太田述正コラム#6351(2013.7.26)
<皆さんとディスカッション(続x1972)>
<太田>(ツイッターより)
「…歴史的に見て、これまで中日文化交流に大きな貢献を果たした日本女性が4人いる。李香蘭、山口百恵、酒井法子、蒼井そらだ…」
http://j.peopledaily.com.cn/94689/94693/8341255.html
田中真紀子も(挙げるまでもないけど)川口順子も、前科者やAV女優の前に霞んじゃうってワケね。
蒼井に改めて拍手を!
<bPh37uwU0>(「たった一人の反乱」より)
南方では、餓死、病死が8割だったのに、「英霊」と言う表現は、おかしいのでは?
と言う本です。
「魂鎮への道―BC級戦犯が問い続ける戦争」
飯田進 著
小野田少尉のように、自分で調達できる人は稀でしょうからね。
「政府の被害者」と言った方が、実状に近いのでは?
<N0ldAhWQ0>(同上)
死刑を国家による殺人って言うぐらい陳腐な話に感じるな。
そもそも、そんな事を言うぐらいなら、アメリカ人の被害者と言った方がしっくりくるわんじゃね。
(そういった発想が出ずに、政府の被害者といった発想がでるあたり、コラム読んだ上での疑問なのか、コラムを読んだ上で、腐してるのかを疑うわな。)
<aoSSGXO2>(同上)
何を主張したいのかよく分からんが、コラム「ガーディアンの靖国神社ブログ」シリーズ(#915~)を読んでみたら?
特に↓
コラム#919<ガーディアンの靖国神社ブログ(その3)>
http://blog.ohtan.net/archives/50954914.html
コラム#923<ガーディアンの靖国神社ブログ(その7)>
http://blog.ohtan.net/archives/50954910.html
<eGhahup2>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
太田さんは右系の言論は何の参考にもならないと言っていたけど、従軍慰安婦問題や南京事件に関しては、右系の言論がもし騒がずにおとなしくしていたとしたら、韓国や中国サイドの言い分だけが普通に事実化していて、だれも疑問に思わなかったと思うので十分役に立ってると思う。
<2gqbqRys>(同上)
その場合に南京事件を挙げてるところをみると、コラムでの議論を把握してない?
慰安婦問題に対する南京事件での右の南京事件まぼろし派的言論は、百害あって一利なしじゃないか?
また慰安婦問題に関して言えば、あまりの荒唐無稽さから、右が騒がなくても、周知されたと思うぞ。
そもそも、以前、太田がディスカッション上で指摘していたように、右の言論が海外に対して、何の論駁もしていないのをどう思ってんのよ。
<vKraXIEA>(同上)
孫正義氏 「「天下りは許さない」–UQへの周波数割り当てに異議<・・・
「KDDIおよびUQの役員の具体名を挙げ、記者らにそのプロフィールを配布した上で「KDDIには総務省から続々と天下りがある。しかも、今回割り当てられる予定のUQには、ついこの間まで総務省の電波部長をしていた人が現職でいる。そういうことがまさに癒着、天下りの最大の弊害ではないか。そこに正義はないのか」(孫氏)と指摘した。また、総務省から自社グループへの天下りについては「一切排除している」(孫氏)と強調した。・・・」>
http://japan.cnet.com/news/business/35035145/
恩給制度の復活なんて、先の先の、そのまた先の話になりそうだなぁ。
<TA>
中距離核戦力全廃条約
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%B7%9D%E9%9B%A2%E6%A0%B8%E6%88%A6%E5%8A%9B%E5%85%A8%E5%BB%83%E6%9D%A1%E7%B4%84
に中国を加えるべきか否か、加えることが可能か否か、について考えています。
この条約に関して太田さんもコラム#3531「米国の欧州ミサイル防衛システムの政策転換」、コラム#4473にて言及していますが、
「オバマ政権は、中共を内部崩壊させようとしているところ、その手段として、(かなり無理をして)東アジア/西太平洋における米軍増強を進めるとともに日本の自立を実現しようとしている、というのが私の最新の見立てです。」(コラム#5939。太田)
「興味深いことに、<エアランド・バトル教義>をぶち上げた直後にソ連は崩壊し、脅威は雲散霧消したのですが、<エアシー・バトル教義をぶち上げた>今回も、そう遠くない将来に中共が崩壊し、脅威が雲散霧消する可能性なきにあらずです。
(ただし、この種の教義をぶちあげることが、対象国の体制の崩壊に資する面もあるのが面白いところですよね。)」(コラム#6111。太田)
とのおっしゃりようからすれば、太田さんを含め、世上、もっとこの条約に関する考察・研究・議論があってしかるべきと考えますが、ググった限り、多くは探せません。これぐらいでしょうか。↓
“危機感”募らせるロシア中距離核ミサイル再配備へ暴走か
http://www.fsight.jp/2677
中距離核戦力全廃条約、ロシアが脱退示唆・プーチン大統領
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1192415438/
INF条約を中国にも批准させ抑制を促すべきか、それとも条約を解消し中国との対決姿勢(冷戦)を前面に出すべきか・・。私が知らないだけで、アメリカの論壇(シンクタンク?)あたりでは活発な議論が行われているのでしょうか。
<太田>
コラム#3531はミサイル防衛の話であり、「攻撃的」中距離ミサイルの話とは直接関係ありません。
コラム#4473では、「米ソ間のINF(中距離核戦力全廃)条約・・・への中共の加盟を実現するか、さもなくば、米国はINF条約から離脱して地上発射ミサイル、ただし移動式のもの、を(日本を含む)西太平洋に配備しなければならない、と説くコラム」を紹介したわけですが、INF条約への中共の加盟については、ロシアがそれを求めているという話を聞いたことがないのでそれだけでアウチです。
米中間で新たにINF条約を締結することについては、米国は東アジアにINFを配備していない以上、一方的に自分の手を縛ることになるINF条約的なものを中共が締結するワケがありません。
(北朝鮮の「INF」の問題は捨象します。)
また、INFの米国による、或いは日本等による配備については、前者は日本への導入に関しては非核三原則の撤廃が前提になりますし、後者は日本や韓国による配備に関しては、日本や韓国の核武装が前提になります。
それでは、その他の記事の紹介です。
オバマに直接電話できるだけが取り柄の、全く外交(ないし政治)経験のない、新駐日大使の任命、及び。ホワイトハウスの安全保障スタッフの数がキッシンジャーの時代の10倍になっていることに言及しつつ、米国務省の地盤沈下に警鐘を鳴らすコラムだ。
(私に言わせりゃ、全球化に伴う全内政官庁の対外政策官庁化は、世界的に諸外国の外務省の地盤沈下をもたらしているのであり、そのことを嘆いてみたとて仕方ないのよ。)↓
・・・The concentration of the foreign-policy apparatus in the White House (which now boasts by far the biggest national security staff in American history, a staff almost 10 times larger than that overseen by Henry Kissinger), the acknowledged shift of much critical decision-making and actual implementation of foreign policy to the White House staff and away from the State Department・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2013/07/25/naming_caroline_kennedy_ambassador_to_japan_terrible_message_about_america?page=full
何度も取り上げて来た話だが、改めて米国の異常性、野蛮性を肝に命じよう。↓
<1967年になって、ようやく、米最高裁は、各州の人種間婚姻禁止諸法を違憲とした。↓>
・・・in 1967 the Supreme Court declared anti-miscegenation laws unconstitutional.・・・
http://www.washingtonpost.com/opinions/a-gay-marriage-ban-with-limits/2013/07/25/d6147cdc-eb50-11e2-a301-ea5a8116d211_story.html?hpid=z8
将来、英国王となるところの、半分庶民・・ケイトの母方は代々炭工夫の家柄・・世継ぎが生まれたことで、英王室の前途に暗雲が漂ったとするコラムだ。
(その伝でいけば、ノルウェーもオランダ等の王室も暗雲が漂ってるワケだな。
ボクも同意。
日本の皇室については、これはあてはまらないが、その話は別途。)↓
・・・for the first time in many centuries, the future King of England and Defender of the Faith had emerged from a mother who is without a drop of peerage blood. My guess is the boy, quite apart from his personal qualities, will prove an inconvenience to antiroyalists and monarchists alike.・・・
http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,2148161,00.html
合唱に加わることは、ボクの言葉に置き換えりゃ、芸術に触れることによる、疑似人間主義化をもたらすが、それは一人で歌った場合や二人で歌った場合よりも効果が高いようだよ。↓
<エンドルフィン、ドーパミンの増加、コルチゾルの低下、セロトニンの分泌をもたらす。↓>
・・・Music is awash with neurochemical rewards for working up the courage to sing. That rush, or “singer’s high,” comes in part through a surge of endorphins, which at the same time alleviate pain. When the voices of the singers surrounding me hit my ear, I’m bathed in dopamine, a neurotransmitter in the brain that is associated with feelings of pleasure and alertness. Music lowers cortisol, a chemical that signals levels of stress. Studies have found that people who listened to music before surgery were more relaxed and needed less anesthesia, and afterward they got by with smaller amounts of pain medication. Music also releases serotonin, a neurotransmitter associated with feelings of euphoria and contentment. ・・・
<合唱に加わった場合、当人の技量が並でも効果は高い。↓>
・・・group singers experienced the same benefits even when “the sound produced by the vocal instrument is of mediocre quality.”・・・
<合唱に加わった場合は、以上に加え、オキシトシンも分泌。↓>
Studies have found that group singing releases oxytocin, a chemical that manages anxiety and stress and, ・・・enhances feelings of trust and bonding.・・・
<一人、二人での歌じゃなく大勢での合唱が特によろしい。↓>
・・・the world doesn’t open up into a million shimmering dimensions of hope and possibility when I sing alone, or even with other people in unison. It happens when I’m surrounded by my fellow choristers, and all the different sounds we’re making combine to leave us thrumming in harmony・・・
http://www.slate.com/articles/life/culturebox/2013/07/singing_in_a_choir_research_shows_it_increases_happiness.html
→ボクの経験的印象論:バイオリン演奏が一人で技量が並でもピアノの並の技量の伴奏付なら、また、ピアノ演奏が一人で技量が並でも、合唱の効果に匹敵する効果が得られるような気がするなあ。
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太田述正コラム#6352(2013.7.26)
<日支戦争をどう見るか(その7)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x1972)
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