太田述正コラム#10416(2019.3.7)
<皆さんとディスカッション(続x4004)>
<太田>(ツイッターより)
「韓国の…昨年の…出生率、初めて1.0割る…世界最低水準… 日本(17年確定値)は1.43…」
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190306-OYT1T50138/
こりゃ、一種の集団自殺だな。
隣国ながら、日本は手を差し伸ばして命を助ける義理も余裕もないので、せめて、周りに余り迷惑をかけずに、また余り苦しまずに、亡くなってチョーダイね。
<US>
スライド#3 を更新しました。
<URL省略(太田)>
「抱懐すべきイデオロギー」を削除しましたが、その枠内にある「天皇制堅持」、「人間主義(縄文性)追求」、「軍事力重視(弥生性)」はそのままにしてあります。
ここも取るべきでしょうか?
「国制」、「対外政策」は、「内政」、「外交」では如何でしょうか?
横井小楠コンセンサスとの共通項として、「ロシアの脅威への対処」の他、「欧米の科学・(軍事・統治)制度等の研究・継受」を囲みましたがこの認識はあっていますでしょうか?
ご助言、ご意見お願いします。
<太田>
改めて、コラム#9902を読み返してみました。(おいおい!)
で、全般的に大変結構だと思います。
ただし、
>「国制」、「対外政策」は、「内政」、「外交」では如何でしょうか?
<は、>そのままでよろしいのでは?
「国制」は内政より狭く・・内政でやるべきことは「富国」だけではない・・、また、「強兵」は内政、「対外政策」両方に関わりますし、更に、外交は軍事力行使を必ずしも含まないので「対外政策」よりも狭い、からです。
なお、4点だけ修正をお願いします。
・「・朝鮮や他アジアの非欧米世界に関しても同じことを」→トル
・「斉彬の維新後の日本国家イメージ」⇒「維新後の日本のイメージ」
・「天皇制堅持」から始まる行を「維新後の日本のイメージ」のすぐ下に移す。
・「支那を辱めよ」→「中国を辱めよ」
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
何はともあれ・・。↓
Carlos Ghosn: Ex-Nissan chief leaves Japanese jail after months behind bars・・・
https://edition.cnn.com/2019/03/06/business/carlos-ghosn-released-jail-nissan/index.html
刑事裁判とそれ以外とでは基準が違うってだけだよ。
そんなこと言い出したら、歴史記述なんて、ほぼ100%「歪んだ「人民裁判」」に等しいぜ。↓
「ゴーン氏は無罪でも名誉回復は無理!?日本メディアの歪んだ「人民裁判」・・・」
https://diamond.jp/articles/-/196135?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
以下、1月のコラム2篇からであることをお断りしておく。↓
<プロ金融犯罪者の手口。
1:スキームを悪用する。
「・・・ジュファリ氏が「知人の厚意」として、ゴーン氏を援助するのであれば、現金なり小切手を送れば済むはずだ。いくらSBL/Cが証券のように利用できるとはいえ、海外をまたいで個人の負債額の担保に使用するというのは、マネーロンダリングの疑いがかかっても仕方がない異常な行為といえる。・・・
ジュファリ氏が額面よりはるかに安い金額で入手したSBL/Cをゴーン氏に差し入れ、ゴーン氏が日産の「名前」と「資金」を利用できるだけ利用し、最終的には決裁権を持つ予算から1470万ドル(現在のレートで16億円)を振り込む──。これは「マネーロンダリング」の構造そのものだ。・・・
特捜部<は、>・・・確実な解明に向かっている・・・」
https://diamond.jp/articles/-/192375
<2:最も弱い者を標的にする。↓>
「・・・ゴーン氏は検察ではなく裁判官を戦う相手に選んだ・・・」
https://diamond.jp/articles/-/190578
英エコノミストも分かっちゃないねえ。
ゴーン問題で問われてるのは、日本の開放性じゃなく、資本主義(アングロサクソン・ウエイ・オブ・ライフ)・・経営者の超高給を含む・・だよ。↓
Whatever Carlos Ghosn’s misdeeds, Japan’s openness is also on trial・・・
https://www.economist.com/asia/2019/03/06/whatever-carlos-ghosns-misdeeds-japans-openness-is-also-on-trial?cid1=cust/ddnew/email/n/n/2019036n/owned/n/n/ddnew/n/n/n/nap/Daily_Dispatch/email&etear=dailydispatch&utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily_Dispatch&utm_term=2019036
わが「メインバンク」、しっかりせんかい。↓
「みずほFG周回遅れの損失処理、他メガと開く収益力・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/16120469/
ウーム、どーすりゃいい?↓
「歌舞伎の「三階さん」過酷ながらも給料20万円以下、廃業増加・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/16121501/
NYタイムスがハヤブサ2を大きくお取り上げ。↓
Hayabusa2 Touches Asteroid Ryugu・・・
https://www.nytimes.com/interactive/2018/06/25/science/hayabusa-ryugu-photos.html?action=click&module=Discovery&pgtype=Homepage
そーなのに、どうして日本のメーカーがAIスピーカーもっと販売しないのよ?↓
「AIスピーカーが意外に貧弱なハードで動く理由・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41078820Y9A200C1000000/?n_cid=DSTPCS001
臆測だけじゃないか。こんなん記事じゃないぜ。↓
「習氏が「破談傷心」の金正恩氏に会わない真の理由・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42050760V00C19A3000000/
なーんて話は全く信用できないさ。↓
「・・・ 丹東で長く、北朝鮮への観光ビジネスを行っている中国人が証言する。・・・あと一年もいまの経済制裁が続けば、北朝鮮は潰れてしまう・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%80%81%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%80%8C%E7%B2%9B%E6%B8%85%E3%81%AE%E5%B5%90%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8C%E8%BB%8D%E3%81%AE%E5%8F%B0%E9%A0%AD%E3%80%8D/ar-BBUsy5v?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp#page=2
信用できるのはこーゆー話。↓
「トランプ大統領、ミサイル施設復旧事実なら「キム氏にかなり失望」・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%80%81%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E6%96%BD%E8%A8%AD%E5%BE%A9%E6%97%A7%E4%BA%8B%E5%AE%9F%E3%81%AA%E3%82%89%E3%80%8C%E3%82%AD%E3%83%A0%E6%B0%8F%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%82%8A%E5%A4%B1%E6%9C%9B%E3%80%8D/ar-BBUsNA6?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp
「金正恩氏、最後に譲歩も米拒否 米朝会談・・・」
https://www.sankei.com/world/news/190307/wor1903070006-n1.html
米国が史上最高の貿易赤字を出したことで、ここを先途とトランプwクォぶったたく米リベラルキリスト教識者達。↓
<トランプのやり方がマズかったとするもの。↓>
Donald Trump’s ‘America First’ Trade Policies Haven’t Stopped the Largest Trade Deficit in U.S. History・・・
https://www.newsweek.com/donald-trump-america-first-trade-deficit-1353900
<それどころか、トランプのやり方そのものに問題がある点も大きいとするもの。↓>
・・・Why exactly is the trade deficit expanding when Trump promised it would shrink? The answer largely (though not exclusively) has to do with Trump’s own economic policies.・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/2019/03/06/whats-behind-ballooning-trade-deficit/?utm_term=.450f8fe8e803
今度は、こういう手で頑張る朝鮮日報。↓
「PM2.5:空気のきれいな日本、長年の取り組みとは–1960年代から空気の質を集中管理・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/03/06/2019030680153.html
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<定番。↓>
「わが国とは違う! 日本で交通事故死亡者数が減少している理由・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1676379?page=1
<これもだ。↓>
「日本の清潔さは「表面的?」、それは違うぞ! 本当に清潔なのだ・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1676414?page=1
<概ね定番。↓>
「日本の中国領事館が注意喚起、中国人に「日本に持ってきちゃダメ!」と呼びかけたものは?・・・札幌にある中国領事館のウェイブサイト・・・」
http://news.searchina.net/id/1676404?page=1
<似たような記事は以前にもあったが、よく書けている。↓>
「中国メディア・東方網・・・記事は・・・どうしてわが国がこんなに強くなったのに、日本は怯まないのか」としたうえで、その主な理由について3つ挙げて説明している。
まずは、「米国は自らのアジア権益を守るべく、戦後に日本と同じ戦線に立つことを選択し、日本に大量の支援をしてきた。日本は米国の膝に抱かれ、経済面で急速に発展したのだ」と説明し、米国というバックボーンがあるからこそ日本が強い姿勢でいられるのだとの見解を示した。
続いては、日本が原子力を含む最先端の工業技術を持っていることに言及。現時点で様々な制約から各種兵器を製造していないが、いざとなったら容易に兵器を作れるという自信を持っていると主張した。
そして最後に、中国が平和を愛する国であることが理由の1つであるとし「国際的な問題に直面するたび、わが国は協議により問題解決を図ることを好む。日本はこの点につけこみ、強硬な姿勢を見せているのだ」と論じている。」
http://news.searchina.net/id/1676382?page=1
<同じく、具体的紹介は省略。↓>
「日本のラーメン店で感じた「溢れんばかりのヒューマニズム」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1676423?page=1
<そういうもんなのね。↓>
「・・・今日頭条は・・・「日本の市役所は複合施設に入っている」と、土浦市役所について紹介する記事を掲載した。役所が生涯学習センターや小売店が同じビルに入っていることに驚きを示し、中国では絶対にありえないことだと伝えている。・・・」
http://news.searchina.net/id/1676400?page=1
<あらー。↓>
「2010年12月、中国山東省の済南市にあった小さな診療所で、約70年にわたって貧しい人を無料で診察した日本人の医者が102歳で亡くなった。・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1676396?page=1
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太田述正コラム#10417(2019.3.7)
<ディビット・バーガミニ『天皇の陰謀』を読む(その8)>
→非公開