太田述正コラム#0627(2005.2.13)
<踊り場にたたずんで>
1 始めに
三連休のせいか、まだアクセスログ分析が送られてきていないので、私のホームページへの月間訪問者数はまだ分かりませんが、メーリングリスト登録者数が現在1216名しかなく、この一ヶ月で一名減った勘定です。(1月10日時点で、1221名とご報告しましたが、私が四名数え間違いをしており、実際には1217名でした。)
実は、昨年12月27日には1224名に達していたので、その時から計算すれば、8名減っていることになります。登録者数がこれだけ長い間伸びなかったことは、いまだかつてなかったことです。
確かに、月間訪問者数の方が重要なのかもしれません。
この一ヶ月、掲示板がにぎやかだったので、ひょっとすると二ヶ月連続しての訪問者数の減は免れているかもしれません。
しかし少なくとも、登録者数の伸びの停滞状況を見る限り、私のコラム、ひいては私の主張への関心は、昨年の急速は高まりの後、長期にわたる踊り場に突入した感は否めません。
この踊り場からの打開を図るためにも、また、後述するように、私のコラム執筆頻度を従来ペースで維持することは困難なだけに、私のホームページの掲示板への投稿やコラムの執筆の形での読者の皆さんのインプットを、ぜひとも従来以上に積極的にお願いしたいと思います。
(インプットと言えば、英エコノミスト誌・FTの有料記事・Far Eastern Economic Review紙等、私がアクセスできないメディア中の面白い記事をメール送付していただけるとありがたいです。)
2 今後のコラム
私のコラムのメンテナンスや目次作成にご協力いただいているお二方の読者には心から感謝しております。引き続きのご協力をお願いできれば幸いです。
ブログ化や英語バージョンの発行等は今後の課題です。
私自身の今後のコラム執筆がどうなるかですが、これまでのコラムで相当のウェートを占めてきた、アングロサクソン論と軍事論という、私の国内外情勢分析の切り口についての説明を8割方終えた現在、国内外情勢分析、就中国際情勢分析と若干の政策提言だけでコラムを書きつづっていくとすれば、執筆頻度を減らさざるを得ません。
かねてから考えているのは、国内外情勢分析の切り口に経済論やソフトパワー論等をつけ加える一方で、政策提言にももっと力をいれることによって、コラム執筆の頻度を維持・増大させることです。
しかしそのためには、コラムの執筆面や資金面で私に協力していただける方が不可欠でであり、一朝一夕にはいきません。
協力していただける方がいらっしゃらないか、首を長くして待っております。
3 その他
(1)台湾情報
台湾の英字紙、Taipei Times の無料電子版が大幅に簡素化されて弱っています。特にeditorialページにアクセスできなくなったのは痛手です。この新聞は、台湾では少数派の非国民党系であり、台湾の良心を代表するメディアの一つであると推察される上、英語で発信しているところが中国語等のできない私にとっては貴重でした。
(中国語で発行していて英語訳電子版(無料)を出しているような台湾の大新聞の記事・論説は、率直に言ってスタンスもクオリティも物足らなさを覚えます。なお、日本語訳電子版を出しているものはありません。)
このままでは、私の台湾に係るコラムの質の低下は避けられません。
一体、どうしたらよいか、ご教示いただける方はいらっしゃいませんか。
一番簡単なのは、Taipei Times に元のやり方に戻してもらうことですが、何とかならないものでしょうか。
(2)読者によるコラム執筆
私のアングロサクソン論(特にイギリス論)を簡潔に整理したコラムを執筆していただける方はいらっしゃいませんか。これが出てくれば、私が心待ちにしている、私のアングロサクソン論を批判したコラムの登場を促すことにもなることでしょう。
私が十分カバーし切れていない東南アジア・オセアニア・サハラ以南のアフリカ・中南米・東欧等に関するコラムも歓迎です。
先般の森岡さんによるコラムのように、私が国際情勢分析でさらっと触れた話を深く掘り下げていただく形のものもいいですね。
なお、私のコラムの読者には海外在住の日本人の方も少なくありません。
地域事情的なコラムでなくても結構ですので、そのユニークなお立場を生かしたコラムを執筆されることを期待しております。
(現在12日であり、明13日にも一篇コラムを上梓するつもりでいるところ、「まぐまぐ」がサーバーメンテナンスを行うため、「まぐまぐ」に登録しておられる読者には、13日一杯、コラムは送ることができず、14日の配信となりますが、ご了解下さい。)
<読者>
太田先生、はじめまして。
さて、先生はよく、メルマガの登録数を気にされ
継続されるかどうか悩んでいらっしゃるようなご意見を掲載されていますが、
私一ROMとしましては、充分意義ある内容を日々勉強させて頂いており、貴方のご活動を心からご支持申し上げる者でございます。
毎日、何かしら新しい情報が無いものかと、ついついアクセスさせて頂いております。
おそらく、大半のROM者の多くの方々もそのような心情ではないでしょうか?
地道なご活動を継続されている事そのものを支持させて頂きますし(仮に内容そのものに全て賛同できなくても)、これからも自信を持って継続されて頂けることを期待しております。
インターネットの普及のおかげで、既存のマスコミによる特定の意図をもった押し付け情報だけでなく、ダイレクトなオピニオンが得られる時代となりました。
先生、これからもよろしくお願いいたします。
がんばってください。