太田述正コラム#11797(2021.1.24)
<皆さんとディスカッション(続x4693)>

<太田>

 コロナウィルス問題。↓

 <コロナ禍下に寿命にならないでね。↓>
 「・・・死者は83人増えて計5064人となった。・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL250V00V21C20A1000000
 <狂気の人々、米国人。↓>
 83 Percent of Americans Support Wearing Masks, But Only Half Wear Them: Poll・・・
https://www.newsweek.com/83-percent-americans-support-wearing-masks-only-half-wear-them-poll-1563944

 それでは、その他の記事の紹介です。

 単なるエンターテインメントの大河、大海目前。↓

 「麒麟 秀吉蔵之介が予告「本能寺がらり変わる。理屈では…」次回「愚か者め」吐き捨て・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%e9%ba%92%e9%ba%9f-%e7%a7%80%e5%90%89%e8%94%b5%e4%b9%8b%e4%bb%8b%e3%81%8c%e4%ba%88%e5%91%8a%e3%80%8c%e6%9c%ac%e8%83%bd%e5%af%ba%e3%81%8c%e3%82%89%e3%82%8a%e5%a4%89%e3%82%8f%e3%82%8b%e3%80%82%e7%90%86%e5%b1%88%e3%81%a7%e3%81%af%e2%80%a6%e3%80%8d-%e6%ac%a1%e5%9b%9e%e3%80%8c%e6%84%9a%e3%81%8b%e8%80%85%e3%82%81%e3%80%8d%e5%90%90%e3%81%8d%e6%8d%a8%e3%81%a6/ar-BB1d13TD?ocid=UE03DHP

 信雄論を考えるヒマが私に残されているんだろうか?
 いや、そもそも、信雄なんてムシしていいんだろうか?↓

 「・・・本能寺の変、そして、山崎の戦いを経た後の清洲会議で、織田家の家督は信長の長男・信忠の子でわずか3歳の三法師に決まりました。本来なら、長男・信忠亡き後、次男の信雄に順番が回ってくるところですが、三男・信孝を柴田勝家が推していて、それを巡る確執があり、次男でありながら信雄は家督を継ぐことができませんでした。
 このことが2年後の1584年に繰り広げられた小牧・長久手の戦いの伏線となります。信雄は徳川家康と組んで、秀吉の織田家簒奪の動きを食い止めようとしますが、秀吉からの単独講和の申し入れを受け入れてしまいます。信雄としては本意ではなかったかもしれませんが、何とか保身を図ることができました。ところがその後、転落の人生が始まります。
 秀吉による小田原攻めの論功行賞で、それまで、駿河・遠江・三河・甲斐・信濃の5カ国を領していた家康が関東の北条氏遺領に移され、その空いた5カ国への転封が信雄に命じられたのです。それまで、信雄は尾張・伊勢の2カ国でしたので、5カ国への栄転ということになるのですが、信雄は「このままで結構です」と転封を辞退してしまいます。信雄は遠慮しての辞退のつもりだったのかもしれませんが、秀吉はこれを「転封拒否」と受け取りました。
 結局、下野への追放を申し渡され、捨て扶持として2万石を与えられるだけになってしまったのです。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e3%80%90%e6%88%a6%e5%9b%bd%e6%ad%a6%e5%b0%86%e3%81%ab%e5%ad%a6%e3%81%b6%e3%80%91%e7%b9%94%e7%94%b0%e4%bf%a1%e9%9b%84%ef%bd%9e%e3%80%8c%e5%9b%bd%e6%8c%81%e3%81%a1%e3%80%8d%e3%81%8b%e3%82%89%e8%bb%a2%e8%90%bd%e3%82%82%e3%80%81%e8%bf%91%e4%b8%96%e5%a4%a7%e5%90%8d%e3%81%a8%e3%81%97%e3%81%a6%e7%94%9f%e3%81%8d%e6%ae%8b%e3%81%a3%e3%81%9f%e6%95%b0%e5%a5%87%e3%81%aa%e4%ba%ba%e7%94%9f%ef%bd%9e/ar-BB1d29Zr?ocid=UE03DHP

 今でも弥助のことを知っている日本人は少なくないが、日本人の黒人差別意識の希薄さは当時から?↓

 <ところで、「アフリカ・・・北東部のコートジボワール」はいけませんや。↓>
 「・・・弥助の出自については詳細な記録がないものの、アフリカ南部・現在のモザンビーク、または北東部のコートジボワール出身とする説が有力だ。・・・
 <っこの>弥助を、世界のメディアが取り上げている。
 英BBC(1月20日)は、「信長が弥助に士分を与えた当時、日本人ではない武士は存在しなかった」と述べ、弥助の待遇がいかに慣例破りのものであったかを強調している。信長が「弥助の巧みな話術に興味を引かれたのだろう」と見る意見も紹介して<いる。>・・・
 彼の活躍は書籍化<も>されており、その一つに『African Samurai: The True Story of a Legendary Black Warrior in Feudal Japan』がある。政治や宗教などさまざまな側面を絡めてドラマチックに綴るこの書籍は、米アマゾンで星4.4を獲得するなど好評だ。米CNN(2019年8月11日)は、著者であり日本史を研究しているロックリー・トーマス氏の解説として、「人々は彼の姿を一目見たい、そばに行きたいと躍起になった」と述べている。黒い木像で表現されることの多い大黒天になぞらえ、弥助と出会ったばかりの信長は、彼のことを神の化身だとすら考えていたという。・・・
 現在、ハリウッドで実写映画の企画が進められており、すでにチャドウィック・ボーズマンが弥助役に決定している。ボーズマンは、マーベル世界の一角を成し黒人ヒーローが活躍するアクション作品『ブラックパンサー』で主演を務める人気俳優だ。
 主演決定を報じるハリウッド・レポーター誌は、1580年代に日本の戦国武将・織田信長に仕えたアフリカ出身の侍についてのストーリーであり、武士の身分を獲得したアフリカ人として唯一よく知られている人物だと伝えている。主演のボーズマンは、単なるアクション作品ではなく、文化や人々の交流を描いた映画になると述べており、出演にあたり高い意欲を見せている。
 ネットフリックスでは、アニメ化のプロジェクトが進行中だ。原題『YASUKE』の名で登場予定のこの作品は、忠実な歴史ものというよりは、弥助を題材としたファンタジー作品になる模様だ。浪人となった弥助が邪悪な力に対抗するため、再び刀を握るという概要が予告されている。本能寺の変以降の活躍を想像力たっぷりに描く作品となることだろう。声の出演は、『アトランタ』のキース・スタンフィールドなどだ。・・・」
https://newsphere.jp/culture/yasuke_african_samurai/?utm_source=nativeocean&utm_medium=cpc_no_ob_msn&utm_campaign=yasuke_african_samurai_cpc_no_ob_msn

 日・文カルト問題。↓

 <韓国の大大大勝利。「敵」強し。↓>
 「・・・累計死者数は前日より12人増えて1349人。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/01/24/2021012480008.html
 <あたぼうよ。↓>
 「韓国政府、慰安婦勝訴判決に…「日本に追加請求しない」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/274754
 <言葉じゃなく行動をって言ってるだろー。↓>
 「「韓国は慰安婦賠償確定判決の是正を」…茂木外相が談話・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/274747
 <与野党の共同責任に決まってんだろ。↓>
 「韓国野党「『天皇陛下』と呼んだ姜昌一大使…朴政権のせいにするなら帰ってくるべき」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/274755
 <朝鮮日報よ、本文にない見出しをつけて惑わせるなって。↓
 「韓日関係悪化、危機意識すらない韓国政府・・・
 韓日両国が成熟した市民に生まれ変わるには、国際司法裁判所をひたすら拒否ばかりしてはならない。解決策がないのが問題なのではなく、意志がないから解決できないという点に留意しなければならない。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/01/22/2021012280009.html
 <中央日報よ、そんなことを日本人に言わせてどうすんの?↓>
 「「バイデン政権の米国、日本をさらに必要とする…日韓関係介入には限界」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/274751
 <教祖が嫌いだからと言って、東京五輪を目の敵にするなー。↓>
 「IOC「東京五輪、参加選手全員にワクチン接種」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/274752
 「無観客・中止時には莫大な経済的損失…東京五輪の運命は・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/274757
 「日本で続く新型コロナの感染拡大…IOC、東京五輪無観客強行の意志・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/274758
 
 地理的意味での欧州諸国の中では初めてバイデンと電話会談って言うってことは、一番最初はカナダだったんかしら?↓

 ・・・After winning the presidential election, Mr Biden phoned Mr Johnson ahead of other European leaders and expressed his desire to strengthen the historic “special relationship” between the two countries.
https://www.bbc.com/news/uk-politics-55783781

 文明を自らの意思で、作り変えた日本、作り変えつつある中共、は、どっちも人類史上の奇跡。↓

 <変わらない、変えられないロシア。↓>
 Alexei Navalny: ‘More than 3,000 detained’ in protests across Russia・・・
https://www.bbc.com/news/world-europe-55778334
 Navalny wants to take on the Kremlin. Are Russians listening?–WHY WE WROTE THIS–Alexei Navalny is often seen in the West as the heroic challenger to Vladimir Putin’s rule. But how many Russians really know who Mr. Navalny is, let alone view him as a force for positive change?・・・
 One poll, conducted last September after he was poisoned – allegedly by Russian security operatives – found that public awareness of Mr. Navalny had grown significantly, and that approval of his actions had risen from 6% seven years earlier to 20%. But disapproval also jumped over the same period, from 35% to 50%.・・・
 The political tensions have the flavor of other personal feuds in Russian history between an almighty ruler and a hopeless challenger whose main claim is to moral authority, as expressed in the long-ago correspondence between Czar Ivan the Terrible and his exiled nemesis, Prince Kurbsky. So too the vendettas between Josef Stalin and Leon Trotsky; Mikhail Gorbachev and Boris Yeltsin; and, in an earlier phase of the Vladimir Putin era, the Kremlin leader and the imprisoned tycoon Mikhail Khodorkovsky.・・・
 “There is no systematic approach,” says Gleb Pavlovsky, a former Putin adviser turned critic. “They act like this because there are different departments that are not on the same page about what to do. Lately Putin doesn’t seem able to consolidate them, so they act independently and the result looks like chaos.”
 Ms. Lipman argues that the Kremlin is evolving into a more repressive regime, and that is why the issue of how to handle Mr. Navalny is coming to a head.・・・
https://www.csmonitor.com/World/Europe/2021/0122/Navalny-wants-to-take-on-the-Kremlin.-Are-Russians-listening
 <イスラムは、伝播地域のイスラムより前の文明をことごとく根こそぎ滅失させ、それをイスラム文明で置き換え、もはや、それを作り変えることはほぼ不可能に。
 (金一家カルトと北朝鮮、文カルトと韓国、もそうなる? それとも、「文明」じゃないから大丈夫?)↓>
 A Decade On, Silence Fills Egypt’s Field of Broken Dreams–In 2011, Tahrir Square was at the vanguard of popular uprisings known as the Arab Spring. But hopes for a democratic Egypt were crushed and the historic square given a sterile new look.・・・
https://www.nytimes.com/2021/01/23/world/middleeast/egypt-arab-spring-tahrir.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 日本のアニメの威力。↓>
 「日本アニメ「はたらく細胞」が中国中央テレビで放送・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2021/0123/c206603-9812350.html
 <ここからは、サーチナより。
 「勇気」は「縄文的弥生性」であり、習ちゃんが、ついに、日本文明に弔鐘を鳴らした。↓>
 「中国のポータルサイト・百度・・・記事は、かつてソニーやパナソニック、東芝といった日本の大手メーカーは綺羅星のような存在であり、到底追いつけるような存在ではなかったとする一方で、今やこれらの「綺羅星」は商品を選ぶうえでの単なる選択肢の一つとなり、もはや「到底手の届かない神聖さ」も失われてしまったとの考えを示した。
 また、多くのハイエンド技術分野において日本はなおも大きな強みを持っており、ほぼライバルがいない分野も少なくないと指摘する一方で、「日本のイノベーション環境を見てみると、まるで時間が止まってしまったようであり、若い人たちの活躍も、新たなブランドも見えてこない」と評した。
 そして、保守的な高齢者が増え、若い世代に「闘志」が不足する中で、将来の日本に残された立ち位置は頑固な「職人」しかないと主張。「失われた20年の中で失った勇気を取り戻そうとする人はいないのだろうか」としている。
 記事は最後に、「向上する勇気を失った日本は、もはや世界で競い合う資格を放棄してしまったのである」と結んだ。」
http://news.searchina.net/id/1696272?page=1
 <初めてかも。↓>
 「・・・中国メディアの百家号・・・記事はまず、みそ汁が日本人にとっていかに重要かについて紹介。ある日本映画に、がんで余命が残りわずかだと知った母親が、5歳の娘に「ごはんさえ作れれば生きていける」と、最初にみそ汁の作り方を教えるというシーンがあると伝えた。一見すると簡単に作れそうに見えるみそ汁だが、日本人の食生活に欠かせない栄養豊かなスーパーフードであることを紹介した。 
 次いで、みそ汁がいかに健康に良いかについて紹介。古代中国の醤(ひしお)を元に発展した「味噌」は、主原料である大豆が栄養豊富なうえ、発酵過程で栄養も吸収力もアップすると伝えた。腸内環境を整え、コレステロールを抑制したりと、健康に良い効果が期待できる料理であると伝えた。
 日本では古くからみそ汁が広まっており、元禄時代にはすでに、「みそ汁を毎日欠かすべからず。血色が良くなり毒消しになる」という記録が残っていると、みそ汁がいかに日本人の生活に脈々と受け継がれているかを紹介している。」
http://news.searchina.net/id/1696273?page=1
 <定番。↓>
 「中国高速鉄道で駅弁を買った日本人が「唖然」とした理由・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1696274?page=1
 <同じく。↓>
 「日本の寝台列車は中国と全然違う、見たら体験しに行きたくなる!・・・中国のポータルサイト・百度・・・」
http://news.searchina.net/id/1696276?page=1
 <これもそう。↓>
 「日本の子どもが中国より「健康的」なのは一体なぜなのか・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1696275?page=1
 <これもまたそう。↓>
 「中国が日本との大きな差を感じざるを得ない、5つの工業分野・・・中国のポータルサイト・百度・・・」
http://news.searchina.net/id/1696277?page=1
 <間歇的定番。↓>
 「訪日中国人の中でなぜか多い上海人 その理由とは・・・中国メディアのテンセント・・・」
http://news.searchina.net/id/1696278?page=1
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太田述正コラム#11798(2021.1.24)
<亀田俊和『観応の擾乱』を読む(その41)>

→非公開