太田述正コラム#14511(2024.10.10)
<皆さんとディスカッション(続x6043)/映画評論149:マイノリティ・リポート>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<そんなことより、自衛隊部隊の公式訪問を!↓>
「「全ての自衛隊の方々に感謝と敬意を表したい」 彬子さまが「国民の自衛官」表彰式へ 能登半島地震の輸送貢献などを表彰・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%85%A8%E3%81%A6%E3%81%AE%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E3%81%AE%E6%96%B9%E3%80%85%E3%81%AB%E6%84%9F%E8%AC%9D%E3%81%A8%E6%95%AC%E6%84%8F%E3%82%92%E8%A1%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%84-%E5%BD%AC%E5%AD%90%E3%81%95%E3%81%BE%E3%81%8C-%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%AE%E8%87%AA%E8%A1%9B%E5%AE%98-%E8%A1%A8%E5%BD%B0%E5%BC%8F%E3%81%B8-%E8%83%BD%E7%99%BB%E5%8D%8A%E5%B3%B6%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E8%BC%B8%E9%80%81%E8%B2%A2%E7%8C%AE%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%82%92%E8%A1%A8%E5%BD%B0/ar-AA1rXz8z?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=07cf9699e7f345fa8dd536822b499b85&ei=235
ウクライナ問題。↓
なし。
ガザ戦争。↓
なし。
それでは、その他の国内記事の紹介です。
お定まりのNYタイムス様流のバカバカしい記事。↓
For L.G.B.T.Q. people in Japan, to live openly is a radical act.–Figuring out who they are can be an isolating struggle.–We spoke with eight Japanese about how they discovered their identities.–But gender and sexual identity is only a part of who they really are.・・・
https://www.nytimes.com/2024/10/09/world/asia/lgbtq-japan.html
日・文カルト問題。↓
<日韓交流人士モノ。↓>
「レーシング大会で会う現代車・トヨタ会長…「水素自動車」で提携か・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/324725
<片面的日韓交流人士モノ。↓>
「<大リーグ>大谷の秋の野球は続くのか…今日が分岐点・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/324736
<報道価値なし。↓>
「尹大統領 ラオスで石破首相と初会談へ・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20241009002900882?section=politics/index
<それが何か?↓>
「韓国による独島周辺の海洋調査 日本が5年間で75回妨害・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20241010000600882?section=politics/index
<文カルト健在?↓>
「日本語版がない?韓国外交部ウェブページに起きた異変に、韓国ネットから批判続出・・・韓国・京郷新聞・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b941721-s39-c100-d0191.html
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<邦語媒体より。↓
やったぜ。↓>
「「最悪の大失態だ!」日本の“50年ぶりの快挙”に屈した卓球女子代表を中国メディアが厳しく糾弾!「嫌な予感が的中」「商業主義のツケだ」【卓球アジア選手権】・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/sports/other/%E6%9C%80%E6%82%AA%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%A4%B1%E6%85%8B%E3%81%A0-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE-50%E5%B9%B4%E3%81%B6%E3%82%8A%E3%81%AE%E5%BF%AB%E6%8C%99-%E3%81%AB%E5%B1%88%E3%81%97%E3%81%9F%E5%8D%93%E7%90%83%E5%A5%B3%E5%AD%90%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%82%92%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%81%8C%E5%8E%B3%E3%81%97%E3%81%8F%E7%B3%BE%E5%BC%BE-%E5%AB%8C%E3%81%AA%E4%BA%88%E6%84%9F%E3%81%8C%E7%9A%84%E4%B8%AD-%E5%95%86%E6%A5%AD%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%AE%E3%83%84%E3%82%B1%E3%81%A0-%E5%8D%93%E7%90%83%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E9%81%B8%E6%89%8B%E6%A8%A9/ar-AA1rYTku?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=6fc6ba046983484db8f9a726de4e89ee&ei=22
「<卓球>50年ぶり快挙!日本女子団体が中国破り優勝=中国ファンの怒りの矛先は・・・監督・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b941763-s25-c50-d0052.html
「<卓球>50年ぶり中国破り優勝の日本女子、表彰式での様子が「謙虚」と話題に=「逆に中国チームは・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b941764-s25-c50-d0052.html
<どーでもいえーがな。↓>
「シンガポールメディア聯合早報は「日本の政界はどうしてカレーライスが好きなのか」と題した記事を掲載した。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b941692-s25-c100-d0193.html
<強盗だっちゅうのに。↓>
「大阪市で中国人観光客が刃物で切り付けられた事件をめぐり、中国のSNS上で不満の声が上がっている。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b941720-s25-c30-d0052.html
<太田>
–冬物–
昨日、クリーニング店から持ち帰ったズボンのうちの一着を本日から履き、半ズボンと別れを告げた。
--映画評論149:マイノリティ・リポート--
「『マイノリティ・リポート』(Minority Report)は、2002年に公開された<米>SF映画。ドリームワークスによって製作され、20世紀フォックス映画によって配給された。フィリップ・K・ディック<(注1)>の短編小説『マイノリティ・リポート』・・・を原作としてスティーヴン・スピルバーグが監督を務め、トム・クルーズが主演した。・・・
本作は「ジョン・アシュクロフト司法長官により、9.11以降<米国>政府が国民の情報を管理しようとしていること」に対しての政治的問いかけを含んでおり、政府が未来を予測できるようになればどうなるかを描いている。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88
(注1)「フィリップ・キンドレド・ディック(Philip Kindred Dick<。1928~1982年>)は、<米>SF作家。・・・カリフォルニア大学バークレー校・・紐帯<。>・・・
ディックの小説は社会学的・政治的・形而上学的テーマを探究し、独占企業や独裁的政府や変性意識状態がよく登場する。後期の作品では、形而上学と神学への個人的興味を反映したテーマに集中している。しばしば個人的体験を作品に取り入れ、薬物乱用や偏執病・統合失調症や神秘体験が『暗闇のスキャナー』や『ヴァリス』といった作品に反映されている。・・・
彼のいくつもの作品が映画化された。生前の『ブレードランナー』、死後の『トータル・リコール』、『スキャナー・ダークリー』、『マイノリティ・リポート』である。『バルジョーでいこう!』のような一般映画も、ディック作品を原作として生まれている。2005年、タイム誌が1923年以降の英米の小説ベスト100を掲載し、そこにはディックの『ユービック』も含まれていた。2007年、ディックは、SF作家として初めて The Library of America series に収録された。・・・
5回結婚し、2人の娘と1人の息子をもうけた。すべて離婚して解消されている。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BBK%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF
この映画の英語ウィキペディアは、この映画を、cyberpunk(注2) action film、にジャンル分けしている。
https://en.wikipedia.org/wiki/Minority_Report_(film)
(注2)Cyberpunk is a subgenre of science fiction in a dystopian futuristic setting said to focus on a combination of “low-life and high tech”. It features futuristic technological and scientific achievements, such as artificial intelligence and cyberware, juxtaposed with societal collapse, dystopia or decay. Much of cyberpunk is rooted in the New Wave science fiction movement of the 1960s and 1970s, when writers like Philip K. Dick, Michael Moorcock, Roger Zelazny, John Brunner, J. G. Ballard, Philip José Farmer and Harlan Ellison examined the impact of drug culture, technology, and the sexual revolution while avoiding the utopian tendencies of earlier science fiction.・・・
The Japanese cyberpunk subgenre began in 1982 with the debut of Katsuhiro Otomo’s manga series Akira, with its 1988 anime film adaptation (also directed by Otomo) later popularizing the subgenre.
https://en.wikipedia.org/wiki/Cyberpunk
’science fiction in a dystopian futuristic setting’って、戦後米国社会そのものだからこそ、戦後米国で生まれたんだと改めて思った。
その重鎮のディックが、家庭生活がハチャメチャでかつ早死にしていること自体が実に示唆的ではある。
(なお、このジャンル、マンガの『アキラ』のような形でその属国たる日本にも影響を与えたということのようだ。)
ところで、この映画のサブテーマの一つは父子愛なのだが、私自身はかなり違和感を覚えた、ということを、次に予定している映画の映画評へのマクラとして覚えておいて欲しい。
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太田述正コラム#14512(2024.10.10)
<中田力『日本古代史を科学する』を読む(その11)>
→非公開