太田述正コラム#9748(2018.4.7)
<皆さんとディスカッション(続x3670)>
<太田>(ツイッターより)
「朴槿恵前大統領に懲役24年・罰金18億円…地裁……
求刑…懲役30年、罰金約118億円<に対し、>…懲役〇年、罰金〇億円が言い渡された。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/04/06/2018040601798.html
見出しだけ直し、本文は予定原稿のままで直し忘れてる記事だが、べらぼうな判決であることには変わりがない。
日本への速報重視に敬意。
娘に続いて元露二重スパイ本人も急速に恢復しつつある、とさ。
これを英露両国政府とも(?!)歓迎。
また、彼の露在住の姪の英入国ビザ申請を銀行口座の残高不足で英政府が却下。
http://www.bbc.com/news/uk-43671958
プーチンは全面的に失敗した訳だが、英陰謀説を信じる露国民達のプーチン支持は更に増すだろうな。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
協会の第三者委員会の報告は、最初に私が抱いた印象に合致してるね。
警視庁が、栄氏の直接・間接の圧力を受けてそのレスリング練習場から伊調のコーチや伊調を「追放」するなんてことは考えにくい、と。↓
「栄氏に権力集中、監督に甘さ 協会「成果出ていたので」・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASL4652YWL46UTQP01J.html?iref=comtop_8_01
「伊調パワハラの告発人が語る“不本意” 協会の調査報告書に記されなかった真相は?・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/sports/%e4%bc%8a%e8%aa%bf%e3%83%91%e3%83%af%e3%83%8f%e3%83%a9%e3%81%ae%e5%91%8a%e7%99%ba%e4%ba%ba%e3%81%8c%e8%aa%9e%e3%82%8b%e2%80%9c%e4%b8%8d%e6%9c%ac%e6%84%8f%e2%80%9d-%e5%8d%94%e4%bc%9a%e3%81%ae%e8%aa%bf%e6%9f%bb%e5%a0%b1%e5%91%8a%e6%9b%b8%e3%81%ab%e8%a8%98%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%aa%e3%81%8b%e3%81%a3%e3%81%9f%e7%9c%9f%e7%9b%b8%e3%81%af%ef%bc%9f/ar-AAvzGSb?ocid=iehp#page=2
後戻りはできない以上、せめて、法科大学院は全て廃止すべきだな。
(国庫を含む)カネと(青年達等の)時間の無駄遣いだよ。↓
「年間所得200万円も…弁護士はもはや負け組?・・・」
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20180403-OYT8T50118.html?from=ytop_os1
津島裕子の『光の領分』英訳本についての好意的書評だ。↓
Territory of Light by Yuko Tsushima — darkness visible–A collection of disturbing and dream-like vignettes is translated into English for the first time–Urban alienation forms the backdrop to Yuko Tsushima’s tale of marital estrangement © Mary Evans・・・
https://www.ft.com/content/e0e6e8c6-38bb-11e8-8b98-2f31af407cc8
高畑勲への弔意記事だが、今度のはスゴイ熱気を感じるな。↓
Isao Takahata, Dead at 82, Was Studio Ghibli’s Underappreciated Master・・・
https://slate.com/culture/2018/04/studio-ghiblis-isao-takahata-is-dead-at-82.html
またかよ。
ハマスは自爆攻撃をさせるISISと同じだな。
但し、「敵」を巻き込まない単なる自爆に等しいが・・。↓
10 Killed in Gaza as Palestinian Protesters Face Off With Israeli Soldiers・・・
https://www.nytimes.com/2018/04/06/world/middleeast/gaza-palestinian-protest-israel.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world®ion=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=1&pgtype=sectionfront
ハンガリーも面白い国ではあるね。↓
・・・Should Hungary allow in all asylum seekers, none, or only some? In 1992, 15 percent of respondents chose none. The year Orbán won his second term, in 2010, it was 29 percent. In 2017, 60 percent said none・・・
https://www.csmonitor.com/World/Europe/2018/0406/As-Hungary-votes-memories-of-a-mythical-past-loom-large
こういうことはどんどんやれー。↓
Trump Administration Imposes New Sanctions on Putin Cronies・・・
https://www.nytimes.com/2018/04/06/us/politics/trump-sanctions-russia-putin-oligarchs.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world®ion=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=2&pgtype=sectionfront
朝鮮日報が苦しい戦いを続けているね。↓
「文在寅政権の米シンクタンク人事介入、本紙が証拠を入手・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/04/07/2018040700434.html
「ワシントンにまで飛び火した韓国のブラックリスト問題・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/04/07/2018040700435.html
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<定番。↓>
「日本でこれをすると「嘲笑されるぞ」、日本滞在中に気をつけるべきこと・・・」
http://news.searchina.net/id/1656814?page=1
<これもだわ。↓>
「日本と中国ではほぼ同じ年にプロサッカーが生まれたのに・・・どうしてこんなに違っちゃったんだ!・・・」
http://news.searchina.net/id/1656818?page=1
<定番ではあるが、感想部分がなかなか読ませる。↓>
「・・・今日頭条はこのほど、日本在住と見られる中国人の手記を掲載し、日本で生活したことによって理解できた「細かい部分にまで見られる日本の温かみ」について紹介する記事を掲載した。
中国では毎日のように抗日ドラマが放送されており、日本人は「軍国主義的で野蛮」というイメージをすっかり抱いてしまっている中国人も少なくない。記事は中国人の手記として、日本で暮らすうちに「日本は中国人が想像しているような国ではない」ことに気付かされたと伝え、むしろ国民の民度や社会秩序など、中国が学ぶべき点が数多くあることを知ったと論じた。
この中国人が生活していたのは日本の小さな街で、スーパーの規模も決して大きいわけではないにもかかわらず、無料でベビーカーが貸し出されていたり、買い物カートに高齢者用の拡大鏡が付いていたりと、細やかな配慮があったと紹介。また、店員の接客態度やサービスにはいつも温かい笑顔がセットになっていて、試着室に入った客の靴をそろえるという小さな仕草にも、「日本人ならではの細かな気遣いと心のこもったサービス」を感じたとしている。
さらに、こうした気遣いがいたるところに見られる日本では、街中で見られる金属製の柵ですら「温かみがある」と伝え、中国なら「無機質で侵入を阻む冷たい印象を与えるもの」なのに、日本では「柵に可愛らしい雀が停まっているオブジェがあったりと、無機質さを感じない」と紹介。街は往々にしてコンクリートの塊のように無機質で、冷たく排他的に感じられると指摘する一方で、日本は「その中に人の温かさがある」と強調し、日本人は「細かなところにも配慮を欠かさない、人情味のある国民性」だと伝え、こうした事実は実際に日本で暮らしてみないと分からないものだと強調している。」
http://news.searchina.net/id/1656819?page=1
<使いまわし記事だが、人民のコメント群が面白い。↓>
「「さすが日本だ」「こんな光景は日本でしか・・・」、客の荷物を拭く空港スタッフに称賛の嵐・・・」
http://news.searchina.net/id/1656815?page=1
<習ちゃん、今度は、日本の盆栽買えキャンペーン開始?↓>
「・・・今日頭条はこのほど、中国で日本の盆栽が人気となっており、次の爆買いのターゲットになるかもしれないと伝えている。
近年、日本の盆栽輸出額が伸びているように、海外では日本の盆栽が高く評価されている。これは中国でも同様であり、中国人バイヤーや中国人富裕層が直接、日本を訪れては盆栽を大量に購入するケースも多いようだ。
記事は、「日本で1万元もする盆栽を巡って中国人が争う光景も珍しいものではない」と紹介しつつ、盆栽売買の仲介や転売で月間に20万元(約340万円)を稼ぎ出すことができるほど、中国で日本の盆栽が人気となっていることを紹介。中国で人気のある植物は日本で買い求める価格よりも高値で転売できるため、日本を訪れた中国人富裕層をガイドするだけでなく、ネットを通じて中国向けに転売するだけでも大きな利益を得られるようになっていると伝えた。
続けて、中国で日本の盆栽人気が加熱するにつれ、日本で高額の盆栽を盗もうとする中国人も現れる始末だと紹介する一方、盆栽は中国起源であるはずなのに、あくまでも日本の盆栽が人気なのは「日本人の盆栽の世話がそれだけ丁寧だからだ」と指摘している。」
http://news.searchina.net/id/1656820?page=1
<客観記事だ。一応、信じることに・・。↓>
「・・・夏の「お盆」がそれに該当すると紹介。旧暦の7月15日は中国で「中元節」と呼ばれる儒教に由来する行事があり、亡くなった人を弔う儀式が行われるが、飛鳥時代に中国から日本に伝えられた風習である「清明節」や「中元節」が日本でもお墓まりの習慣として定着していると紹介した。・・・」
http://news.searchina.net/id/1656817?page=1
<ここからは、今日頭条記事以外の引用。
習ちゃん、早くも日本に対米共闘呼びかけ。↓>
「・・・中国メディアの環球網は・・・日本のネット上では中国に対する「応援」も見られるとする記事を掲載した。
米中の貿易戦争の様相を呈しているなか、記事は第三者である日本が漁夫の利を得ることができるとの見方があると紹介。しかし実際には、日本の株価は下がり、日本メディアも先行きを不安視しており、漁夫の利どころではないとした。むしろ、日本メディアは状況を冷静に見ていると評価した。
たとえば、あるメディアは日本の受ける影響は甚大だと指摘。中国が米国へ輸出している製品には日本の部品も多く使われているからだ。また別のメディアは、このまま米国が強硬路線を貫くなら、国際社会から孤立するだけだと指摘、さらには関税で他国を威圧してテーブルに座らせ、肝心の対談には応じず選挙時の公約という自身の目的を無理やり達成しようとしているとの指摘もあるとした。いずれにしても、「日本のためにも米国自身のためにもならない」という。
では、日本のネットユーザーはどのように見ているのだろうか。記事によると「応援のメッセージ」が多く見られるという。日本が米国から関税をかけられた過去を引き合いに出し、米国とはこういう国だと「中国は日本の教訓から学んでほしい」というコメントや、「中国頑張れ」、「貿易戦争になると中国は強い」、「中国は米国に対して強気になれてうらやましい」などのコメントもあると伝えた。
記事は最後に、「日本メディアと日本ユーザーたちに『いいね』を送りたい」と感謝の意を示している。」
http://news.searchina.net/id/1656790?page=1
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一人題名のない音楽会です。
クラシックの小品名曲集の3回目であり、ブラームス(Johannes Brahms)篇になっています。
彼のハンガリー舞曲(Hungarian Dances)そのものを、小品名曲集と捉えたわけです。
「名品」とは言えない曲も結構交っていますが、偉大な作曲家にも限界があることを体感できる、ということで、ご容赦を。
この諸曲中、ブラームス独自のメロディーによるものが3曲含まれるとされていますが、そのどれもが駄作であり、もっとまじめにやれー、単なる増量などヤメロー、と彼を叱り飛ばしたくなること、請け合いです。
指揮:Claudio Abbado オケ:Wiener Philharmoniker
1. No.1 in G minor [Orchestrated by Johannes Brahms] 0:00
2. No.2 in D minor [Orchestrated by Johan Andreas Hallén (1846-1925)] 2:57
3. No.3 in F major [Orchestrated by Johannes Brahms] 5:33
4. No.4 in F sharp minor [Orchestrated by Paul Juon (1872-1940)] 7:52
5. No.5 in G minor [Orchestrated by Martin Schmeling (?-1943)] 12:03
6. No.6 in D major [Orchestrated by Martin Schmeling] 14:22
7. No.7 in F major [Orchestrated by Martin Schmeling] 17:31
8. No.8 in A minor [Orchestrated by Hans Gál (1890-1987)] 19:06
9. No.9 in E minor [Orchestrated by Hans Gál] 21:57
10. No.10 in F major [Orchestrated by Johannes Brahms] 23:35
11. No.11 in D minor [Orchestrated by Albert Parlow (?-1888)] 25:15 ※
12. No.12 in D minor [Orchestrated by Albert Parlow] 27:42
13. Dance No.13 in D major [Orchestrated by Albert Parlow] 30:02
14. Dance No.14 in D minor [Orchestrated by Albert Parlow] 31:40 ※
15. No.15 in B flat major [Orchestrated by Albert Parlow] 33:15
16. No.16 in F major [Orchestrated by Albert Parlow] 35:59 ※
17. No.17 in F sharp minor [Orchestrated by Antonín Dvořák (1841-1904)] 38:19
18. No.18 in D major [Orchestrated by Antonín Dvořák] 41:10
19. Dance No.19 in B minor [Orchestrated by Antonín Dvořák] 42:34
20. No.20 in E minor [Orchestrated by Antonín Dvořák] 44:31
21. No.21 in E minor [Orchestrated by Antonín Dvořák] 46:58
https://www.youtube.com/watch?v=O6Ourmzuxf4
(注)「ブラームスは1850年代の前半に、エドゥアルト・レメーニの伴奏者としてドイツの各地で演奏旅行を行い、その時にレメーニからジプシー音楽(ロマの民族音楽)を教えられて魅了された。それ以来ブラームスは、それをハンガリーの民族舞曲と信じて採譜を続け、1867年に出版社のジムロックに最初の6曲を送って拒否されている。結局それらを含む第1、2集が1869年に出版されると大好評となり、1880年に第3、4集が刊行された。・・・全部で21曲・・・
とはいえ、第11曲、第14曲、第16曲<(※を付けておいた)>の主題は、完全にブラームスの創作であったらしい・・・」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%BC%E8%88%9E%E6%9B%B2
エドゥアルト・レメーニ(Eduard Remenyi。1830~98年)は、「ハンガリー出身のユダヤ系ヴァイオリニスト。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%82%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%8B
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太田述正コラム#9749(2018.4.7)
<眞壁仁『徳川後期の学問と政治』を読む(その30)>
→非公開