太田述正コラム#10098(2018.9.29)
<皆さんとディスカッション(続x3845)>
<太田>(ツイッターより)
安倍首相が国連のスピーチで、「背後」を「せいご」と読んだ、と5ちゃんで取り上げられてるね。
http://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1538106570/
聴いてみた
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg17717.html
けど、そう言われてみれば、という位のもので、よく気付いたもんだ。
誰も驚かないと思うが・・。
次の話ともども、ガックリさせるよなあ。
「小室圭さん、残高証明難しく留学ビザ取得ならず 一時帰国か留学ビザ取得ならず 一時帰国か…」
http://news.livedoor.com/article/detail/15370509/
過去にしか栄光のない、エジプトへの道を・・エジプトの皆さんゴメンなさい・・日本も確実に歩みつつあるねえ。
日本の場合は、ひょっとして引き返せるかも、と思ってるが・・。
「元慰安婦の女性の証言を初めて報じた元朝日新聞記者の植村隆氏…が、「週刊金曜日」を発行する「金曜日」の代表取締役社長兼発行人に就任…
ピーク時には5万人いた定期購読者は、今では1万3000人…。これとは別に書店で7000部ほど売れており、発行部数は2万部程度…」
http://news.livedoor.com/article/detail/15371437/
社側から私に話を持ちかけてきて、著書を出版してくれた唯一の出版社の現状に、胸が痛む。
日本の「左」の衰退は、(活字離れもあるんだろうが、)ここまで来てるんだねえ。
起死回生策として、中共の日本文明総体継受大作戦を取り上げるくらいの覚悟と才覚がありゃいいんだが・・。
ま、無理だろうなあ。
<TkG7fRo.>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
「首相、10月2日に内閣改造・・・
麻生太郎副総理・財務相と菅義偉官房長官、西村康稔、野上浩太郎両官房副長官を留任・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO35806710X20C18A9MM0000/
首相=成蹊、麻生さん=学習院、菅さん=法政、でも西村さん=東大・元通産省、野上さん=慶応。
官僚とのコミュニケーションに問題なし、ということでしょうか。
⇒平時においてはね。
他方、連立相手の公明党は高学歴「主義」だな。
「公明党は・・・井上義久幹事長が交代し、後任に斉藤鉄夫幹事長代行を充てる人事を固めた。・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35922580Z20C18A9NNE000/?nf=1
斉藤議員は、「東京工業大学工学博士」。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%89%E8%97%A4%E9%89%84%E5%A4%AB (太田)
<0zKj74xP>
≫下掲のコラムを批判してみよ。≪(コラム#10096。太田)
文革自体が壮大な文明の総入れ替えであって、毛から<習>までずっと継続中である事。
教科書の内容の変更も単にある程度準備整ったので変更しただけ。
鄧小平の文革批判部分も急な文明変更は無茶だから段階的にやれば良かったねと言う意味。
習が改革時代に暗い人生を歩んだ筈で毛を持ち上げる理由にニューヨーク市立大学政治学教授の夏明の分析は間違い。
ストックホルム症候群だの文革時代の…郷愁に捕らわれているだの、結局何故習が今の時期に内容変えたのかの理由にはなってない。↓
「・・・習近平ら50年代生まれのイデオロギーと思想、世界観は一種のストックホルム症候群(人質が犯人に過度の好意や共感を持つこと。無意識の生存戦略)的なもので、迫害時代のいけにえのようなものではないか。あの時代にのみ理解可能な生命の意義、あの時代の枠組みでのみ解釈できる生存の価値というものがあり、それに一種の懐かしさを覚えるのだ。習近平のいかなる行動、思想もあの時代の結果として培われたもので、あの時代を超えるものにはならない…・・・」
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
そもそも、独り相撲だったみたいね。↓
「貴乃花親方の受け入れ、全ての一門OKだった・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/sports/news/%e8%b2%b4%e4%b9%83%e8%8a%b1%e8%a6%aa%e6%96%b9%e3%81%ae%e5%8f%97%e3%81%91%e5%85%a5%e3%82%8c%e3%80%81%e5%85%a8%e3%81%a6%e3%81%ae%e4%b8%80%e9%96%80%ef%bd%8f%ef%bd%8b%e3%81%a0%e3%81%a3%e3%81%9f%e2%80%a6%e9%83%a8%e5%b1%8b%e3%81%a7%e3%81%af%e3%81%8a%e3%81%8b%e3%81%bf%e3%81%95%e3%82%93%e3%82%82%e5%90%88%e6%b5%81%e3%81%97%e2%80%9c%e6%9c%80%e5%be%8c%e3%81%ae%e6%99%a9%e9%a4%90%e2%80%9d/ar-BBNGtmi?ocid=ientp#page=2
<いいことでは?↓>
「・・・年間のテレビ放映権料が総額30億円以上を超えているNHKは、協会にとって一番の“タニマチ”。解説者として<貴乃花を>再び相撲改革に取り組むのも悪くはないのではないか。」
http://news.livedoor.com/article/detail/15370808/
大谷のことを大きく取り上げている。↓
Through Shohei Ohtani’s sensational but injury-plagued rookie year, his Japanese hometown watched with pride・・・
http://www.latimes.com/world/la-fg-japan-ohtani-20180928-story.html#
<ヒアヒア。↓>
「「有名企業への就職率」が高い大学ランキング メガバンク縮小で上位に工科系、沈む女子大・・・
一橋大学と入れ替わって1位になったのは、実就職率57.1%の東京工業大学だ。・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20180914_237539/
<こちらは不動の1位か。
とまれ、女性は、相変わらず銭ゲバやのう。↓>
「東大が”結婚したくない大学”で1位・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/president_26140/
旧宗主国が「押し付けた」マイナースポーツなど廃棄して真の独立を勝ち取れ!↓
「人口13億、スポーツなぜ弱い? クリケットに人気集中、カースト、貧困… インド・・・」
http://www.sankei.com/premium/news/180930/prm1809300008-n1.html
改めて、英国のインド統治の目的がカネ儲けだけだったってことが分かる。↓
・・・the British were guilty of massive negligence in rural development. That one brilliant officer surrounded by a million Indians never had the resources to irrigate or develop peninsular India south of the Punjab, which is why it was possible for the governments after independence to quickly double India’s agricultural production and so bring an immediate end to the famines that swept away millions of lives right up until 1947.
Within 20 years of the end of the Raj almost all major indices of human development – lifespan, sanitation, literacy and child mortality, access to clean water and education – had all immeasurably improved; indeed average lifespans had increased by as much as a decade.・・・
https://www.theguardian.com/books/2018/sep/27/the-british-in-india-by-david-gilmour-review
米英の主要メディアはこの話題で持ち切りだねえ。
まさに、米国という国の品格にふさわしい話題であることよ。↓
Brett Kavanaugh: Trump’s Supreme Court pick faces FBI inquiry・・・
https://www.bbc.com/news/world-us-canada-45687301
そんな中で、結構大きく取り上げたことは是としよう。↓
In Japan’s Okinawa island, U.S. military bases take center stage in election ・・・
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/in-japans-okinawa-island-us-military-bases-take-center-stage-in-election/2018/09/28/984fc0bc-c1b7-11e8-9451-e878f96be19b_story.html?utm_term=.872bce42ac09
このコラムもパンチが効いている。↓
The ancient Athenians manipulated their allies, spreading democracy and providing protection, always with their own interests first. Trump could learn something.・・・
https://www.nytimes.com/2018/09/28/opinion/konstandaras-ancient-athens-trump.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fopinion&action=click&contentCollection=opinion®ion=stream&module=stream_unit&version=latest&contentPlacement=10&pgtype=sectionfront
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
日中交流モノ。↓>
「在日本中国大使館が東京で国慶節レセプション・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/0928/c94473-9504663.html
<ここからは、サーチナより。
定番だが、日本人読者のためにも大幅引用をしておこう。↓>
「・・・今日頭条はこのほど、日本人は自然災害のたびに高い民度を示し続けてきたと紹介する記事を掲載した。
9月6日、北海道で最大震度7の地震が発生した。北海道は観光地としても人気であるため、地震発生時に北海道に滞在していた中国人や台湾人は少なくなかったが、こうした旅行客たちは被災地の人びとの行動を目の当たりにし、大きな驚きを感じたという。
記事は、地震によって北海道では広い地域で停電となり、人びとがスーパーやコンビニに物資を求めて集まったと紹介する一方、「日本人は貴重な物資を奪い合うこともなく、長い列に黙々と並び、秩序を保ち、忍耐強さを見せつけた」と紹介。
また、断水が起きた地域でも「余震が発生する可能性があるなか、被災者たちはやはり秩序を保って水を受けとっていた」と伝え、中国人は「なぜ日本人は穏やかに順番を待つことができるのか」、「誰も物資を買い占めず、高値で転売しようとしないのはなぜか」と疑問に思ったと紹介した。
これについて、日本人は列に並ぶ後続の人のために物資を残し、「1人で買い占めたりはしない」と指摘し、たとえ、自然災害という緊急時であってもすべての人が他人に配慮した行動を取ることができるのが日本人だと紹介。列に並ぶときも道路を占領したり、他者の邪魔になるような並び方をしないと伝え、日本人は自然災害が起きるたびに民度の高さを示すと強調し、こうした民度はきっと幼少の頃に受けた教育と関係しているのではないかと考察している。」
http://news.searchina.net/id/1668227?page=1
<定番。↓>
「中国経済は日本を超えたのに! 小学校の給食を比較すると「悲しくなった」・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1668268?page=1
<これも同じく。↓>
「日本人よ、ありがとう! 日本滞在中にカバンを紛失したが「探してくれて、手元に返ってきた」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1668269?page=1
<これもまた同じく。↓>
「「社会のあるべき姿」は日本にあった、中国人が感銘を受ける日本の「細かい気配り」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1668270?page=1
<これもまた同じく。↓>
「日本と中国の自動車エンジンの差を知って、車を買い替えたくなった・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1668218?page=1
<関連定番。↓>
「日本やドイツに敵わない中国自動車産業、でも将来は分からないぞ・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1668233?page=1
<定番化しつつある。↓>
「中国の不動産バブルは崩壊するのか・・・過去の日本と多くの相似点・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1668214?page=1
<少し前の使いまわし記事。↓>
「人気の観光地タイの人びとの目に「日中韓の旅行客」はどう映っている?・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1668267?page=1
<意外に新しい話題。↓>
「・・・中国メディアの捜狐は・・・「醤油は日本人にとって欠かせない調味料」であることを指摘する記事を掲載し、日本人の生活と醤油は切っても切り離せないほど密着したものだと紹介している。
記事は、日本と中国は同じアジア圏に属しているが、その文化や生活環境、食習慣には大きな違いがあることを紹介。日本料理では素材の鮮度や盛り付けにこだわることや、味付けに「醤油」が非常に重要な位置を占めているとした。中国にも醤油は存在するが、日本ほど頻繁に使われるものではなく、数ある調味料の1つに過ぎないという位置付けだ。
続けて、現在日本で使用されている「醤油」のルーツが中国にあると主張し、日本では一口に「醤油」といっても様々な種類があり、「白醤油」、「淡口醤油」、「甘口醤油」、「濃口醤油」、「再仕込醤油」、「溜醤油」などの種類があるとした。さらに、日本人は「醤油」の製造方法にこだわっており、大豆や米、麦などを蒸して発酵させた「本醸造」と呼ばれる製法で1年以上の歳月をかけて作られているゆえに、「醤油かけご飯」はある意味「高級料理にも劣らない」と紹介、「醤油は日本人の第2の血液である」と表現する人もいるが、これは決して大げさではないことを伝えた。」
http://news.searchina.net/id/1668243?page=1
<適切な記事である。↓>
「日本観光中に災害が発生したらどうしよう! ある程度の備えをしておくと安心・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1668262?page=1
<その通り。↓>
「中国メディア・東方網・・・記事は「恩格貝生態観光区は、日本人である遠山氏が創造したものだと言える」とする一方で、09年に国の4A級観光地に選ばれると、現地の人たちは80元もの入場料を取り始めたと指摘。「遠路はるばるやってきた日本人が私財を投げ打ち植え続けた樹木が大きく育ったことが尊敬に値するのに対し、現地政府が入場料を取り始めたというは、本当に言葉にならない・・・」とし、努力の結晶を金儲けの手段と捉える考え方を批判した。」
http://news.searchina.net/id/1668266?page=1
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一人題名のない音楽会です。
今回は、私自身が、無手勝流編曲をしてよくピアノで弾いている曲ばかりを集めました。
他の人々の編曲・演奏ぶりを参考にしよう、というわけです。
超有名曲ばかりなので、解説は省きました。
サンプル数が少ないことをお断りしておきますが、男性の編曲/演奏者が優勢なこと、女性の演奏者が顔を隠していること、が面白いですね。
Carmen Treador Song ピアノ:CANACANA ←これは、誰が弾いてもこんなものでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=Clgqt6xG3Xc
The Second Waltz 編曲:F.Noack ピアノ:FRANÇOIS-XAVIER POIZAT ←私の技量ではこの編曲は到底弾きこなせないのが残念です。それにしても、「正規」のクラシック演奏会のアンコールに、この種の曲をもっと色んなピアニストに弾いてもらいたいものです。
https://www.youtube.com/watch?v=qxh-L_atY0g
編曲:Slava Makovsky 演奏:MIDI ←私の編曲・演奏はこんな感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=12MCIbOFCN8
編曲:Richard Kula ピアノ:Harry Völker ←メリハリの利かせ方がお見事で捨て難かったので・・。
https://www.youtube.com/watch?v=KP5bfqBFMMg
Sunflower ピアノ:? ←これは見事な編曲です。諸所に私が思いつかない粋な和音が用いられています。
https://www.youtube.com/watch?v=bo3O_yF2ycU
I WILL WAIT FOR YOU(Les Parapluies de Cherbourg) 編曲・ピアノ:山田紗耶加 ←私は、もう少し(彼女による最後の部分チックな)華麗な編曲・演奏を全般的にしますが、こういうのも確かにアリですね。
https://www.youtube.com/watch?v=fsCvph0B97U
Godfather Waltz and Love Theme(Godfather) 編曲・ピアノ:Matthias Dobler ←彼の感性は私に非常に近いと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=jdqJdeKgRnI
Theme From Love Story ピアノ:William Haviland ←原曲をそのままピアノで弾いていますが、私もこれからはそうすることにしましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=A5pAWHRSdg0
参考:Piano & Violin Duet 編曲:? ピアノ:? ヴァイオリン:? ←二人がかりだから、というより、(もとより、編曲の素晴らしさもありますが、)やはり、この曲はヴァイオリンがテーマを奏でるのが最高。
https://www.youtube.com/watch?v=mZapeCW_QPY
Million Scarlet Roses 編曲・ピアノ:Adrian Bordeianu ←ピアノの音が良くないが、この編曲はなかなか素敵です。大いに勉強になりました。
Hava Nagila 編曲・ピアノ:Tal Zilber ←これは原曲のテーマを用いた新曲とさえ言えそうです。これも私の技量じゃ弾きこなせません。
https://www.youtube.com/watch?v=9V7mvat4Mb0
Sunrise Sunset (Fiddler On The Roof) 編曲・ピアノ:Slava Makovsky ←決定版的な動画を見つけられなかったのですが、これが相対的に一番無難なようです。
https://www.youtube.com/watch?v=2lx2m0LJQ5c
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太田述正コラム#10099(2018.9.29)
<井上寿一『戦争調査会–幻の政府文書を読み解く』を読む(その63)>
→非公開