太田述正コラム#14547(2024.10.28)
<皆さんとディスカッション(続x6057)/映画評論167:ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <めざまし8が、総選挙の結果ではなく、天気解説から始まったことが、政治に対する国民・・今回に関して言えば珍しくも自民党支持者を含む・・のしらけぶりを端的に示していて、私の唱える中央政府の脳死説をある意味裏付けていると思ったな。↓>
 「衆院選の投票率53・84%、戦後3番目の低さ・・・」
https://www.sankei.com/article/20241028-IGWNNZIJ6BLLJB4Q6TVW4E77DI/?outputType=theme_election2024
 <でも、萩生田に投票した自民党支持者達はしらけてなかったようで・・。こりゃホラーだよ。コワイコワイ。↓>
 「「裏金」逆風をはねのけた萩生田光一氏・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/362857
 <まさか。単に、創価学会凋落によるものだろ。↓>
 「公明にも世論の反発、「常勝」大阪で全敗…石井代表も落選・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cadeeea202c744400f7705c1cb84fd73820e417
 <もうアカンな。↓>
 「維新にも“逆風”? 大阪完全制覇でも吉村洋文氏「一歩外れると…」・・・」
https://mainichi.jp/articles/20241028/k00/00m/010/053000c
 <安保政策じゃあ、「軍隊」創建じゃあなくって「自衛隊」を維持するって言ってる
https://www3.nhk.or.jp/news/special/minnanokenpou/seitou/kokumin.html
以上は大政翼賛会体制の枠内でしかないからねえ。↓>
 「衆院選比例で5倍超に躍進の国民、候補者足りず3議席を他党に譲渡・・・」
https://www.sankei.com/article/20241028-YC7EBGRSF5IIBD37UKNZ22FJYI/?outputType=theme_election2024

 ウクライナ問題。↓

 なし。

 ガザ戦争。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 少しは国際ニュースになってるが・・。↓

 Japan’s ruling party loses its majority in blow to new PM・・・
https://www.bbc.com/news/articles/c8xpev42g78o
 Japan’s Long-Governing Party Loses Its Majority–The Japanese electorate appeared to punish the Liberal Democrats, leaving it unclear whether the party would be forced to expand its coalition to stay in power.・・・
https://www.nytimes.com/2024/10/26/world/asia/japan-election.html

 オリンパスは外国人社長についてないねえ。↓

 「オリンパス、カウフマンCEOが辞任 違法薬物疑惑・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC280O90Y4A021C2000000/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%B9%E4%BA%8B%E4%BB%B6 ←参考まで

 「超人」オータニさーん。↓

 「大谷翔平があす出場見通し、ロバーツ監督「状態いい」…ベンチに「17」のヘルメット・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/sports/mlb/20241028-OYT1T50060/
 
 日・文カルト問題。↓

 <今後の健闘を祈る。↓>
 「サッカー女子:韓国が日本に0-4の完敗・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/10/28/2024102880007.html
 <関心持ったってしゃーないで。↓>
 「日本の自民・公明両党が15年ぶりの過半数割れ…石破首相、就任1カ月でピンチ–日本で27日に行われた衆院選の結果–与党・自民党と連立政権組む公明党で215議席–2009年以来15年ぶりの過半数割れ・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/10/28/2024102880035.html
 <片面的日韓交流人士モノ。↓>
 「<大リーグ>大谷が倒れた…ドジャース、苦いワールドシリーズ2連勝・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/325452
 <日韓交流人士モノ。↓>
 「韓日ビジネス支える金淳次・東京韓国商工会議所会長 韓国系インター校設立にも尽力・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20241024003300882?section=japan-interviews/index
 <文カルト後退?↓>
 「軍事力強化を進める日本に韓国メディアが注目=ネット「韓国も強化を」「韓日同盟を結べば…」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b942745-s39-c100-d0195.html
 <まあ、そりゃそうじゃないの。↓>
 「「高句麗・渤海は中国の辺疆政権」…中国、「東北工程完結版」教材を発行 ・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E9%AB%98%E5%8F%A5%E9%BA%97-%E6%B8%A4%E6%B5%B7%E3%81%AF%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E8%BE%BA%E7%96%86%E6%94%BF%E6%A8%A9-%E4%B8%AD%E5%9B%BD-%E6%9D%B1%E5%8C%97%E5%B7%A5%E7%A8%8B%E5%AE%8C%E7%B5%90%E7%89%88-%E6%95%99%E6%9D%90%E3%82%92%E7%99%BA%E8%A1%8C/ar-AA1t20ZA?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=cdbf0c45b13a416fa1cec3125448d48c&ei=12

 狩猟採集社会/人間主義社会の前も後ろも非人間主義「社会」だったってことか?
 (ところで、なんで、人類だけが強肩を持つに至ったんかしら。)↓

 「・・・私たちの種ホモ・サピエンスの30万年の歴史をたった1年に圧縮すれば、私たちは元日からクリスマス頃まで、ほとんど、非階級制の平らな社会で暮らしてきたことになる。
 最後の6日間に階級制が標準になり、複雑な文明がこの惑星の各地に根を張る。そのときにようやく、支配と専制政治が私たちの特徴となった。私たちの現代社会こそが例外なのだ。・・・
 7万〜6万年前、弓矢が考古学的記録に登場する。だが、これらの武器が開発される前から、私たちのホミニド(ヒト科の動物)の祖先は、チンパンジーには真似を夢見ることしかできなかったほどの正確さで石を投げられた。
 私たちは、離れた場所から相手を攻撃できる遠距離武器を使う点で、他の霊長類とは違う。それが私たちの社会構造を一変させた。
 遠距離武器のおかげで、殺害のカギは筋力と体格よりも脳と技能になった。権力をめぐる争いでは、投射物によってそれまでの優劣が容赦なく均一化された。
 より優れた槍を作ったり、その投げ方を練習したりした小柄なホミニドが、自分よりずっと大きく強い相手を、突如として簡単に殺せるようになった。・・・
 大人である必要さえない。アメリカでは週に一度ほどの割合で、幼児が誤って銃を発射して誰かが撃たれている。
 そうした事故のうちには、致命的なものもある。一方、赤ん坊のチンパンジーが誤って大人のチンパンジーを殺すなどという話は馬鹿げている。彼らは、力ずくでしか相手を殺すことができない。
 したがって、遠距離武器の発達によって、適者生存というときの「適者」の意味が変化した。体の大きさは、もはや以前ほど重要ではなくなった。
 他のどんな大型類人猿よりも、人間では男女の体の大きさの違いが小さいのは、この変化が主要な理由である、と進化生物学者たちは主張してきた。
 もし彼らが正しければ、男性は女性よりもたいてい数フィートではなく数インチしか背が高くない一因は、私たちの肩の出来に帰せられることになる〔訳注 1フィートは約30.48センチメートル、1インチは約2.54センチメートル〕。
 だが、遠距離武器とそのおかげで実現できた大幅な均一化がもたらした最大の変化は、階級制の平坦化であり、チンパンジーの専制政治から狩猟採集民の協力への移行だった。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E7%89%A9%E3%82%92%E6%8A%95%E3%81%92%E3%82%8B%E8%83%BD%E5%8A%9B-%E3%81%8C%E5%A4%89%E3%81%88%E3%81%9F%E4%BA%BA%E9%96%93%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%AE%E6%A8%A9%E5%8A%9B%E6%A7%8B%E9%80%A0-%E9%9A%8E%E5%B1%A4%E5%88%B6%E3%81%8C%E5%B9%B3%E5%9D%A6%E5%8C%96%E3%81%97%E3%81%9F%E7%90%86%E7%94%B1%E3%81%AF%E3%83%92%E3%83%88%E3%81%AE-%E8%82%A9-%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B/ar-AA1t24ah?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=33f5e2fee9cc442e914af5a6cfd9b9c9&ei=109

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <まあまあ。↓>
 「国際サッカー連盟(FIFA)は24日、男子サッカーの最新の世界ランキングを発表した。日本は前回から順位を1つ上げて15位、中国は順位を1つ下げて92位となった。・・・
 中国のサッカーファンからは・・・「現在の日本代表は欧州組だけで2チーム分作れる豪華な陣容。アジアの枠を完全に越えているよ」「日本はいつW杯ベスト8の壁を超えてもおかしくない」などのコメントが寄せられた。・・・中国スポーツメディアの直播●<(口偏に巴)>・・・。」
https://www.recordchina.co.jp/b942793-s25-c50-d0192.html
 <ご愛顧に深謝。↓>
 「・・・日本のアニメ情報サイト・アニメ!アニメ!で、「あなたの人生ベストアニメは? 」と題した読者アンケートの年代別結果が、中国のSNS・微博で話題になっている。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b942563-s25-c30-d0201.html
 <互いに切磋琢磨を。↓>
 「<卓球>20歳の大藤沙月が優勝! 中国の卓球ファン感嘆「衝撃的」「もっと恐ろしいのは…」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b942817-s25-c50-d0052.html
 <何も変わらないのでご期待もご心配も無用。↓>
 「日本にまた首相がコロコロ変わる時代がやってくる?・・・環球時報・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b942811-s25-c100-d0193.html

<太田>

 –Quest 3S–

 昨日、ようやく、X299パソコンの外付けHDD内の動画ファイルの表記による視聴に成功。

 とにかく、時代や製品の進化が速すぎるためか、ロクな情報がネットで得られず、自分で試行錯誤しなきゃアカンっての困るわー。

        --映画評論167:ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密--

 今度のは「2019年の<米>国のミステリ映画。監督・脚本はライアン・ジョンソン。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%96%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88/%E5%90%8D%E6%8E%A2%E5%81%B5%E3%81%A8%E5%88%83%E3%81%AE%E9%A4%A8%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%AF%86
だが、要するに探偵もの。
 原作はなく、ジョンソンが自分で筋を考え、映画にしたってわけだ。
 相当強引な筋だし、ところどころ映画を見ているだけでは意味不明だが、とにもかくにも、息もつかせずに最後まで魅せてくれた。
 探偵の役を演じたのはイギリス人俳優のダニエル・クレイグで、彼、6代目ジェームズ・ボンド
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%B0
として有名ながら、ボンド役はミスキャストだと思っていたが、この映画では見事な演技力を発揮している。
 で、ライアン・クレイグ・ジョンソン(Rian Craig Johnson。1973年~)についてだが、彼は、「南カリフォルニア大学に進学し、・・・映画芸術学部を卒業した」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3
ところ、この学部、綺羅星のように有名映画人を輩出している(上掲)ことを知った。
 私も映画通の端くれの走り使いくらいにはなったかしら?
 なーんて言ったら笑われるだろうな。

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太田述正コラム#14548(2024.10.28)
<G・クラーク『ユニークな日本人』を読む(その17)>

→非公開