太田述正コラム#9952(2018.7.18)
<皆さんとディスカッション(続x3772)>
<太田>(ツイッターより)
「日EUがEPA署名…来年初めまでの発効目指す…」
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180717-OYT1T50095.html?from=ytop_top
本件をこの時間帯<(昨夜(太田))>にトップに持ってきた讀賣はエライ。
日本はTPPにも署名済みであり、後は中韓とさえFTAを締結できれば、(豪・加を引き抜いた形で)米英が蚊帳の外、と島津斉彬コンセンサス通りの進行。
< https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/fta/index.html >
「トランプ大統領「北朝鮮の非核化、急がない」…
先月の米朝首脳会談直後、…「金正恩委員長は(平壌に戻って)核兵器を事実上、直ちに解体する」と語った<が、>…言葉が少しずつ変わり始めた。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/18/2018071800787.html
いやなに、最初からICBM開発凍結で手を打つつもりさ。
トランプも役者だわ。
<0cxZF+5V>
≫どっかで慶喜が、「長州は許せるが、薩摩は許せない」と発言していたように思います。慶喜も気がついていたんですね。・・・誰か、知ってる人いませんかね。≪(コラム#9906。太田)
↓おそらくこの発言でしょう。幕府を都合の良いように利用したと慶喜は思っていたのでは。
『長州藩の態度は開明派が指導するようになって以降、一貫として討幕でした。
討幕と表立って発言するとまずいので、尊王攘夷を旗印にしました。
後に15代将軍徳川慶喜は将軍を退いた後、こう語っています。
「長州は許せる、終始一貫として討幕に動いたから。
薩摩は許せない、幕政改革で動いていたはずが、急に討幕に政策変更を行った。」』
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13150112238?__ysp=6ZW35bee44Gv6Kix44Gb44KL44GM44CB6Jap5pGp44Gv6Kix44Gb44Gq44GEIOaFtuWWnA%3D%3D
<太田>
事実だとすれば、薩摩(藩)というよりは、島津斉彬であるわけですが、斉彬の真意を薩摩藩の誰も外部には漏らさなかったこと、と、慶喜の英邁が聞いて呆れるお目出度さ加減、とが、よく分かりますね。
<豊丘時竹>(2018.7.18)http://d.hatena.ne.jp/toyotoki11/20180718
–軍隊持ってればね–
・・・太田さんは自衛隊は軍隊ではないと考えておられる。
クソコウモリさんもそれで納得された。
太田さんが軍隊と認めた時が独立国家日本の誕生だ。
URL;https://www.ohtan.net/blog/archives/10988
–児童虐待–
・・・訳あって、このキーワードで太田述正コラムの「皆さんとディスカッション」のarchivesを調べたところ、二つの記事を探し当てた。・・・
1番目
URL;https://www.ohtan.net/blog/archives/10676 ・・・
2番目
URL;https://www.ohtan.net/blog/archives/10930
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
エー!民放でもNHKの半分強も本来収入があるところがあるのかよ。↓
「・・・民放で・・・最大手の日本テレビホールディングスでも広告収入を中心とするメディア・コンテンツ事業の売上高は年間3800億円ほど。NHKの受信料収入の半分強にすぎず・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33043120X10C18A7I10000/
トルーマン「も」アホの極みだったのね。
対露抑止の必要性に関する日本による米国の「教育」が大変だったワケだよ。↓
・・・in 1947, the Cold War between the Soviet Union and the United States began. But Truman’s opinion of Stalin didn’t seem to change.
“I got very well acquainted with Joe Stalin, and I like old Joe! He is a decent fellow. But Joe is a prisoner of the Politburo,”・・・
https://www.washingtonpost.com/news/retropolis/wp/2018/07/17/he-is-honest-but-smart-as-hell-when-truman-met-stalin/?utm_term=.4723469dff68
例の洞窟救出のコラムなんだけど、下掲のくだりにびっくり。
タイって観光依存経済なのねえ。↓
・・・ Last year, more than 35 million people visited the Southeast Asian country, according to the national tourism authority, accounting for some 12 percent of its gross domestic product. ・・・
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/these-divers-had-a-pretty-chill-life-in-thailand-then-came-the-cave-rescue-mission/2018/07/17/4c34788e-890a-11e8-8b20-60521f27434e_story.html?utm_term=.63aa413de731
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
日中交流人士モノ。↓>
「「万引き家族」、中国で8月3日に封切り 監督がファンに直筆メッセージ・・・」http://j.people.com.cn/n3/2018/0717/c206603-9481488.html
<ここからは、サーチナより。
ま、そんなところだろな。↓>
「・・・中国メディアの快資訊は・・・「日本人は中国のことをどう見ているのか」と題する記事を掲載した。
記事は、日本人が中国についてどう思っているかについてある番組で取り上げられたと紹介。街頭インタビューをもとにした内容で、「日本人は中国に対してある程度の好感を抱いている」ことが分かるという。
たとえば、ある日本人男性は中国の礼儀や文化は日本と違うとしながらも、悠久の歴史と人口の多さ、自国の文化を重視していることを評価している。別の人は、日本と中国は「兄弟のよう」だと表現。兄弟は仲が良い時もあるがけんかする時もあるという意味のようだ。さらに、ある女性は「実際に行ったことがあるので中国人が友好的なのを知っている」と回答。中国について得る情報がメディアを通してだけだったら印象は変わっていたに違いない。いずれも決して悪い印象ではないのが特徴だ。
一方、ある在日中国人は、「日本人は中国を見下しつつも恐れと尊敬の気持ちがあるようだ」との見方を示している。また、日本人は「中国文化や中華料理に強く惹かれているのは日本人の矛盾点だ」と指摘している。記事は最後に、「あえていうならば日本にとって中国は、昔は教師で後に学生になり、今はライバルで今後は未知数ということになるだろう」と立場が変化し続けているとの持論を展開している。」
http://news.searchina.net/id/1663377?page=1
<なるほど。↓>
「中国メディア快資訊は・・・「日本ではマンションやビルの壁面には室外機が取り付けられていない」と伝え、「中国人は心の中で羨ましがってる」と主張する記事を掲載した。
中国には「火炉」と呼ばれる火を焚いたかまどのような暑さになる地域があるように、夏の暑さはとても厳しい。都市部ではエアコンが必須だが、中国ではベランダがないマンションも多いため、壁面に室外機を取り付ける場合が多い。また工事が丁寧とは言えないので、街を歩いていると頭上から室外機からの水滴が落ちてくるなどことも多々ある。
記事は、日本ではビルやマンションの壁に室外機を設置することは一般的に少なく、外観はとても良いと指摘し、「日本は特に施工に気を配り、配置の仕方を考えている」と主張した。
中国人は室内の装飾には十分に気を配るが、室外機の様に目に付かない部分はそこまで気を配らないようだ。記事は日本のベランダにどのように室外機が設置されているかを説明し、「適当に置かれるのではなく予め設計された場所に配置されるので、ベランダに出ても直接目に付きにくい」と伝え、室外機の騒音も殆ど無く、こうした心配も必要ないと指摘した。
中国人には見慣れてしまった景色だが、壁面に室外機がむき出しについていない日本のマンションを見て、心の中では「実用的で心地よい景観と設計を羨ましく思っている」と本音を漏らした。」
http://news.searchina.net/id/1663390?page=1
<これもだ。↓>
「・・・中国メディアの快資訊は・・・日本人の死に対する捉え方について「生と死が同等な国」だと論じる記事を掲載した。
記事は、中国人が日本の映画やドラマを見ると「日本人の死に対する異常な執着を感じさせられる」と指摘した。また、日本では死についてはばからずに語られており、「どのような死に方が楽か」など様々な討論がされていると伝えた。これに対し、中国では今も伝統的なしきたりに沿った葬儀や埋葬がされるだけでなく、先祖に対する供養が日常的に行われ、死に対する捉え方も「恐れ」や「忌まわしさ」が強い傾向があることを紹介した。
それゆえに、日本で行なわれる「終活」の一環として死に装束を試着したり、棺に入る体験をする日本人の姿は中国人には奇妙に映るばかりか、「日本人は死を冷静に受けとめられているだけでなく、思いをはせる事までしている」と驚愕した。さらに、日本人の死に対する冷静な捉え方の背景について「武士道の精神」を指摘し、「戦での死を名誉と捉え、敵に捕まるよりは自害をすることを選ぶことからも日本人の死生観が表れている」と分析をした。
また、別の面として日本では自然災害が頻発しており、危機的な状況に多く直面しているとし、死を冷静に受け止め、泣きわめく姿はあまり見られないと主張、「日本人にとっては生と死が同等で、そこまで強い未練を持つ必要もない」と独自の見解を述べた。
他にも、日本の住宅地の中に墓地があるのも異様な光景に映り、墓に黄色や白の花が飾られているのを見ると「死に対する恐怖感ではなく安らぎを抱いていることを感じさせる」とした。」
http://news.searchina.net/id/1663420?page=1
<今後、定番化?↓>
「「日本の街には中国語の貼り紙ばかり」と憤慨する中国人観光客・・・いったいなぜ?・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1663396?page=1
<定番。↓>
「気まずすぎる! 日本のトイレで見かける「使用済みの紙は流して」という注意書き・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1663421?page=1
<後一息。↓>
「・・・中国メディアの快資訊・・・記事は、中国人の民度が低いとみなされる理由として「声が大きいこと」、「所構わず痰を吐き捨てること」などを挙げ、「日本人はロシアで開催されたワールドカップで自発的にスタジアムの清掃を行うような国民」であると主張。こうした行動が取れる日本人に対し、痰を吐き捨てたり、ポイ捨てしたりする中国人が「民度が低い」と指摘されることは「偏見でも蔑視でもない」と主張している。」
http://news.searchina.net/id/1663423?page=1
<その通り。↓>
「世界最先端の治水システムを持つ日本でも「天災の前では無意味だった」・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1663424?page=1
<韓国はまだ叩くことにしているのかもしれないが、的を射ていることは確か。↓>
「中国メディア・東方網は・・・「一部の韓国人が中国を軽視するのに対して、どうして日本人は中国や中国文化に敬意を持っているのか」とする記事を掲載した。
記事は、「中国5000年の歴史の中で、中国文明は日本、韓国、ベトナムを含む東アジア諸国に深い影響を与え、独特の『漢文化圏』を構成した。しかし、近代に入ると中国は徐々に西洋諸国に遅れを取るようになり、日本や韓国は西洋から学ぶようになっていった」と紹介した。
そして、「各国のSNS上における、日本人と韓国人の中国に対する態度はまるで違う。一部の韓国人は、中国の多くの部分について軽視しており、中国人に対して『優越感』を持っている。その一方で、日本人の大多数は中国文化を崇拝しているのだ」としている。
そのうえで、「一部の韓国人は、韓国の歴史が中国と日本という2つの超大国からダメージを受けたと考えている。そして、自国が小ささに不安を感じているために、現代の韓国人は中国や日本と関わりを持ちたくないのだ。また、韓国ではスポーツ、文化、歴史の分野で自国民の自信を高めようとする傾向がある。経済的には先進国として、いまだ発展途上国である中国に対する優越感を持ち、文化的にも多くのものを自国が起源だと主張する。中国人の寛容な心も、韓国人による中国に対する優越感を助長しているのだ」と論じた。
一方で日本人については、「礼儀正しさと顕著さで知られており、どんな国の人に対しても礼をもって接する。それは中国人相手でも同じだ。そして、日本のメディアは中国ついて比較的客観的に報じる。特に、サッカーに関する報道では、ありのままを伝えており、報道に対する日本人の評論も現実に即したものと言える」と評価している。」
http://news.searchina.net/id/1663426?page=1
<同じく。↓>
「・・・中国メディアの快資訊はこのほど、日本や朝鮮半島、さらにはベトナムでは1000年以上にわたって漢字が使用されてきたと指摘する一方、今も漢字が使われているのは日本だけだと伝え、漢字の使用を廃止しなかった日本の判断は「敬服に値する」と伝えている。
日本では漢字とひらがな、カタカナを織り交ぜて文字を表記しており、古い文献や資料などは漢字で表記されていることが多い。記事はあくまでも実用性を重んじ、漢字を使用し続けている日本は「漢字を捨てなかったことで、古い知識や文化を捨てずに済んだ」と主張。
長期にわたって使用されてきた文字を捨てるということは、文化の継承において非常に不利なことだが、韓国やベトナムは中国の影響を排除したいがために漢字を捨て、それによって古い文化も一緒に捨ててしまったと主張した。
さらに、韓国は漢字を捨てる一方で、韓国国内では「漢字は韓国で生まれた」という「漢字韓国起源説」なるものが存在するとし、こうした態度は矛盾していると論じた。日本もかつては漢字廃止論が存在したものの、あくまでも実用性を優先して漢字を廃止しなかったことは「正しい判断だった」と主張、その判断は「敬服に値する」と伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1663444?page=1
<微笑ましいと言うべきか。↓>
「・・・中国メディアの快資訊はこのほど、中国のサッカーチームが日本代表の真似をしたところ、中国のネット上では批判が殺到したと伝えている。
記事は、日本代表の敗戦後の振る舞いは世界中で称賛されたことを紹介し、このニュースを聞いた中国のサッカー選手たちが日本代表の真似をし、ロッカールームをきれいに清掃し、テーブルの上に「謝謝(ありがとう)」と書かれたカードを置き、その写真をネット上にアップしたことを紹介。写真を見て見ると、テーブルの上にはバナナ1房が置かれている。「謝謝」と書かれたカードはバナナの上に置かれていることから、バナナは感謝の印なのだろう。
こうした行動は褒められるべきなのだが、中国のネットユーザーからは「話題づくりのためにやっているに過ぎない」などといった辛辣な声が寄せられたと紹介。表面上だけ日本代表の真似をしても意味がなく、日本人選手の内側にある精神やサッカーの技術を学ぶべきであると指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1663437?page=1
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太田述正コラム#9953(2018.7.18)
<松本直樹『神話で読みとく古代日本–古事記・日本書紀・風土記』を読む(その29)>
→非公開