太田述正コラム#9920(2018.7.2)
<皆さんとディスカッション(続x3756)>

<太田>(ツイッターより)

 パリで、ベランダから落ちそうになっていた坊やを、外壁をよじ登って助けた、マリからの不法入国者。このたび、めでたく、定期採用の24名中の1名としてパリ市消防に就職。なお、この坊やを一人にした父親には9月に判決が下される。
https://edition.cnn.com/2018/07/01/europe/spiderman-first-day-paris-fire-brigade-intl/index.html
 これくらいしか話題がない平和な夜だなあ。

 「…安倍が16年間通った母校・成蹊大学の元学長で、安倍の恩師でもある宇野重昭は、…安倍のことをこう語った…。
 「(違憲だと批判された安全保障関連法制は)間違っていると思います。
 私の国際政治学(の授業)をちゃんと聞いていたのかな、と疑っているところです。
 (中略)はっきり言って彼は、首相として、ここ2、3年ほどの間に大変なことをしてしまったと思っています。
 憲法解釈の変更などによって平和国家としての日本のありようを変え、危険な道に引っ張り込んでしまった…
 現代日本にあるべき保守とは何か。
 民衆は、生活のことを第一に考える穏健な保守を望んでいる層が大半でしょう。
 (中略)でなければ、(肯定的な意味で)歴史に名を残すのではなく、とんでもないことをやった総理として歴史にマイナスな名を残すことになる」…」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%82%92%e7%a7%81%e7%89%a9%e5%8c%96%e3%81%97%e3%81%a6%e9%96%8b%e3%81%8d%e7%9b%b4%e3%82%8b%e5%ae%89%e5%80%8d%e5%a4%ab%e5%a6%bb%e3%81%ae%e7%95%b0%e5%b8%b8/ar-AAzrJ5m?ocid=iehp#page=2
 いや、これぞ出藍の誉れ。
 「平和国家<(=米属国)>」の「穏健な保守」を堅持するために、妻と共に嘘を重ねてまで砕身努力。

<太田>(2018.6.29)

 <US、七氏、globalystの>皆さん、八幡市の担当者から下掲のメールがあったので、主要部分をお送りしておきます。
 講座タイトル、テーマ(3回)について、ご意見あらば、お寄せください。

             記

 八幡市立生涯学習センター館長の・・・です。
 ・・・ご連絡が大変遅くなり、申し訳ございませんでした。
 6月18日の大阪北部を震源としたマグニチュード6.1の地震で、八幡市は阪神・淡路大震災以来となる震度5強の強い揺れを観測し、屋根や壁などの損壊が約230戸の被害を受けました。幸い当センターは被害はなかったものの被災者への支援(私どもの担当の公民館等6館は自主避難所として開設。現在は閉鎖し、り災証明、被災家屋の調査)を現在行っています。6月市議会や地震発生でご連絡が遅くなり申し訳ございませんでした。
 さて、・・・ご講演ですが、お示ししていただきました日程で市長の了承も得ており、連続講座の詳細案を別添のとおり作成いたしました。
 つきましては、その内容をご確認いただき、修正・追記等あれば、ご教示ください(ベースは26年度の本市でのご講演です)。
 初回講座は、11月ですが、生涯学習センターだより9月号に予告記事を掲載する予定(本番は11月号)です。

<後略>

[添付文書]

国際問題セミナ-
「明治維新150年を国際問題から考える」(案)
1.目 的 激動する世界情勢の中で、日本はこれからどこに向かっていくのか?
今、日本の積極的な多国間外交のあり方が問われています。国際政治の現在の姿を浮き彫りにし、国際理解へ向けて、3回にわたり問題喚起を行っていただきます。

2.日 時 平成30年11月24日(土)
平成31年 1月26日(土)
3月23日(土)
※いずれも午後1時30分~3時(連続3回講座)
3.講 師 評論家
元防衛官房審議官 太田 述正 さん
4.会 場 八幡市立生涯学習センタ- 3階ふれあいホール
5.主 催 八幡市教育委員会
6.主 管 八幡市立生涯学習センタ-
7.対象者 八幡市民及び近隣市民
8.定 員 80名(先着順)
9.受講料 無 料

<中略>

12.プログラム
第1回 平成30年11月24日(土) 午後1時30分~3時
テーマ『北東アジアを取り巻く世界』
第2回 平成31年 1月26日(土) 午後1時30分~3時
テーマ『北東アジア(中国・朝鮮・日本)』
第3回 平成31年 3月23日(土) 午後1時30分~3時
テーマ『明治維新の世界史的意味』

<US>(昨日)

どのような話をされるのかわかりづらいため、・・・いくつか教えてください

– 1, 2 が現在の話で、3が150年前の話で良いでしょうか?

⇒1、2は文明論、3は、明治150年をどう見るか論、です。(太田)

– 1 の北東アジアとは、日本、中国、朝鮮半島、ロシアで良いでしょうか? モンゴルはどうされますか?(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9D%B1%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2

⇒ロシアは入りません。モンゴルはオミットします。(太田)

– 1 の北東アジアを取り巻く世界って、ロシアと米国のことを話題にされるのでしょうか?

⇒支那、朝鮮、以外の全ての文明・・但し、私が既に論じてきたものに限る・・です。(太田)

かつて日本がロシア南下を防ぎ今では中国によってそれは完全い防がれている現在、日本語の言うところの取り巻くっていう感じより、中国が覇権国家へなるべくして、ヨーロッパやアフリカへ積極的に動いている方が目立つような気がします。旧大国の凋落を述べるのでしょうか?

⇒上と同じ。(太田)

ちょっと感じたこと。
2 の朝鮮とは韓国・北朝鮮をさすと思いますが、核実験を始めるまではきっとこの手の話で、中国、日本、韓国と肩を並べることがなかった北朝鮮が当たり前のように同列に扱われていることにちょっとびっくりしました。今までは、中国ー日本、韓国ー日本、中韓日というくくりで北東アジア情勢を論じることが多かったと思いますが、ここ数年で、北朝鮮も含めて論じるのが当たり前になってきました。それも数ヶ月前までは北東アジアの困ったちゃんの扱いだったものが、米朝会談後は、大国相手に堂々と交渉する立派な独立国家として彼らの戦略を気にしないで議論することはできなくなってきています。核は迷惑ですが、金正恩氏は祖父も父も成し得なかった、大国に対して自国を普通の国待遇レベルに格上げさせることに成功した出来の良いリーダーなのだなぁとちょっと思いました。それが習近平氏の策略なのかどうかは私にはわかりませんが。

⇒かつて日本文明<で>、後に日本文明強制継受の試みがなされたことがあるところの、朝鮮、現在、日本文明継受中の支那、といった感覚です。(太田)

<US>(本日)

 またいくつか教えてください。

1の対象は、アングロサクソン、ヨーロッパ、ロシア、米国 で良いですか?
これまでと同様のマクロ的なカトリシズムを元凶とした説明でしょうか?
トランプ大統領の動き, BREXIT, イスラム国などの時事性のある話を絡めた方が聴講生の受けは良いような気もしますが、文明論を背景にした説明ができるかわかりません。

⇒イスラム、インド、も当然入ります。(太田)

2の、支那、朝鮮、日本の各文明論ですが、北朝鮮を含めた朝鮮半島の文明論ってこれまで何か論じらたことありましたでしょうか?
過去掲示板を探しましたが韓国については見つけられましたが北朝鮮についてはよくわかりませんでした。

⇒私のこれまでの取り上げ方が朝鮮半島南部偏重であった、というご指摘なのでしょうが、私の頭の中では、必ずしもそうではなく、朝鮮(朝鮮半島全体)の文明論を語ってきたつもりです。
 南(新羅)が南と北を統一した時に初めて朝鮮半島全体が統一されたわけですよね。(太田)

3ですが、明治維新とは、大国清が英国等列強に骨抜きにされている中、日本が北東アジアにおいてロシア南下を防ぐ役割を担うために、国際社会に飛び出したイベントであることを説明するために、横井小楠コンセンサスを起点にし、最後は対露100年戦争勝利で締めくくる話にするのでしょうか? 日露戦争から対露100年戦争勝利までは講演資料もありよくわかるのですが、明治維新から日露戦争までの間の流れがよくわかりません。最近の西郷、島津のブログのように明治維新の偉人たちは意外とローカルな視点の持ち主でロシアの南下について無頓着だったような感じを受けています。

⇒西郷は論ずるに足らず、ということで、斉彬についてですが、もう一度前回の「講演」原稿を読み返されれば、その正反対であることがお分かりいただけると思いますよ。
 横井小楠コンセンサスと島津斉彬コンセンサスとの関係についても<ぜひ理解していただきたいと思います>。(太田)

<BW8ZeTyp>

 BBCの伊藤詩織特集”Japan’s Secret Shame”を視聴できたので検証する。
https://togetter.com/li/1242157#c5142042
 この報道姿勢はオリエンタリズムと言うべきか、それとも人種主義か?

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 アイス曲芸の道もアイスバレエの道も止めてどうすんのよ。↓

 「・・・今季から<フィギュアスケートの>ルールが変わる。4回転ジャンプの基礎点は大きく下がり、ミスした際の減点は上がった。
 スピン、ステップも含むプログラム全体で表現する選手には追い風だ。
 一方、フリーの演技時間が4分30秒から4分に短くなる。体力の負担が軽くなるようにみえるが、表現力だけで会場の空気を支配できる・・・ようなタイプには、見せ場が減ることを意味する。・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32474740R00C18A7UU3000/

 明治150年なんてあっという間。↓

 「徳川慶喜の孫で作家の井手久美子さんが死去・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASL717KLRL71UTIL02B.html?iref=comtop_list_obi_n01
 そりゃ、恩師、表敬訪問だよ。↓

 「習近平国家主席が視察先に選んだのは…日清戦争博物館だった 大敗した「国恥」の歴史から何を学ぶ?・・・」
http://www.sankei.com/premium/news/180702/prm1807020004-n1.html

 伊、仏、米、西、英、つまりは、欧米自慢ってやつだが、それができるのも、早けりゃ後10年くらいじゃないの。↓

 The five countries that set world culture・・・
http://www.bbc.com/travel/story/20180701-the-five-countries-that-set-world-culture

 因果関係の見極めは容易じゃないって例。↓

 「・・・週に1−3杯飲む人の死亡リスクを1とすると、全く飲まない人は1.25、毎日飲む人は男性1.19、女性1.38になるということです。さあこれで少しの酒はやっぱりいいぞとならないのが医学の難しさです。
 <これは、>少量の飲酒が健康に有益であることを証明するものではない・・・、少量飲酒者は高収入で、健康的な食生活を送り、運動量が多い傾向がみられ、これらの要因が余命の延長をもたらした可能性<、>・・・適度に飲む人は全く飲まない人より裕福で、いっぱい飲む人より自制心が高い可能性<がある>。・・・」
http://blogos.com/article/308206/

 既報研究の新たな紹介。↓

 Why You Should Enroll Your Kids in Piano Lessons・・・
http://time.com/5322121/music-lessons-language-learning/

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 日中交流人士モノ。↓> 
 「中日合作長編アニメ映画「詩季織々」が8月4日に封切り・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0630/c206603-9476311.html
 <連日、啓発中。↓>
 「日本の「スマートシルバー経済」が中国に与える啓発・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0629/c94473-9476292.html
 <ここからは、サーチナより。
 その通りだな。↓>
 「今日頭条は・・・真夏の厳しい暑さをしのぐ日本人の一風変わった習慣について紹介する記事を掲載した。
 記事は上海など中国国内がすでに猛烈な暑さに襲われていることを紹介。「超高温の天気で、屋外に1秒でもいたら溶けてしまいそう。まぶしい太陽を浴びて額から間断なく汗の珠が出てくる。ああ、早くエアコンに当たりたい」と暑さを表現した。
 そのうえで、「日本には30℃、いや、40℃になってもスーツにネクタイ姿のサラリーマンがいて、その屈強な意志力には敬服してしまう。一方で、日本人には高温による支配から逃れる独特の技術を持っているのだ」としている。
 まず紹介したのが、今年は7月20日にやって来る土用の丑の日食べ物、ウナギ。今年は例年になく稚魚の数が少なく、値段のさらなる高騰が予想されるが、「うな丼やうな重はスタミナをつけてくれ、夏の暑さから来る疲労感を解消して元気にしてくれる。ウナギの栄養価は非常に高いのだ」と説明した。
 続いては、夕方になると街でよく見かける打ち水の習慣だ。「地面に水を撒くことで、水分が蒸発する時に熱エネルギーを持って行ってくれ、温度が下がって涼やかになるのだ」とした。また、「風鈴も日本人ご自慢の暑さ凌ぎ対策。ガラスや金属で作られ、見た目が涼やかなだけではなく、微風がふくと実に爽やかで美しい『歌声』を奏でてくれる。これで脳が癒され、体温が下がるのだ」と紹介している。
 さらに、江戸時代に始まったとされる日本の夏の伝統行事である花火大会についても言及。「好きな人と一緒に川辺に座って花火を眺め、夏の日のかすかな風が頬をなでる。気温が下がるだけではなく、甘酸っぱい夏の味を味わうこともできるのだ」と伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1662362?page=1
 <人間主義と人間主義的非人間主義を身に着ける過程での試行錯誤ってやつね。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊・・・「中国にはどんな精神があるのか」中国人ユーザーたちの答えの数々を紹介している。
 中国人は、倫理思想を表す「〜精神」という言い方を好む。「武士道精神」は、新渡戸稲造の著作からきているが、中国人はこれをたびたび引き合いに出している。では中国にはどんな精神があるのだろうか。
 記事は「紅船精神」、「長征精神」、「雷峰精神」があると指摘。「紅船」は第1回党大会が開かれた場所で建党の精神を示しており、中国人には奮闘できる精神があると誇らしげに伝えている。「長征」とは、国民党軍に敗れた紅軍(中国共産党)が江西省瑞金を放棄し、2年間国民党軍と交戦しながら1万2500キロを徒歩で移動したことで、あきらめずに勇敢に前に進む精神を示しているという。「雷峰」とは、若くして亡くなった共産党員で、人のために奉仕するなど人民解放軍の思想的モデルとされている。
 つまり、中国の精神は政治的な色合いの濃いものばかりで、共産主義的精神がメインのようだ。しかし記事は、ほかにも1919年5月4日に始まった反帝国主義運動の「五四精神」や、有人宇宙飛行を成功させた「航天精神」、多発する洪水に立ち向かう「抗洪精神」、「職務に敬意を持つ精神」、「イマジネーションの精神」、「誠実さの精神」なども挙げた。
 記事は、このような精神が中国では非常に多く見られ、若者が中国の栄光ある歴史を担い民族の偉大な復興というチャイニーズドリームのために奮闘してくれていることを誇りに思うと自画自賛して結んだ。」
http://news.searchina.net/id/1662363?page=1
 <概ね定番。↓>
 「主食と主食を組み合わせるなんて! 日本人の食習慣は不思議すぎる・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1662364?page=1
 <これもや。↓>
 「日本人はなぜ災害に対して高い危機意識を持つのか・・・それは教育にあった・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1662365?page=1
 <その通りであるよ。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊はこのほど、日本はポーランド戦の終盤で試合を放棄したと指摘する一方、格上ポーランドを相手に試合終盤までに見せた日本の戦いぶりは称賛されるべきであると伝え、「なぜ中国人は日本の美点を認め、称賛しようとしないのか」と問いかけている。
 記事は、日本がポーランド戦の終盤で「消極的なプレー」に終始したのは確かに日本人の「何でも完璧を求め、細部まで手を抜かない国民性」に合致しないように見えたと指摘。だが、それだけで日本サッカーの全てを否定すべきではないと伝え、コロンビア戦とセネガル戦、そして、ポーランド戦の試合終盤までの戦いぶりを見るべきだと論じた。
 さらに、サッカー日本代表はFIFAランキング8位のポーランドを相手に非常に良い試合を展開したと指摘し、日本は何度もポーランドに脅威をもたらしたと紹介。日本はアジアの国が世界の強豪国と戦うためにはどうすれば良いのかを明確に示したと伝え、これはアジア人にとっての希望でもあると論じた。
 また記事は、中国がサッカーの分野で成長するうえで必要なのは日本の成功を認め、日本と中国の差を認識し、日本に積極的に学ぶことであると伝え、「中国人は日本の美点を認め、称賛すべきである」と伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1662386?page=1
 <ムハハハ。↓>
 「W杯で日本の戦績予想的中させた日本のタコ、茹でられる・・・中国メディア・新浪・・・
 中国のネットユーザーは「日本はやっぱり実務的な民族。決勝トーナメントの結果なんて占う必要がないから、食べてしまうんだ」、「食べちゃうの? 全部当てたら安らかな老後を過ごさせてあげればいいのに」、「日本人は海洋動物を食べることに対しては容赦がないんだな」、「どうやらこのタコは、多くの事を知り過ぎたようだ」などといったコメントを残している。」
http://news.searchina.net/id/1662367?page=1
 <分かるなあ。↓>
 「中国代表選手、SNSで心境吐露「正直、W杯に出た日韓がやっぱり羨ましい」・・・中国メディア・網易・・・」
http://news.searchina.net/id/1662380?page=1
 <そうかねえ。↓>
 「・・・今日頭条は・・・「どうして日本はグループリーグを突破したのに、それでも自国から厳しいコメントを浴びるのか そこからは日本文化の知られざる一面が見える」とする記事を掲載した。
 記事は、日本のサッカーについて「近年は国際大会や海外トップリーグで優れたパフォーマンスを見せている。われわれはそれに羨ましさと嫉妬を覚えざるを得ない。最近のW杯における日本代表の活躍にはなおさらだ。しかし、日本のサポーターや日本のメディアは日本代表の細かい部分を取り上げて批判を展開したり苦言を呈したりする」とした。
 そのうえで、「日本という国は近代以降非常に厳格な国に変わった。それは現代でも同じで、日本のユース育成の厳しさや統一性については中国のネットやメディアがしばしば伝えてきた。規格を統一してそれを厳しく守ることが、日本のサッカーを急速に成長させた大きな要因の1つなのだ。そしてまた、サッカーにおいて栄誉感を重んじることが、彼の骨髄にまで染み込んでいる。それは、『全力を尽くして失敗するのはいい。しかし、怠慢なプレーはいかに成功を得たとしても許さない』という言葉で表現される。なぜなら、未来の子どもたちの手本となるからだ」と説明している。
 そして、「こういった文化的な背景があるからこそ、成功を勝ち取ったとしても、なおもサポーターやメディアから苦言を呈される。選手たちが謝るのも、後輩たちに『このようなやり方は誤りだ』と教えるためなのだ。彼らは自分たちの過ちに責任を負う。このような文化が徐々に今の日本の状況を作り上げたのだ」と伝えた。
 一方で「同じサッカー大国である中国の代表は、自分が正しいことを説明するための理由を何千何万と探し出そうとする。こんな態度だからこそ、われわれはなかなかW杯に行けないのだ。中国サッカーの足かせになっているのは、規則や環境ではなく、こういった文化的な態度だと思う」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1662368?page=1
 <ま、どーでもいいんでないの、と言うとパンダ愛好者達に叱られるか。↓>
 「パンダたちを中国に返すなと叫ぶ日本人・・・その理由を、われわれはちゃんと反省すべきだ!・・・中国メディア・東方網・・・」
 <ガス抜きやねん。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊・・・記事は、日本では誰も広場ダンスをしない理由として、「高齢化社会」と「年金制度」が原因ではないかと考察。日本の法律上では60歳が定年退職の年齢となっているが、65歳になってようやく年金を受け取ることができるゆえ、多くの日本人は65歳まで働くと紹介、「日本人はダンスなど踊っている暇がないのだ」とした。」
http://news.searchina.net/id/1662371?page=1
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太田述正コラム#9921(2018.7.2)
<松本直樹『神話で読みとく古代日本–古事記・日本書紀・風土記』を読む(その13)>

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