転換を示唆した人物であると見ているところです

後奈良天皇は、私が、第一次弥生モードから第二次縄文モードへの転換を示唆した後陽成天皇の先達でもあると見ているところです

 <スライド群に係る解説の執筆は、>#4の左半分までしか行っていません。
 どうも、頭が余り働かず、手間取っています。
 で、下掲について、乞うご意見。

        記

[スライド#3]の解説の修正

 「さて、ポスト平成時代を目前にしている現在、日本は、再びモード転換を迫られています。」の後に、下掲を付け加える。

 「拡大弥生時代→第一次縄文モード」のモード転換示唆者は嵯峨天皇(786~842年。天皇:809~823年)です。
 彼は、平和な時代が到来したということでしょう、弘仁9年(818年)、弘仁格を発布して死刑を廃止したのです。
 この死刑の廃止は以後保元の乱まで338年間続くことになります。
 「第一次縄文モード→第一次弥生モード」のモード転換示唆者は、死刑の復活によって、いわば平和な時代が終わったことを宣言するとともに、日宋貿易の奨励に努め、開国の時代への復帰を寿いだのが後白河天皇/法皇(1127~92年。天皇:1155~58年:治天の君:1158~1179年、1181~92年)です。
 「第一次弥生モード→第二次縄文モード」のモード転換示唆者は、後陽成天皇(1571~1617年。天皇:1586~1611年)であり、彼は、秀吉による、朝鮮出兵に反対したり秀次殺害に不快感を示したりし、平和志向、豊臣忌避の姿勢を打ち出しています。
 「第二次縄文モード→第二次弥生モード」のモード転換示唆者は、孝明天皇(1831~67年。天皇:1846~67年)です。
 彼は、1846年8月に、幕府に外国からの脅威(異国船)に対して軍事的対策を採ることを求めたのですが、これは、対外問題に関して天皇が勅を幕府に下した最初のケースであり、外国からの脅威に対処すべき時代の到来を告げるものでした。
 「第二次弥生モード→第三次縄文モード」のモード転換示唆者は、昭和天皇(1901~89年。天皇:1926~89年)です。
 彼は、張作霖爆殺事件の時の田中義一首相の煮え切らない姿勢を叱責し、その結果、田中内閣の総辞職、田中の意気消沈死、という結果をもたらしたことで、対外政策の非軍事化を促した形になりました。
 [現在進行中のモード転換]のモード転換示唆者は、今上天皇です。
 陛下の2016年7月の生前退位の意向表明は、まさにそのためになされた、というのが私の考えです。

[スライド#4]の解説<の前半部分>

 以上、申し上げてきたことは、皆さんには聞き慣れない話ばかりだったかもしれませんが、私の妄想でないことはもとより、仮説ですらなく、事実である、と私自身は思っています。
 昨年のNHK大河の『西郷どん』を見ておられた方は、二竿の錦の御旗が何度か登場したことを御記憶ではないでしょうか。
 錦の御旗は、源頼朝が奥州合戦で、それぞれ、「伊勢大神宮」、「八幡大菩薩」、という神号の入った二竿の旗を用いたのに始まり、室町時代まで使われ続け、幕末の鳥羽・伏見の戦いで復活し、大いに威力を発揮したことで知られています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8C%A6%E3%81%AE%E5%BE%A1%E6%97%97
 前者の神(豊穣の神)を祭る最高の格式の神社が伊勢神宮であり、現在の祭主は今上天皇第一皇女の黒田清子さんです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E7%A5%9E%E5%AE%AE
 また、後者の神(武の神・・スサノオの子孫
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%B9%A1%E7%A5%9E )を祭る最高の格式の神社が大分県宇佐市にある宇佐神宮、と、この八幡市にある石清水八幡宮です。
 宇佐神宮には、今でも勅使が10年に一度派遣されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E4%BD%90%E7%A5%9E%E5%AE%AE
 そして、伊勢神宮とともに、当初は宇佐神宮が、鎌倉時代以降は石清水八幡宮が、二所(の)宗廟(皇室の氏神)の1つとされ、現在に至っています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E7%A5%9E%E5%AE%AE
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%97%E5%BB%9F
 ちなみに、石清水八幡宮は、清和源氏の内の河内源氏の(源義家、源頼朝ら)歴代棟梁達や、その係累にあたる足利氏や、その係累を称した徳川氏など、からも氏神として崇敬された
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E6%B8%85%E6%B0%B4%E5%85%AB%E5%B9%A1%E5%AE%AE
ところです。
 つまり、主たる豊穣・・平和、ないし縄文性、もしくは人間主義、でもいいと思います・・、と、従たる武・・弥生性でもいいと思います・・、の双方を、最高権威者である天皇が一身に体現していることが、天皇の象徴たる錦の御旗に示されている、というわけです。
 武家の棟梁達が、貴種、すなわち、源氏や平家のような天皇家の子孫でなければならなかったのは、武の源泉が天皇であったからであり、また、彼らの氏神が、天皇家の宗廟(氏神)の一つと同じなければならなかったのもそのためです。

<globalyst>

 [スライド#(11改め)5]<についてですが、>「戦国時代末期に生きた後奈良天皇は、…天皇がいかに国民ファーストの気持ち…を持ち続けていたかが、その言動からよく分かろうというものです。」

 『その言動』が分かりません。例によってスライド6あたりに出現するのでしょうか。

<太田>

 「解説」は、聴衆には、スライドと一体化した形で渡されます。
 私が「解説」を踏まえてレクをする時も、スライドを見せながら行うわけです。
 従って、スライドの中に書いたことを、全て「解説」(や私の話)の中で繰り返さない場合もありますし、当然のことながら、「解説」の中で言及したことが全てスライドに書かれているわけではありません。

<太田>

 如蘭会(日比谷高校同窓会)から連絡があったので、ご紹介しておきます。

▼探検ばくもん「日比谷高校”生きる力”の授業 東大合格都立No.1の次世代教育」
1月16日(水曜日)NHK総合 午後8時15分~午後8時43分
再放送 翌週水曜 午前4時02分~
▼NHKの番組紹介
http://www4.nhk.or.jp/bakumon/x/2019-01-16/21/9568/1665521/

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 その7分でしゃべった内容も無責任極まるものだったな。
 仏流エスプリで軽くかわす、くらいの芸当ができないかねえ。
 無能だとしか思えないし、そもそも、仕事が手につかないほど慌てふためいてる様子だし、旧皇族の名誉のためにも、早くお辞めになった方がよろしゅおまっせ。↓

 「竹田恒和JOC会長の潔白会見はわずか7分「逃げ恥」作戦に記者から怒りの声噴出・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E7%AB%B9%E7%94%B0%E6%81%92%E5%92%8Cjoc%E4%BC%9A%E9%95%B7%E3%81%AE%E6%BD%94%E7%99%BD%E4%BC%9A%E8%A6%8B%E3%81%AF%E3%82%8F%E3%81%9A%E3%81%8B7%E5%88%86%E3%80%8C%E9%80%83%E3%81%92%E6%81%A5%E3%80%8D%E4%BD%9C%E6%88%A6%E3%81%AB%E8%A8%98%E8%80%85%E3%81%8B%E3%82%89%E6%80%92%E3%82%8A%E3%81%AE%E5%A3%B0%E5%99%B4%E5%87%BA/ar-BBSgeWk?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp#page=2

 世界が良い方向に向かってるってことなんだろな。
 とりわけ、ロシアの自殺率が、ソ連当時まで下がったのは興味深い。
 プーチンの乱暴な先祖返り的対外政策が国民に安心感を与えてるのかも。
 それにしても、相変わらず、日本の自殺率は高いね。↓

 The global suicide rate has seen a net decline.・・・
https://www.csmonitor.com/World/Progress-Watch/2019/0114/The-global-suicide-rate-has-seen-a-net-decline.-What-caused-it

 習ちゃん、軍事攻勢、何とか頑張ってくれてんのね。
 (それはさておき、文中にも出てくるが、(宗主国サマが、冷戦時代に日本に命じたところの、)スクランブルなんて、基本、止めちまったら?
 このご時世、いきなり開戦なんてありえないんだから・・。↓

 China turns up heat in Japan’s skies, less so in South Korea・・・
http://www.atimes.com/article/china-turns-up-heat-in-japans-skies-less-so-in-south-korea/

 自らを省みてモノを言え!↓

 China Is a Dangerous Rival, and America Should Treat It Like One・・・
https://www.nytimes.com/2019/01/14/opinion/us-china-trade.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 日中交流人士モノ。↓>
 「北京のIT企業による「AI自動運転パーク」が日本に建設・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0115/c94473-9537809.html
 「人間性と感情に迫る東野圭吾の名作「回廊亭の殺人」が中国で舞台化・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0114/c94689-9537519.html
 「2019年の中日友好成人式が北京で開催・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0114/c94473-9537557.html
 「日本の国民的ブランド・鎌倉シャツが天猫に出店も苦戦・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0114/c94476-9537389.html
 <毎度、ご心配をいただき・・。↓>
 「減速リスクに直面している日本経済 その背景は?・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0115/c94476-9537785.html
 <それどころか、日露交渉までご心配いただき・・。↓>
 「日本外相が訪露 困難な交渉に直面・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0114/c94474-9537558.html
 <その一方で、日本から貪欲に学べと声を枯らす。↓>
 「高まる日本への「聖地巡礼」熱 中国企業も発展模索・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0115/c94476-9537823.html
 <そして、日本定住を勧める。↓>
 「日本の「空き家バンク」が若者を田舎に誘致・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0115/c94689-9537825.html
 <ここからは、サーチナより。
 定番。↓>
 「サービスエリアを見るだけで分かる「わが国の観光インフラは日本に完敗」・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1674590?page=1
 <これもだ。↓>
 「日本で暮らす中国人の目に映る「ごみ分別」、厳しすぎるが「簡単に真似できるものじゃない」・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1674592?page=1
 <これもまたそう。↓>
 「日本のお年寄りはなぜ働くの? 働かざるを得ないのか、働くのか好きなのか・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1674595?page=1
 <これもまたまたそう。↓>
 「ラーメンにチャーハンを組み合わせるなんて! 「日本人は常軌を逸している」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1674619?page=1
 <定番の話だが新視点からアプローチ。↓>
 「・・・中国メディアの快資迅・・・記事はまず、過去の歴史を例に挙げ、「経済でも軍事面でもアジア諸国の発展は比較的緩やかであり、先進国として抜きんでる国は日本を除くと出てこなかった」と指摘。一方、日本は第2次世界大戦の敗戦などの苦境を跳ね除け、アジア随一の先進国となるまでに成長することが出来たとし、その要因とは何かと問いかけた。これは海外メディアでもこれまで話題に上がってきたが、1つの答えとして「米国の存在が大きい」と言われていると伝えた。
 まず、日本は敗戦国となったが、「実際に米国が日本本土に与えた被害は、他国と比較すれば少ない」と主張し、日本はそれまで培ってきた科学と工業技術を基礎として発展を遂げ、数十年でアジアの経済強国となるまでに飛躍することができたと分析している。また、こうした日本の実績を見て米国は後に日本に支援を与え、経済発展を助けてきたと指摘した。
 また、日本は軍隊を保有していないが、米国と安全保障条約を締結し、相互に協力関係にあるゆえに、「米国が持つ巨大な軍事力の庇護下にあることも、日本が経済発展を遂げることができた要因である」と考察した。」
http://news.searchina.net/id/1674599?page=1
 <同じく。↓>
 「・・・中国メディア・東方網<は、>・・・日本の農業は農村労働力の不足、生産規模の小ささから農業だけで生活していくことが難しいという問題に加え、生産コストの高さから日本の農作物は国際的な競争力を持たず、貿易保護レベルが低い品種からどんどん輸入品に取って代わられてしまう状況にあると紹介。これが日本の自給率をさらに下げ、国民の食の安全も脅かすリスクになるとしたうえで、「日本はすでに生産段階において農作物の競争力を高める自信を失っており、それゆえに小規模かつ高品質な農業という路線に進まざるを得なかったのだ」と論じた。
 一方で記事は、土地が狭いこと、急速かつ大規模な工業化発展を遂げたこと、さらに農村の労働力流失、労働コストの上昇といった要素が重なって、日本の農業の機械化が急速に進む土壌がつくられたと説明。農業離れが進む中で、経済成長で得た潤沢な資本を肉体労働と置き換え、生産効率を高める努力が行われてきたとも伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1674611?page=1
 <日本人ファン顔負け。↓>
 「自身も認めた長友佑都の「ハンド疑惑」に中国の日本代表ファン「そもそも試合内容自体が問題」・・・中国版ツイッター・微博・・・」
http://news.searchina.net/id/1674591?page=1
 <ちゃうの。日本の指導層は、実は先の戦争の時から米国を利用することを考えてて、日本人の多くにその記憶が潜在意識の中に残っているところ、その通りになってるから、「いいこ」だと米国を見がちだってことなんだよ。↓>
 「・・・中国メディアの捜狐<は、>・・・中国は日本を侵略したこともなく、何千年も心が広く優しい国だった」と主張、戦後の賠償も放棄した中国を恨むのはおかしいとしている。一方、日本は米国を恨む十分の理由があると記事は指摘。米国は原子爆弾を投下したうえ、日本軍への対応も残酷だったにも関わらず、日本は戦後米国に対して憎むどころか協力的な態度を示したことが納得いかないようだ。
 記事は、日本としては自国の利益のために戦後米国と協力するようになったと分析。敗戦国として政治的な地位もなく、軍事面ではより厳しい制限を与えられ、米国に保護を頼むほかなかったのだとしている。
 そして、米国を恨むどころか尊敬すらする態度は主に米国が「強者」だからだと主張。日本は「強いものに巻かれ弱いものをいじめる」習性があり、だからこそ「弱者」だと見下して中国を恨んできたのだろうと持論を展開した。」
http://news.searchina.net/id/1674622?page=1
 <おっしゃる通り。↓>
 「多額の借金を抱える日本、対GDP比債務比率は中国を大きく上回る・・・中国メディアの一点資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1674624?page=1
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太田述正コラム#10315(2019.1.15)
<映画評論53:ラ・ラ・ランド(その2)>

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