太田述正コラム#10194(2018.11.16)
<皆さんとディスカッション(続x3893)>
<太田>(昨日)
山本さん、ブログ管理者画面が開きません。
「安全な接続ができない」的なエラー表示が出てしまいます。
<Toshi>(ツイッターより)
http://ohtan.net がつながらなくなっております。
何かトラブルでしょうか?
<太田>(同上)
ブログをアップしようとしたところ、太田ブログの管理者画面にはもちろん、太田HP・ブログそのものへのアクセスもできなくなっており、これに伴い、まぐまぐへのブログのアップも、併せて中止しています。
ご不便をおかけしています。
<太田>(同上)
管理人の山本さんが太田HP/ブログ/掲示板の復旧中なのだろうが、まだ埒が明かないようなようなので、本日のディスカッションをまぐまぐ読者には配信しておいたけど、なかなかネット上のまぐまぐには反映されないんだねえ。それにしても、このまま復旧しなかったら・・なーんて心配をちょっとしちゃうな
<太田>
山本さん、一体、何が起こっているんでしょうか。
とにかく、ご返事をいただけませんか?
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今朝もまだ直ってなかったけど、08:30頃直ったようだ。
山本さん、お疲れ様でした。
<太田>(ツイッターより)
「2島先行も選択肢、日ロ領土交渉 4島帰属が焦点…」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37775030V11C18A1EA2000/
こんな話、そもそもニュース価値なんてないのに、思わせぶりの記事だねえ。
TVでの本件の報じ方を見ていると、2島返還以外の結末はありえない、と、「専門家」と自称している人々さえ言わないんだからしゃーないが・・。
<太田>
関連記事だ。
日露両政府がタッグ組んで、2島返還すら大変なこと、という印象を振りまき、2島返還だけでの決着を日本の世論に受け入れさせようとしてるね。↓
「菅氏、2島返還なら「日本主権」 歯舞、色丹巡り・・・」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018111601001479.html
<太田>(ツイッターより)
「安田純平氏の会見に「謝罪を求める日本社会は異常」「自己責任論は極右の思想」と欧米メディア特派員…」
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%ae%89%e7%94%b0%e7%b4%94%e5%b9%b3%e6%b0%8f%e3%81%ae%e4%bc%9a%e8%a6%8b%e3%81%ab%e3%80%8c%e8%ac%9d%e7%bd%aa%e3%82%92%e6%b1%82%e3%82%81%e3%82%8b%e6%97%a5%e6%9c%ac%e7%a4%be%e4%bc%9a%e3%81%af%e7%95%b0%e5%b8%b8%e3%80%8d%e3%80%8c%e8%87%aa%e5%b7%b1%e8%b2%ac%e4%bb%bb%e8%ab%96%e3%81%af%e6%a5%b5%e5%8f%b3%e3%81%ae%e6%80%9d%e6%83%b3%e3%80%8d%e3%81%a8%e6%ac%a7%e7%b1%b3%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2%e7%89%b9%e6%b4%be%e5%93%a1/ar-BBPKQN3?ocid=ientp#page=2
彼らはこの記者会見で謝罪をした安田氏を批判しているが、彼らも、自己責任論を振りかざして安田記者を批判する一部日本人達も、どっちもペケ。
安田氏こそ人間主義者。
<太田>
昨日書かなかったんだが、ロジクールのマウスについてきたレシーバー・・USBポート(国会じゃUSBジャックという言葉が使われてたな)に挿しこむミニ通信機器・・が初期不良品だったんで、今朝、同社のサポートに電話した。
その結果、メールが送付されてきて、マウスの裏側の写真を添付した返信メールを送れば、取り換えてくれることになった。
前回、同社のキーボードで同じことが起こった時は、新たなレシーバーと共にキーボードが送られてきた・・ちなみに、その時は、メールで写真云々という話すらなかった・・ので、今回は、新たなレシーバーとマウスが送られてくるのではないか。
同社はスイス/米国の会社
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB
だけど、日本との文化の違いなんだろうが、高性能の製品を高価格で売るが、コスト低減を期し、一、品質管理はほどほどで出荷する、二、初期不良かどうかの確認はしない(返品を求めない)、三、部品だけの交換はせず製品全体を交換する、という超合理的姿勢には恐れ入る。
おかげで、マウス2個とキーボードの代金でマウス・キーボードを二式揃えることができそうだ。
「故障」したマウスが、X299パソコン以外のパソコンでは使えるかどうか、検証していないが、仮に使えるとなれば、それに更にマウス1個が付け加わることになる。
(いずれにせよ、初期不良のレシーバー2個は保管しているので、いつでも提供する用意はある。)
というわけで、ここまでは、何の不満もないと言えばないが、唯一の不満は、サポートに電話をかけた時に最初に聞こえてくる自動音声が、ガイジンさんの片言の日本語だもんで、言ってることが分からないことが多く、毎回、あてずっぽうで数字をプッシュし、苦労して実サポート要員との会話に辿りつかされている点だ。
——————
その後、返信があり、写真中のシリアル番号が読み取れないので、拡大写真を送るか、自分で読み取った結果を教えてくれ、というので、後者を選択。
老眼鏡と虫眼鏡で思案投げ首で無理やり「読み取った」もので、自信はないが・・。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
昨日、一部伝えたハナシ。↓
「「パソコン使わず」、海外で反響=桜田五輪相発言を不安視 ・・・」
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%80%8c%e3%83%91%e3%82%bd%e3%82%b3%e3%83%b3%e4%bd%bf%e3%82%8f%e3%81%9a%e3%80%8d%e3%80%81%e6%b5%b7%e5%a4%96%e3%81%a7%e5%8f%8d%e9%9f%bf%ef%bc%9d%e6%a1%9c%e7%94%b0%e4%ba%94%e8%bc%aa%e7%9b%b8%e7%99%ba%e8%a8%80%e3%82%92%e4%b8%8d%e5%ae%89%e8%a6%96/ar-BBPKIsC?ocid=ientp
タイトルの箇所を含め、なかなか読ませる。↓
「”男好き”と嗤われる泌尿器科女医の無念・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/15603398/
オモロイ。↓
「『先生』と呼ばれるのは「偉いから」じゃなくてこんな意味だった・・・・」
http://www.scienceplus2ch.com/archives/5601241.html
この前取り上げた、村上春樹批判者もそうだが、日本の「識者」の中に、フィクションの何たるかが分かってない人が多すぎるな。↓
「・・・オランダの人気俳優トム・ホフマンと日本人女優がひとつの部屋で性交を重ねる映画『シャボン玉エレジー』(イアン・ケルコフ監督/日本・オランダ合作/1999年)の撮影が日本でクランクインした直後、トムが私の自宅に食事に来たことがありました。そのとき彼が言ったのは、「セックスシーンで相手が“いやだ、いやだ”と悲しそうに、また苦痛を訴えるような表情をするので、僕は悪いことをしているような気がした」ということ。私はハッとして、「それは日本の性的な文化で、疑似SMのようなもの」と、日本のAVの数々を見せてあげました。トムは驚いていましたよ。「本当だ、日本人はメイクラブをエンジョイしないのか。奇妙な風習だ」と。・・・」
https://www.asahi.com/and_M/articles/SDI2018111543871.html?iref=comtop_list_andm_n01
<あったり前だろがー。↓>
「「AVを性行為の教科書にしてはダメ!」中大学園祭で熱く議論されたこと・・・」
https://diamond.jp/articles/-/185664?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
日本じゃあんまし報じられてないなあ。↓
Lost Disney ‘Oswald’ film found in Japan・・・
https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-46224545
いまだに、帝国海軍善玉・帝国陸軍悪玉説という嘘八百で、で戦後日本人を洗脳する営みが続いているのには絶句させられちゃうよ。↓
「山本五十六と戦争・・・」
https://mainichi.jp/sunday/articles/20181029/org/00m/070/005000d
https://mainichi.jp/sunday/articles/20181029/org/00m/070/005000d
https://mainichi.jp/sunday/articles/20181112/org/00m/070/009000d
この点は押さえておくべきだろうね。↓
「・・・日本の行政や司法のこれまでの判断は、日韓請求権協定で相互に放棄した請求権とは外交保護権や裁判訴追権であり、個人の請求権は存在していることを認めていると言える。・・・」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54642?utm_source=editor&utm_medium=mail&utm_campaign=link&utm_content=top
<それにしても、困ったもんだ。↓>
「徴用工問題で訴状届いた日本企業「対応しようがない」と困惑・・・」
https://blogos.com/article/338993/
頑張る朝鮮日報。↓
「【社説】経済の常識に沿ったトヨタ復活、逆行する韓国車の没落・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/15/2018111500981.html
「トヨタの復活支えた豊田章男流の革新・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/15/2018111500969.html
<これは、一見頑張ったようだが、日本以外の事例群が酷過ぎるものばかりなんで、不適切。↓>
「西欧の旧帝国主義諸国、謝罪するのは「国益に役立つとき」だけ・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/16/2018111601258.html
当然だろ。
殺害をすぐ露見させてサウディ国王と皇太子を窮地に追い込んだんだからな。↓
「サウジ検察、記者殺害で5人に死刑求刑・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/15601921/
こーゆーマレーシアの国益と関係しない問題で、パレスティナ側に味方するんじゃマハティールも一介のイスラム教徒に過ぎないってこと。↓
Australia, Malaysia trade words over Israel embassy shift・・・
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/australia-malaysia-trade-words-over-israel-embassy-shift/2018/11/15/07077e70-e952-11e8-8449-1ff263609a31_story.html?utm_term=.fb3fb93bcdc1
そう、ひがんじゃダメよ。↓
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
日中交流人士モノ3連発。↓>
「「母なる湖」を保護するために湖南省と滋賀県が協力強化・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/1115/c94473-9518741.html
「オリンパス中国の楠田秀樹董事長を独占インタビュー・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/1115/c94689-9518553.html
「日本の技術革命が寧夏回族自治区の生態農業発展を促進・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2018/1115/c95952-9518521.html
<ここからは、サーチナより。
日本サッカー礼賛モノに新風を吹き込んだ?↓>
「まるで役立たずな中国の「サッカーダンス」、ダンスを訓練に用いる日本サッカー これが「差」だよ!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1671241
<ああそうかい。↓>
「日本人が好む自動車メーカーランキング、日系独占は想定外だがその「順番」が意外だった・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1671247
<何でもいいから、これからも買ってチョーダイ。↓>
「・・・中国メディアの捜狐は・・・日本で「タバコとマオタイ酒」を買って帰る中国人が増えているとする記事を掲載した。
記事はまず、以前は日本旅行というとツアー旅行で、温水洗浄便座と炊飯器を大量に購入するのが流行していたと紹介。これは一種の外国崇拝で、中国にはそれだけ先進的な技術と高品質の家電がないと思っていたためで、これでも十分メンツが立たないことだったが、最近の傾向は「よりメンツが立たない」のだという。
記事によると、それは最近の人気が「よりによってタバコとマオタイ酒」だからだという。マオタイ酒は中国を代表する酒であり、日本人が中国旅行で買って帰ることもある高級酒だ。ではなぜ中国人が、日本旅行で日本酒ではなく中国のマオタイ酒を買って帰るのだろうか。
記事の説明によると、マオタイ酒は中国での販売価格が高く、日本の免税店で買ったほうがずっと安く手に入るのだという。「中国で買うと何倍もする」と伝えている。同じ理屈で、タバコも日本で購入すると半分の値段で買えるのでむしろ「買わないと損」という感覚がするという。この価格差に気が付いた訪日中国人が、日本で「爆買い」しているのだと紹介した。
記事はこの現象について、中国で作ったものを国内では高く売りつけて、海外では安く提供していることになり、「メンツが立たない」と主張している。」
http://news.searchina.net/id/1671268
<そんなこと気にせず、これからも来てチョーダイ。↓>
「・・・中国メディアの捜狐は・・・「日本の有名なお寺で秋を満喫しようとしたら、中国人ばかりだった」と紹介する記事を掲載し、京都の清水寺を訪れる観光客は「日本人より中国人のほうが多いほどだった」と伝えている。・・・」
http://news.searchina.net/id/1671269
<こんな場所まで「発掘」し、日本へ行けキャンペーン。↓>
「中国メディア・東方網は・・・「写真を見た人がみんな1度は行きたくなる、日本で最も美しい無人駅」とする記事を掲載した。記事が紹介したのは、・・・「愛媛県のJR予讃線上<の>下灘駅という有名な無人駅<だ。>・・・」
http://news.searchina.net/id/1671276
<おお、宣伝、ありがとう。↓>
「中国メディア・東方網は・・・サムスンが折りたたみ式のスマホ画面を開発できた背景には、多くの日本の部品サプライヤーの存在があるとする記事を掲載した。・・・」
http://news.searchina.net/id/1671306
<定番だが、新材料も・・。↓>
「・・・中国メディアの快資訊は・・・日本と中国の学校教育を比較すると「顕著に異なる5つの分野」があると指摘し、これを知ると中国人の親たちはどのように感じるかと問いかける記事を掲載した。・・・
記事がまず指摘したのは、日本では「子どもが自分たちで登下校をする」という点だ。中国では安全上の問題を考慮して、子どもが幼稚園と小学校低学年の内は家族が送り迎えをするのが一般的だ。それゆえ、家族に送迎という負担がない日本が羨ましく感じられるかもしれないが、メリットは送迎の負担がないだけではなく、「子どもが自分で登校することで自主性が培われ、登校班があることで年上の子どもはリーダーシップを学ぶ」と説明した。
2つ目には、日本では「教師が体罰を振るうことなく、子どもが社会の道徳を学び守れるように教える」ことだとした。
また、3つ目として「日本の教科書では漫画を取り入れている」と指摘した。今やアニメや漫画は日本の文化の1つとして、中国の若者達の人気を集めているが、「日本では漫画が広告や企業説明などあらゆる場面に浸透しており、子ども達の教科書にも漫画が使われている」とした。こうした指摘を見ると、中国の教育は厳格で、子どもたちが楽しんで学べるよう配慮する日本の教育方法が新鮮に感じられたようだ。
他に、日本の子どもたちは中国の子どもと比較して「本を好んで読む習慣がある」と指摘し、学校や書店など子ども達が本に親しむ環境が整っていると指摘。
そして、最後に「夏休みの宿題」を取り上げ、「自由研究や絵日記は中国の学校にはない宿題で、子ども自身の独創性や想像力を伸ばす」と紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1671290
<少し前の記事の使いまわし。↓>
「中国の鉄道がスゴイとか言ってる人は、日本の寝台列車を見るべきだと思う・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1671298
<同じく。↓>
「世界の治安がいい国ランキング、1位は日本でも中国でもないアジアの国・・・シンガポール・・・だった!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1671308
<使いまわし記事。↓>
「中国人旅行客が日本で温水洗浄便座を買わなくなった理由・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1671271
<新手の、気が利いた(?)ソフト・ガス抜き。↓>
「・・・今日頭条はこのほど、日本企業に勤めた経験を持つという中国人による「日本の会社のひどいところ」を紹介する記事を掲載した。・・・
記事はまず、日本企業は終身雇用制であるためか、社員一人ひとりを大切にしてくれ、外国人に対しては待遇がさらに良いと紹介。しかし、日本の企業で働くということは、「ストレスが最大の域に達すること」でもあると評している。
では、どんなことがストレスになるのだろうか。記事は5つの点を紹介。「朝礼がある」、「サービス残業」、「仕事の後に同僚と酒を飲む」、「なかなか昇給しない」、仕事に追われて「結婚できない」の5つだ。記事の中国人筆者の会社は、毎週月曜日に朝礼があるそうで、「なんて無意味なことを」と不満に感じるという。仕事の後に酒を飲むのは中国でも同じだそうだが、酔いつぶれるまで飲んで信頼関係を築くというのは日本特有の考え方だと指摘している。・・・
中国人筆者は、こうした日本の習慣が多くの人にストレスを与えながらも残っているのは、日本人の「DNAに耐え忍ぶ精神が刻まれている」ためだと主張。言い換えれば、「根性」があるので、我慢を美徳にしてしまうということのようだ。協調性に富むのは日本人の良いところではあるが、それゆえに個性を出せず、反対意見も言えず、上司の命令は絶対で、上司は部下の失敗の責任を負わされるという不条理なことが日常化してしまっていると指摘している。
筆者は日本人ビジネスパーソンの「根性」や「耐え忍ぶ精神」を「忍者の精神」と表現している」
http://news.searchina.net/id/1671272
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太田述正コラム#10195(2018.11.16)
<木村光彦『日本統治下の朝鮮』を読む(その17)>
→非公開