太田述正コラム#1312(2006.6.22)
<コラム有料講読のお願い(続x6)>
(前回のコラムで、私の編集ミスで、有料講読申込者お二方のお名前を消し忘れたまま上梓してしまいました。ブログとHPでは消しておきましたが、大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。)
1 有料講読を検討されている読者からの質問状
太田さんこんばんは。
有料化後の購読を検討中ですが、2-3の希望をかなえていただけないでしょうか。
1、一つ一つが、一篇の論文としてはすこし物足りない。テーマ一つについて、せめて2回か3回で完結していただきたい。
2、引用した資料が見づらい。少なくとも、田中 宇氏のメールマガジンは資料を見るのが極めて簡便です。
資料を示すとき、行を変えればもう少し見やすくなると思うのですが。
3、他論文を批判されるのは勿論構わないのですが、その根拠ははっきり示していただきたい。
4、マニアックな趣味の領域に関するものはときどきにして、時事に関するものを中心にすえていただきたい。
5、太田さんの自信のある領域を明示して、マガジンに関係あるものについては、一年に何回かは質問を受け付けていただきたい。
見直してみると、そう困難なものが見当たりません。いくつかでも善処していただけたら、購読します。
マガジン上ででもよろしいですから、お返事いただけたら幸いです。
2 とりあえずの回答
(1)1について
1回のコラムの分量が、初期の頃に比べて短くなっているのは事実です。
しかし、現在の1回コラムの分量が、私にとっては最適です。
その分量の中に、一つのテーマが収まる場合もあれば、収まらない場合もある、ということであり、一つのテーマをすべてコラム2回分以上で書け、と言われても、それは不可能です。
コラムの平均一日一回以上の執筆・送付という高い頻度を保証させていただいておりますので、ご関心のないテーマのものは読み飛ばしていただく、ということでいかがでしょうか。
(2)2について
これは、ご希望に沿えると思います。
(3)3について
このご指摘は、率直に申し上げて意外です。
私は他人の書かれたものの批判を含め、自分の見解を申し述べる時には、最大限その典拠をお示しすることに配意してきたつもりです。
(4)4について
例えば、私のアングロサクソン論だって見方によっては「マニアックな趣味の領域に関するもの」かもしれません。
何がマニアックかは、読者の個々のご判断におまかせし、そう思われたコラム(シリーズ)は、読み飛ばしていただくしかないのではないでしょうか。
(5)5について
このご要望は、いささか趣旨が良く分かりません。
一年に何回などとおっしゃらずに、いつでもメールで、あるいは私のホームページの掲示板上でご質問をお寄せ下さい。
3 コラム#1308での某読者のご意見について
>貴方の論説中、学歴偏重、先輩・後輩・知人についての気配り的表現は論説に「ひづみ」がでるように思います。
私は自分では、学問の重要性は強調しつつも、学歴の重要性を指摘したことはないと思っているのですが・・。
また、私ほど遠慮容赦なく「先輩・後輩・知人」を批判する人間もめずらしいのではないでしょうか。
4 他の皆さんもご意見を
有料化を目前にして、太田述正コラムは大きな節目を迎えています。
他の読者の皆さんも、この際、どしどしご意見、ご叱正をお寄せ下さい。