太田述正コラム#14661(2024.12.25)
<皆さんとディスカッション(続x6117)/映画評論224:グレイテスト・ショーマン>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 <万国共通とは雖もひど過ぎらあ。↓>
 「2024年出生数は70万人割れ、過去最少更新見通し・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb2c21fe74d7ec2e47652c9deac120756efec059

 ウクライナ問題。↓

 なし。

 ガザ戦争。↓

 なし。

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 焼け石に水?↓

 「日本製鉄が買収を計画するUSスチールは、生産拠点がある米東部ペンシルベニア州と中西部インディアナ州の地元市長ら20人が、買収の承認を求めてバイデン大統領に宛てた書簡を公表した。・・・」
https://www.sankei.com/article/20241225-TUNN56K5OVN33KJF57UYKDHHQQ/

 えー!
 でも、有罪無罪判断を超える裁判員制度導入当時から、私は裁判所もまた脳死してるんじゃないかと思っていたのが杞憂ではなかった、ということのようで・・。↓

 「・・・裁判員制度導入・・・の実質的な目的は、トップの刑事系裁判官たちが、民事系に対して長らく劣勢にあった刑事系裁判官の基盤を再び強化し、同時に人事権をも掌握しようと考えたことにある・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d4d13425f5592b469ab0a5d94a0eee146276a68
 「・・・刑事系裁判官には能力の高い人が集まりにくくなって<い>る。これは家裁系裁判官についてもいえることで、むしろ、民事系、刑事系、家裁系といった区別をせずに、全裁判官がローテーションで民事、刑事、家事少年事件を担当するようにしていくのが、今後の、望ましくかつ健全な方向である・・・」
https://gendai.media/articles/-/141473?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related
 「・・・裁判員制度導入決定後、司法行政上の重要ポストのかなりの部分を、数の上からいえば民事系よりはるかに少ない刑事系裁判官が占めるという異例の事態が起こっている。・・・」
https://gendai.media/articles/-/141487
 「・・・刑事系<の>・・・竹崎<博允>氏が最初は陰の主役として、後には最高裁長官として主導した2000年代以降の人事はまさに前代未聞であり、言語道断である。
 矢口〔洪一〕さんには、まだしもつつしみというものがあり、このような露骨、極端なことまではしなかった。こうした大規模な情実人事が下級審裁判官たちに与えた悪影響には、はかりしれないものがある・・・」
https://gendai.media/articles/-/141520
 「・・・最高裁判事の出身母体はおおむね固定しており、近年は、裁判官6名、弁護士4名、検察官2名、行政官僚2名(うち1名は外交官が多い)、法学者1名となっている。
 さて、竹崎長官の時代になってから、最高裁判事のいわゆる「学者枠」に、元裁判官の女性学者が任命された。しかし、この人事については、学界から批判や戸惑いの声が数多くあがっており、むしろ、優秀な学者ほど強い言葉で批判を口にすることが多かった。・・・
 たとえば、必ず提起されるに違いない裁判員制度違憲を訴える訴訟について、全員一致の合憲判決を得るということが考えられる。今の最高裁判事の中で、裁判員制度について違憲の少数意見を書きそうな人がいるだろうか?いるとすれば弁護士出身者だが、彼らは、日弁連が裁判員制度支持の立場であった以上、先頭を切って反対意見は書きにくい。そうすると、唯一危ないのは学者枠の最高裁判事だ。そして、その学者が有力な学者であればあるほど、弁護士出身者を始めとするほかの判事たちの意見が揺らぐ可能性がある。そういう点からみれば、あの人は、裁判所当局にとって、きわめて安全で都合のいい裁判官ということになるのではないだろうか?・・・」
https://gendai.media/articles/-/141521

 ・・・。↓

 「被爆者と面会した「原爆の父」オッペンハイマー、滂沱の涙で「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20241225-OYT1T50023/

 仏教に根差す「空」(なる観念)が(仏教そのものともども)インド(の観念や宗教)を代表していない以上、「空」を東洋共通の概念、と、見なすべきではあるまい。↓

 「・・・無常感、そしてそれを基礎とした無常観という世界観は、どこにも共通して見られる。 たとえば、よく引用されることばであるが、『旧約聖書』の「伝道の書」には、「空の空、すべては空なり」ということばがある。しかし西谷は──これは別の論文「芭蕉について」においてであるが──東洋と西洋とでは、無常というものが感じられる地盤は同じではないと言う。西洋においては、すべてが移ろうと言われる場合にも、その根底に、何らかの意味で移ろわぬもの、永遠なものが考えられているというのである。たとえばイデアというような考え方もそうであるし、キリスト教の神もそうである。西洋の無常というのは、そういう永遠なものに支えられた、あるいはそれに基礎づけられた無常である。それに対して東洋の場合には、そういう移ろいゆくものの背後に永遠なるものが見られず、そのために、その無常感、あるいは心の「むなしさ」といったものがどこまでも深くなっていくところがあると西谷は述べている。・・・
 中国の人たちは、目に見えない無限である「空」を理解するために、目に見える無限を手がかりとしたのである。 「空」ということばは中国でも、いっさいは空であると観取することから生じる特有の「気分」をも言い表すことばとして使われた。しかし日本ではより強く「はかなさ」や「むなしさ」、そういった気分と結びついたものとして「空」の概念が受け入れられていった。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d7b9ec56973938ada6349cdeaccf720c3584fed

 そうかあ?↓

 「・・・アメリカ的エッセイでは主張を掲げたうえで根拠を示し、結論まで効率的に一直線に進む。ここには「経済の論理」がある。これに対し、日本的感想文では、書き手の体験が重視され、紆余曲折はあるものの、最終的に共感と合意形成を狙う。そこでは「社会の論理」が優先される。これらに加え、〈正─反─合〉という思考の過程そのものを重視するフランスのディセルタシオン(「政治の論理」)、成文法規や聖典に基づいた一義的な結論の正しさを重視するイランのエンシャー(「法技術の論理」)などもある。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d45b16200b533e3a2973c593524955a37495fd2b

 日・文カルト問題。↓

 <日韓交流人士モノ。(石川さゆりの登場が唐突だが・・。)↓>
 「NHK「第75回NHK紅白歌合戦」曲目発表…韓国アイドルグループも4組出場–日本の国民的歌手・石川さゆり 1977年の曲『能登半島』で被災者励ます・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/12/25/2024122580007.html
 <「葛藤」の使い方が不適切だと何度指摘しても改まらないねえ。↓>
 「米中葛藤の中…トヨタ、上海に「電気自動車工場」建設へ・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/327821
 <日本の話への言及を許す。↓>
 「強まる中国発自動車空襲…ホンダ・日産が経営統合…安心できない韓国・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/327815
 「北朝鮮ハッカー集団が日本の取引所からビットコイン4437億ウォン窃取、日本政府発表・・・」
https://www.donga.com/jp/article/all/20241225/5368327/1
 <同胞企業って元なのか現なのか?↓>
 「日本ゴルフ場、在日同胞企業PGMが統一…アコーディア買収・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/327825
 <フェスティバルの報道の割には勝負の結果にこだわってるなあ。↓>
 「<女子バスケット>本当に韓日戦?…オールスター戦は「和気あいあい」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/327718?sectcode=600&servcode=600&cloc=jp|main|
 <日本で、TVではやってたけど、主要紙電子版も取り上げにゃ。↓>
 「ドジャース・大谷、AP通信の「年間最優秀男子アスリート」に2年連続・3度目の選出・・・」
https://www.donga.com/jp/article/all/20241225/5368336/1
 <文カルト、だらしねーぞ。↓>
 「韓国で中国ビールの輸入半減、代わりに日本ビールが大躍進・・・韓国・朝鮮ビズ・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b946201-s39-c20-d0195.html
 <同じく。↓>
 「日本の有名牛丼チェーンがキムチを誤訳?・・・韓国・マネートゥデイ・・・
 この記事を見た韓国のネットユーザーからは「キムチはキムチ。泡菜ではない」「地道にこういう活動をしてくれる徐教授に感謝」「タブレットが中国産だったようだね」「日本までもが韓国のキムチを誤訳しているとは。きちんと正していかないと」「グーグル翻訳でキムチを中国語に翻訳したら泡菜と出る。こうした状況はグーグル翻訳機などAI関連ビッグデータとの連動が根本的な問題」「日本の店は悪くない。キムチはこれまで泡菜と訳されてきた。今さら『辛奇』に変えますと主張してもそう簡単には定着しない」「韓国外交部は気にしない。これが現実。中国がK‐POPの歌を無断で使用しても何も言えないのだから」「そんなに怒ること?韓国でもこういう誤訳は多い」などの声が上がっている。」
https://www.recordchina.co.jp/b946157-s39-c30-d0191.html 

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <日中交流人士モノ。↓>
 「福原愛さんに直接指導してもらえる小学生対象訪日ツアーに中国ネット「小学生じゃないけど参加したい」・・・福原さんの微博(ウェイボー)公式アカウント・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b946190-s25-c50-d0192.html
 <ハオ。↓>
 「中国のSNS・小紅書(RED)<への>・・・投稿主によると、動画は長崎空港で撮影されたもので、まもなく離陸する飛行機の乗客に向かって整備士が水で地面にクリスマスツリーと雪だるまを描き、「Merry Christmas」の文字とハートマークを書き添える様子が映っている。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b946172-s25-c30-d0052.html
 <ブー。↓>
 「中国のインフルエンサーが日本で若い女性をつけ回し脚など撮影、日本人は恐怖と怒り・・・台湾・ミラーメディア・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b946147-s25-c30-d0052.html
 <習のバカ。↓>
 「中国外交部、日本産水産物の輸入「段階的に再開」=中国ネット猛反発「やめろ」「長生きしたい」・・・」

https://www.recordchina.co.jp/b946219-s25-c100-d0052.html

<太田>

一 ドコモdポイントクラブ

 昨日、書き忘れたのだが、一昨日、表記のログインができないことを発見していたので、大森駅前のドコモショップに、予約してあった時間の20分前に到着。
 予約時間の10分前に係員に呼ばれ、30分もかかって、ようやくログインに成功。
 但し、いまだに、ログインできることのメリットがよく分かっていない。

二 Bluetoothキーボード

 昨夜、表記が到着。
 さっそく、以下をネットで調べた。↓

Bluetoothに接続・・・Android タブレット
https://support.lenovo.com/jp/ja/troubleshoot/ssts100459-cannot-connect-to-bluetooth-android-tablet
How To Connect Meta Quest 3 To Bluetooth Devices
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=quest+3+bluetooth+keyboard&mid=27E318D0A842F50928DD27E318D0A842F50928DD&FORM=VIRE
iPhoneをBluetoothアクセサリに接続する・・・
Bluetoothアクセサリを検出モードにします。検出可能にする方法が分からない場合は、アクセサリに付属のマニュアルを確認してください。・・・
https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph3c50f191/ios

今朝、表記を充電しつつ、取説を探したら、【オンライン説明書】と書かれた小さい紙のカードが入っているだけで、そこに、真ん中にLINEと印字されたQRコードが載っており、スキャンするとLineで「桜桃ちゃん」と友だちになるが、「応答時間 10:00~19:00」と表示されるだけ。
 10:00以降にもう一度スキャンしたら、今度は取説等が表示され、その中のペアリングのところを読み、ようやく、ペアリングのやり方が分かった。
 ややこしい!↓
 fn+ぬ・ふ・あ、の4つのキーを1秒同時押し⇒同じく3秒くらい長押し(LEDランプが青く点滅するが消灯したら成功)、デバイス切り替えは上掲の1秒同時押し、のみ。

三 光る君へ

 「29日は「総集編」(後0・15~4・03)「大河ドラマ『光る君へ』放送終了御礼スペシャル」(後4・03~4・23)「道長さんぽ」(後4・23~4・33)。」
https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E5%85%89%E3%82%8B%E5%90%9B%E3%81%B8-%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%81%AB%E6%9C%97%E5%A0%B1-%E6%94%BE%E9%80%81%E7%B5%82%E4%BA%86%E5%BE%A1%E7%A4%BCsp-oa%E6%B1%BA%E5%AE%9A-29%E6%97%A5-%E7%B7%8F%E9%9B%86%E7%B7%A8-%E9%81%93%E9%95%B7%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%BD-%E4%B8%80%E6%8C%994%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%B6%E3%81%A1%E6%8A%9C%E3%81%8D/ar-AA1wo2Ig?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=f989718a47f041cdfa784655ff2874a8&ei=164
とあったので、「総集編」を除いて、視聴するつもりだ。

四 ダニ対策

 「布団のダニにとっては地獄のメカ。シャオミから5,480円で・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E5%B8%83%E5%9B%A3%E3%81%AE%E3%83%80%E3%83%8B%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%AF%E5%9C%B0%E7%8D%84%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%82%AB-%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%AA%E3%83%9F%E3%81%8B%E3%82%895-480%E5%86%86%E3%81%A7/ar-AA1woeMG?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=6bcb898187e14293888b51ff8b8acb81&ei=45

 こんな便利な 製品があることを知ったが、既に、布団掃除機とスチームアイロン2種で用は足りている。

               --映画評論224:グレイテスト・ショーマン--

 「『グレイテスト・ショーマン』(原題: The Greatest Showman)は、2017年の<米>国のドラマミュージカル映画。マイケル・グレイシーの初監督作品。19世紀に活躍した興行師、P・T・バーナムの成功を描くミュージカル映画でP・T・バーナムをヒュー・ジャックマンが、パートナーのフィリップをザック・エフロンが演じる。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3 ←筋
 考えてみれば当たり前だったが、インド映画の突然の歌や踊りって、要するに米国のミュージカル映画の継受だってことに、ようやく気付かされた。
 私は、ミュージカル映画は肌に合わない。
 テーマは、米国映画の定番の、生涯、初恋の人と添い遂げることが最高の幸せであることの喧伝、と、この映画特有の、米国社会に蔓延ているらしい階級意識への批判、であり、前者は陳腐だし、後者は、恐らく「母国」英国への「憧憬」が創り出した幻想への「批判」に過ぎず、全く心に刺さらない。
 但し、スウェーデン人ソプラノ歌手のジェニー・リンド役を演じたレベッカ・ファーガソン(コラム#14629)に再び「出会えた」ことと、P・T・バーナム(Phineas Taylor Barnum。1810~1891年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/P%E3%83%BBT%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%A0
、と、小人のGeneral Tom Thumb(1838~1883年)
https://en.wikipedia.org/wiki/General_Tom_Thumb
、と、上出のジェニー・リンド(Johanna Maria Lind。1820~1887年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%89
いう実在の「偉人」達の存在を知ったことだけは大変よかった。

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太田述正コラム#14662(2024.12.25)
<浜口恵俊『間人主義の社会 日本』を読む(その30)>

→非公開