太田述正コラム#9784(2018.4.25)
<皆さんとディスカッション(続x3688)>

<太田>(ツイッターより)

 「林芳正文科相 公用車で白昼“キャバクラヨガ”通い…」
http://blogos.com/article/292734/
 「希望と民進–新党名は「国民民主党」…」
https://mainichi.jp/articles/20180424/k00/00e/010/275000c
 こんな時でさえ、自民党幹部達はタカくくって弛緩し切ってるね。
 野党は、自民の代替受け皿を一刻も早く作って、安倍チャンを追い詰めて欲しいもんだ。

<太田>

 関連記事だ。
 前段の方について。↓

 「・・・記事の内容はあたかもいかがわしい内容を想像させるもので事実とはまったく違うため断固否定をさせて頂きます・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14626091/

 後段の方について。↓

 「・・・結党メンバーの松沢成文参院議員団代表ら5人が分党したうえで「希望の党」の名前を引き継ぐ予定で、長島氏も分党後の「希望の党」に残留する。・・・細野豪志元環境相が不参加を既に表明・・・」
https://mainichi.jp/articles/20180425/k00/00m/010/207000c
 念のためだが、戦後日本には、人間主義政党群しか存在しておらず、どんな政党が政権を取ろうと、(人間主義だけを追求する以上は)属国であることを維持せざるを得ない以上、宗主国が押し付ける非人間主義諸政策を値切り倒して最小限度実行する他ないのであって、現実にそのようにして現在に至ってるってこと。
 この中で、a:「独立」を目指す、b:「独立」の余地を残す、といった政党を作ろうとする動きが小池都知事によって始まったことが重要なんだな。
 希望と民進の合併はb、希望から分離しようとしているのはa、ということ。
 もう少し言えば、aは再軍備を目指す、bは軍事の勉強はする、という違いだ。
 それに対し、立憲民主(c)は軍事の勉強を峻拒する、というものであり、abとcは文字通り水と油なのさ。
 (以上のハナシ、共産だけはチト違うんだが、ここでは立ち入らない。) 

<mfOgyZMo>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

「「奴隷制の良いところを書きなさい」 歴史の授業で出された宿題が波紋⇒学校側は謝罪・・・
 それは「奴隷のくらし:両方の観点から」と題された課題で、奴隷制の良い面と悪い面を記述させるものだった。・・・」
https://www.huffingtonpost.jp/2018/04/23/assignment_a_23417872/

 その教師も学校も騒いでる親たちも、全員気持ち悪い。

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 あんまし面白くないが・・。↓

 「財務省没落の道程、官邸から実権を奪われ経産省の後塵を拝するまで・・・」
http://diamond.jp/articles/-/168516?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor

 余震は続く。↓

 「テレ朝女性記者 セクハラ防止で1年間夜の会食控えていた・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14623837/
 「【財務次官セクハラ問題】女性社員は複数回上司に相談していた テレ朝社長「適切な対応できず反省」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14624741/
 「テレ朝社長、女性記者セクハラ問題、自社で報道しなかったのは「その時点で全てが整っていなかったから」・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/20180424hochi096/
 「「福田次官」辞職でもセクハラ被害「女性記者」が漏らしていた苦悩・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14624201/
 「福田次官セクハラ報道、「はめられたとの意見ある」=麻生財務相・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/24reutersJAPAN_KBN1HV0GS/
http://news.livedoor.com/article/detail/14624741/

 夕刻からニコ生で観戦してたが、例によって、ぽんぽこから見てアマチュア同士レベルの対戦。↓

 「藤井六段、棋王戦予選決勝へ 今年度負けなし3連勝・・・」
https://mainichi.jp/articles/20180425/k00/00m/040/103000c

 面白いが、これ、北海道の田舎だけにあてはまるハナシでは?↓

 「「底辺校」出身の田舎者が、東大に入って絶望した理由 知られざる「文化と教育の地域格差」・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/14627657/

 広義の痴漢問題と忖度問題とを一緒くたにして扱ってるが、日本が男性差別社会だって観点に立たないとそうなっちゃんだよな。↓

 #MeToo Japan: What happened when women broke their silence・・・
http://www.bbc.com/news/world-asia-43721227

 オヨヨ。↓

 「米、駐韓大使にハリス司令官を指名へ・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29811590V20C18A4000000/
https://www.nytimes.com/2018/04/24/world/asia/harry-harris-south-korea-envoy.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world&region=stream&module=stream_unit&version=latest&contentPlacement=1&pgtype=sectionfront

 おー、出血大サービスでんな。↓

 「日本人拉致問題 南北首脳会談で提起=文大統領・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/04/24/2018042402866.html

 朝日の記事の引用だが、そんな記事、電子版に載ったかしら?↓

 300 Troops Left Behind at N.Korea’s Nuke Test Site・・・
http://english.chosun.com/site/data/html_dir/2018/04/25/2018042500926.html

 仏と違って独がトランプと折り合いが悪いのは、米国の維持してきた自由貿易体制に防衛費をケチる形でただ乗りしてきたくせに、自由貿易体制を蔑ろにするトランプに道徳的非難を浴びせてるからだ、とさ。
 (日本になんて、言及もされていない。)↓

 Merkel Has Disastrously Bungled Her Relationship With Trump–The chancellor’s approach has been typical of German foreign policy: moralistic, hypocritical — and completely ineffective.・・・
 Germans can afford to be sentimental about the liberal world order because they do so little to maintain it. If Germans love to speak of rules, the French better understand that enforcing them requires the power to do so. “In the case of the France–U.S. relationship, cooperation has been promoted politically as a way to pursue common strategic interests rather than as the realization of a moral and normative bond,・・・
http://foreignpolicy.com/2018/04/24/merkel-has-disastrously-bungled-her-relationship-with-trump/

 トロントでの車による大量殺害事件の犯人を発砲せずに逮捕した警官を称賛。
 とにかく、警官だろうが何だろうが、アメちゃんは人殺しが大好きなんよ。↓

 How do you capture a mass-killer suspect without firing a shot? Ask Toronto police.
 In 2014, ・・・In Germany, police killed eight people. In Japan and Britain, officers went a year without fatally shooting anyone.・・・
https://www.washingtonpost.com/news/worldviews/wp/2018/04/24/how-do-you-capture-a-mass-killer-suspect-without-firing-a-shot-ask-toronto-police/?noredirect=on&utm_term=.3d62521284fe
https://www.washingtonpost.com/news/worldviews/wp/2018/04/24/a-tale-of-two-handshakes-why-frances-macron-works-well-with-trump-and-germanys-merkel-doesnt/?utm_term=.b85f244c56d3

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。

 <人民網より。
 「日中交流」「人士」モノ。↓>
 「映画「昼顔」、5月18日より中国大陸部で上映開始・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0425/c206603-9453179.html
 <どこが「共同」開発なんだよさ。↓>
 「時速400キロ以上の高速空気浮上列車を中日が共同開発・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0424/c95952-9453085.html
 <ここからは、サーチナより。
 ほんの少し、新しい観点も。↓>
 「・・・今日頭条は・・・日本は天然資源もなく、国土も非常に小さいのに、なぜ世界の先進国となれたのかと疑問を投げかけつつ、その理由について考察している。
 記事は、日本在住の中国人筆者の見解として「日本がこれだけ発展した理由について、当初は日本人1人1人がお金持ちだからなのではないか」と考えていたと紹介する一方、街行く日本人を見ていても「日本人は中国人のように富を見せびらかさないためか、いたって普通の人にしか見えなかった」と主張。また、街中を走る車も高級車ばかりというわけではなく、ごく普通の乗用車も多く見られたと伝え、「日本人がお金持ちだから国が発展したというわけではなさそうだ」と論じた。
 続けて、日本に来たばかりの頃に驚いたのは「東京という大都市で渋滞が発生しないこと」、「京都のように観光客も多い都市に魚が泳ぐ美しい川があること」、「人さらいの心配がないため、子どもたちが自分たちの足で登下校していること」などだったと紹介し、日本人はお互いに尊重し合いながら、社会の治安や安全を確保しながら、住みやすい国を作っていたと指摘。日本には「中国が誇る国内総生産の大きさや高速鉄道の営業距離、不動産価格の高さ」とは無関係の発展があったと指摘した。
 さらに記事は、日本と中国では「発達」、「発展」に対する考え方が違っていて、中国ではあくまでも「国家の勃興」や「国内総生産の増加」が発達、発展とされるのに対し、日本は人や家庭の暮らしの充実が発達、発展とされると主張。また、日本が国としても大きな発達を遂げた背後には優れた社会構造があるとし、素養の高い国民のもとで効率が高く、平等な社会があるためだと考察している。」
http://news.searchina.net/id/1658071?page=1
 <定番だが、個人病院(?)に触れた点だけ新しい。↓>
 「同じ病院でも日中ではこんなに違う! 日本の医療システムは優れていた・・・」
http://news.searchina.net/id/1658064?page=1
 <定番化しつつある話題。↓>
 「日本の高齢者が働いている時に、「我が国の中高年はダンスなど踊っている場合だろうか」・・・」
http://news.searchina.net/id/1658073?page=1
 <へーそうですかい。↓>
 「日本の「ねこまんま」、お金がない時の「貧乏飯」なのに激ウマ!・・・」
http://news.searchina.net/id/1657989?page=1
 <ここからは、今日頭条記事以外の引用。
 ほぼ同じく。↓>
 「日本の高級フルーツ・・・リンゴ・・・バナナ・・・柿・・・メロン・・・を実際に食べた外国人「一度食べたら忘れない、天国の味だった!」・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1657994?page=1
 <その通り!↓>
 「中国メディア・東方網は・・・日本の「職人気質」がもてはやされ、珍重されるのは技術ではなく、その心掛けなのだとする文章を掲載した。
 文章の作者は、日本の職人気質に対して否定的な考え方を持っていたという。それは、日本の職人の持つモノづくりの技術は古代の中国に比べれば大したことがないという認識が理由だったようだ。文章はそのうえで、職人気質に対する考え方を改めるに至ったエピソードを紹介している。
 作者は以前、日本から帰国した際に母親のために日本の急須を購入した。しかし、母親は中国の紫砂でできた急須の愛好家であり、プレゼントした日本の急須を「レンガの材料と同じじゃないか。日本人はこんなものを作っているのか」と評したとのことである。
 しかし、次に日本から帰った時に、母親がその日本の急須を愛用していることに気づいたという。母親は「日本の急須は実に使いやすい。取っ手は握りやすいカーブを描いており、取っ手と注ぎ口が90度になっていて注ぎやすい。急須についている茶漉しによって茶葉が湯飲みに流出することがないうえ、洗いやすい設計になっている」とその理由を説明したと文章は紹介している。
 そのうえで文章は「日本の職人気質の貴重な点は、技術にあるのではなく、作る人の優しさ、細やかさという『匠の心』にあるのだということに気づいた。使う人への配慮に努めてこそ、作ったものが生活の中に融け込んでいけるのだ」論じた。」
http://news.searchina.net/id/1658001?page=1
 <定番になりつつあるが詳しい。↓>
 「中国メディアの快資訊網は・・・日本の警察がいかに中国の警察と異なっているかを紹介する記事を掲載した。中国人にとって日本の警察は「想像を超える」存在なのだという。
 では、日本の警察はどのようなところが「想像を超える」のだろうか。記事は、中国と違って「交通警察、司法警察、武装警察」の区分がないことだと指摘。中国ではその担当内容によって組織が分かれているが、日本の警察には区分がないため仕事の幅が広く、大変であると伝えた。また、日本人は全体として礼儀正しく、日本の警察も親しみやすさを感じさせるという。
 中国では少し前に、日本の警察がひざまずいて同じ目線でおばあさんに何か話しかけている写真がネット上で紹介され話題となったと記事は紹介。中国では威厳を示すためか、警察官は威圧的で、市民と話をするためにひざまずくという光景はまずあり得ない。
 しかし記事は、日本ではこうした光景をよく見かけると指摘。停車した車の運転手に向かって話しかけたり、子どもと目線を合わせて話を聞くのにひざまずくのは普通のことであるとした。記事は、「相手を尊重しているから」このようにするのだと指摘。日本では他人への尊重は人として基本的なことであり、相手が座っていたら自分も座り、目線を合わせることで相手に見下ろしていると感じさせないのは自然なことであると伝えた。
 また、日本の警察の特徴は「警杖(けいじょう)」を持っていることだと紹介。中国では武装警察などは銃を持って警備や巡回をしており、棒1本で持ち場について警備している様子がおかしく感じるようだ。記事は「これで身を守り、物を捜索したり危険物の確認にも役立ち、疲れたら寄りかかって休める」とその役割を紹介した。そして、銃ではないというところに、日本の犯罪率の低さを感じさせるとした。」
http://news.searchina.net/id/1658058?page=1
 <ずっと以前の記事の使いまわし。↓>
 「中国で大量普及している電動バイクが、日本ではあまり普及していない理由・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1658005?page=1
 <小大東亜共栄圏宣言?↓>
 「日本、中国、韓国・・・東アジア3か国の子どもたちが抱える「運命」とは?・・・補習クラスや学習塾・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1657985?page=1
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太田述正コラム#9785(2018.4.25)
<眞壁仁『徳川後期の学問と政治』を読む(その48)>

→非公開