太田述正コラム#10158(2018.10.29)
<皆さんとディスカッション(続x3875)>
<太田>(ツイッターより)
安田純平「記者」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E7%94%B0%E7%B4%94%E5%B9%B3
を巡って議論が喧しいが、ホント、日本は平和なんだよなあ。
本人が記者会見するって言ってんだから、それを待てないのかね。
3年4か月も「勉強」し「熟考」する時間があったことだし、彼が何を語るのか楽しみだ。
議論するのはそれからでいいだろ。
ちゃうか?
<Tsuzu>
≫23区内には、ホタル、いないのかなあ。≪(コラム#10156。太田)
世田谷の成城にホタルが居ます。成城みつ池緑地です。
http://nogawa-no-karugamo.cocolog-nifty.com/runrun/2008/07/post_6192.html
自宅目の前の野川を下って約2㎞位の所にあるので、毎年6月になると見に行きますが、今年は行きそびれました。
<komuro>
≫私自身、昼飯を食べながら、NHKでの将棋対局での、谷川浩司九段の、この記念すべき快勝譜を途中から最後まで見ていた。≪(コラム#10156。太田)
優勢の終盤からトレードマークの「光速の寄せ」を見せてくれるかと期待していましたが、「堅実な寄せ」で勝ち切りましたね。
今シーズンの谷川九段は調子が良いので、何かを期待してしまいます。
さて、谷川九段はあんなに強いのに、数字で見ると(大山、中原、羽生に次ぐ)4番手くらいなんですよね。
年度別成績を見ても勝率が7割以上の年は6回で、ちょっと物足りない。
http://kenyu1234.php.xdomain.jp/person1.php?name=154
ただ将棋大賞は5回受賞しているので、やはり凄い棋士だと思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%86%E6%A3%8B%E5%A4%A7%E8%B3%9E
<TSY>
・・・初稿ができました。ご意見よろしくお願いします。お手数ですが下記URLよりダウンロード願います。
<URL省略(太田)>
修正予定箇所で次の二点はできませんでした。
● 第3回4枚目 グラフ 失敗
元のExcelファイルにアクセスできず。
● 第3回13枚目 イギリス、と独立革命の説明を入れ替えたいが、失敗。
僕の実力不足。
<太田>
取り合えず・・。
「第3回4枚目」、「第3回13枚目」、は、今回の「初稿」のナンバリングにしていただいた方がよかったですね。
0:「親イスラエル反アラブ路線」→「親イスラエル路線」。理由–親サウディでもある。
「ジョンウン」→「金正恩」。理由–コラム表記に合わせる。
「習近平」→トル。理由–「交渉」する気があるのか不明。習の側も同様。
「戦後日本の大勝利戦略」→「日本の戦後「戦略」」。理由–戦略を「」に入れ、かつ、「大」を削除したのは、暗黙にして結果的なものだから。「勝利」を削除したのは、それが「戦後」のことではないから。
「米国の犠牲にによるアジア復興」→挿入。理由–日本の戦争目的の三本柱に合わせた。
1:前回、入っていた、毛沢東関連の数字はまだ除けていないということか? いずれにせよ、除いた旨の注記が必要。
3:(力作ながら)不要。理由–0(上出)は序章的にあってよいが、全体としては明治150年の意義・意味の説明を意図するレクチャー故、最新国際事情の説明は基本的に省きたい。
7:不要。その後、私のマルクス観はマイナスからプラスへと変わっているので、ナポレオンで置き換えることが望ましいが、そもそも、みんな、超有名人なので、この際、不要としたい。
(9に登場する二人、とりわけ、グロステストは知られていないのと、アングロサクソン文明の特徴が欧州文明等との比較で具体的に鮮明になるので、9は残したい。)
11:(これも力作ながら)不要。理由:3と同じ。
14:「(経験論)」、「(合理論)」→トル。理由–元資料がそうなっていたのだろうが、それぞれの文明の1要素に過ぎないので誤解を呼ぶ。
但し、その他の皆さんの意見も伺いたいところです。
<globayst>
5: 個人→階層/個人
欧州文明の「階級/全体」に対応させるため。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
高過ぎらい。↓
「安倍内閣支持率、横ばいの49%・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20181028-OYT1T50101.html?from=ytop_ylist
属国根性もいい加減にして欲しいな。↓
「・・・防衛省が新規開発して2030年代に導入する次期戦闘機について、米ロッキード・マーチン社との共同開発が有力案として浮上した。同社製のF22ステルス戦闘機を基に、エンジンなどに日本独自の技術を採用することを想定している。・・・」
https://mainichi.jp/articles/20181029/k00/00m/010/126000c
なーるほど。↓
「・・・紙には、雑誌や新聞用紙など情報を「伝える」機能、ティッシュなどの「拭く」機能、段ボールなどの「包む」機能がある。「伝える機能はデジタル化で確実に需要が減る。だが、拭く、包む分野はどんなにIT化が進んでも、他に代替できる素材がない・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36855500U8A021C1000000/?nf=1
常識?↓
「定年後も健康な人の食事は「筋肉」と「骨」がポイントだった!・・・
階段を積極的に使う・・・歩数を意識する・・・タンパク質をしっかり・・・カルシウムで骨元気・・・」
https://diamond.jp/articles/-/183548?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
ここでも、雌雄は早晩決する。↓
「「ネットの海の道」地球30周分 米中しのぎ削る・・・」
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/submarine-cable/
万国郵便連合
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E5%9B%BD%E9%83%B5%E4%BE%BF%E9%80%A3%E5%90%88
からのトランプによる米離脱宣言・・対中冷戦の一環・・にワシントンポストが拍手を送っている。
繰り返すが、ぜひ、ワシントンポスト、米国の国連からの離脱を促してよ。↓
<先の大戦より前の米国第一主義にトランプは戻ったとさ。
(そう。日本が戦勝して米国第一主義を止めさせたのさ(太田)。)↓>
THERE’S NOT much to recommend President Trump’s approach to trade and globalization, which he summarizes in a slogan, “America First,” that harks back to the unproud days of pre-World War II isolationism.
Mr. Trump is often wrong to depict the United States as a victim of the international institutions it helped to construct, out of enlightened self-interest, in the postwar world.
There are exceptions, however. One is the president’s recent decision to withdraw the United States from the Universal Postal Union, an international organization that has, indeed, evolved from a mechanism to promote global communication into a small but meaningful source of unfair economic advantage for China.・・・
<低開発諸国に有利な料金体系になってんのね。中共は依然その扱いだって。↓>
Almost half a century ago, in 1969, the more developed members of the UPU agreed to charge poorer nations a discounted fee to process small packages (those weighing less than 4.4 pounds).
At the time, China was poor and isolated — a non-factor in Asia-U.S. postal flows.
https://www.washingtonpost.com/opinions/trump-made-the-right-call-to-withdraw-from-the-universal-postal-union/2018/10/28/7dbdde34-d3cb-11e8-83d6-291fcead2ab1_story.html?utm_term=.ce7e595b37ee
米国のと違ってる、地理的意味での欧州の反ユダヤ主義は、右翼だけじゃなく左翼もって点だってさ。
くだらないことでいばっちゃって・・。
それにしても、そろそろユダヤ人の側が悔い改めるべき時期だ。
誰かが音頭を取って、率先して、(自分体が迫害される原因を作ったところの、)ユダヤ教信仰を放棄しなよ。
そして、キリスト教、イスラム教という、残りのアブラハム系宗教全宗派にも放棄を促しなよ。↓
How the Pittsburgh shooting compares to attacks on Jews in Europe, where anti-Semitism has been growing・・・
・・・contemporary European anti-Semitism is by no means the exclusive province of the political right. It has also seen a resurgence recently on the left, mostly via recycled caricatures that depict Jews as greedy capitalists or that present all Jews as colonial overlords of the Palestinians. Notably, Britain’s Labour Party, led by left-winger Jeremy Corbyn, has come under fire for not dealing more decisively with accusations of anti-Semitism among some members.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2018/10/28/how-pittsburgh-shooting-compares-attacks-jews-europe-where-anti-semitism-has-been-growing/?utm_term=.90f62f35e203
ユダヤ教から始まったアブラハム系宗教の成れの果てがISだ。
IS、まだ、シリアで「健闘」してるねえ。
ユダヤ教を放棄し、ISにも、信仰放棄を呼びかけてチョーダイ!↓
Dozens Dead in Eastern Syria After Clashes with Islamic StateDozens Dead in Eastern Syria After Clashes with Islamic State・・・
https://www.nytimes.com/2018/10/27/world/middleeast/syria-islamic-state.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world®ion=stream&module=stream_unit&version=latest&contentPlacement=10&pgtype=sectionfront
安倍チャンを褒めるなっての。
安倍夫妻・・河野外相もそうだが・・が我々の税金を使って海外豪華旅行を楽しんでるだけで、成果なんてゼロで、相手の諸国に利用されてるだけじゃん。
米国から「独立」して、初めて外交が始まるんだよ。↓
「【萬物相】笑顔で握手した日中首脳、これぞ外交だ・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/10/29/2018102901142.html
「今度は印首相を招待、トランプリスクに備える安倍外交・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/10/29/2018102901139.html
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
狂奔の余韻。↓>
「専門家が読み解く安倍首相の訪中・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/1029/c94474-9512740.html
<日中交流人士モノ。↓>
「三味線の吉田兄弟が平和友好条約40周年に上海公演・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/1029/c94473-9512751.html
<ここからは、サーチナより。
サーチナ渉猟記事の中にも狂奔の余韻が。↓>
「友好ムードの中で進んだ安倍首相訪中により得られた、8つの意外な成果とは?・・・中国メディア・鳳凰網・・・」
http://news.searchina.net/id/1669973
<これもや。↓>
「日中間の科学技術協力、それは40年前の日本企業による中国支援から始まった・・・新華社・・・」
http://news.searchina.net/id/1669975
<こいつは、やや斜に構えた狂奔余韻。↓>
「日本はなぜ中国にODAを供与したのか? 「どんな思惑があったのか」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1669976
<メタ日本文明的言い回しで、日本文明総体継受を訴える習ちゃん。↓>
「・・・今日頭条は22日、「日本から学ぶべきは『学び方』である」と論じる記事を掲載し、中国は学習能力が高い日本の学び方を学ぶべきだと伝えている。
日本と中国の関係が平和でなかった時代もあり、中国人の多くは今でも日本から受けた過去の出来事について忘れていない。だが記事は、日本には優れた一面があり、それは「学ぶに値する」と紹介。では、中国は日本のどのような点を学ぶに値すると感じているのだろうか。
記事は、中国が日本に学ぶべきは「他国からの学び方」であると指摘し、日本人が他国の優れた事物を上手に学び取り、自分のものにできるのは日本人が「勤勉」で「向上心」があり、「誠実」で「現実を正確に把握」する能力があり、さらには「真面目」で「謙虚」という特性があるからだと指摘。こうした特性があって学習能力が高いからこそ、日本は第2次世界大戦で敗れても短期間のうちに工業革命を成し遂げ、経済大国にとなることができたのだと強調した。
結論として記事は、過去の出来事ゆえに日本から学ぶことに抵抗を感じる中国人もいるかもしれず、こうした感情は拭い去ることはできないとしながらも、日本との国交には歴史があり、最も関係性が深いのも日本であると主張し、中国人にとって日本は他の国よりも文化が近いために学びやすいという特徴もあるのだと結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1669970
<ヒッヒッヒッ。↓>
「・・・中国メディアの一点資訊は・・・「日本は諸外国と比較して、なぜテロの発生が少ないのか」と問いかける記事を掲載した。
中国では長距離バスや高速鉄道などに乗車するには荷物検査と身体検査が行われる。また、チケットも身分証がなければ購入できない。こうした中国から見ると、日本はセキュリティがそこまで厳しくないにも関わらず、諸外国と比較するとテロが発生していないのはなぜかと不思議に感じるようだ。
記事はその理由を独自に分析しているが、まず、「テロリストは国内と国外の2種類に分けられる」と指摘し、「日本はほぼ単一民族で成る国家ゆえに宗教や信仰の違いによって生じる分裂が少ない」と主張、それゆえ、日本人テロリストの数は少ないと分析した。
また、国外からのテロリストについては、日本に対して歴史問題に起因する恨みを抱いている国と言えば、それは中国が該当すると主張する一方、たとえそうだとしても「中国は日本に対して批判的なことを語ったとしても、武力を用いた無差別な攻撃で解決に当たろうとはしない」と主張した。他にも、日本は四方を海に囲まれた島であるゆえに逃走が難しいと分析し、「テロリストもみすみす危険を冒すことはしないだろう」と指摘した。」
http://news.searchina.net/id/1669971
<定番。↓>
「日本人女性の化粧に思う「日本はなんて顔を気にする社会なんだ」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1670028
<これもだ、と思ったんだが、看板倒れ記事だった。↓>
「中国人は日本旅行に行きたがるのに、どうして日本人は中国に来ないの?・・・中国メディアの一点資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1670036
<定番を新しい角度から紹介。↓>
「不思議だ! 日本人はなぜ「中古品」に抵抗がないのだろう?・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1670010
<雑巾がけの部分以外は定番。↓>
「日本人はやっぱり清潔好きだと感じずにはいられない、5つの事柄・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1669983
<こういうことも書かなきゃ、とても継受なんてできないって声が出るからなあ。↓>
「花火大会で残されたごみの山、「日本人を過度に高く評価する必要はない」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1670000
<ほぼ使いまわしのガス抜きチックな記事。↓>
「中国がごみの輸入を制限したら、「日本のボロが出てきた」・・・」
http://news.searchina.net/id/1669972
<情報提供謝謝。↓>
「中国メディア・東方網は・・・一般市民にはほとんど知られていないものの、世界の製造業の屋台骨を支える「盟主」たる企業が日本に存在すると紹介した。
記事は、「日常生活から遠い分野の業界における巨頭企業は、人びとにあまり知られる機会が少ない。日本のキーエンスもその1つだ。同社が生産するセンサーや測定機器はさまざまな業界に浸透しているのだが、一般市民の生活に直接入り込んでいる訳ではないので、その名前を知っている人は少ない」とした。
そのうえで、同社が持つ価値は非常に高く、世界における大部分の製造企業が同社の顧客であるとしたほか、その経営状況はずっと良好で、創始者である滝崎武光名誉会長は世界の富豪ランキング(2018年フォーブス長者番付)で68位に入り、日本人では孫正義氏、柳井正氏に次ぐ3番目の富豪であると紹介している。
さらに、同社は社員への待遇が非常に良好で、給与は日本の大手企業中でトップ3の高さであると説明。それゆえに入社するための競争が非常に激しく、毎年名門の大学から応募者が集まって競争率は100倍に達するレベルであると伝えた。
また、同社はイノベーション型企業で、創業以来打ち出してきた多くの製品が業界に大きな変化をもたらしてきたと指摘。製品の良さを理解してもらい、最適の製品を提供できるように、代理店を通さずすべて自社で販売を行っていることも特徴として挙げた。
記事は最後に、「日本トップクラスの富豪であるにもかかわらず、滝崎氏は露出が非常に少ない。そしてその家族も会社の経営に携わっていない。そうすることで、公平な競争環境のもとで良好な会社の基盤を作ってきたのだ」と評している。」
http://news.searchina.net/id/1670025
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太田述正コラム#10159(2018.10.29)
<木村光彦『日本統治下の朝鮮』を読む(その9)>
→非公開