太田述正コラム#7857(2015.8.19)
<皆さんとディスカッション(続x2724)>
<太田>(ツイッターより)
「…米国務省は安倍談話を関係各国の中で最も積極的に歓迎する態度を示した。
またオバマ大統領もかつて従軍慰安婦問題について「非常に深刻な人権侵害」などと自らコメントした事実さえ完全に忘れてしまったかのようだ。…
米国政府がただ単に安倍政権を支持するのであれば、韓国国内ではそれだけ韓米日三角安全保障体制に対する懐疑が膨らむという事実を、米国もしっかりと理解しておかねばならない。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/08/18/2015081800758.html
中共当局の対日の本音が分からないのは許せるが、オバマの心中も分からなんじゃ目も当てられんぞ。
任期末には本音に従うもんなの。
「…小室哲哉<が>…東京五輪公式エンブレムについて…芸術は感化の積み重ね。突然、無からやって来る事はあり得ない…」
http://news.livedoor.com/article/detail/10485470/
例えば、佐野研のこれ
http://hamusoku.com/archives/8936423.html
なんてのもコピーじゃなく感化かねえ?
とまれ、佐野研が件のエンブレムはベルギーの作品から感化されてないと断言し、次いで、コピーが明白なものとコピーか感化か微妙なものとが混淆するトートバッグの8「作品」を取り下げたことで自ら逃げ場をなく<し>ちゃったね。
とにかく、もう死に体の佐野研から、批判の矛先を真の犯人である文科省に向けようぜ。
<太田>
こいつはギリギリ「感化」かもな。↓
「東山動植物園マーク・・・」
http://www.sankei.com/sports/news/150818/spo1508180018-n1.html
コスタリカ国立博物館
http://www.sankei.com/life/photos/150818/lif1508180012-p3.html
東山動植物園
http://www.sankei.com/life/photos/150818/lif1508180012-p2.html
<6umjEKCs>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
≫(後者じゃ敗北したことになってるが、そりゃ嘘だってのは諸君は知ってるよね。)≪(コラム#7855。太田)
戦時下における政府・軍による情報統制や世論操作について質問です。
・大本営発表
「太平洋戦争(大東亜戦争)において、日本の大本営の陸軍部及び海軍部が行った、戦況などに関する公式発表のことである。
当初は、ほぼ現実通りの発表を行っていたが、一般的にはミッドウェー海戦の頃から損害矮小化発表が目立ちはじめ、不適切な言い換えが行われるようになり、敗戦直前には勝敗が正反対の発表すら恒常的に行ったことから、現在では「内容を全く信用できない虚飾的な公式発表」の代名詞になっている[1]。
・・・戦況について、少なくとも大日本帝国海軍の被害については、軍令部から参謀本部に迅速に伝えられていた。しかし、大日本帝国陸軍は、防諜を理由にそうした情報を作戦を遂行する部隊にすら伝えなかった[13]。
ただし、戦時中の戦争報道は大本営発表に寄らず現地にいる報道班員による報道が盛んに行われており、その中では最前線における補給難、兵士の飢餓、疫病の蔓延、連合軍の圧倒的な戦力といった実情はおおむね伝えられていた[14]。俗説で、しばしば大本営発表の内容だけを引用して「戦時中の日本国民は前線の悲惨な実情を伝えられなかった」とされることがあるが、それは誤りである。」
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9C%AC%E5%96%B6%E7%99%BA%E8%A1%A8#cite_note-14
などの軍事情報の「歪曲」についてどう評価したらよいのでしょうか?
(戦時下に置いて自由が制限されるのは当然ですが。)
当時の軍上層部は「正しい」戦争である認識の下に士気が下がるのを危惧し、また国民は事実を知っても継戦意欲は落ちないと考えられる所、ベトナム戦争に於いては逆にメディアの側が事実の歪曲(ゲリラ戦を理解せずかつ自国の人種差別に向き合わなかったための)により間違った厭戦ムードを作りあげてしまった。
(「正しい」戦争だったにも関わらず。)
<auqaFnPg>(同上)
メディアに載せるということは国外だけでなく国内の敵対勢力にも情報が伝わるわけですから、その内容を非常時だけでなく平時であってもコントロールしようとするのは洋の東西を問わず日常的になされているでしょう。
時々の状況によって「歪曲」の度合いが変わるだけで。
それでも大本営発表については当時子供だった人は別として、少なからぬ大人は公然のこととしていたようですが。
(過去のコラムにそういう記述があったと思うが見つからなかった。すみません。)
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
分かった。
で、今度は、DNA的なものの自然増殖=新生命、を実験で実現を!
(ひょっとして、未来永劫不可能?)↓
「「原始の海に隕石衝突」再現、DNAの部品合成・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150818-OYT1T50154.html?from=ytop_main7
村上春樹のデスク周りをガーディアンが写真入りで紹介。
(好きだねー。(太田))↓
The Japanese author・・・Haruki Murakami・・・has given fans a tour of his desk. Yellow pencils, a Swiss-flag mug and baseball figurines decorate an impressively tidy workspace. How does your desk compare?
http://www.theguardian.com/books/booksblog/2015/aug/18/heres-haruki-murakamis-desk-is-yours-as-tidy
全米を席巻した、在米日本人のラーメン製麺会社の紹介記事だ。↓
Noodle makeover: How one Japanese migrant made it in the US・・・
http://www.bbc.com/news/business-33195716
よくもまあ、こんなムツカシイ話を取り上げたもんだ。↓
「日本産の「抗日ドラマ」が中日で話題に・・・
松嶋菜々子が八路軍の軍服姿で登場・・・
<中共当局は、正しい戦争もあること、また、いい日本人も悪い支那人もいること、そして、何よりも、中国共産党がお世話になった日本人も大勢いること、を日中双方の人民に向けて注意喚起している。(太田)↓>
同ドラマを見た中国のネットユーザーからコメントが寄せられている。例えば、「このドラマは、抗日戦争をテーマにし、本質は普遍的価値が主旋律。センセーショナルや苦しい思い、博愛、平和などを訴えている。でも、デリケートな話題は避け、『敵』があまり登場していないため、中国人と日本人、両方の感情が考慮されている。近年では進歩とも言えるだろう。それでも、戦争の残忍さだけに偏っていて、客観的に、戦争について冷静に反省するという観点に欠けているという点は、はっきりさせておかなければならない」、「戦争をテーマにした日本のドキュメンタリー系の作品はたくさん見た。でも、日本は侵略戦争に対する反省の念を示すことはなく、単に戦争は誰にも益を及ぼさず、今後絶対に戦争を起こしてはいけないということを伝えているだけ、というのが一番の印象」と、「反省の姿勢が見られない」という声も多く寄せられた一方で、「このようなテーマのドラマが制作されるのは珍しい。小さな個人の観点から、戦争を描き、家族の愛や人情の大切さを伝えている」、「家族愛が詰まり、人情という角度から平和を呼び掛け、戦争の残忍さを明らかにしている!この点からして、積極的な印象を受けた。登場する中日両国の一般人に、いい人もいれば悪い人もいる。とても客観的。どこでも、いい人もいれば悪い人もいるもの」と肯定的な声も寄せられている。」
http://j.peopledaily.com.cn/n/2015/0818/c94473-8937803.html
人間主義化が焦眉の急の中共。↓
「プロの消防士がいない中国・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/218009/081700010/?P=1
バンコックの爆発事件、ヒンドゥー教寺院の前だったが、つらつら考えるに、タイ仏教がヒンドゥー教と習合してないだけで、タイ人の頭の中じゃ、両宗教が習合してるってことに気が付いたでー。↓
Bangkok bomb: Why do people visit the Erawan shrine?
http://www.bbc.com/news/world-asia-33964384
改めて、どうしてインド人が世界の(インドのそれを除く)多国籍企業で活躍しているのかの解明を試みた記事だ。↓
Why Are So Many of the World’s Best Companies Run by Indians?ーーAnd why aren’t more of those companies in India?・・・
<フォーチュン500社中、インド以外を本拠とする会社のCEOの30%がインド人!↓>
According to a study in Harvard Business Review, as of mid-2013, India’s export share of Fortune Global 500 company CEOs — that is, CEOs who are heads of companies headquartered in a country not their own — is 30 percent. ・・・
<しかし、その大部分は、米国で大学院レベルの教育を受けたか米国の企業で訓練を受けた人々。↓>
Yet for the most part, individuals like Nadella and Pichai obtained their graduate training and management expertise at top universities and firms in the United States, not in India. ・・・
<他方、支那人は少ない。これは、経済の発展段階が異なっていて、中共には高給与の働き場所がたくさんあるがインドには少ないことが大きい。↓>
・・・part of the reason why you’ll see far fewer Chinese than Indians, not only as chief executives but also in the upper management tiers of large Western multinationals, is far from a positive for India. Rather, it speaks to the relative strength of the Chinese economy and areas where India continues to lag behind.・・・
http://foreignpolicy.com/2015/08/18/why-are-so-many-of-the-worlds-best-companies-run-by-indians-google-sundar-pichai/
記事の中身を読む気がしないアホ見出しのアメちゃん高級紙記事。↓
<原爆使用は正しかった。(アメちゃん痴呆症者。(太田))↓>
Truman was right to use the bomb on Japan・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/no-apologies-necessary/2015/08/17/a0899906-450a-11e5-8e7d-9c033e6745d8_story.html
<過去と向き合わない安倍。(それはお前んとこの話だよ。(太田))↓>
Abe’s Avoidance of the Past・・・
http://www.nytimes.com/2015/08/19/opinion/howard-french-shinzo-abes-avoidance-of-the-past.html?action=click&pgtype=Homepage&module=opinion-c-col-left-region®ion=opinion-c-col-left-region&WT.nav=opinion-c-col-left-region&_r=0
日本軍を外国の戦争で戦わすべきか、をアメちゃん二人(大賛成、賛成)、日本人二人賛成、反対)に語らせた特集。(原爆使用が正しく戦前戦中の日本は悪者なのに、これには賛成? 統合失調症だな。
また、山口二郎
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E4%BA%8C%E9%83%8E
は反対かよ。日本人痴呆症者。(太田))↓
Should Japan Allow Its Military to Fight in Foreign Wars?・・・
http://www.nytimes.com/roomfordebate/2015/08/18/should-japan-allow-its-military-to-fight-in-foreign-wars?action=click&pgtype=Homepage&version=Moth-Visible&module=inside-nyt-region®ion=inside-nyt-region&WT.nav=inside-nyt-region
双極性障害、及び、高いIQ、には共通の遺伝子が関わっているとさ。↓
Individuals who scored in the top 10% of manic features had a childhood IQ almost 10 points higher than those who scored in the lowest 10%. This correlation appeared strongest for those with high verbal IQ.・・・
<高IQ=高知能+独創的+高言語能力。↓>
One possibility is that serious disorders of mood – such as bipolar disorder – are the price that human beings have had to pay for more adaptive traits such as intelligence, creativity and verbal proficiency.”・・・
<高IQ潜在能力を持つ者が、生まれる前に母親がインフルエンザに罹ったり、子供の時に性的虐待を受けたりすると、双極性障害を発症、ということなのかもしれない。↓>
・・・perhaps the genes that confer intelligence can get expressed as illness in the context of other risk factors, such as exposure to maternal influenza in the womb or childhood sexual abuse.”
The results are consistent with previous research that suggests individuals with an increased genetic propensity to bipolar disorder were more likely to show a range of creative abilities, especially in areas where verbal proficiency may prove advantageous, such as in literature or leadership roles.
<英国じゃ、双極性障害者は人口の1%。↓>
Bipolar disorder is thought to affect one in 100 people in the UK・・・
http://www.theguardian.com/science/2015/aug/19/intelligence-creativity-and-bipolar-disorder-may-share-underlying-genetics
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太田述正コラム#7858(2015.8.19)
<資本主義とポスト資本主義(続々)>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x2724)
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