太田述正コラム#9696(2018.3.12)
<皆さんとディスカッション(続x3644)>

<太田>(ツイッターより)

 「…NHKが…国会に提出された決裁文書とは一部内容が異なる文書を検察側が保管している…と報じた…検察と違うバージョンを国会に出したら、それを見た検察がすぐ気づいて公文書偽造の動かぬ証拠になる。…」
https://news.infoseek.co.jp/article/20180311jcast20182323316/
 「…財務省…嘘をつき通す組織として解体<され、>…財務省が猛抵抗していた歳入庁の設置<へ?>…」
https://news.infoseek.co.jp/article/20180311jcast20182323312/
 これが真相だとすれば、「財務省」が「嘘をつき通す」ことさえできない「組織」に成り下がってしまった、(森友学園と同レベルまで)劣化しちまった、ってこと。
 吉田ドクトリンが、ついに、政治だけでなく、全官僚機構を無能化させた。

<七氏>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 ナイス「トーン」。なーにを「報道」していきたいのかね、しかし。御愁傷様。↓

 「森友文書「書き換え認める」報道。新聞各紙がどう伝えたのか、比べてみると…BuzzFeed Japan・・・
 コメントの引用が中心の産経新聞の「改竄ではなく訂正」という見出しは他紙にはないトーン。」
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6275019

<太田>

 関連記事だ。
 余裕の朝日?↓
 
 「財務省「書き換え認める」、朝日のみ報じず・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/20180311jcast20182323306/

 周りのノンキャリ達も、この1人に押し付けようとした可能性が大だな。かわいそうに。↓

 「森友疑惑 自殺した近畿財務局職員の妻の無念「1人で抱え込んだ」・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%a3%ae%e5%8f%8b%e7%96%91%e6%83%91-%e8%87%aa%e6%ae%ba%e3%81%97%e3%81%9f%e8%bf%91%e7%95%bf%e8%b2%a1%e5%8b%99%e5%b1%80%e8%81%b7%e5%93%a1%e3%81%ae%e5%a6%bb%e3%81%ae%e7%84%a1%e5%bf%b5%e3%80%8c1%e4%ba%ba%e3%81%a7%e6%8a%b1%e3%81%88%e8%be%bc%e3%82%93%e3%81%a0%e3%80%8d%e2%80%9d%e4%b8%bb%e7%8a%af%e2%80%9d%e3%81%af%e4%bd%90%e5%b7%9d%e5%89%8d%e9%95%b7%e5%ae%98%ef%bc%9f/ar-BBK5Xfk?ocid=ientp#page=2
 「「死を無駄にしないで」 近畿財務局、死亡職員の親族・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASL3C7HPWL3CPPZB010.html?iref=comtop_8_02

 本件に関してだけでも、検察の動き・・今まで財務省の捜査はやってないに等しい・・もオカシイ。↓

 「検察当局、書き換え前の文書を提供 財務省に・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27986180R10C18A3PE8000/

 旧自民党「ハト」派、つまりは自民党「タカ」派と共同正犯だったお前の責任だろ。
 いや、その前に、お前の場合は、自身、ブタ箱行寸前の「腐りきった感じ」の人物のくせに、よー言うわ。↓

 「小沢一郎氏「腐りきった感じ。政界も官界も劣化」森友・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14414696/

 次期皇后も現首相夫人もこんなじゃ、頂点から官僚機構の底辺まで、日本は落ちるところまで落ちちゃったな。↓

 「森友文書–書き換え数十カ所 昭恵氏の名削除・・・」
https://mainichi.jp/articles/20180312/k00/00e/010/198000c

 朝と昼、財務省書き換え問題のTV報道を見ていたけど、最低でも、複数のキャリア官僚がからんでいたはずであるところ、そのうちの一人が若かりし頃の私だったら、進退をかけて、書き換えを阻止してただろ。
 違法行為を阻止したり暴いたりするために他に方法がない場合、緊急時の場合、国の安全保障に関わる場合、ならともかく、政治家を含む上司の立場を守るために違法行為を犯すなど、愚の骨頂だ。
 つまり、いかに、財務キャリア官僚達の志が低くなっちまったかってこと。
 もっと悲惨なのは、こういう理由で違法行為を犯す以上、完全犯罪を期すべきはずなのに、これ以上もないほど脇甘のやり方をしたことだ。
 つまり、いかに、財務キャリア官僚達が無能になっちまったかってこと。

<太田>

 <AMP-KUMAMOTO、>まだ、届きませんが、どうなっているのでしょうか?

<メーカー>

 基板製造の問題が起こりまして、ちょっと、遅れました。
 現在、改修しましたので、今週中に発送いたします。
 よろしくお願いします。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 二日間気が付かんかった。
 私の青春も遠くなりにけり。↓

 「東大で合格発表 胴上げは今年も禁止・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASL3B4J68L3BUTIL00Z.html?iref=comtop_list_edu_n03
 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 こんなんがニュース?↓>
 「コカ・コーラが日本で缶酎ハイ発売へ・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0309/c94476-9435079.html
 <なんやねんこりゃ。↓>
 「「東京女子図鑑」の中国版「北京女子図鑑」が製作中 現代女性の姿を描く・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0312/c206603-9435911.html
 <ここからはサーチナより。
 定番。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は、日本の明治維新以降の成長や発展はその多くが「外」への拡張や進出によるものだと主張し、第2次世界大戦の前は欧米に学びつつ、領土の拡張を図り、列強に数えられるまでになったと指摘、1940年代の時点で日本のGDPは世界6位ほどになっていたと論じた。
 さらに、第2次世界大戦で敗けた日本は領土の拡張ではなく、輸入した資源を技術を通じて加工し、輸出して利益を得るという構造に転換せざるを得なくなったと指摘。それでも日本は優れた技術や人材が存在していたため、構造転換に成功し、海外から輸入した資源を優れた技術で加工し、それを輸出することで莫大な利益を得るに至ったと主張。
 また記事は、自動車や電子機器、素材、機械といった分野で日本は世界的に確固たる地位を確立するに至ったと指摘し、海外に莫大な市場を持っているからこそ日本は大きな国土がなくてもGDPで世界3位でいられるのだと主張、世界各国から優れたものを学び、積極的に海外の市場を開拓してきた日本から中国が学ぶべき点は非常に多いと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1655046?page=1
 <定番の材料による日本へ行けキャンペーン。↓>
 「中国人から見た羽田空港の「魅力」、「最も楽しく、最も多くの美食が集結した場所があった」・・・」
http://news.searchina.net/id/1655047
 <ここからは、今日頭条記事以外の引用。
 日本人について、中共じゃ歩く四書五経、イスラム世界じゃ歩くコーラン、でも、欧米じゃ歩く聖書と言ったためしがないから、欧米の最没落は必然。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・中国で子どもがエレベーター内で小便をする事案がしばしば発生しているとしたうえで、日本における子どもの教育について称賛する記事を掲載した。
 記事は、「動画では、エレベーターに1人で乗っていた子どもがあろうことか階数ボタンめがけて小便を放っているのが見える。誰も見ていないだろうと思ってやったようだが、その一部始終を監視カメラが撮影していた。しつけがなっていない子どもがエレベーターで小便するケースは今回が初めてではない。一昨年には浙江省で6歳の男児がエレベーターの制御パネルに向けて小便したところエレベーターの電気回路がショートし、重傷を負う事態になった」と紹介している。
 そのうえで、「エレベーター事件を起こす子どもたちは『自由』なのだが、親は子どもに対して『自由の前提には、絶対に超えてはならない一線がある』ということを教えなければいけない。ルールがあれば守らせるだけでなく、ルールを頼りにして物事の是非や善悪を判断できるよう教育しなければならないのだ」と指摘。この点において日本の教育は「口先だけではなく、実際の生活の様々な部分で実践されている」と伝えた。
 そして、日本で行われている取り組みとして、「他人に迷惑を掛けない」ことを小さい頃から教え込むことで自律性やモラル、マナーを守る心を培う、家庭においても「1人で外出しない、友だちと遊ぶときには行き先や一緒に行く友だちの名前を伝えていくこと」などといったルールを設けて守らせるといったことを挙げている。
 記事はさらに、「日本の親は、子どもを前にしてルールをしっかり守る。之も子どもの教育のうえで大事だ。あなたは子どもを連れて日常的に道路を横切ったり、赤信号を渡ったりしていないだろうか。こういった行為は、知らず知らずのうちに子どもに『君もルールを破って良いんだよ』と伝えてしまうことになるのだ」とした。」
http://news.searchina.net/id/1655043
 <なんでも日本から学ぶ良い子の皆さん。↓>
 「・・・中国メディア・東方網・・・日本では地震から身を守る訓練を幼児の頃から実施する。日本の地震災害からは、われわれが学ぶに値する教訓が多いのだ」
http://news.searchina.net/id/1655068?page=1
 <これもだー。↓>
 「中国が大気汚染を解決したいなら「日本を模範とせよ」・・・中国メディアの人民中国・・・」
http://news.searchina.net/id/1655086?page=1
 <客観記事。↓>
 「桜の季節の到来が楽しみどころか、涙が出るほど悲しむ日本人がいる それは<花粉症のせい>・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1655044
 <客観記事?私も知りたいよ。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・「どうして日本政府はビットコイン取引を支持するのか」とする記事を掲載した。
 記事は、「かつてビットコイン市場の主な取引者は中国で、取引やマイニングの70%以上が中国で行われていた。しかし、2017年9月に状況が変わり、中国国内の取引所が閉鎖されるともにマイニング企業も中国から締め出された」と紹介した。
 その一方で、「日本の金融庁は中国がビットコインを締め出したのと同じタイミングで、11社の仮想通貨取引所のリストを発表した。そして、現在では日本円がビットコインのレートを決める主要通貨となっており、日本円-ビットコイン取引がビットコイン取引全体の65%以上を占めている。日本はどうしてこんなに積極的なのか。日本政府は仮想通貨のリスクを理解していないのだろうか」と疑問を提起した。
 そのうえで、「ここ数年の日本政府や機関が発表した一連の法規から、資源面でのネック克服を日本政府が急いでいることがわかる。ビットコインの取引は、日本では戦略資源の1つとみなされており、その重視度は石油より高い。日本政府は仮想通貨取引市場をコントロールするとともに、仮想通過の消費市場開発に向けて努力をしている。17年4月にはビットコインなどの仮想通貨が合法的な決済通貨として認められ、8月には仮想通貨購入時の消費税が取り消された。そして、9月には仮想通貨の認可取引所リストが発表された」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1655079?page=1
 <客観記事。聞いたことないぞー。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・近ごろ日本で出現した「黒子のタクシー」について、驚きをもって紹介する記事を掲載した。
 記事は「中国人にとってタクシー利用は日常的なことだが、ドライバーと話をするのは好きだろうか。日本で近ごろ行われた調査によれば、7割がドライバーとの話を嫌がっていることが明らかになった。そして、これを商機を見て新たなサービスを開始した日本のタクシー会社がある」と紹介した。
 そして、「この会社は『話したくない』という乗客のニーズを満たすべく、基本的に全く口をきかないドライバーによるサービスを始めた。行き先を尋ねる際も、ボードでやり取りするのだ。なかなかいいサービスだと思う」と伝えている。
 しかし、その一方で「この会社がドライバーに着せている専用の制服を見た瞬間に心がざわついた。全身黒ずくめなうえに、顔には黒いベールを被っているのだ。ドライバーの存在感を減らそうということは理解できる。しかし、中国人としては子の格好から真っ先に思いつくのはかの有名な『黒無常』だ。昼間に乗るならいいが、夜に乗るには酒を何本か飲んでからでないと勇気が出ない」とした。
 記事が言う「黒無常」とは、「白無常」とともに地獄にいる閻魔大王の使者のこと。「安全上、ドライバーは運転中ベールを脱ぐし、緊急事態が発生した時はちゃんと話をする。しかし、普段は一言も発しない黒子のドライバーがいつか『地獄に着きました』と言うのではないかと怖くなる」と評した。」
http://news.searchina.net/id/1655088?page=1
————————————————————————————————-

太田述正コラム#9697(2018.3.12)
<2018.3.10東京オフ会次第(続々)>

→非公開