太田述正コラム#14603(2024.11.26)
<皆さんとディスカッション(続x6088)/映画評論196:対峙>

<コラム#14589の訂正>(ブログ修正済)

北九州 → 日本列島

<HH>

 東アジアにおける弥生性の起源いついて参考になるかと思い・・・中田本<を>・・・お渡ししましたが内容的には全く参考にならなかったとのことで失礼しました。
 それでも太田さんの思考整理に多少は役立ったとのことでそれにてご寛恕ください。

⇒思い立って、中田力本のコラム・シリーズ(未公開)に若干手を入れました。
 このディスカッションの冒頭欄外、と、本日の有料コラム冒頭欄外をご覧ください。(太田)

 ところで、最近は杉山構想の検証よりも戦後のイフについて考えているのですが、とりあえず昭和天皇の思惑や岸カルトは措くとして、吉田茂が日本再軍備を決断した場合、秀吉流日蓮主義が逆に挫折したのではないかということを考えています。
 少なくとも江戸末期以降島津斉彬コンセンサスに従っての戦争は日本が主体的に遂行したのに対して、戦後の力関係の中で再軍備した場合、アメリカに付き合わされる形で朝鮮戦争やインドシナ戦争に派兵されること、アメリカの指揮下で(言葉を換えれば日蓮主義あるいは聖徳太子コンセンサスなき世界観にて)戦争を遂行することで縄文的心情を失い弥生性のみを求められることで日本国内においても人間主義が失われていくことに繋がるのではないか、そんな恐れを吉田茂は抱いて再軍備をしなかったのではないでしょうか。

⇒吉田茂が自分の意思で占領軍からの朝鮮戦争への参戦指示を拒否したことはご存じの通りで、彼が挫折したのは、その後の占領中における再軍備についてだった(コラム#省略)わけですが、この再軍備を果たせておれば、日本は主権回復後、先の大戦を遂行した人々が積極的に関わる形で再び日本のかじ取りを再開した筈であり、戦争中の対ベトナム政策に真っ向から背馳するベトナム戦争参戦は拒否していたことでしょう。
 また、吉田の構想では、米軍は日本から完全撤退させられていて、米国は、韓国と台湾を日本の人質にとられた恰好になっていた筈であり、日本のベトナム戦争参戦を強いるような圧力などかけたくてもかけられなかったことでしょうね。
 もちろん、日本の縄文的弥生性は失われなかった可能性が大です。
 いずれにせよ、吉田が再軍備をしなかった、再軍備することを望んでいなかった、ということはありえません。(太田)

 これは吉田茂の心情というより結果論になってしまいますが、第3次中東戦争以降のイスラム教との衝突に主体性なきまま単なる軍事力提供だけで日本が巻き込まれていた場合、憎悪の連鎖からくる縄文的心情の喪失と普通人化の進行により人間主義が失われてしまうのは世界史的に見ても悲劇だと思います。

⇒日本が独立国として(英国と連携しつつ)主体的に戦後の中東に関わることができておれば、現在の中東情勢がもう少しは安定していたと思いますよ。(太田)

 その意味で日本という国家がプロト日本文明への逆行により脳死状態になったとしても(吉田茂はそこまで予見したとは思いませんが)、日本社会における縄文性が維持できてさえいれば、再び日蓮主義の実行が可能になるかもしれないと考えて昭和20年代においての再軍備を諦めたと考えるのはいかがでしょうか。

⇒既にお答えしたところです。(太田)

 実際、吉田茂の政治的直系である池田勇人の時代には、昭和天皇に自衛隊幹部が拝謁する機会を初めて設けたことや集団的自衛権の完全放棄に繋がる解釈変更は行っておらず、国軍再建の可能性の放棄はまでは考えていなかった(最も、この中途半端さが太田さんいうところの見せ金的存在としての自衛隊に繋がっていくのでしょうが)と今は考えています。

⇒ご示唆の通り、そんなもん、岸カルトの真骨頂たる、自民党内外の「右」勢力への「見せ金」以外の何物でもありません。(太田)

 ところで、最近、世間ならびにディスカッション誌上を賑わしている斉藤知事問題、太田さんの「直接民主主義が機能しているが故に起きてしまった問題」は深く首肯するものです。
 私が住む横浜市の現市長は自民党が調整に失敗して候補者乱立となったため、漁夫の利的に当選された方なのですが、案の定、式典儀礼出席市長的存在で、支持者以外は無能市長と蔑んでいました。
 しかし逆説的ですが無能ゆえに余計なことをしない(できない)ことから行政と議会が割と円滑にローカルな問題を処理している感があります。
 すなわち国レベルの施策は特に反発することなく役所の機能の中で現場に落とされ、地域の問題は議会と役所の調整により解決とある意味、官選首長的な行政でそれなりに回っている感があります。
 これは結果オーライではありますが、選挙に頼る限りどうしても今回の兵庫県のように候補者の人格識見についてばくち打ち的要素から逃れませんし、たとえ官僚出身でも応援している勢力との関係が問われます。
 私が仕事で少し土地勘がある北九州市が典型で、市長はそれなりの経歴を持つ厚労省キャリア出身ですが特定勢力との結びつきを疑うような事例が散見されています。
 管見では人口が数万人しかいないような町村はともかく県、市の規模では議会はあるべきだと思いますが首長については住民サービスの混乱や特定勢力との癒着を考えると官選知事、市長制度の方が良さそうですね。

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

 ウクライナ問題。↓

 なし。

 ガザ戦争。↓

 <もともと、ユダヤ人って弥生性の理念型みたいな人々だったのね。↓>
 「・・・ヤハウェは、最初、シナイ半島あたりで信じられていた、自然現象(火山?)をかたどった神だった。「破壊」「怒り」の神、腕っぷしの強い神だったらしい。そこで、「戦争の神」にちょうどいい。イスラエルの人びとは、周辺民族と戦争しなければならなかったので、ヤハウェを信じるようになった。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/457b40c86ae73fcf9135977d2c988fcd02d5e369

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 兵庫県知事問題。↓

 <それだけならよかったんだけど・・。↓>
 「・・・斎藤知事の代理人弁護士はけさ、JNNの取材に対し、PR会社にポスターデザイン制作費など5つの名目で70万円あまりを支払ったと認めました。そのうえで、主体的な企画立案への報酬ではなく、法には抵触していないとの認識を示しています。」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f91f25d84038e013d2a2d676ffa869b4276b69a
 <実際にはどうしょうもなくアカンかったのよね。↓>
 「・・・斉藤氏側が展開する可能性がある「弁明」は、3つあると私は思っている。  1つ目に考えられるのは「PR会社に頼んだのはSNS関係の『単純作業』だけ」という「弁明」だ。  ネットに関する業務でも、渡された原稿をホームページにアップするなどの「単純作業」なら手間賃を支払っても違法ではない。その一方、業者自らアイデアを出して「企画立案」する業務には金を払ってはいけない。ネット選挙が解禁された2013年に各党議員が集まって作ったインターネット選挙運動の「ガイドライン」には、「主体的・裁量的に選挙運動の企画立案」をした業者に報酬を払うと「買収となる恐れが高いものと考えられる」と明記されている。また、「ガイドライン」は「業者の下書きを最終的には候補者がチェックした」場合でも、業者がアイデアを出している以上、買収の可能性が高いと指摘している。では、今回の女性社長はどうだったか。投稿記事では自分がSNS戦略の「運用戦略立案」を担当したとし、選挙戦で使われたXのハッシュタグ「#さいとう元知事がんばれ」の発案についてこう明かしていた。「『#さいとう元彦がんばれ』ではなく、あえて『知事』を入れることで、『さいとうさん=知事』という視覚的な印象づけを狙いました」「これはどう考えても『単純作業』ではなく『企画立案』ではないか」と考えたら、「PR会社には単純作業を頼んだだけ」という弁明は通用しなくなる。  
 そこで2つ目の「弁明」として考えられるのは「PR会社に支払ったのはSNS戦略の代金ではない」というものだ。現に斎藤知事側は「依頼したのはポスター制作などだ」と説明したという。しかし、もしそうならPR会社はネット戦略立案という「本来ならお金を取るサービスを斎藤氏に無料で提供した」ことになる。これと似た「本来は有料のネット広告を業者が無料で提供した」という場合、利益供与として「寄付」となり、企業が行うと「企業献金」扱いされている。そして、我が国では「企業献金」が許されるのは「政党等に対するもの」だけ。政党ではない候補者などに対して行うと「政治資金規正法違反」だ。 とすると「SNS戦略サービス」という本来有料のサービスをPR会社が斎藤氏という候補者にタダで提供したら、「禁じられた企業献金」として違法のおそれが出る。だから、この2つ目の弁明も「苦しい」と言える。
 すると、最後に3つ目の「弁明」として残るのは「女性社長はウソつきだ」という主張。だが、投稿内容は詳しくて具体的だ。また、女性社長には「ウソ」をついて斎藤知事を陥れる動機もなさそうで、逆に斎藤知事のもと、兵庫県で華やかな地位についている。投稿記事の自己紹介欄にはこう書かれていた。 2021年より兵庫県地方創生戦略委員 2022年より兵庫県eスポーツ検討会委員 2023年より兵庫県空飛ぶクルマ会議検討委員 さらに「これまでに150以上の行政・企業・団体の広報・PRを手掛けている」という人物がわざわざ「ウソ」を公表するだろうか。
 こうして考えていくと、斎藤知事に考えられる3つの「弁明」は、どれも通用するのかどうか疑問が出てくる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ccb8be740f9df8e0da1c290f66e484be16f7e95
 「斎藤知事の公選法違反疑惑 <彼女の>文書は「全部嘘でした」しか「解消法ないのでは」・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E6%96%8E%E8%97%A4%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E3%81%AE%E5%85%AC%E9%81%B8%E6%B3%95%E9%81%95%E5%8F%8D%E7%96%91%E6%83%91-%E6%96%87%E6%9B%B8%E3%81%AF-%E5%85%A8%E9%83%A8%E5%98%98%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%9F-%E3%81%97%E3%81%8B-%E8%A7%A3%E6%B6%88%E6%B3%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%AF-%E3%81%A8%E9%81%B8%E6%8C%99%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC/ar-AA1uKnzM?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=8a0ab61a35074b3d82cfa0a11e6a4f17&ei=10
 <写真だけでも物証は山のように・・。↓>
 「斎藤知事はボランティアと説明も…PR会社・女性社長の「選挙中の目撃情報」が続出、女性部下らと知事を囲んで記念撮影も・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5da8128de85d44cf39a49bbbe7a557be9297078
 <以下のごとし。↓>
https://x.com/saito_ouen/status/1856662861411697080?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1856662861411697080%7Ctwgr%5E13d03d540a61c149d6c211076c2b70617182c967%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fjisin.jp%2Fdomestic%2F2401237%2F2%2F
https://jisin.jp/domestic/2401237/2/?yahoo&utm_source=yahoonews&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedlink
 <ナインナイン、単に無能なだけよ。↓>
 「斎藤元彦氏は「権力者として不適格」 SNS問題で橋下徹氏バッサリ・・・
 「これだけ斎藤さんの近くで兵庫県庁の仕事を受けていた人に、自分の政治活動・選挙運動の仕事は頼まんよ。疑われることが間違いないから」とコメント。  さらに「県の仕事を発注することと、自分の選挙運動を手伝ってもらうことが繋がってしまうからね」と説明し、「普通は怖くてこのPR会社には頼まない」とした。  続けて、「野球パレードの寄付と補助金増額の時期が一致してキックバックの疑いを持たれた構図と同じ。いくら当事者がキックバックではないと言っても、あそこまで時期が一致すれば疑われない方がおかしい」と指摘。23年に大阪市と神戸市で開催されたプロ野球の優勝パレードをめぐり、前副知事が金融機関からの寄付金の見返りとして、補助金を増額した疑惑について言及した。  「だから普通はあんな補助金増額・権力行使はやらない」と説明。さらに「そして斎藤さんにはそれが問題だとの自覚が全くない」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2983ff7828b4e89744e671eb46bf8a948284b10
 <だっからー、共感能力ナシの斎藤知事、そんなん屁の河童やでー。↓>
 「斎藤知事が株式会社merchuの折田 楓社長を切り捨てようとしている。再選を果たせたのは“宣伝の魔術師”こと折田社長のおかげなのに、公選法違反を指摘された途端にこの態度だ。・・・」
https://www.mag2.com/p/news/629538
 <斎藤知事、類は類を呼ぶという。∴ウソつきでもある?↓>
 「・・・斎藤陣営の重要人物である朝比奈氏が折田氏の存在を知らないと発言したことに対し、Xでは懐疑的な声が多くあがっている。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce26785fc551350faa9836a6da85a5ed66f3a658
 <どうやら、ホントにウソつきだった?↓>
 「「PR会社代表はボランティアとして個人で参加と認識」斎藤知事 公選法違反との指摘を否定 「SNSなどは斎藤、そして斎藤事務所が主体的に運用していた」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/28cf72d9d08b9991c5ed47661725ec533471f0f5
 「・・・基本的には、ご意見はうかがったり、アイデアは聞いたりしましたけど、斎藤元彦陣営・斎藤元彦として、主体的に対応した。(PR会社社長は)ボランティアとして、個人で参加されたと認識しています・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f878965cf81d207286f126011f4c940c3137d6e
 <非選良達が怒っとるね。↓>
 「「足を引っ張りやがって」斎藤元彦知事 PR会社社長の“戦略暴露“でピンチに…支持者も激怒「兵庫県民を舐めてる」・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0fe7e3a036cd7ed1c51513a05d43aad76c835f6
 <でもって、これら非選良達が窘められとるわー。↓>
 「「人格攻撃は控えるべき」経歴を揶揄、所持品を晒して批判…広報戦略“暴露”で波紋呼ぶ女性社長への過剰バッシングを諌める声・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ab459ac2fe0a4b522063fa9e343f95a52c2e25d
 <それにしても、有能なのか無能なのかさっぱり分からん彼女、のハナシ、いよいよ面白くなってきたな。↓>
 「・・・折田氏はnoteに「2021年より兵庫県地方創生戦略委員」「2023年より兵庫県空飛ぶクルマ会議検討委員」の地位にいると書き、斎藤知事の1期の県政と関係を強めてきたことが分かっている。
 このうち空飛ぶクルマに絡んでは、2023年1月に県の関連新規事業が報じられた際、内容を了承していたはずの斎藤知事が「空クルは知事直轄。勝手にやるな」と担当者を叱りつけたとの証言があり、同事業の背景に何かあるのではと関心が向いている。
 さらに折田氏はもう一つ、県に絡む役職を担っている。noteには「2022年より兵庫県eスポーツ検討会委員」とも書かれているのだ。
 これに関し、折田氏が驚くような“告白”をしていることが分かった。
 「折田氏はeスポーツ検討会委員に就任した後の2023年1月、インスタグラムに、ある企業からeスポーツの機会を提供してもらったことを喜ぶ投稿をしているのですが、なんとそこに『私兵庫県のeスポーツ検討委員会メンバーなのに実は…eスポーツをしたことがない』と書いているんです。一度もやったことがない人が検討会でどんな意見を出せるんでしょうか」(在阪記者)
 自分が書いていることが何を意味するのか分かっていないという点では、今回のnoteに近いものがありそうだ。今起きている“大事故”は、2年近く前に予兆が出ていたともいえる。
 「いずれにしても、折田氏が第1期の斎藤県政でなぜ複数の審議会のメンバーに選ばれたのか、検証が必要でしょう」と県政界関係者は話す。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%96%8E%E8%97%A4%E7%9F%A5%E4%BA%8B-%E5%85%AC%E9%81%B8%E6%B3%95%E9%81%95%E5%8F%8D%E7%96%91%E6%83%91-%E5%BA%83%E5%A0%B1-%E5%A5%B3%E6%80%A7%E7%A4%BE%E9%95%B7%E3%81%AF-%E4%B8%80%E5%BA%A6%E3%82%82%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%81%AE%E3%81%AB%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8Ce%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E6%A4%9C%E8%A8%8E%E4%BC%9A%E5%A7%94%E5%93%A1%E3%81%AB%E9%81%B8%E3%81%B0%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F-%E7%A4%BE%E9%95%B7%E3%82%92%E9%81%B8%E6%8C%99%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AB%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%81%9F%E7%90%86%E7%94%B1%E3%82%92%E8%81%9E%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E3%81%AF%E4%BB%B0%E5%A4%A9%E5%9B%9E%E7%AD%94/ar-AA1uKGSs?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=6e74564dfdf74c2dadc53157c8ee5be4&ei=30
 <早く動けー。↓>
 「「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E9%81%B8-%E3%81%AE%E8%A1%8C%E6%96%B9-%E6%96%B0%E3%81%9F%E3%81%AA%E5%85%AC%E9%81%B8%E6%B3%95%E9%81%95%E5%8F%8D%E7%96%91%E6%83%91%E6%B5%AE%E4%B8%8A%E3%81%A7%E6%8D%9C%E6%9F%BB%E6%A9%9F%E9%96%A2%E3%81%8C%E5%8B%95%E3%81%8F-x%E3%83%87%E3%83%BC-%E3%81%AF/ar-AA1uJWG3?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=f75c036c33a947cc9c19a7132bac332f&ei=2

 現代日本人の死刑「愛好」の起源?↓

 「日本の中世<で行われた>・・・耳鼻そぎ刑などの肉刑もたんに受刑者に苦痛を与える目的だけでなく、その外貌を変えるところにひとつの狙いがあった。 そして、これらの刑は一般的には犯罪の予防を目的として、犯罪者を一般の人々と区別することに主眼がおかれたとされている。たしかにこれらの刑が予防主義的見地から行われたことも事実であるが、私にはむしろこれらの刑の本質は、その軽重を別にするならば、受刑者本人の外貌を変えてしまう苦痛そのものにあったと思われる。 すなわち、これらの刑は本来的には受刑者を一般の人々と異った不吉な容姿に変えてしまう刑、人間でありながら、姿形を人間でなくする、いわゆる「異形」にすることに大きな比重がかけられた刑であったと思われる〉・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3b5588e8d7bad7c131e230a2b2774c45535d4ee
 「・・・中世の荘園領主たちが、領民に刑罰を科す場合、荘内からの「追放」と、その住宅の「検封(=編集部注:差し押さえて封印すること)・破却・焼却」という手段をとることが多かった・・・<が、これらは、>「犯罪=穢」観念にもとづくもの<だった。>・・・」
https://gendai.media/articles/-/141313?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related

 日・文カルト問題。↓

 <と、日本側の主要メディアは報道した。↓>
 「生稲晃子外務政務官「当選後に靖国参拝」と韓国外務省主張も本人は「参拝してない」否定…佐渡金山追悼式に韓国不参加の理由・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E7%94%9F%E7%A8%B2%E6%99%83%E5%AD%90%E5%A4%96%E5%8B%99%E6%94%BF%E5%8B%99%E5%AE%98-%E5%BD%93%E9%81%B8%E5%BE%8C%E3%81%AB%E9%9D%96%E5%9B%BD%E5%8F%82%E6%8B%9D-%E3%81%A8%E9%9F%93%E5%9B%BD%E5%A4%96%E5%8B%99%E7%9C%81%E4%B8%BB%E5%BC%B5%E3%82%82%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AF-%E5%8F%82%E6%8B%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%81%84-%E5%90%A6%E5%AE%9A-%E4%BD%90%E6%B8%A1%E9%87%91%E5%B1%B1%E8%BF%BD%E6%82%BC%E5%BC%8F%E3%81%AB%E9%9F%93%E5%9B%BD%E4%B8%8D%E5%8F%82%E5%8A%A0%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1/ar-AA1uHAXV?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=42523929cbe94327fe991f95ccdb5727&ei=7
 <日本の脳死主要メディア、ここにもあり。↓>
 「生稲晃子氏の「靖国参拝」は誤り=共同通信「深くおわび」・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E7%94%9F%E7%A8%B2%E6%99%83%E5%AD%90%E6%B0%8F%E3%81%AE-%E9%9D%96%E5%9B%BD%E5%8F%82%E6%8B%9D-%E3%81%AF%E8%AA%A4%E3%82%8A-%E5%85%B1%E5%90%8C%E9%80%9A%E4%BF%A1-%E6%B7%B1%E3%81%8F%E3%81%8A%E3%82%8F%E3%81%B3/ar-AA1uIkBx?ocid=msedgdhp&pc=ENTPSP&cvid=de47caa68f7a4f24a3fec4b0c0f5b22b&ei=15
 <朝鮮日報よ、ウソだー!↓>
 「・・・韓国政府は「佐渡鉱山追悼式への不参加は日本の追悼の辞などが合意水準に達していないためだ」と説明した。日本側が追悼の辞に労役の強制性や遺憾・謝罪表現を入れないなど、真摯(しんし)さを示さなかったため、生稲外務政務官の靖国神社参拝の有無とは関係なく、不参加が決められたということだ。韓国外交部(省に相当)当局者は「別途の追悼式は歴史問題に対して日本と妥協しないという韓国政府の確固たる意志の表現だ」と述べた。」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/11/26/2024112680012.html
 <中央日報もウソだー!↓>
 「・・・日本政府や日本メディアは韓国政府が追悼式不参加を宣言した理由が生稲氏の靖国神社参拝問題のためだと考えているようだ。だが、間違いだ。世界遺産登録に向けて朝鮮人犠牲者のための展示室用意と追悼式を約束したのは日本のほうだ。そして強制動員された朝鮮人犠牲者に対する追悼式は追悼式らしくあるべきだった。・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/326631
 <だって、中央日報自身、こう報じたじゃん。↓>
 「・・・当初遺族は日本側が前日に佐渡金山で主催した追悼式に出席しようと23日に新潟県入りした。
しかし日本側が靖国神社を参拝した前歴のある生稲晃子外務政務官を日本政府代表として追悼式に出席させることを決めると、韓国政府と遺族は日本側追悼式への不参加を決めた。・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/326615
<東亜日報だってこう報じてるで。↓>
 「・・・過去に戦犯が合祀された靖国神社へ参拝した人物を政府代表に据えて物議を醸した日本が、「中途半端な行事」の責任を韓国政府に転嫁したことに対して、「盗人猛々しい」という指摘が出ている。「佐渡島の金山」に関する日本の約束違反など不誠実な措置があった時、問題を事前に認識せず放置し、「外交の失敗」と指摘された韓国政府は、日本政府の立場に反論するなど積極的な対応に出なかった。政府内部からも、「及び腰の無能外交」という批判が出ている。
 日本政府の林芳正官房長官は同日、記者会見で、「韓国側が(追悼式に)参加しなかったことは残念だ」と述べた。朝日新聞は、韓国が求めた外務次官級の政務官を派遣したのに「なぜこうなったのか」と外務省幹部が不満を漏らしたと報じた。
 このような中、林氏は同日、日本政府代表として前日の追悼式に出席した生稲晃子外務政務官が、「靖国神社を参拝した事実はない」と述べた。2022年8月15日、当時20社以上の日本メディアが、生稲氏が参議院議員として参拝したと報じたが、日本政府の立場を代弁する官房長官がそのような事実自体がないと主張したのだ。参拝の事実を隠したのであれば、韓国に対して嘘をついていることになり、波紋はさらに大きくなるものとみられる。」
https://www.donga.com/jp/article/all/20241126/5317573/1
 <文カルト健在。↓>
 「・・・韓国のネットユーザーからは「日本と別に開催して遺族や韓国国民が納得すると思う?」「日本に強く抗議するべきなのに、日本を怒らせたくないから別で追悼式を?。あきれて物も言えない」「日本の望むものは全て与えたのに、見事に裏切られた」「外交大惨事だ」「なぜ世界遺産登録に同意したのか」「一体日本と何をどう交渉した?。佐渡金山を世界遺産に登録する代わりに韓国が得たものは何?」「先に手を差し伸べれば日本も応えてくれると信じて一方的に屈辱外交を続けた結果」などの声が上がっている。」
https://www.recordchina.co.jp/b944497-s39-c100-d0191.html
 <日韓交流人士モノ。↓>
 「「鄭義宣会長と現代自動車の皆さん、心からお祝いいたします」 トヨタのハングル広告が話題に–両社会長の対面に続いて新聞広告・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/11/26/2024112680057.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <中共当局をあんまし追及しないであげてね。↓>
 「日本の記者が「挑発的」な質問? 中国ネット「レベル低すぎ」「中国側が強がってるだけ」・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b944551-s25-c100-d0052.html
 <米国は、あらゆる犯罪の巣窟。中共とはまるで違うわ。↓>
 「日本の有名写真家が米国で襲われ死亡、中国の小学生男児殺害事件と比較する声も―中国ネット・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b944509-s25-c30-d0052.html
 <ご愛顧に深謝。↓>
 「アニメの理想のカップルキャラランキング、中国ネットは1位を「永遠に不動」「期待通り」と祝福・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b944501-s25-c30-d0201.html

                   --映画評論196:対峙--

 「『対峙』(・・・Mass)は2021年の<米>国のドラマ映画。・・・脚本<も担当した>・・・フラン・クランツ<(注)>の・・・監督・・・で、出演はリード・バーニー、アン・ダウド、ジェイソン・アイザックス、マーサ・プリンプトンなど」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E5%B3%99_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
の名作。

 (注)Francis Elliott “Fran” Kranz(1981年~)。「小学生の時に芸能界入りした。・・・<エ>ール大学を卒業。大学時代はアドリブのコメディ集団 Ex!t Players に所属した。2012年にはブロードウェイで戯曲『セールスマンの死』のバーナード役を演じた。2021年、『対峙』で映画監督デビューを果たし。、批評家から絶賛された。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%84
 ロサンゼルスの名門中高一貫校のHarvard-Westlake School・・the best private high school in Los Angeles, the 2nd best private high school in California, and the 6th best private school in the United States.・・
https://en.wikipedia.org/wiki/Harvard-Westlake_School
卒。
https://en.wikipedia.org/wiki/Fran_Kranz

 原題が示唆しているように、長老派(映画)の教会の一室だけでこの映画はほぼ終始するし、物語の性格上、美女が登場するわけでもないが、視聴し始めると最後まで引き付けて離さない。
 唯一、個人的にひっかかったのは、キリスト教讃美臭だ。

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太田述正コラム#14604(2024.11.26)
<浜口恵俊『間人主義の社会 日本』を読む(その7)>

→非公開