太田述正コラム#14785(2025.2.25)
<皆さんとディスカッション(続x6178)/映画評論245:武則天(その14)>

<太田>

 安倍問題/防衛費増。↓

 なし。

ウクライナ問題/ガザ戦争。↓

 <いよ!↓>
 「ドイツの首相候補メルツ氏は対露強硬派、武器供与もショルツ氏より積極姿勢「ウクライナは勝たなければならない」・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%81%AE%E9%A6%96%E7%9B%B8%E5%80%99%E8%A3%9C%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%84%E6%B0%8F%E3%81%AF%E5%AF%BE%E9%9C%B2%E5%BC%B7%E7%A1%AC%E6%B4%BE-%E6%AD%A6%E5%99%A8%E4%BE%9B%E4%B8%8E%E3%82%82%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%AB%E3%83%84%E6%B0%8F%E3%82%88%E3%82%8A%E7%A9%8D%E6%A5%B5%E5%A7%BF%E5%8B%A2-%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AF%E5%8B%9D%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%81%91%E3%82%8C%E3%81%B0%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84/ar-AA1zHTSK?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=81b132ecd6c6496b944971327d4d0a3a&ei=9

 妄想瘋癲老人米国。↓

 <米国からの独立たって、ドイツの場合は法的制約があったわけじゃないが、日本の場合は法的制約がある上意思もないからねえ。↓>
 Friedrich Merz said that Europe needed to “achieve independence from the United States, step by step.” That won’t be easy, for Europe or for the United States.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2025/02/24/germany-europe-independence-us/

 それでは、その他の国内記事の紹介です。↓

 これらだけで、吉宗の口吻や人柄が伝わってくる。↓

 「・・・吉宗は、 先刻のはおれがわるかつた、其方が申す所尤なり、ゆるせゆるせ、 といって笑ったという。・・・
 吉宗は、 年は寄たれ共、此の橋を踏み折るは、おれもまだ頼もしい、 と御機嫌だったという。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/13864a56255fc9394a9d8478ede73b16a04dca87
 <そもそも、武芸習練を勧めたという方が面白いけどなあ。↓>
 「・・・大名自身と家来に武芸修練を勧めるのは当然だが、その余力で家来たちが遊芸を嗜むことは自由、という遺訓・家訓は珍しいのではないか。
 <田沼>意次が禁止するなという不埒ではない遊芸とは何なのかよく分からない。幅広く「遊び」「遊ぶ」ことに関わる芸能、近代風にいえば趣味のことだろう。・・・」
https://gendai.media/articles/-/144673?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related

 日・文カルト問題。↓

 <本件で日本に言及することを許す。↓>
 「歯科訪問診療 日本は毎年1100万件、韓国は訪問診療自体がない–日本は高齢者の自宅・介護施設などを訪ねて検診・舌苔除去・入れ歯の修理を実施–約1万4000カ所の歯科が往診に参加、飲み込み能力をチェックすることで「口腔老衰」を防ぐ–韓国は老人ホームなど300万人が死角地帯、「訪問歯科」の必要性が叫ばれる・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/02/22/2025022280007.html
 <日韓交流人士モノ。↓>
 「シンガーソングライターあいみょん 4月に初の来韓公演・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2025/02/24/2025022480107.html
 「大阪韓国教育院が「留学支援センター」開設 次世代交流拡大へ・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20250224003200882?section=japan-relationship/index

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <簡にして要点を網羅している。↓>
 「中国のSNS・小紅書に、「日本に旅行に行く時によく犯してしまう9つのミス」と題する投稿があった。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b948838-s25-c30-d0052.html
 <同じく。↓>
 「中国のSNS・小紅書(RED)にこのほど、「日本人と接する時に失礼になる行為」についてのまとめが投稿された。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b948985-s25-c60-d0052.html
 <総体継受を続けなくっちゃね。↓>
 「中国は長い春節休暇が終わり、通常モードに戻った。春節期間中、東京在住の張さん(男性)も故郷である東北部の吉林省に帰省していたが、ようやく戻ってきた。
故郷でゆっくりできて、さぞ楽しかっただろうと思いきや、張さんは「いや、もう疲れ果てました。中国の濃い親戚づきあいが本当に大変で、大変で……。やはり、日本の生活が楽でいいですよ」と愚痴が止まらない。・・・」

https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E6%AF%8D%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%83%AA%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E5%9C%A8%E6%97%A5%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E3%81%8C%E5%A2%97%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-%E6%98%A5%E7%AF%80%E3%81%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%89%AF%E3%81%95%E3%82%92%E5%86%8D%E8%AA%8D%E8%AD%98%E3%81%97%E3%81%9F%E3%83%AF%E3%82%B1/ar-AA1zHH42?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=81b132ecd6c6496b944971327d4d0a3a&ei=12

<太田>

 –便利なソフト–

 一応、覚えておこう。↓

 「有線LAN/Wi-Fi越しにクリップボード共有できる無料アプリ「Clipboard Remote」/デスクトップ(Windows/Mac)・モバイル(iPhone/Android)両対応・・・
 リモートデバイスのスクリーンショットを撮影できる「Screenshot Remote」、ファイルをやり取りできる「Upload Remote」の姉妹ソフトにあたる。デザインや利用方法も似ているので、すでにこれらのアプリを使ったことがあるならすぐに馴染めるだろう。・・・」

https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E6%9C%89%E7%B7%9Alan-wi-fi%E8%B6%8A%E3%81%97%E3%81%AB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E5%85%B1%E6%9C%89%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E7%84%A1%E6%96%99%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA-clipboard-remote-%E3%83%87%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97-windows-mac-%E3%83%A2%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%AB-iphone-android-%E4%B8%A1%E5%AF%BE%E5%BF%9C-%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC/ar-AA1z0w0L?ocid=msedgntp&pc=U531&cvid=3f8d20f232f94598d93513d1a1256fc6&ei=10

           –映画評論245:武則天(その14)–

 24~25話では、前出の魏徴・・当時の皇太子の李承乾に対し父親の太宗が就けた指南役ということになっているが、史実とは異なる・・が、いよいよその地位が危うくなってきたところの、皇太子、を守るべく活躍する。
 彼、どうやら、鮮卑系ではなく、漢人らしい。
https://baike.baidu.com/item/%E9%AD%8F%E5%BE%B5/2447586
 ところで、この魏徴、平安時代の日本で結構知名度の高い人物だった。
 すなわち、「日本において、魏徴<の>『時務策』は<、>当初、教科書としての性格を持って貢挙試験[・・律令制で、官吏に適格な者を推薦すること。諸国の国学から国学生を貢する貢人と、大学から大学生を推挙する挙人とがあった。・・・このほか中央諸官衙および諸国が蔭子孫、位子を貢し、帳内、資人の中からその主人が貢し、あるいは郡司が国分寺の僧尼候補者を貢するなどの例が見られ、原則として一定の試験を経て、及第者に官職・位階・地位が与えられた。その試験の最も大きくかつ制度化されたものが式部省・大学寮の行なう省試および寮試で、この制度は<支那>の科挙にならって門地財力によらぬ人材の登用を目的として設けられたもの。形式的には室町末期まで行なわれたが、早く形骸化し平安末期以降その実質的な意味を失った。・・
https://kotobank.jp/word/%E8%B2%A2%E6%8C%99-494665 ]において使用されていたが、藤原道長・師通らに政治の参考書という本来の目的で使用されていたのと同時に、空海・藤原敦光らがこれを利用したのは文章の手本という類書的な機能を目的としたものだったと考えられる。」(葛継勇「古代日本における魏徴『時務策』の受容と変容」より)
https://www.nishogakusha-u.ac.jp/eastasia/pdf/kanbungaku/12kanbun_05.pdf
 とにかく、太宗の頃の唐の朝廷は、太宗自身も含め、多士済々だった。
 そんな中で、女性なのに、その美貌と才覚だけでのしあがって行った武則天のスゴさに改めて瞠目させられる。

(続く)

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太田述正コラム#14786(2025.2.25)
<橋爪大三郎・峯村健司『あぶない中国共産党』を読む(その13)>

→非公開