太田述正コラム#10182(2018.11.10)
<皆さんとディスカッション(続x3887)>

<太田>(ツイッターより)

 「…日本では「保守」や「右派」を自認する人ほど、自分の正しさを白人に認めてもらいたいという皮肉な逆説があります。…嫌韓・反中の背景にあるのは、「日本はアジアで唯一の先進国」というプライドをずたずたにされたことでしょう。…」
https://blogos.com/article/337512/
 今度は、この見解を批判してたもれ。

 「元朝日・植村隆氏の請求棄却 札幌地裁「相当の理由ある」…」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E6%9D%91%E9%9A%86#%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%80%8C%E5%BE%93%E8%BB%8D%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6%E3%80%8D%E8%A8%98%E4%BA%8B
 日本のジャーナリスト、評論家、学者の間のこんな非生産的な「紛争」は一刻も早く切り上げ、慰安婦問題が、日本v.韓・米・国連、という構図になってしまった真の理由を、知恵を集めて究明し、反省することだよ。

<八幡市>(昨日)

 ・・・<太田さんのセミナーには、>現在、ほぼ定員近くの140名の申し込みがございます。・・・

<太田>

 TSYさん

一、コラム#10160に転載された依頼事項の訂正です。

150年前からは、日本の安全の確保と非欧米世界の解放を目的として欧米からアングロサクソン文化を主、欧州文化を従として継受して、「武」を強化した
そして先の大戦に日本は「勝利」することでこの目的を達成した。

150年前からは、日本の安全の確保と非欧米世界の解放を目的として欧米からアングロサクソン文化を主、欧州文化を従として継受して、「武」を強化した。

その目的は、欧米勢力の日本侵略を抑止するとともに、欧米勢力が既に侵略したアジア等の地域を解放することだった。

そして先の大戦に日本は「勝利」することでこの目的を達成した。

二、明日に予定されているところの、第1回セミナー用PP資料一式(概成版)の本メーリングリストへのご送付、よろしくお願いします。

 
<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 ・・・・。↓

 「口利き疑惑–片山担当相、参院通行証申請は私設秘書として・・・」
https://mainichi.jp/articles/20181110/k00/00m/010/091000c

 ・・・・。↓

 「ミャンマー–村上春樹人気 若者の目、海外の文化に・・・」
https://mainichi.jp/articles/20181110/k00/00e/030/286000c
  
 大事なことは、インドの(過早な?)独立が当時の日本人達の犠牲によってもたらされたこと。↓

 「東京裁判判決から70年 パール判事の家族「父の仕事を誇りに思う」 インドでの知名度向上へ伝記作成・・・」                 
https://special.sankei.com/f/international/article/20181109/0002.html?_ga=2.130320844.2106830668.1541759724-2045755341.1541759724

 まあ、確かに、客観的事実を書いたものではある。↓

 「「反日の意図なかった」 BTS原爆シャツ作製元が弁明・・・」
https://www.asahi.com/articles/ASLCB04PKLC9UHBI04D.html?iref=comtop_8_05
 <本件、NYタイムスまでお取り上げになっただ。↓>
https://www.nytimes.com/2018/11/09/world/asia/bts-kpop-japan-cancel.html?rref=collection%2Fsectioncollection%2Fworld&action=click&contentCollection=world&region=rank&module=package&version=highlights&contentPlacement=11&pgtype=sectionfront

 旧東独じゃあ、文字通り男女共同参画社会が実現しており、おかげで、セックスが充実し、子だくさんだった、とさ。↓

 Why Women Have Better Sex Under Socialism by Kristen Ghodsee・・・
https://www.theguardian.com/books/2018/nov/09/why-women-have-better-sex-socialism-kristen-ghodsee-review

 米中冷戦の行方について、昨日記した私見だけど、FTも概ね同意見のようね。↓

 US-Sino trade tensions are unlikely to sink country’s billionaire-driven innovative verve・・・
 <中共エントレプレナー達は、もはや、模倣の時代は終えており、柔軟にして革新的だとさ。↓>
 Unlike many in the west, Chinese billionaires don’t seek to establish defensible positions for their products; instead, they seek to build the scale that will make their businesses unassailable. They know that only domination will enable them to see off the threat of eventually becoming disrupted. This is why they transform their companies over and over again.It used to be said that the Chinese excelled in copying products and business models developed in the west. No longer. In e-commerce and other areas of technology, they are disrupting processes and business operations at an unprecedented rate, shifting rapidly between business sectors.This flexibility will serve Chinese billionaires well should trade tensions with the US escalate further. Under such a scenario, China’s growth rate is likely to slow. Yet the structural transition of its economy towards urbanisation and a catch-up in productivity due to technology will continue to offer fertile ground for young and hungry entrepreneurs. China’s billionaires are poised to set a new business agenda. Josef Stadler is Head of Global Ultra High Net Worth, UBS
https://www.ft.com/content/80937f9a-e417-11e8-a6e5-792428919cee

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 人民網の邦字紙化記事。↓>
 「日本で新語・流行語大賞のノミネート30語が発表 スポーツ界からも多数・・・」http://j.people.com.cn/n3/2018/1109/c206603-9516925.html
 <広義の日中交流人士モノ。↓>
 「専門家「中日の第三国市場協力には大きな将来性」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/1109/c94474-9516896.html
 <狭義の日中交流人士モノ。↓>
 「程永華大使が書道展「抱云堂吟草-言恭達書法芸術展」の開幕式に出席・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/1109/c94473-9516817.html
 <同じく。但し、韓国を噛ませてる点で最近の流行。↓>
 「2018中日韓三国記者合同取材、北京にて始動・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/1108/c94473-9516274.html
 <日本へ行けキャンペーン。↓>
 「東京ディズニーリゾートでクリスマスパレードがスタート・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/1108/c94638-9516442.html
 <ここからは、サーチナより。
 定番。↓>
 「感動してしまった・・・「日本は本当に落とし物が見つかる国」だ・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1670906
 <これもだ。↓>
 「中国人のある行動が「日本人の反感を買っているぞ」と注意を呼びかけ・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1670907
 <これもまたそうだ。↓>
 「ハードじゃない、ソフトが違うんだ! 日本で公共バスに乗れば「特別な体験」ができる・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1670909
 <カレーパン食いに日本へ行けキャンペーン。↓>
 「・・・中国メディア・東方網は・・・この日本オリジナルの総菜パンであるカレーパンの魅力について紹介する記事を掲載した。
 記事は、「われわれは日本のグルメというと寿司やラーメン、味噌汁、焼肉などを想起するが、このほかにもまだまだ広く支持されているストリートフードがたくさん存在する。その1つがカレーパンであり、日本のパン界におけるエース的な食べ物なのだ。こんがり黄金色に上がったパリパリの皮を噛むと、中から熱々の濃厚なカレーが出てくる。カレーには具がたっぷり入っているのである」とした。
 そして、日本におけるカレーパンの人気ぶりについて、アニメ「アンパンマン」にもカレーパンマンという脇役級のキャラクターが登場することを紹介。カレーパンマンは明るく情熱的で、敵に対して熱々のカレーを吹きかける攻撃を持っていると説明したうえで、カレーパンにカレーパンマンの顏を描いて販売する店もあると伝えている。
 また、カレーパンはとんかつ同様に西洋の食べ物を日本風にアレンジした結果生まれたものであることを指摘。「諸説はあるようで、東京にある老舗のパン屋の多くが『カレーパンを発明した』と名乗っている。ただ間違いなさそうなのは、焼くと中身が流出してしまうため、油で揚げる方法を採用したことだ」とした。」
http://news.searchina.net/id/1670848
 <よかったじゃん。↓>
 「日本で存在感を高める中華スマホ、「なぜ日本人は中華スマホを選ぶの?」・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1670856
 <最近のガス抜きの定番。↓>
 「ハロウィン騒動を見て思った「日本人の民度は虚像で、中国人にも及ばない」・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1670866
 <新手のガス抜き?↓>
 「日本人にとって「傘」は使い捨てなの? 雨の後に捨てられるのはなぜ?・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1670882
 <同じく、でもないか。↓>
 「・・・中国メディアの快資訊はこのほど、「日本を訪れた中国人が、日本の住宅事情を知って衝撃を受けた」と紹介する記事を掲載した。
 中国でも沿岸の都市部と内陸の農村地域とでは住宅事情に違いはあるが、都市部では高層マンションが多く、また、国によって土地が管理されているためか道路は広くとられ、建物と建物の間にもゆとりがあるように感じられる。それゆえ日本を訪れた中国人は東京などの都市部の住宅を見ると「低層の建物が隙間なくびっしりと立ち並んでいて雑然としている」という印象を受けるようだ。
 また、やはり中国人が気になるのは住宅の価格だが、東京などの都市部では100万元(約1700万円)では単身者向けの小さなマンションか、大きなマンションであれば頭金程度にしかならないと伝え、「東京の不動産価格がこんなに高い」ことを知って衝撃を受けたと紹介した。
 不動産は様々な要因で価格が大きく動向するので、中国でも開発に伴って一部地域では地価の急激な高騰が見られる。それゆえ日本の地価や不動産価格に驚いたというよりは、むしろ「それなりのお金を払っても、狭い土地で隣家と密接して生活しなければならない」ことが中国人から見ると受け入れ難いらしい。
 この中国人は日本の住宅事情に対し、「日本人はもともと感情を表に出さず、相手に迷惑を掛けたがらないため、これほど家やマンションが密集した場所で生活するのは息苦しいだろう」と主張し、中国人が日本で生活するとしたら「落ち着いた静かな心を持っていなければ生活できないだろう」と漏らしている。」
http://news.searchina.net/id/1670910
 <こんなん面白いのかしら?↓>
 「日本人にとって「花」の金曜日、仕事を終えた若者はどうやって過ごす?・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1670905
 <最近、ジャージっぽい上下を自宅で一日中着るようになったワタクシ。↓>
 「・・・中国メディアの網易は・・・日本人の女の子に中国の制服を着てもらったとする記事を掲載した。着てみた感想を聞くと、中国人の心が折れてしまうという。
 記事では、3人の日本人の女子生徒に中国のジャージを着てもらい、意見を聞いてみるという方法で行われたインタビューを紹介した。最初の学生は、こういうジャージは体育の時間か家で掃除をするときにしか着ないと答えたという。着心地が悪く、これが制服など信じられない、日本の制服はかわいくて良かったと答えたと紹介している。
 次の女子生徒も同様で、体育の時間にしか着ないと答え、3人目の生徒はジャージを羽織ってもらうと明らかにテンションが下がったそうだ。おしゃれな女の子で、自分の通う学校は制服の着こなしや髪形が自由だと明るく話していたのに、ジャージを着た途端自信を無くしたように見えたため、記事では「外見が人に与える影響は大きい」と結論付けている。また、日本人は外見をとても気にするようだとも感想を述べている。」
http://news.searchina.net/id/1670908
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 一人題名のない音楽会です。
 米英歌謡曲を2回に分けてお送りします。
 順不同であり、また、解説は最小限にとどめました。

Those were the days(注a)(悲しき天使。1969年) 歌唱:Mary Hopkin
https://www.youtube.com/watch?v=QptZ8tYZAkE

(注a)「原曲は、コンスタンツィン・ポドレフスキー(・・・1889年〜1930年)の詩に、ボリス・フォミーン(・・・1900年〜1948年)がクレズマーないしはジプシー音楽の様式で曲づけした歌・・・(「長い道」)である。1910-1920年ごろの作品とされる。<原>歌詞の内容は、昔の思い出を懐かしみ感傷に浸っている様子を描いたものである。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%B2%E3%81%97%E3%81%8D%E5%A4%A9%E4%BD%BF

My Way(注b)(1969年) 歌唱:Frank Sinatra 
https://www.youtube.com/watch?v=onWf4_yl-pY

(注b)原曲の作詞・作曲:Claude François & Jacques Revaux(1967年) のフランスの歌にPaul Ankaが英語詞をつけた。
https://en.wikipedia.org/wiki/My_Way

If You Go Away(注c)(行かないで。1959年) 歌唱:Helen Merrill 演奏:Stan Getz(tenor saxophone)・Daniel Humair(drums)・Joachim Kuhn(piano)・Torrie Zito(piano)・Jean-Francois / Jenny Clark(bass)
https://www.youtube.com/watch?v=gAHE8LIbyzo

(注c)原曲はベルギーのJacques Brelが作詞・作曲したNe Me Quitte Pasというフランス語シャンソン・・
https://en.wikipedia.org/wiki/Ne_me_quitte_pas
例えば下掲
https://www.youtube.com/watch?v=slHjkszSAKs
だが、英語歌詞による上掲の方がはるかに聴かせるので、英語曲集の中で取り上げた。

Killing me softly(注d)(やさしく歌って。1971年) 歌唱:Frank Sinatra
https://www.youtube.com/watch?v=8tbP3f3i03E

(注d)作詞:Norman Gimbel 作曲:Charles Fox
https://en.wikipedia.org/wiki/Killing_Me_Softly_with_His_Song
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%84%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%8F%E6%AD%8C%E3%81%A3%E3%81%A6

What A Wonderful World(注e)(1967年) 歌唱:Louis Armstrong
https://www.youtube.com/watch?v=2nGKqH26xlg

(注e)作詞・作曲:Bob Thiele (as “George Douglas”) & George David Weiss.
https://meta.wikimedia.org/wiki/Wikipedia_Asian_Month_2018

Hello Dolly(注f)(1964年) 歌唱:Louis Armstrong
https://www.youtube.com/watch?v=l7N2wssse14

(注f)作詞・作曲:Jerry Herman 同名のミュージカル中の歌。
https://en.wikipedia.org/wiki/Hello,_Dolly!_(song)

When The Saints Go Marching In(注g)(不詳) 歌唱:Louis Armstrong
https://www.youtube.com/watch?v=wyLjbMBpGDA

(注g)1900年代初期に出現した、作詞も作曲も不詳の歌。
https://en.wikipedia.org/wiki/When_the_Saints_Go_Marching_In

Tennessee Waltz(注h)(1948年) 歌唱:CONNIE FRANCIS
https://www.youtube.com/watch?v=5GWDgirgsq4

(注h)作詞:Redd Stewart 作曲:Pee Wee King 日本で大流行したことで知られる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Tennessee_Waltz

Little Man(注i)(1966年) 歌唱:Sonny & Cher
https://www.youtube.com/watch?v=TMaW9xmuhg0

(注i)作詞・作曲:Sonny Bono
https://en.wikipedia.org/wiki/Little_Man_(Sonny_%26_Cher_song)

(続く)
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太田述正コラム#10183(2018.11.10)
<吉田裕『日本軍兵士–アジア・太平洋戦争の現実』を読む(その4)>

→非公開