太田述正コラム#8916(2017.2.15)
<皆さんとディスカッション(続x3254)>
<太田>(ツイッターより)
 「…北朝鮮の金正恩氏の異母兄である金正男氏が、13日にマレーシアで北朝鮮の工作員に毒殺されたもよう…」
http://news.livedoor.com/article/detail/12673894/
 やりたい放題だあ。
 中共外に出た正男が愚かだが冥福を祈る。
 安倍チャン訪米中の弾道弾発射といい、正恩に一番困ってるのは習ちゃんだろな。
<太田>
 関連記事だ。
 正男は、正恩よりはまともだったが、しょせんはスポルドチャイルドだったわな。↓
 「過去の世襲批判悔い周囲に「許して」漏らす・・・」
http://mainichi.jp/articles/20170215/k00/00m/030/143000c
 「・・・「これまでにも韓国への亡命を打診したことがある」「2010年と2011年にも暗殺の試みがあった」とした上で、韓国の情報当局は「正男氏がマレーシアにいる愛人を訪問することを北朝鮮側が事前に知り、犯行を計画したとみている」としている。」
http://www.news24.jp/articles/2017/02/15/10354183.html
 北朝鮮の話は当たるも八卦当たらぬも八卦ってカンジね。
 (私自身も、過去何回か見当違いのことを書いたことを反省している。)↓
 <韓国政府の見解はこういうことらしい。↓>
 「・・・韓国政府・・・安全保障部門の関係者は「金正男氏は金日成(キム・イルソン)、金正日と続く金王朝の嫡子だ。金正日の庶子で正統性をめぐる強いコンプレックスを持つ金正恩氏としては目の上のたんこぶのような存在だった」と分析した。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/02/15/2017021500975.html
 <しかし、米国の北朝鮮専門家は、正男の母親は夫と子供がいたのに年下の正日と不倫関係になり、その後の事実婚状態下に正男が生まれたのであり、正男にはもともと後継者になるメなんてなかったとしている。(日本の伊豆見某センセに至っては、正男のこの母親は韓国出身だから正統性ナシとのトンデモ見解をニュースバラエティで開陳してたな。そんなこと言ったら、日本出身の母親を持つ正恩はどうしてくれる。(太田))↓>
 Jong-nam was born in May 1971 in Pyongyang. His mother was North Korea’s film actress Song Hye-rim. She was the daughter of South Korean communist intellectuals who migrated to the North during the Korean War.
 She was four or five years older than Kim Jong-il and was still married to another man (with whom she had a child) when they began their romantic relationship.
 By the conservative standards of North Korean society, this was a fairly sordid relationship, and for many years Kim Jong-il concealed his common law wife and new son from his father, Kim Il-sung.・・・
 Because of the nature of the relationship, Kim Jong-nam was shuttered away in a large residence in central Pyongyang.・・・
 It has been widely misinterpreted and misreported that this incident sidelined Jong-nam as hereditary successor; he never was.・・・
http://www.bbc.com/news/world-asia-38974682
<TSY>
 <米帝国主義の生誕(続)シリーズ(未公開)、>興味深く拝読しております。
 反帝国主義者には、帝国主義者以上に、人種差別論者がいたこと、これには驚かされました。
 米西戦争後のキューバ経済についてアメリカ人がどう思っていたか窺える史料・・・Jack C. Lane, Instrument for Empire: The American Military Government in Cuba, 1899-1902, Vol.36. No.3(Fall, 1972), pp.314-33 Guilford Press http://www.jstor.org/stable/40401653・・・を読みました。
 キューバ獲得は米国資本家主導の行動ではなかったことが、この史料からは窺えます。
■ 米西戦争後アメリカとキューバの経済関係
1901年 Platt Amendment 直後の米国
● Tasker Bliss大佐の下院委員会証言
 Bliss はハバナ港の徴税人。彼は「繁栄するキューバであれば、アメリカ人はキューバに殺到するだろう」
 ということはこの時点ではキューバはアメリカ人投資家やアメリカからの植民者をひきつけていないことがわかる。
 米西戦争後にこの状態なのだから、米西戦争が経済動機だった可能性は低い。
● William Allen White
 著名新聞編集人の意見。
 「キューバ産の砂糖に対する重い関税が軽減されなければ、キューバはアメリカ資本がキューバに魅力を感じるようになるのは難しいだろう」
 これも米西戦争後のこの時期になってもアメリカの企業家がキューバ投資に後ろ向きだったことがわかる。
 これも米西戦争が資本家の圧力で始まった戦争でないことの証拠の一つだろう。
 以上の史料はキューバについては、米国の軍事進出が経済的動機でなかったことを示している。
●史料原文
<省略(太田)>p328
<太田>
 それでは、その他の記事の紹介です。
 習ちゃんの、日本国民に向けての、「独立」に向けての叫びが本日も聞こえてくる。↓
 「・・・中国社会科学院日本研究所の楊伯江副所長は、・・・「時代が変わり、どの国同士の関係も単純な協力関係や敵対関係ではなくなった<というのに>、安倍首相<は、>・・・米日同盟を頼みにし、『地球儀を俯瞰する外交』を標榜して日本の国際的な地位や発言権を高めようとする。こうした当然あるべき道徳的な支えを欠いた『遠交近攻』の外交政策は、日本が外交で直面する最大の欠点だといえる」との見方を示す。」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0214/c94474-9177885.html
 おかげさまでトランプが、習ちゃんの願いをかなえてくれそうだ。↓
 <ビジネスマンのトランプは、自分に有利に商談をまとめたからこそゴキゲンだったのに、なんちゅう甘ちゃんなの、このヒト。↓>
 「・・・両首脳は現地時間の11日、トランプ氏が所有する二つのゴルフ場を回り、通常の1・5倍にあたる計27ホールをプレーした。「ハシゴなんて、ゴルフ好き同士、トランプ氏は安倍首相に相当な仲間意識を感じたのでしょうね」と・・・在米ゴルフジャーナリストの舩越園子さん・・・」
http://digital.asahi.com/articles/ASK2D71VYK2DUTIL00Y.html?rm=277
 <その前日の共同声明を読めば、私の言ってる意味分かるよね。↓>
 「・・・アジア太平洋地域において厳しさを増す安全保障環境の中で、米国は地域におけるプレゼンス(存在)を強化し、日本は同盟におけるより大きな役割及び責任を果たす。・・・
  日米両国は、変化する安全保障上の課題に対応するため、防衛イノベーション(技術革新)に関する2国間の技術協力を強化する。日米両国はまた、宇宙及びサイバー空間の分野における2国間の安全保障協力を拡大する。さらに、日米両国は、あらゆる形態のテロリズムの行為を強く非難し、グローバルな脅威を与えているテロ集団との闘いのための両国の協力を強化する。・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170212-OYT1T50005.html
 (自分で言うのもなんだが、)私の分析の方がはるかにマシ。↓
 「清水富美加の引退劇と電通女子社員自殺の共通点とは・・・」
http://diamond.jp/articles/-/117973?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
 AI化社会はスゴイや。↓
 「ローソンが実験店「電子タグで無人会計」–便利で「誤作動はほぼゼロ」も、普及には課題山積・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/021400573/?n_cid=nbpnbo_mlpus&rt=nocnt
 「・・・インターネットを活用した不動産仲介サービス「ノマド」の仲介手数料は一律3万円。・・・」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/020900110/021400004/?n_cid=nbpnbo_mlpus
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
 <人民網より。
 本日はウメときたもんだ。↓>
 「日本のウメ文化、ヘルシーな食べ物として世界へ進出中・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2017/0214/c94473-9177666.html
 <こっからはサーチナより。
 日本の製造業における匠を絶賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「それでも日本の製造業は衰退したと言うか? 日本のミリメートル級切削加工技術コンテストを見よ」とする記事を掲載した。
 記事は、「中国には『失之毫厘謬以千里』(ほんの小さなミスが、大きな誤りにつながる)という言葉ある。加工製造業においてはなおの事であり、微細な製品が技巧の見せ所になり、創意を競い合う無二の方式になった」としたうえで、日本の工作機械メーカーDMG森精機が毎年「切削加工ドリームコンテスト」を開催しており、日本国内の企業や学校、研究機関からは「切削加工技術、技能の交流の大舞台」と認識されていると紹介。「同コンテストの受賞作品は現在の切削加工技術の最高レベルであると言える」とした。
 そして、昨年11月に行われた第12回コンテストが製品加工、試作・テスト加工部品、金型・造形加工、微細加工、アカデミックの5部門で行われたことを紹介したうえで、その受賞作品の画像を掲載。「この精妙な工芸品に驚き震えはしなかったか、自分は呆然としてしまった」と感想を伝えた。記事は「日本では、多くの中業企業が1つの製品の生産に集中し、1つの技術を磨き、1つの分野に長い時間専念する。この『匠の精神』は、われわれが深く考え、学ぶに値するものだ」と締めくくっている。」
http://news.searchina.net/id/1629275?page=1
 <日本の紙幣の清潔さを絶賛。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、中国の紙幣とは対照的に、日本の紙幣は世界的に見ても清潔な紙幣の1つだと伝えつつ、その理由を考察している。
 記事は、日本の紙幣が世界的見て清潔だと評価される背景には、日本人自身がきれい好きであることが要因として挙げられると主張。日本のトイレには必ずと言って良いほど消毒液が設置されていることからも、日本人のきれい好きが見て取れると伝えた。
 さらに、日本の紙幣には落書きも見当たらないとし、日本人は紙幣を重要かつ神聖な存在と見なしていると指摘し、こうした素養の高さが日本の紙幣を清潔に保っているのだと指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1629237?page=1
 <日本の主婦の節約術を絶賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「お金の節約は、やはり日本の主婦に学べ」とする記事を掲載した。記事は、「勝手気ままにお金を使うのではなく、計画的にお金を貯めていくことがとても重要だ」と説明したうえで、日本の主婦が実践しているというお金の節約方法について紹介している。まず最初にやるべきこととして「今年の貯蓄目標を立てる」ことを挙げた。そして、毎月の給料から必ず出ていく生活費を除き、残ったお金を「お小遣い、貯蓄、自己投資」の3つに分け、毎月の貯蓄額を確保するよう提案した。
 また、お金の管理にはしっかりと記録管理が必要であり、毎週の飲食品、交際費、日用品代を逐次記録し、週単位で予算と実際の支出を比較することで、過剰な消費や「使途不明金」の発生を避けられるとした。そして、月末には決算を行い、前月と比較するとともに自らの消費習慣を把握すると伝えた。さらに、お金の節約に非常に有効なのは「外食を控えて自分で料理を作ること」であるとし、自分で作れば健康にも気をつかうことができると説明。特価の食材であっても、料理をすればおいしく食べられ、調理をする楽しみも味わうことができると紹介している。
 記事は、説明とともに実際に日本人の主婦がつけている家計簿などの写真を掲載、細かく記録され、家計がしっかり管理されていることを紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1629208?page=1
 <日本の大学の地震災害社会教育を絶賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「地震が頻発する日本の災害教育から得たヒント」と題する記事を掲載した。記事は「大学は学校における災害教育の重要な一部であるとともに、社会における災害教育でも大きな役割をになっている」と説明したうえで、昨年10月に京都大学で行われたキャンパス開放日で災害研究センターなどの施設を見学し、専門家の講座を聞く、模擬体験をするなどして感じたことを紹介している。
 まず、「先進的な設備、専門家による知識の伝播、安全意識の育成」の必要性を指摘。大学の質の高いリソースを利用した市民向け防災教育の機会の重要さを説明した。また、防災減災イベントにおいて中国国内の大学では単にセレモニーを行ったり、スローガンを掲げたりするのに対し、日本では大学が地域と連係して講座や屋外視察といった活動を実施し、社会に向けて防災への意識や知識を伝えていると論じた。
 さらに、日本では災害研究機関が積極的にウェブサイト上で各種情報を発信していることに言及。中国国内の研究機関もインターネットを利用し、文字や動画、ゲーム、掲示板などさまざまな方式を通じて、市民に向けて防災減災にかんする情報を提供すべきであるとしている。」
http://news.searchina.net/id/1629200?page=1
 <日本の患者の医療機関との関係を絶賛。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本では患者やその家族が医師に暴力を振るう暴力問題がほとんど存在しないと伝え、その理由を考察する記事を掲載した。
 記事は、日本の医療現場で暴力事件がほとんど存在しない理由の1つについて、「日本では医者は国民から尊敬される職業だからだ」と説明。日本全国の大学にある医学部は、毎年限られた数の学生しか入学できず、しかも、本当に医師免許を取得する人はさらに少なくなると説明。日本社会にとって医者は「希少資源」なのだと指摘した。
 また、2つ目の理由として、日本には大きな総合医院のほかに、自宅付近に小さな医院や診療所、またクリニックなどが存在しており、総合病院がすべての患者を一手に引き受ける必要がないため、結果として医療の質が低下せず、患者の不満も高まらないという見方を示した。
 さらに記事は3つ目の理由として、日本ではたとえ医療事故が生じても、法律に則って問題が解決されるため、患者たちは医師や看護師たちへの不満に対して暴力で訴える必要がないとのだと指摘した。また、日本の医者が患者と信頼関係を築くことができていることも、医療現場における暴力事件が少ない理由の1つだと論じた。」
http://news.searchina.net/id/1629264?page=1
 <日本への定住を勧めつつ、身の律し方に注意せよ、と習ちゃん。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の歌舞伎町にいる中国の女性たちに近づいてみた」とする記事を掲載した。
 記事は、歌舞伎町で働く2人の中国出身女性の人生模様を紹介。1人目はナイトクラブでホステスとして働く広東省出身の女性だ。この女性は中国ではフィットネスコーチとして活動しており、人気があったという。ある日本人の男性利用者から猛烈なアタックを受け、家族の反対を押し切って日本に渡ることを決意、日本で結婚式を挙げたと記事は伝えた。
 結婚後は専業主婦となった女性だったが、夫の仕事が思わしくなく収入が減ったため、外で働くことを夫に提案。夫は「女は家にいろ」と猛反対し、何度も口論となったが最終的に承諾したという。そして選んだ仕事が、歌舞伎町でのホステス業だった。美しい容姿でたちまち人気が出て、1週間で夫の収入を稼ぎ出すようになった。記事は、この女性が「私には専業主婦の生活は馴染まなかった」と語ったことを紹介している。
 2人目は、中国人留学生の女性だ。中国の大学受験に失敗し、家族が大枚をはたいて日本の私立大学に入学させたが、この大学は事実上の「ニセ大学」だった。実際授業はなく、毎日のように衣服や化粧品を買い漁っていたため資金が底をつき、自分の体を売ることで消費レベルを保たざるを得なくなったという。卒業すれば大卒の学歴は得られるものの、卒業後も帰国せずに日本人男性と結婚して「この『黒歴史』を自分の記憶の中に永遠に封印するつもり」とのことである。
 1人目の女性は家計を助けるためという理由があるが、2人目の経歴については同情しづらい。記事は、「多くの中国人が、日本は黄金が散らばっている天国だと思っている。しかしお金を稼ぐのがそんなに簡単なわけがない。異国の地でがんばると同時に、自尊心を持ち、自分を愛さなければならない。なぜなら自国のイメージも担っているのだから」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1629228?page=1
 <日本の高齢者に敬意。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、中国人の日本や日本人に対する共通のイメージとしては、礼儀正しいことなどが挙げられるとしながらも、電車のなかではそのイメージが崩れてしまうと伝え、日本人はなぜ高齢者に座席を譲らないのかと疑問を投げかけている。
 記事は、日本の地下鉄や電車などの公共交通機関では、高齢者が車内で立っている姿を目にするのは珍しい光景ではないと指摘し、「高齢者に座席を譲らない日本人は民度が低いのではないだろうか」と主張した。
 一方、日本では電車でも地下鉄でもバスでも、車内には必ず高齢者や妊婦向けの優先席があることを伝えたうえで、多くの日本人は優先席に座ろうとはしないと指摘。座席に座りたいと考えている高齢者は優先席のほうに向かえば、優先席では誰かが席を譲ってくれると紹介した。
 また記事は、日本の高齢者は「アジアのほかの国と違い、高齢者扱いされることを嫌う人も多い」と指摘、若い乗客が高齢者に席を譲ろうとしても拒絶されることもあると伝えたうえで「高齢者に座席を譲らないからと言って、実は日本人は民度が低いわけではない」としている。」
http://news.searchina.net/id/1629229?page=1
 <日支同祖論の一ヴァリエーションを紹介。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「日本の専門家が、日本人の祖先が中国の貧困地域から来た可能性があると言っている」とする記事を掲載した。
 記事は、古代は倭国と称された東アジアの国である日本の民族がどこからやってきたかについては様々な説があると紹介。紀元前660年に即位したとされる神武天皇の伝説にほかに、徐福を起源とする説もあれば、東南アジアからの移民説を唱える人もいるとした。
 そのうえで、「近頃、ある日本の歴史専門家が新たな発見をした」とし、日本人の祖先が「現在は中国の比較的貧しい地域」にあたる四川省涼山イ族自治州にあるとの説が出現したことを紹介した。その根拠について「各方面の研究によって、文字にしろ習俗にしろ涼山のイ族に似ている事が明らかになった」と説明したほか、イ族の人が「日本語に対して親近感を覚える」と語ったこと、イ族の文字が日本のひらがなとどことなく似ていることを挙げた。
 さらに「服装にも何らかのつながりがある」とし、日本の先住民族の服装がイ族のものと似ていると指摘。男性のヘアスタイルも、日本のちょんまげに似たものがあるとしたほか、イ族にも日本にも「火祭り」の習慣があることにも言及した。もちろん、似ている点がいくつかあるというだけで「日本人のルーツはイ族である」と断定するわけにはいけない。記事は最後に「これはあくまでも研究の方向性の1つに過ぎないのだ」と断りを入れている。」
http://news.searchina.net/id/1629271?page=1
 <日本製品に敬意。↓>
 「・・・今日頭条はこのほど、日本製品は中国人の身の回りに非常に多く存在していると伝える記事を掲載した。
 記事は、機械から身の回りの小物まで、見渡してみると日本製品が数多く存在していることがわかると伝え、例えば着用する衣服のファスナーは日本企業のYKKの製品であると指摘。YKKの世界シェアは約45%に達することを指摘し、中国人は知らず知らずのうちに毎日、日本製品であるYKKのファスナーがついた服を着用しているのだと論じた。
 さらに、中国国内ではいたる場所で建設工事が行われているが、その工事現場ではコマツや日立建機といった日本企業の重機が使われていると紹介。また、中国人にとって憧れである米アップルのスマートフォンや中国企業のスマートフォンにも大量に日本企業の部品が採用されていることを指摘し、日本製品は「一般消費者の目の届かない場所に、実は日本製品がたくさん存在しているのだ」と伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1629234?page=1
 <定番だが、日本車に敬意。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本と中国で人気のある車種や売れ筋の車に大きな違いが生じる背景について「自動車文化の差」であると指摘し、実用性を重視して車を購入する日本人に対し、中国人の消費はメンツに左右されるなど、消費観念がまだ成熟していないことを伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1629251?page=1
 <半ばマジなガス抜き記事。↓>
 「・・・新浪は・・・中国は2016年から2020年の5年間で「もう1つの日本経済」を生み出すことが可能だと論じる記事を掲載した。
 国際通貨基金(IMF)によれば、15年の中国のGDPは約11兆1815億ドルに達し、日本は4兆1242億ドルだった。記事は、中国のGDP成長率が16年から2020年までの5年間で平均6.6%を維持すれば、2020年までに4兆2000億ドル分増えることになり、これは地球上に新しく日本経済をもう1つ創造することに等しいと主張した。
 続けて、日本人が明治維新から長い時間をかけて、各世代の人びとが奮闘し、第2次世界大戦後も過労死する者が出るのも惜しまずに成し遂げた日本の経済成長を、現在の中国はたった5年で達成できると主張。これは現在の中国の実力がどれほど強大かを示していると説明した。
 さらに記事は、5年でもう1つの日本経済を創造するという主張は決して単なる予測ではなく、過去5年間において実際にすでに生じたことだと説明。2010年に中国GDPは日本を追い越したが、2015年には日本の2.44倍にまで成長したと指摘。これは過去5年で中国GDPは「1.44個分の日本経済」に等しい増加を得たことに相当すると説明した。」
http://news.searchina.net/id/1629233?page=1
 この書評が紹介してる本の著者は技術進歩の主因は遊びだっちゃうんだけど、一に戦争、二に(これと関連してて、アングロサクソンだけに見られる)ラクに稼ぎたいとの欲求、遊びはずっと下った三だろな。↓
 ・・・ the major advances in technology and culture have been more often the result of our craving for distraction and for delight rather than for survival. ・・・
https://www.theguardian.com/books/2017/feb/12/wonderland-how-play-made-modern-world-steven-johnson-review
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太田述正コラム#8917(2017.2.15)
<米帝国主義の生誕(続)(その14)>
→非公開