太田述正コラム#10106(2018.10.3)
<皆さんとディスカッション(続x3849)>
<太田>(ツイッターより)
「旭日旗…記事への韓国読者コメント…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/10/02/2018100200872.html
朝鮮日報が、読者投稿頼りだが、懸命に本件での韓国内世論の沈静化に努めている。
本件に限らず、(立場の相違があるのは仕方なしとして、)事実や論理に反する主張を許しているようでは、永遠にノーベル賞は取れないって論陣を張れば?
「…日本は第2次世界大戦以降、政府が一貫して実験施設に投資し、科学研究への支援を長期にわたり続けた。…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/10/02/2018100201881.html … 「…日本では大学の教員は一定期間内に研究の成果を出さなくても職を失うことはないほか、研究過程においても政府や社会による考査や評価といった干渉を受けることが少なく、長期的に研究に専念することができる…」
http://news.searchina.net/id/1668398?page=1
韓国よりも中共の方がより科学的な説明をしているな。
なお、前者に「東京大学本郷キャンパスには24時間営業のコンビニエンスストアが2カ所」とあるが、東大病院にあるのは当たり前だとして、もう一か所はどこにあるん?
<太田>
こんな、関連中共記事も発見。↓
「・・・今日頭条は・・・「中国が211プロジェクト(100の大学に重点的に投資するプロジェクト)に専念している間に、日本はこの17年で17ものノーベル賞をとった」とする記事を掲載した。
中国人のノーベル賞受賞者が非常に少ないことは、かねてから中国のネット上でよく話題となっている。記事は、「物理学、化学、医学・生理学」の3分野でどれだけ受賞者を出すかは、その国の科学技術イノベーションの目に見える目安であると指摘。これらの分野では華僑や台湾からの受賞者はいたものの、中国大陸からの受賞者はずっと出ていなかったが、15年に屠ユウユウ氏が生理学・医学賞を受賞したことは中国でも大きな話題となった。
記事は、最も受賞者を多く出しているのは米国だが、米国は海外から優秀な人材を引き込んでいるため多いのだと分析。この点、現地の大学で国民を教育してノーベル賞受賞者を輩出している「日本の高等教育は尊敬に値する」と称賛している。
では、日本の大学教育は中国と何が違うのだろうか。記事は、中国の大学の目標は「世界で一流になる」ことだが、日本の目標は2001年当時に掲げた「50年で30人のノーベル賞というざっくりとしたもの」だったと紹介。結局日本は20年も経たないうちに半分以上目標を達成したと指摘した。
中国では、あまりにノーベル賞受賞者がいないため、「ノーベル賞はスウェーデンのものだから別にいらない」という意見も根強いが、記事は世界に認められる研究は国の今後の発展に不可欠であるため、やはり受賞を目指すべきだと訴えている。コメント欄でも、ノーベル賞がなぜそんなに必要なのかといった意見が目立った。」
http://news.searchina.net/id/1668432?page=1
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
こんな、しおらしい社説をNYタイムスが載せるってのは、沖縄県新知事が米日ハーフだからこそだろ。
こんなところにも、米リベラルキリスト教徒達の人種主義が顔をのぞかせてる。↓
The Japanese island’s new governor wants American forces to leave. It’s time for Washington and Tokyo to find a compromise.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/?nid=top_nav_world&utm_term=.672d31bf5228
犯人著の来るべき本の宣伝にこれ努めるマスコミかな。↓
「自転車の2人「無人島に滞在、素潜りで貝とる」・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181002-OYT1T50186.html?from=ytop_ylist
イワシクジラだけの話なんだろなー。↓
「日本の調査捕鯨を違反認定 ワシントン条約の常設委・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018100201002780.html
なんで、ハヤブサ2のその後の活躍をBBCに教えてもらわにゃならんのよ。↓
Hayabusa 2: Japan probe to send lander to asteroid・・・
https://www.bbc.com/news/science-environment-45655153
おもしろーい。↓
「厳重に梱包された中身は「最臭兵器」 シュールストレミングを扱う商社に輸入の苦労を聞いてみた・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/15388295/
「蒲生君平の業績知って 宇都宮出身、江戸後期の儒学者・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201810/CK2018100302000158.html
カバノー米最高裁判事候補の終焉間近か。↓
Hundreds of law professors sign letters rejecting Kavanaugh nomination・・・
https://www.theguardian.com/us-news/2018/oct/02/brett-kavanaugh-reject-supreme-court-nomination-law-professor-letter
日本のノーベル賞報道は自国受賞者だけで偏り過ぎだよ。↓
<女性の物理学賞受賞は3人目で55年ぶり。↓>
First woman Physics Nobel winner in 55 years・・・
The award comes a few days after a physicist gave a “highly offensive” lecture at the Cern particle physics laboratory in Geneva in which he said that physics had been “built by men” and that male scientists were being discriminated against.
He has since been suspended by the research centre. ・・・
https://www.bbc.com/news/science-environment-45655151
<上記記事の文中に出てくるハナシは、下掲。↓>
At a CERN talk, Alessandro Strumia suggested women are actually favored, and it’s male scientists who suffer.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2018/10/02/an-italian-professor-set-out-prove-physics-was-built-by-men-he-ended-up-suspended/?utm_term=.76d8cc0eb533
おや、チェスの世界選手権の話が珍しく出ていると思ったら、世界チェス協会の会長選の話だった。↓
Chess leadership race reaches endgame・・・
https://www.bbc.com/news/world-europe-45718853
と、ハーヴァードの学生が書いてるのがオモロイ。↓
Forget Stanford, Tsinghua Beckons–America is losing African and Asian students to China.・・・
https://foreignpolicy.com/2018/10/02/forget-stanford-tsinghua-beckons/
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<愛ちゃんの代わりが見つかったようで・・。↓>
「常に笑顔で礼儀正しい・・・石川佳純、中国メディアのインタビューに流暢な中国語で回答・・・中国メディア・成都商業・・・」
http://news.searchina.net/id/1668361?page=1
<定番。↓>
「日本の建築現場は中国と明らかに違う、何でも「一目瞭然」そして「清潔」・・・中国メディアの一点資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1668370?page=1
<同じく。↓>
「排気量660ccの軽自動車、中国で流行らない決定的な理由・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1668376?page=1
<これも。↓>
「日本の会社で働くのはこんなに大変「日本独自のルールを覚えなきゃ」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1668382?page=1
<これもまたそう。↓>
「中国人から見ると「日本人と中国人にはどんな違いがあるのか」・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1668407?page=1
<カローラを特出ししつつも、定番。↓>
「日系車を罵りつつも、それでも中国人が「日系車を選ぶ理由」・・・中国メディアの易車・・・」
http://news.searchina.net/id/1668418?page=1
<日本に行けキャンペーンの新材料登場。↓>
「・・・中国メディア・東方網は・・・「気温が寒くなったら、何を飲んで体を温めたらいい? 日本人がよく飲むお酒を見てみよう」とする記事を掲載した。
記事は、「冬の日本にいると、冷たい空気に冷たい風が吹き、とても寒さを感じる。数年間日本で暮らしてきたなかで経験した、冬の日本で寒さをしのぐために飲むものを紹介する」としたうえで、まずホットの焼酎を取り上げた。「焼酎のアルコール度数は20度から25度。自分の好みの濃度になるようにお湯を注いで飲めば、飲みにくさを感じる焼酎でも口あたりがとてもまろやかになる。焼酎に比べると比較的アルコールが低い梅酒も、ホットにして飲むといい」と紹介している。
また、昨今中国人にも人気のある日本酒についても、冬の日本では温めて飲むのが一般的であることを説明。「日本酒の瓶を買ってきたら、デキャンタに注ぎ、それをお湯が入った平底の鍋に入れてコンロで加熱する。お湯が沸騰したら火を止め、そのまま2、3分ほど放置してから取り出せばできあがりだ」と熱燗の作り方を紹介した。また、電子レンジで温めることもできるとしたほか、最も手っ取り早いのはコンビニやスーパーでコップ酒を買ってきて、それをお湯の中に入れることだと伝えた。
記事は、「もともと中国ではあまり酒は飲まなかったのだが、日本にやって来てから日本人の飲酒習慣に順応していった。温かい焼酎や日本酒は本当に口当たりが良くて飲みやすい。冬の日本を訪れる際には、きっと心と胃を温めて寒さから守ってくれる助けとなるだろう」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1668395?page=1
<やはり、日本へ行けキャンペーン。納豆はお馴染みだが、メカブは初登場か。↓>
「中国メディア・東方網は・・・日本人は「ネバネバ」な食べ物が好きだとしたうえで、その理由について紹介する記事を掲載した。
記事は、「近ごろ、日本人の多くがネバネバした食べ物を好んで食べることを発見した。話によれば、ネバネバな食べ物は消化系統にとって非常によく、胃や腸の老廃物に付着してきれいに排泄してくれるのだという。外国人にとってはちょっと抵抗があるかもしれないが、もし日本に行く機会があるのなら、是非試してみてはどうか」とした。
そのうえで、日本で良く食べられている「ネバネバ食品」の代表例を紹介。まずは、言わずと知れた納豆である。「多くの外国人は、その臭いと粘り気から全力で納豆を避けることだろう。しかし実際に試してみると、美味かつ健康的な食べ物であることが分かる。納豆は大豆を発酵させたもので、かき混ぜて粘り気を出したうえで醤油やからしなどを加えて食べる。とても安価なので、試してみるにはもってこいだ」と説明している。
次に紹介したのは、海の「ネバネバ食品」の代名詞であるメカブだ。「海藻の一種で青緑色をしており、非常に粘り気がある。これが白米と抜群のコンビネーションを見せるのだ。もしくは、単独で食べれば素晴らしい間食になる」とした。
記事は最後に「味覚と消化系統が大満足するのだから、これらのおいしい日本の『ネバネバ』を試さない理由はないだろう」とし、日本を訪れた際には食べてみるよう改めて勧めている。」
http://news.searchina.net/id/1668401?page=1
<ヘイヘイ。↓>
「日本と中国の「高層ビル」を比較して分かった「わが国の建築技術は世界に肩を並べた」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1668399?page=1
<ガス抜きに近い。↓>
「なぜ、礼儀正しい日本では学校で陰湿ないじめが起こるの?・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1668402?page=1
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太田述正コラム#10107(2018.10.3)
<井上寿一『戦争調査会–幻の政府文書を読み解く』を読む(その66)>
→非公開