太田述正コラム#9587(2018.1.16)
<渡辺克義『物語 ポーランドの歴史』を読む(その27)/私の現在の事情(続X105)>(2018.5.2公開)

 「・・・<先>週、マテウシュ・モラヴィエツキ<・ポーランド>首相は、自分の内閣の改造を行い、欧州の指導者達との諸関係がとりわけ緊張していたところの、何名かの閣僚達を入れ替えた。
 その上で、彼は、欧州委員会委員長(president of the European Commission)<(注68)>のジャン=クロード・ユンケル(Jean-Claude Juncker)<(注69)>と夕食を共にするためにブリュッセルに飛んだ。

 (注68)「欧州連合の政策執行機関である欧州委員会の首班。欧州連合の役職では最も強力な権限を持つ。委員長は欧州委員会の委員の担当職域を割り当て、また必要であればその担当職域の変更や委員の解任を行なうことができる。また委員長は委員会としての政策方針やすべての法案を策定する。欧州委員会委員長の役職が創設されたのは1958年のことであり、欧州理事会と欧州議会によって任命される。任期は5年」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A%E5%A7%94%E5%93%A1%E9%95%B7
 (注69)1954年~。ルクセンブルク生まれで仏ストラスブール大(法)卒、弁護士資格取得。キリスト教社会人民党に所属し、ルクセンブルクの労相、蔵相、首相を歴任した後、現職。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%AB

⇒人口が60万人にもならないような極小国
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF
の元首相が欧州委員長になる、というのは面白いと言うべきかおかしいと言うべきか。(太田)

 しかし、これらの諸動きは、ポーランドの非リベラル的転換の逆行に向けてのいかなる具体的諸進展も、今までのところ、伴っていない。
 EUは、圧力をかけ続けなければならない。
 <もっとも、>ポーランドの軌跡はEU圏内ではユニークなものではない。
 ハンガリーは既に似たような径を下っているし、中欧の他のEU加盟諸国は同じ方向に傾きつつある。
 しかし、ポーランドの下降は、とりわけ重大(consequential)だ。
 というのも、同国の人口は殆ど4,000万人に達しているし、同国は中欧の旗手だからだ。
 ソ連圏の崩壊の際のポーランドの指導的役割が、同国の非リベラル的滑降を、一層人目に付くものにしている。・・・
 <しかも、>ドイツ議会に、今や、極右政党が議席を有するに至っているし、オーストリアでは、もう一つの極右政党が、連立政権に最近加わったときている。・・・」
https://www.nytimes.com/2018/01/10/opinion/europe-western-values-poland.html?action=click&pgtype=Homepage&version=Moth-Visible&moduleDetail=inside-nyt-region-1&module=inside-nyt-region&region=inside-nyt-region&WT.nav=inside-nyt-region
(1月13日アクセス)

⇒トランプとNYタイムスの米国、の醜悪な姿に憐憫の情を催しつつ、本シリーズを終えたいと思います。(太田)

(完)
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–私の現在の事情(続X105)–

1 筋トレ

 コロコロと腕立て伏せ補助器具が届いたものの、両方とも中共製で、安価品とはいえ、取説的なものがどちらも一切付いておらず、片方などは、パックもされていない状態で届き、不安になったけれど、とにかく、適当に使い始めて、一昨日で4回目です。
 ネットで、筋トレは少なくとも48時間は間を空けよといった記述を目にしたので、2日に1度使っています。
 とにかく、上半身の筋肉が落ちている上、体重が増えていることから、1回目は、コロコロは片道1回、腕立て伏せは6回、しかできませんでしたが、一昨日は、それが、それぞれ、往復1回、8回まで増え、しかも、筋トレ後の筋肉痛も相対的に軽くなってきました。
 この調子で、これからも着実に続け、無理をせず、記録を延ばして生きたいと思っています。

2 歯医者

 結局、3本目の、問題の歯については、半分だけ抜くことにし、先週抜いた結果。全部で3本分の歯が抜けた状態になり、かつ、医師との相談で、ブリッジや入れ歯にすることなく様子を見ることになりました。
 結果的に、ひふみんの顰に倣ったことになります。
 で、本日、抜歯後のチェックと、歯垢取り、のためにこの歯医者に行ってきたのですが、驚いたのは、これからは、チェックと歯垢取りのために、半年ごとに来院すればよい、と言われたことです。
 引っ越し前のかかりつけの歯医者では、2か月に1度の歯垢取り来院を求められ、それが、引っ越し後の、これまでの歯医者では、その倍の1か月に1度の来院が「義務化」されるに至っていたというのに・・。
 確かに、1か月1度見てもらっていても、虫歯が発生しましたし、3本分の歯を抜かなければならない事態にあいなったわけです。
 しかも、今回半分抜歯した歯は、その歯医者で、大掛かりな「治療」を施された歯であった、ときています。
 手抜きや技量の未熟さなんてことは考えたくもないし考えないこととして、頻繁に歯医者を訪れたとしても、加齢に伴う歯の劣化・老化は止めようがないし、その進行を遅らせることすらできない、ということなのでしょう。
 やはり、この新しい歯科医師も名医である、と言ってよさそうです。
 大森駅近くの、名医であるところの、眼科医師と歯科医師に共通するメルクマールは何か。

一、患者とのコミュニケーションを丁寧に行う
二、患者の来院を最低限に抑えようとする。
三、診療所は汚くはないが、院内外のリフォームを殆どやっておらず、古ぼけて見える。
四、医師の学歴が相対的に高い。

 それぞれの項目についての、その所以の説明の要はないでしょう。