太田述正コラム#9840(2018.5.23)
<皆さんとディスカッション(続x3716)>
<太田>(ツイッターより)
「…中村知事は文書について「…出したもの<は>、何も改ざんする必要がない。
ありのままの報告書類を提出した。
それ以上は言いようがありません」と述べ<た。>…」
https://www.asahi.com/articles/ASL5Q52KCL5QPTIL017.html?iref=comtop_8_06
「自民・竹下亘総務会長「何が本当か分からない…」愛媛県新文書に困惑…」
https://www.sankei.com/politics/news/180522/plt1805220044-n1.html
「愛媛県新文書は「また聞きのまた聞き」公明党・山口那津男代表…中村時広知事の国会招致<にも>…否定的…」
http://www.sankei.com/politics/news/180522/plt1805220043-n1.html
自民党の「重鎮」と公明党代表という、2人(匹)の「鼠」のどちらの方のカンが正しいのか、時間を早送りして、早く、安倍チャン夫妻の結末を知りたいもんだねえ。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
反則タックル問題まとめ。↓
「・・・選手は「試合前日の練習後、コーチから、お前をどうしたら試合に出せるか監督に聞いたら相手のクオーターバックの選手をワンプレー目でつぶせば出してやると言われた。『クオーターバックの選手をつぶしに行くので使ってください』と監督に言いに行け。相手がケガをして秋の試合に出られなかったらこっちの得だろうと言われた」・・・」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180522/k10011448151000.html?utm_int=news_contents_news-main_001
「関学大監督、日大選手の告白に「愕然」 会見出席の勇気はたたえ「立派な態度」・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/sports/%e9%96%a2%e5%ad%a6%e5%a4%a7%e7%9b%a3%e7%9d%a3%e3%80%81%e6%97%a5%e5%a4%a7%e9%81%b8%e6%89%8b%e3%81%ae%e5%91%8a%e7%99%bd%e3%81%ab%e3%80%8c%e6%84%95%e7%84%b6%e3%80%8d-%e4%bc%9a%e8%a6%8b%e5%87%ba%e5%b8%ad%e3%81%ae%e5%8b%87%e6%b0%97%e3%81%af%e3%81%9f%e3%81%9f%e3%81%88%e3%80%8c%e7%ab%8b%e6%b4%be%e3%81%aa%e6%85%8b%e5%ba%a6%e3%80%8d/ar-AAxCBG9?ocid=ientp
http://www.sankei.com/west/news/180522/wst1805220080-n1.html
「関学大側 日大選手直接謝罪の事実 非公表だったワケ ・・・」
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/05/22/kiji/20180522s00040000222000c.html
「日大広報部「QBつぶせ」は事実も“誤解”「思い切って当たれ」の意味「心苦しい」「心痛む思い」「反省」・・・」
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/05/22/kiji/20180522s00040000263000c.html
「・・・日大コーチが発したという「潰せ」という指示はアメフト界では日常的に使われて<おり>、「『ルールを守った上で、激しいプレーをしてこい』という意味に近く、その言葉だけなら日大側が言う『受け取り方の乖離』の可能性もあり得る」・・・。
ただ、各選手に明確な役割が与えられ、1プレーずつ作戦を練るこの競技において、日大選手がコーチから言われた「アライン(守備位置)はどこでもいい」という言葉は、「そんな指示はあり得ない。事実だとすれば、それはもうアメフトではない」・・・。
さらに、選手が会見で明らかにした、「相手のQBがけがをして秋の試合に出られなかったらこっちの得だろう」というコーチの発言についても、「考えられない」・・・。
選手は異常な数々の言葉を浴びせられており、・・・「これだけ言われた上で『潰せ』と指示されたら、選手が『けがさせろ』の意味で理解したとしても全く不思議ではない。乖離で片付けられるものではない」・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASL5Q7V90L5QUTQP042.html?iref=comtop_8_02
出し惜しみしないでー。↓
「今治市、柳瀬氏との面会裏付け=参院予算委に出張精算書提出・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/180522jijiX128/
次回オフ会「講演」がらみで感慨。↓
「荻外荘を復元へ 近衛文麿元首相の私邸・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201805/CK2018052302000146.html
<これもだ。支那、インドの今日は日本が作ったからね。なお、前に指摘したように、中共はインドとの「対立」を演出することで、米国等からの風当たりを弱めようとしてきたんだよね。↓>
The new world disorder: is war inevitable in the Asian century?–A hard-headed realpolitik now governs the battle for influence between China, the US and India・・・
https://www.ft.com/content/90e35176-5863-11e8-806a-808d194ffb75
それにしても、上の記事といい、米国が、相対的に没落しつつある自国を正視しない悲喜劇をここにも感じる。↓
・・・the European project owes its very existence to the beneficence, sacrifice and tutelage of the United States, and still relies upon Washington for its security.・・・
https://www.washingtonpost.com/news/posteverything/wp/2018/05/22/europeans-want-to-break-up-with-america-deep-down-they-should-know-they-cant/?noredirect=on&utm_term=.fcba9b0644e3
本件で、日本の主要メディアの論調だけ、「世界」からかけ離れてるなあ。↓
「中国が対米貿易問題で「譲歩」を明言できない理由・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%8c%e5%af%be%e7%b1%b3%e8%b2%bf%e6%98%93%e5%95%8f%e9%a1%8c%e3%81%a7%e3%80%8c%e8%ad%b2%e6%ad%a9%e3%80%8d%e3%82%92%e6%98%8e%e8%a8%80%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%81%aa%e3%81%84%e7%90%86%e7%94%b1/ar-AAxBcBq?ocid=ientp#page=2
Trump’s trade war with China is over for now. China won.・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/trumps-trade-war-with-china-is-over-for-now-china-won/2018/05/22/aba97b3e-5ddb-11e8-a4a4-c070ef53f315_story.html?utm_term=.eabbebb854d8
米朝会談は、とにかく開かれ、米朝ともがめでたしめでたしで終わる、との予想だな。↓
・・・If Mr. Trump and Mr. Kim do sit down in a room in Singapore on June 12, it is clear that denuclearization is all but off the table in the short term. But analysts suggested Mr. Trump would have no trouble finding other ways to claim victory.
“The reality is that the summit will be a success because Trump will package, sell, and call it a success to his supporters,”・・・
https://www.nytimes.com/2018/05/22/world/asia/trump-kim-north-korea-summit.html?hp&action=click&pgtype=Homepage&clickSource=story-heading&module=first-column-region®ion=top-news&WT.nav=top-news
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
まるで、日本の新聞の記事みたい。↓>
「日本の成田国際空港が40周年 平坦ではない道のり・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0522/c94476-9462734.html
<これもや。↓>
「日銀がインフレ目標の達成時期を削除したのはなぜか・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0522/c94476-9462728.html
<日中交流人士モノ。↓>
「小松総領事「日中の良い関係は世界の平和と安定にとっても非常に重要」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0522/c94473-9462830.html
「中日学生手話友好交流イベント 江蘇省南京市・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0522/c94473-9462641.html
<ここからは、サーチナより。
だそうです。日本へ行けキャンペーン。↓>
「国内で買うより安いから・・・日本に来て中国タバコとマオタイ酒を「爆買い」する中国人・・・」
http://news.searchina.net/id/1659778?page=1
<これもよ。↓>
「観光客が急増する中で「変わらない」努力を続ける、日本の白川郷の魅力・・・」
http://news.searchina.net/id/1659799
<ここからは、今日頭条記事以外の引用。
日本へ行けキャンペーンが成功したからこそ・・。↓>
「なぜ中国人はここまで・・・中国で「日本旅行」が人気である理由・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1659784?page=1
<これもだ。↓>
「 中国メディアの快資訊は・・・芸妓さんたちが不快と感じる行動を取る中国人旅行客が増えていることを伝え、お座敷遊びには様々なルールがあるうえ、日本では「写真を撮ること」にもマナーが求められることを強調している。
記事は、日本を訪れる中国人旅行客の増加に伴い、問題が起きるケースが増えていることを指摘している。例えば、街を歩いている芸妓さんの写真を盗撮したり、芸妓さんが舞を披露している最中に同意を得ずに壇上に上がり、一緒に写真を撮ろうとするなどの行為に対して、芸妓さんたちの不満を招いていると紹介した。
さらに、一部の中国人旅行客は料金を支払って芸妓さんたちのプライベートを写真に収めようとすることを紹介し、そうした行為はルール違反であることを指摘している。そして、芸妓さんの写真を撮る場合には、必ず彼女たちの同意を得てから撮るように勧め、日本は中国のように他人の写真を勝手に撮影できる文化ではないと紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1659779?page=1
<日本の人間主義的製品を激賞。↓>
「・・・中国メディア・捜狐は・・・日本のバス・トイレにおける細やかな設計や工夫について紹介する記事を掲載した。特に、風呂上がりに感じるある「不便」を解消する工夫に感銘を覚えたようだ。・・・
お風呂関係で取り上げたのは、脱衣所の洗面台などに取り付けられた鏡に備えられている「防曇機能」である。「鏡は美を愛する人にとって最愛のアイテムだが、冬場は入浴後に鏡を見ようとすると温度差によって鏡全体が結露してしまう。そこで日本では、鏡の裏に加熱装置を取り付け、スイッチをオンにすることで鏡の中央部分が曇らないようになるのだ」と説明した。
記事は「防曇機能のコストは決して高くない。日本人はきれいすぎる外観や豪勢な装飾を追求しない代わりに、細かい部分にこだわって使用者に思いもかけない便利をもたらすのである。デザインの源は生活に、そして考えることにある。考えの背景には、細かいことに対する注目があるのだ」と論じている。」
http://news.searchina.net/id/1659782?page=1
<日本に倣えキャンペーン。↓>
「中国メディアの快資訊<が、>・・・年金制度や退職金制度、医療保険制度など、日本は中国より整備された社会保障があるため、老後は必ずしも子の世話になる必要がないのだと指摘し、中国も社会保障が充実すれば、「養兒防老(子を育てるのは、自分が年老いた時に世話をしてもらうため)」という伝統概念に変化が生じるはずだと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1659785?page=1
<これもであるな。↓>
「・・・中国メディアの快資訊はこのほど、「日本原産の柴犬が中国人に深く愛される理由」と題する記事を掲載し、中国原産の犬が複数存在するなかで、柴犬が広く愛される理由について考察している。
記事は、中国で柴犬は非常に高値で取引されていて、一般のビジネスパーソンの約2カ月分の給料ほどもすると紹介。これだけ高額なのは中国で柴犬の人気が高いからに他ならないと指摘する一方で、中国原産の犬の多くは誰にも見向きもされないのが普通だと論じた。
続けて、中国では「犬を飼うなら外国の著名な品種を飼いたい」と考える人が多いとし、それゆえ中国原産の犬は人気がないと強調。特に中華田園犬と呼ばれる犬種は柴犬に似た外見をしているのに、やはり人気が高まらないと指摘し、その理由は毛色や大きさ、性格など「血統の標準化」がなされていないことが理由であると指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1659795?page=1
<これもまたそうであるな。↓>
「中国メディア・東方網・・・記事は、「近ごろ、青森・弘前公園の桜の写真がネット上で人気を集めている。毎年春には全長20キロメートルの長い通りに、オオヤマザクラが満開に咲き乱れ、川の水面がピンク色の花びらで埋め尽くされる。その様子は一目見るとあまりのロマンチックさに窒息しそうになる」とし、まるでピンク色のじゅうたんを敷き詰めたような水面の写真を数枚紹介した。
そのうえで、「これらの写真を見た後で、自分の家の前には『抹茶川』が流れているとして写真を示した中国のネットユーザーがいた。確かに写真に映っている川の水は緑色で、抹茶川と表現するのも理解できる。しかしこの緑色は、河川の汚染によって発生した色だ。深刻な汚染で藻が大量に発生し、水中生物が窒息死してしまっている」と伝えた。
そして、「抹茶川」を見たネットユーザーたちから「なぜか臭ってくる写真だな」、「美しい桜の川の写真を見た後だったので、写真を拡大するまでは本当にお茶の川だと思ってしまった」、「これから抹茶を見るのが怖い」といったコメントが寄せられたと紹介。また、別のユーザーからは「チョコレート川」もあるぞとの声も出たとしている。」
http://news.searchina.net/id/1659800?page=1
<日本人ながら、苦笑しつつ胸を張る。↓>
「・・・中国メディアの快資訊<によれば、>・・・国によって定時運転の定義が違うので比べるのは難しい・・・。時間に厳しいスイスでは「3分以内」、基準が2つあるドイツでは「5分」と「15分」以内では定時とみなされるというが、日本では東海道新幹線が「年間平均遅延時間が50秒を超えてしまった」ことで謝罪したことがあることを考えると、やはり日本の正確さは次元が違うと言えるだろう。多くの鉄道会社では、5分以上遅れた場合遅延証明書が発行されるほどだ。。。。」
http://news.searchina.net/id/1659796?page=1
<日本の女性に嫁に来てもらうように努力せよキャンペーン。↓>
「日本人男性に嫁ぐ中国人は多いのに! 中国人男性に嫁ぐ日本人女性が少ないのはなぜ?・・・中国メディアの快資訊・・・
記事は、最大の原因は、「両国間の政治や歴史」にあると主張し、中国人の親世代は日本人に対する偏見があると主張している。また、日本人女性にとって中国人に嫁ぎ、中国で生活することは非常に大きな挑戦となるとしたほか、今はまだ日本のほうが経済的に豊かであることが主な原因であると主張した。
他にも記事は、日本人女性から見た中国人男性のファッションセンスがないことや、いい加減な受け答え方、さらに、大雑把な性格や礼儀を意に介さない態度などが、良くない印象を与えていると主張している。」
http://news.searchina.net/id/1659798?page=1
<ホントは、理由、分かってるくせに。↓>
「中国メディアの快資訊は・・・日本経済は20年も低迷してきたのに、いまだにGDPが世界3位というのは驚きだとする記事を掲載した。・・・
記事はまず、ただでさえ小さな島国で経済的に不利なはずの日本が、戦後に敗戦国になったにも関わらず復興に成功したことに言及した。これには、ドイツのように国が分断して占領されなかったこと、朝鮮戦争が経済回復にチャンスとなり、その後急速は経済発展を遂げたと分析した。
その後、1985年のプラザ合意で円高ドル安となったためバブル経済となり、多くの日本人が余ったお金を不動産へ投資したため、不動産価格が急上昇し、1995年にはピークを迎えたものの、その後バブルが崩壊して長い経済低迷の時期が始まったと伝えた。
とはいえ、日本経済は今でも高い水準を保っていると記事は指摘。英国、フランス、ドイツよりもGDPが高く、生活レベルも高くて経済が安定しているため、アジア諸国から出稼ぎに来る人が多く、彼らは日本で稼いで故郷を豊かにしているほどだという。これには、中国からの出稼ぎ労働者も含まれているのだろう。
こうした日本経済について、記事は何度も「本当に不思議」な話だと繰り返している。」
http://news.searchina.net/id/1659817?page=1
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太田述正コラム#9841(2018.5.23)
<眞壁仁『徳川後期の学問と政治』を読む(その76)>
→非公開