太田述正コラム#10432(2019.3.15)
<皆さんとディスカッション(続x4012)>

<太田>(ツイッターより)

「…制裁違反の事例<として、>…南北首脳リムジン同乗写真、安保理は韓国政府の削除要請を拒否…」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/03/14/2019031480029.html
前からこの話が燻っていたところ、北と国交があるからドイツ車でもしょうがない思ってたら、記事中、レクサスに同乗した話も出て来た。
親日国家の真骨頂ここにあり、だねえ。

<35xR/QEs>

 <6pkGfPuM(コラム#10430)クン、>人間主義だから最大限、能力を発揮しなかっただけだろ。
 いい加減に生きても許されるなんて本当にありがたい国だなあ。

⇒そりゃ違うぜ。
 専業主婦の労働ってGDPに反映されないんだが、話がややこしくなるからそれは置いといて、極端に言えば、現在の日本って、ノーベル賞をとれるくらい能力がある女性が、(いい加減どころか)完璧に専業主婦業をこなす生き方をしているという、ある意味、見上げた場合があるってこと。
 宮内庁の場合は、専業主婦業ならぬ役人業を「いい加減に」やってるのでどーしょーもないワケなのね。(太田)

<太田>
 
 USさんを含む皆さん、スライド#10の解説案の方は、昨日と今朝、内々にお示ししたものの、更なる改定版です。

〇スライド#8の解説案

 杉山構想実現に構想の全体像が分かっていてその実現に力を合わせた人々はそれほど多くはないと思われますが、ここで紹介する14人は、その大部分をカバーできているのではないか、という気がしています。
 (全体像が分かっていない人も含まれている可能性があります。)
 ただ、一人一人説明すると時間がいくらあっても足りないので、杉山元と板垣征四郎と阿南惟幾の3人についてだけ最低限の説明を行い、後の人々は触れるだけにとどめ、ご関心に応じ、引用した私のコラムを読んでいただくことにしました。

・杉山元(自裁)    :陸士12期、陸大22期。第二次長州征伐の際に、幕府側で戦い、長州藩との戦いに敗れて散々な目に遭い、戊辰戦争の際には、この戦ったばかりの長州藩のほか、拡大島津家率いるところの、薩摩藩、佐賀藩、と福岡藩、そのほか秋田藩、とともに、(後に藩を挙げて西郷隆盛ファンになる)庄内藩征伐を行ったところの、小倉藩、の地に生まれたことから、杉山は、熱烈だが屈折した島津斉彬コンセンサス信奉者になった、と、私は見ています。
 杉山は、1923~25年の軍事課長時代に、島津斉彬コンセンサスの成就を図る杉山構想の骨格を作り、1928年の張作霖爆殺事件の際の田中義一首相の対応を叱責する形での昭和天皇のモード転換示唆(後述)を受け、1926年の蒋介石による北伐開始、及び、1926年の英国の親蒋介石政権化(コラム#8628)、1928年の、(ヴェルサイユ平和会議時の人種平等宣言非採択下での、欧米植民地解放戦争を非合法化したところの)不戦条約締結、及び、ソ連の五カ年計画(経済成長/軍事力強化)開始、等を踏まえ、帝国陸軍を挙げて、杉山構想の前倒し実現、を推進する決意を固めたのではないか、と、私は、想像しています。(コラム#9902)

・板垣征四郎(刑死)  :陸士16期、陸大28期。私の見立てでは、当時陸軍次官であった杉山元の事実上の指示の下、関東軍高級参謀の時に、(板垣の家の宗旨が日蓮宗で祖父は盛岡藩士族であったこともあり、)関東軍作戦参謀であった石原莞爾・・旧庄内藩に生まれ、幼年学校時代に日蓮宗に影響を受け始め、陸士(21期)卒業後、盛岡藩家老で明治新政府の外交官だった南部次郎よりアジア主義の薫陶を受けた。陸大30期。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E8%8E%9E%E7%88%BE ・・との二人三脚で、満州事変を引き起こしました。
 その後、関東軍司令部付で満州国の執政顧問・奉天特務機関長、欧州出張、満州国軍政部最高顧問(1934年8月~12月)、関東軍参謀副長兼駐満大使館附武官(1934年12月~1936年3月)、関東軍参謀長(1936年3月~1937年3月)を歴任しており、この間、に失敗に終わったところの、東部内蒙古への勢力拡大を目指した綏遠事件(1936年9~11月)を起こしています。
 そして、支那事変(日中戦争)では第5師団師団長として出征し、平型関と忻口鎮(きんこうちん)の戦闘では、八路軍との戦いで多数の死傷者を出すことで、帝国陸軍と中国共産党との秘密提携を隠蔽する役割を演じました。
 第一次近衛内閣改造で1938年6月3日、陸相兼対満事務局総裁に就任。・・・
 平沼内閣でも陸相に留任し、ノモンハン事件では参謀本部の不拡大方針を無視した関東軍の作戦行動を承認しました。
 そして、独ソ不可侵条約成立による平沼内閣倒壊で陸相を退き、支那派遣軍総司令部の初代総参謀長となる。
 とまあ、こういう具合に、板垣は、杉山構想中の、対中国部分の実現の全てを担当したのです。
 彼は、1941年(昭和16年)に大将に昇進したと同時に朝鮮軍司令官となり、1945年(昭和20年)4月には第7方面軍司令官に就任し、シンガポールで終戦を迎えています。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BF%E5%9E%A3%E5%BE%81%E5%9B%9B%E9%83%8E

・小磯國昭      :(藩が島津家と姻戚関係があった)旧新庄藩士の子。陸士12期・陸大22期。1931年の三月事件の時から杉山と行動を共にすることとなる。杉山によって杉山の後任軍務局長、次官に据えられる。また、大戦中に、杉山の意向で東條の後の首相に据えられる。(コラム#10165)

・柳川平助(病死)  :陸士12期・陸大24期。 杉山によって、同期3人で盥回しする形で小磯の次の次官に。杉山の指示で、盧溝橋事件に引き続いて起った第二次上海事変を蒋介石政権の首都南京攻略戦へとエスカレートさせることでもって日中戦争を本格化させるとともに、並行的に南京事件をあえて引き起こした。(コラム#10449)

・東條英樹(刑死)  :陸士17期・陸大27期。杉山の有能なロボット軍事官僚・政治家。杉山の意向で陸相を、更に、先の大戦開戦時の首相を、務めさせられた。(コラム#9902)

・阿南惟幾(自裁)  :陸士18期・陸大30期。1937年2月に陸相になっていた杉山
https://sakurataro.org/%E6%9D%89%E5%B1%B1%E5%85%83
によって、3月に人事局長に任じられ、陸軍等の大東亜戦争終結までの将官級人事長期計画を策定させられた可能性があるところ、爾後、杉山と行動を共にした。
https://sakurataro.org/%E6%9D%89%E5%B1%B1%E5%85%83
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E8%BB%8D%E7%9C%81#%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E5%B1%80
 杉山が3度目の軍事参議官(1939年9月~1940年10月)、そして参謀総長(~1944年2月)だった間
https://sakurataro.org/%E6%9D%89%E5%B1%B1%E5%85%83 前掲
の、1939年10月から1941年4月には陸軍次官を務めさせられており、日独伊三国同盟締結に反対を続けた(昭和天皇のお気に入りの)米内光政首相を引きずり下ろした1940年7月の倒閣運動
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E5%86%85%E5%86%85%E9%96%A3
等をさせられている。
 そして、1945年4月、鈴木貫太郎内閣が成立すると、杉山は、阿南を陸相に就任させ、杉山が決断した時点で、阿南に終戦を促し、阿南はそれに従った。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E5%8D%97%E6%83%9F%E5%B9%BE 全般

・田中静壱(自裁)  :陸士19期・陸大28期。オックスフォードで学び、かつ、米国で駐在武官を務め、杉山構想中の対英米戦の実施に関し杉山を直接輔佐し、最終的には、杉山第1総軍司令官の下で、首都を管轄する司令官を務め、終戦時には陸軍部内の不穏な動きを封じ込めた。(コラム#10123)

・岩畔豪雄      :陸士30期・陸大38期。小磯(つまりは杉山)に可愛がられる。中野学校、(兵器技術研究を行う通称)登戸研究所を設立。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E7%95%94%E8%B1%AA%E9%9B%84
 軍事課長の時にアジア解放の具体策を策定するとともに、欺騙工作としての日米交渉に携わり、先の大戦劈頭、アジア解放戦の最前線に立った後、インド国民軍設立を手掛けた。(コラム#9902)

・牧野伸顕      :大久保利通の子。東大中退。自ら、勝海舟通奏低音信奉者達の動きに目を光らせる宮中スパイとなり、杉山と共謀して社会教育研究所(大学寮)を設置し、陸海軍若手将校に島津斉彬コンセンサスを注入した。(コラム#10429)

・木戸幸一      :木戸孝允の孫。京大法卒。商工省時代に、縁戚の関係を通じ、杉山と知り合い感化されたと思われ、日本型経済体制構築に携わり、その後、牧野、杉山の共同謀議によって、牧野の後任の宮中スパイになるが、一度政治家に転じ、その間、日本型政治体制の構築に携わった。(コラム#10377、10379)

・(近衛文麿)(自裁):近衛家/島津家の嫡流。京大法卒。杉山の無能なロボット政治家で2度(3期)の首相として、杉山構想の全体像を明かされないままその実現に協力したが、最後は杉山に反逆した故、()を付けた。(コラム#9902)

・廣田弘毅(刑死)  :旧福岡藩地域出身。東大法卒。杉山の有能なロボット外務官僚・政治家。首相、及び、(累次の)外相として、杉山構想実現に協力した。(コラム#10375)

・鈴木貞一      :陸士22期・陸大29期。大学寮の「学生」時代に杉山にリクルートされたと思われ、陸軍時代には、日中戦争開戦後の対中政策、日本型経済体制の完成に関し、及び、企画院総裁として対米英開戦時に、杉山構想実現に重要な役割を果たした。(コラム#10431、10433、10435)

・徳川義親      :松平春嶽の子で尾張徳川家を継ぐ。東大文(史学)・東大理(植物学)卒。民間のアジア主義実践者として、杉山構想中のアジア解放に協力。(コラム#9902)

・大川周明      :旧庄内藩地域出身。東大(印度哲学)卒。民間のアジア主義思想家として、杉山構想の民間への普及に協力。(コラム#9902)

〇スライド#10の解説案

 ここで、19世紀後半からの、中国を根底から作り変えようとした指導者達を一括してお示ししておきましょう。
 下の行からいきますが、洪秀全は中国(当時は清)を米国の原理主義的キリスト教に鼓吹されたカトリック的神政国家とでも形容すべき太平天国に作り変えようとして叛乱を起こしますが、結局、失敗してしまいます。(コラム#4902)
https://en.wikipedia.org/wiki/God_Worshipping_Society
https://kotobank.jp/word/%E7%A5%9E%E6%94%BF%E6%94%BF%E6%B2%BB-82058 
 宋教仁は、孫文らと共に清を打倒して中華民国を作り、イギリス文明の継受を目指しますが、暗殺されてしまいます。(コラム#234)
 孫文は、ナショナリズムを掲げたものの、中国の統一を果たすことなく志半ばで亡くなってしまい(コラム#228、229、230、234)、その後を継ぎ、今度は、ナショナリズムの鬼子である独伊のファシズムの堕落形態とでも形容すべき中華民国を作るべく、ソ連とも提携しつつ、中国の統一に乗り出したために、日本と衝突し、敗北することになります。(コラム#179等)
 欧州の延長であるロシア(ソ連)のマルクス・レーニン主義に基づく中国を、ソ連の指導の下で作ろうとしたのが、方や中国共産党の最高指導者になった李立三であり、方や名目上の最高指導者となった王明ですが、前者は毛沢東との権力闘争に敗れ、後者は実権を毛沢東に奪われたままで終わります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E7%AB%8B%E4%B8%89
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%8B%E6%98%8E
 上の行は、日本大好き人間達のオンパレードです。
 黄遵憲は、清時代に、日本や米国に赴任した中国の外交官であり、日本文明総体継受を初めて唱えた中国の識者です。(コラム#6789)
 汪兆銘は、日中戦争から先の大戦の時期に、南京を首都とする親日政権を日本の庇護の下で作った、日本で教育を受けたマルクス主義者であり、彼が杉山構想を知っていた・・より限定的に言えば、帝国陸軍上層部と毛沢東が連携していたことを知っていた・・とは考えにくいけれど、それはともかくとして、後世の歴史においては、中国において初めて日本文明総体継受に着手した人物という評価を受けることになると思われます。(コラム#234)
 毛沢東、鄧小平、そして習近平については、既に説明しました。 

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 何度も繰り返すが、韓国側に交渉する意思はないで。↓

 「徴用工、外務局長会談が平行線 韓国、日本に回答示さず・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%BE%B4%E7%94%A8%E5%B7%A5%E3%80%81%E5%A4%96%E5%8B%99%E5%B1%80%E9%95%B7%E4%BC%9A%E8%AB%87%E3%81%8C%E5%B9%B3%E8%A1%8C%E7%B7%9A-%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E5%9B%9E%E7%AD%94%E7%A4%BA%E3%81%95%E3%81%9A/ar-BBUKYrC?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp

 もって瞑すべし。↓

 「南青山「児相問題」が前進 反対派を黙らせた心愛さん事件・・・」
http://news.livedoor.com/article/detail/16163223/

 エッ蔵王の樹氷が地球温暖化で危機に瀕してるらしい。↓

 A ropeway over snow-covered trees to the peak of Mount Zao, which draws tourists from around Asia to see the “juhyo,” as the snowy formations on trees are called in Japanese. Climate change now threatens them.・・・
https://www.nytimes.com/2019/03/14/world/asia/japan-juhyo-snow-monsters-climate-change.html

 匿名制なのに足跡機能をなくしちゃったんじゃ、アカンかったわさ。↓

 「・・・Facebookなどの海外SNS勢がmixiと大きく違った点は、「実名制」を導入していたことだった。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/money/news/%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A3%E3%81%AE%E6%9C%A8%E6%9D%91%E7%A4%BE%E9%95%B7%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E3%80%8C%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8Cfacebook%E3%80%8D/ar-BBUKALO?li=AA4Zju&ocid=spartanntp#page=2

 Boeing 737 Max 8って機体そのものが問題なんだな。
 本件で、民航機製造会社としてのボーイング、オワかもね。
 (そもそも、同社のジャンボ機の御巣鷹尾根墜落事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%88%AA%E7%A9%BA123%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85
の時に潰れててしかるべきだった。
 ちゃんと調べてないんだが、未だにどうして、あの時、同社が逃げおおせたのか分かんないなあ。)↓

 ・・・The disasters may be attributable to a design flaw that emerged when engineers began cutting corners.・・・
http://www.spiegel.de/international/europe/what-s-wrong-with-the-boeing-737-max-8-a-1257608.html

 というわけで、トランプだけじゃなく、ボーイングを庇った米行政府も、ボーイングに象徴されてる米大企業群も、疑惑と嘲りの対象になり始めた。↓

 Across the globe, a question of air safety becomes a question of American leadership・・・
https://www.washingtonpost.com/world/across-the-globe-a-question-of-air-safety-becomes-a-question-of-american-leadership/2019/03/14/ff011090-45ec-11e9-94ab-d2dda3c0df52_story.html?utm_term=.ba4077280d35

 韓国で双極性障害患者が増えているって。
 この点に関して、韓国の米国化ってことにするか。↓

http://english.chosun.com/site/data/html_dir/2019/03/15/2019031501081.html 

 その米国は、ますます米国らしく・・。↓

 Depression and Suicide Rates Are Rising Sharply in Young Americans, New Report Says.・・・
http://time.com/5550803/depression-suicide-rates-youth/

 習近平のマルクス主義とは何だ、と首ひねってるFT記事だが、日本文明という補助線を引かないと分かんないで。↓

 China’s version of Marxist theory is a puzzle・・・
 Marxism means one-party rule. The Soviet Union’s demise resulted from “encouraging diversity of thought, and abandoning the party’s leadership”. Supporting Mr Xi is “just the same as supporting Marxism in today’s China”・・・Marxism means fixing inequality, the result of an “early stage of development” that values efficiency above equality・・・
https://www.ft.com/content/c0a449cc-4595-11e9-b168-96a37d002cd3

 中共当局による米国の人権状況への批判は、決して負け惜しみでもブラック・ジョークでもないってことが段々分かってきつつあるな。↓

 China Tells U.S. to Address ‘Shocking Gender Discrimination’ and ‘Immigration Tragedy’ After Trump Administration Criticizes Human Rights Abuses・・・
https://www.newsweek.com/china-us-trump-human-rights-1363079

 だから、こんな見出しの記事見ると、嗤っちゃうんだよな。↓

 China’s assault on human rights is the one thing bringing Washington together・・・China’s horrific treatment of its Uighur Muslim population and other ethnic and religious minorities.・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/global-opinions/chinas-assault-on-human-rights-is-the-one-thing-bringing-washington-together/2019/03/14/923e65ac-4691-11e9-8aab-95b8d80a1e4f_story.html?utm_term=.d22db3a58fbe

 とにかく、中共とロシア等の強権的支配諸國とを一緒くたにするなっての。↓

 The strongmen strike back–Authoritarianism has reemerged as the greatest threat to the liberal democratic world — a profound ideological, as well as strategic, challenge. And we have no idea how to confront it.・・・
https://www.washingtonpost.com/news/opinions/wp/2019/03/14/feature/the-strongmen-strike-back/?utm_term=.6bdc32c21eba

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 日中交流人士モノ3篇。↓>
 「全国政協委員季志業氏「中日の第三国市場協力は東南アジアが第一選択肢」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0315/c94474-9556399.html
 「全国政協委員を務める孔鉉佑外務次官「日本は中国と互恵・ウィンウィンを図るべき」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0314/c94474-9556290.html
 「映画「ペガサス/飛馳人生」が日本で5月に公開へ・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0314/c206603-9556268.html
 <なんじゃらほい。↓>
 「「日銀は金利を維持」ゴールドマン・サックスなどが予想・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0314/c94476-9556286.html
 <ここからは、サーチナより。
 定番。↓>
 「日本の自動車メーカーとの合弁企業があっても「中国車が日本車に敵わないのはなぜか」・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1676730?page=1
 <これもだ。↓>
 「日中両国の寝台列車比較・・・中国は「ガマン」、日本は「悦楽」・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1676733?page=1
 <もはや定番。↓>
 「日本の農村は「中国人が理想とする桃源郷のようだ」、これは見習うべき・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1676684?page=1
 <ずっと前の記事の使い回し。↓>
 「日本のスマホはシャッター音が消せない! 写真撮影をめぐるマナーの違い・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1676696?page=1
 <新材料で日本へ行けキャンペーン。↓>
 「車窓から「桜」と「菜の花」の競演を楽しめる日本の鉄道が美しすぎる・・・茨城県にある「真岡鉄道」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1676698?page=1
 <関心を持つのはいいことだ。↓>
 「日本ではなぜ新元号をめぐって騒動が起きているのか・・・中国メディアの海外網・・・」
http://news.searchina.net/id/1676697?page=1
 <正しい認識を持つことはいいことだ。↓>
 「・・・今日頭条・・・記事は・・・日本は国土面積こそ小さいが、国土の多くが森林であるため森林率は極めて高く、70%弱もあると強調。一方、中国は砂漠も多いため、森林率は22%ほどしかないことを紹介し、それなのに日本は長年にわたって中国から木材資源を輸入してきたのだと主張、今後の中国は将来の更なる発展のために自国の資源を保護していく必要があると主張した。・・・」
http://news.searchina.net/id/1676700?page=1
 <これもだ。↓>
 「世界選手権12年で「金」8枚、日本のフィギュアはどうしてそんなに強いの?・・・中国メディア・騰訊体育・・・記事は・・・「野辺山合宿」により次から次へと有能な人材が発掘され、下からの突き上げが非常に激しい中で、選手たちは若いうちからひたすら努力し、頭角を現すことが求められると説明。・・・」
http://news.searchina.net/id/1676704?page=1
 <切磋琢磨はいいことだ。↓>
 「中国がいよいよ日本の「アニメ王国」の地位を脅かす、欧州メディアが紹介・・・中国メディア・参考消息・・・」
http://news.searchina.net/id/1676701?page=1
 <日本に行って働けキャンペーンに変化が?↓>
 「日本で暮らす中国人たちは「中国国内よりも良い生活」ができているの?・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1676720?page=1
 <でも、女性には依然としてキャンペーンも続けてるね。↓>
 「日本で暮らす女性が語る「中国に帰りたくない理由」・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1676731?page=1
 <エッほんとかー?↓>
 「日本の学校で真っ先に昼食をとる校長、実は命がけで子どもたちの安全を守っていた!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1676728?page=1
 <へーそうなんだ。宗主国志向ってカンジだな。↓>
 「・・・中国のサイト・日本通は14日、海外への「移住」が日本の富裕層のブームになっていると伝えた。・・・生活の本拠を日本から海外へ移した永住者の数は、2017年10月1日時点で48万4,150人にのぼる。前年比約3.4%(1万5,722人)の増加で、10年前に比べると約14万人増えている。・・・
 日本の富裕層が選ぶ移住先の条件として、第一に、「相続税がないか、非常に少ない」こと、第二に、「プライバシーを守る権利が重視されている」こと、第三に、「移住先の生活レベル・衛生・医療などの状況が日本と同じか近い」こと、第四に、「日本との距離が遠すぎない」ことを挙げている。そして、資産10億円以上の場合の移住先ベスト3は、アメリカ、ニュージーランド、シンガポールであると紹介した。・・・」
http://news.searchina.net/id/1676737?page=1
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太田述正コラム#10433(2019.3.15)
<ディビット・バーガミニ『天皇の陰謀』を読む(その16)>

→非公開