太田述正コラム#10452(2019.3.25)
<皆さんとディスカッション(続x4022)>

<太田>(ツイッターより)

 「…首相の靖国参拝もずっと問題になってきたが、親拝に比較すれば本来それほど重要なことではない。
 平成の時代に…起こった重大な、そして深刻な事態は…宗教…の著しい衰退である。…」
https://www.sankei.com/column/news/190325/clm1903250003-n1.html
 前段X:首相の参拝は親拝の前提条件。
 後段X:統計を取ってきた最後の年’09に初詣数最高。
< https://machi-log.net/?p=35598 >

<YK>(昨日)

 本日はオフ会に福岡まで足を延ばしていただきありがとうございました。
 直接お話を伺えたのは貴重な体験でした。
 御礼申し上げます。
 ここに書き込むのが適当でない場合は申し訳ありません。

<Chase>(昨日)

 本日はお疲れさまでした。
 大変有意義なオフ会になりとても楽しかったです。
 また、次回の開催を楽しみにしています。
 講師の太田さん、ありがとうございました。

<Terry Teruaki>

 楽しかったです。

<太田>

 –23日分–

 日本を反面教師にせよ、というんだが、その件に係る日本認識・・日本経済の長期低迷は政府がドジだったため・・はそもそも誤りだぜ、朝鮮日報。↓

 「国民所得3万ドル達成から一転「地獄」へ向かう韓国経済・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/03/22/2019032280124.html

 だそうです。↓

 Nintendo Just Gave Itself the Perfect Opportunity To Remake the Best Pokémon Game Ever・・・
http://time.com/5556740/nintendo-vr-labo-pokemon/

 下掲の引用部分はともかく、ゾルゲの果たした最大の役割・・彼をあえて泳がしていた杉山が彼に与えた役割・・は、日本に北進の意図がないことをスターリンに伝えさせることだったんだからね。↓

 ・・・ The Germans invaded and more than 20m Russians died in the war. However brilliant and fascinating, Sorge couldn’t find a way to prevent it. He was defeated by a problem spies have faced from the Battle of Actium to modern-day Iraq. Often leaders hear only what they want to hear and act on information they find politically useful to them.・・・
https://www.ft.com/content/fa11d17a-497d-11e9-bde6-79eaea5acb64

 有名大学が分散してるって点、エリート大入学者審査が学力主義でない点、は、むしろ、米国の弱点じゃないかと思うけどな。↓

 ・・・the United States is far more open and democratic than Britain, where Oxford and Cambridge graduates occupy positions in the elite to a degree unlike anything in this country: Three-quarters of Britain’s prime ministers, and the majority of its judges, journalists and civil servants, attended Oxford or Cambridge.・・・
https://www.washingtonpost.com/outlook/five-myths/five-myths-about-the-ivy-league/2019/03/22/13fdb0da-4bf0-11e9-93d0-64dbcf38ba41_story.html?utm_term=.31ada9725259

 ツルゲーネフがロシアをディスった? あーら、そうだっけ?↓

 Turgenev Dissed Russia but Is Still Lionized as Literary Star by Touchy Kremlin・・・
https://www.nytimes.com/2019/03/11/world/europe/russia-turgenev.html

 問題は、中共から、世界に名が通る作曲家が出て来るかどうかだな。↓

 ・・・Classical music is not dying in China. Its audiences are young and eager; its performance halls are new, architecturally stunning and full. ・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/the-future-of-classical-music-is-chinese/2019/03/22/2649e9dc-4cb5-11e9-93d0-64dbcf38ba41_story.html?utm_term=.558093f12970

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 何でもいいんで、東京五輪にいらっしゃい。↓>
 「東京オリンピックの聖火リレーで使用されるトーチ発表・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0321/c94638-9558996.html
 「東京2020聖火リレー記者発表会開催 トーチとエンブレムを発表・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0322/c94475-9559584.html
 「石原さとみらが東京五輪の聖火リレー公式アンバサダーに・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0321/c206603-9559022.html
 <だから、ぜひとも東北地方にもおいでなさいまし。↓>
 「東日本大震災から8年 遅々として進まぬ被災地の復興・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0321/c94689-9559015.html
 <何でもいいんで、買ってやってくんなまし。↓>
 「中国への野心を捨てがたい任天堂 ゲームソフトは中国語対応に・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0322/c94476-9559488.html
 <同じく。↓>
 「イオンが2018年決算発表 中国大陸部事業の損失拡大・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0321/c94476-9559007.html
 <中共ご当局がこういうハナシを大きく注目するのはなぜ?↓>
 「日本が世界の経済貿易摩擦に大きく注目するのはなぜ?・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0322/c94476-9559559.html
 <スポーツと違って、こればかりは、頑張っても何とかならないなあ。↓>
 「アジアで最もハンサムな顔100人、トップに中国の呉京 羽生結弦は5位・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0319/c206603-9557700.html
 <ここからは、サーチナより。
 応援に感謝。↓>
 「類まれなるスター性と燃える心を持つ羽生結弦、フィギュアの主役はやっぱり彼だった!・・・」
http://news.searchina.net/id/1677000?page=1
 <定番。↓>
 「日本を小国と認識していては「日本の実力を見誤ってしまうぞ」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1677001?page=1

 –24日分–

 我慢だのそれが仏教由来だの、欧米の日本理解は進んでないねえ。
 太田コラム読みなって。↓

 ・・・Simply put, it’s the idea that individuals should show patience and perseverance when facing unexpected or difficult situations, and by doing so maintain harmonious social ties. The concept implies a degree of self-restraint: you put the brakes on your feelings to avoid confrontation. It’s an expected duty and seen as a sign of maturity.・・・
 Gaman originated in Buddhist teachings about bettering oneself before gradually being shaped into a perseverance mechanism for individuals navigating membership of social groups.・・・
http://www.bbc.com/capital/story/20190319-the-art-of-perseverance-how-gaman-defined-japan

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <具体例を含め、定番。↓>
 「日本に存在する独特な習慣、「取り入れれば自分にプラスになる」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1677014?page=1
 <推奨している行き先はともかく、定番。↓>
 「アニメマニアによる聖地巡礼は「新ジャンル」の旅行スタイルだ・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1677003?page=1
 <定番的な(意図的?)勘違い記事。↓>
 「列への割り込み、ツバ吐き、飲酒の強要・・・日本じゃ全部法律違反だ!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1677004?page=1
 <定番と言っていいだろう。↓>
 「日本の「お客様至上主義」を体験すると「まるで神になったような気持ちに」・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1677005?page=1
 <定番化しつつある。↓>
 「中国人が「大金をはずんでも中国に来てほしい」と懇願する、日本の引っ越し業者・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1677007?page=1
 <かなり前の記事の使い回し。↓>
 「砂に埋められる日本の奇妙な温泉、これがクセになるほど快感だった!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1677012?page=1
 <土渕海峡たあ、知らんかった。↓>
 「・・・記事は、日本にも中国人が知らないだけで多くの世界一があると伝え、たとえば「長寿国家」であることや、「日本書紀」に登場する日本の初代天皇である神武天皇が実在したとすれば、日本の天皇家は125代、2600年以上も続いてきた計算になると伝え、現存する王室のなかで世界最長であると伝えた。
 さらに、日本のパスポートは190の国や地域にビザなしで渡航することができ、世界一であると紹介。他にも、群馬・新潟の県境にある「谷川岳」は、統計の始まった1931年からギネスに認定された2005年までの期間に781名もの死者が出ている世界一危険な山があること、小豆島本島と前島の間にある全長2.5km「土渕海峡」は、最も狭いところが10m弱しかなく、ギネスに記録されていると伝え、日本には非常に多くの「世界一」があると強調した。」
http://news.searchina.net/id/1677006?page=1
 <こいつぁ新しいや。↓>
 「日本で就職活動をした中国人、まるで軍隊「入試以上にハード」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1677008?page=1
 <意外にも新しそうだ。↓>
 「日本で「散髪」した中国人が「感動しきり」だった理由とは・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1677015?page=1
 <切り口は新しい。↓>
 「中国メディア・東方網は・・・日本の学校における体育の授業は単に「運動」をさせるだけのものではないとし、その狙いについて紹介する記事を掲載した。・・・
 日本の学校の体育授業で求められる内容は小学校、中学校、高校でそれぞれ異なっており、特に小学校では「適切な運動を通じて健康と安全について理解し、運動を愛する素養と基礎能力を培うと同時に、健康促進、体力向上を図る」といった理念が設定されており、具体的な内容も体操や陸上競技だけでなく、縄跳びやサッカー、バスケットボールなどの球技も含まれていると伝えた。
 また、体育の授業で最も重要視されているのは「常に自分を超えていく」という精神であるとも説明。その最たる事例が、多くの小学校で冬の時期に行われる「持久走大会」であるとし、毎年冬になると体育の授業以外でも、授業間の休み時間なども利用して持久走大会に向けてのトレーニングが行われると紹介した。」
http://news.searchina.net/id/1677013?page=1
 <この分野では、いつも、ヨイショ的激励をありがと。↓>
 「「心神」から日本の軍事工業力を推測すれば「軽視すべきではないことが分かる」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1677009?page=1
 <気持ちは分かるが・・。↓>
 「日本企業は中国から撤退すべきではない! コストだけを見ていてはチャンスを失う・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1677010?page=1
 <あんまし中身はないね。↓>
 「日本に住む中国人は勝ち組・・・「日本での生活は本当に幸せなのか?」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1677011?page=1

 –25日分–

 おー、期待しちゃうね。↓

 「全固体電池の実用化、目前に TDKと日立造船、今年から本格量産 「安全で大容量化」容易に・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/money/news/%E5%85%A8%E5%9B%BA%E4%BD%93%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E3%81%AE%E5%AE%9F%E7%94%A8%E5%8C%96%E3%80%81%E7%9B%AE%E5%89%8D%E3%81%AB-%EF%BD%94%EF%BD%84%EF%BD%8B%E3%81%A8%E6%97%A5%E7%AB%8B%E9%80%A0%E8%88%B9%E3%80%81%E4%BB%8A%E5%B9%B4%E3%81%8B%E3%82%89%E6%9C%AC%E6%A0%BC%E9%87%8F%E7%94%A3-%E3%80%8C%E5%AE%89%E5%85%A8%E3%81%A7%E5%A4%A7%E5%AE%B9%E9%87%8F%E5%8C%96%E3%80%8D%E5%AE%B9%E6%98%93%E3%81%AB/ar-BBVaQoP?li=AA4Zju&ocid=spartanntp

 ロシアを落ちぶれさせ、英国もこのように落ちぶれさせた、我らが杉山ら。
 後は、米国が落ちぶれるのを見物するだけ。↓

 ・・・With nothing meaningful to say about our future, we’ve retreated into the falsehoods of the past, painting over the absence of certainty at our core with a whitewash of poisonous nostalgia. The result is that Britain has entered a haunted dreamscape of collective dementia — a half-waking state in which the previous day or hour is swiftly erased and the fantasies of the previous century leap vividly to the fore.・・・
https://www.nytimes.com/2019/03/23/opinion/sunday/britain-brexit.html?login=email&auth=login-email

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 日本の取り組みを参考にせよキャンペーンの一環。↓>
 「日本、プラスチックごみ削減を推進・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0325/c94689-9560222.html
 <日中交流人士モノ2篇。↓>
 「2019日中友好大学生訪中団が訪中 理解と友情を深める・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0324/c94473-9559945.html
 「日本建築家・妹島和世 中国初作品の主体工事完成・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0324/c94475-9559959.html
 <ここからは、サーチナより。
 典拠付けなくっちゃあ。↓>
 「これまで興味がなかった中国人が、近年にわかに桜の花を愛し始めた理由・・・」
http://news.searchina.net/id/1677016?page=1
 <おう、勉強になったわ。↓>
 「中国メディア・証券時報網・・・記事は・・・日本の現在の学校給食制度が確立されたのは戦後の話であるとし、戦前の1932年に国策として初めて学校給食が実施されたが、当時は貧困児童を対象としたものであったこと、第2次世界大戦の戦況悪化で取りやめざるを得なくなったと説明した。
 そのうえで、戦後の物資不足に苦しむ中、46年12月に日本政府が連合国軍総司令部の大きな協力の下で給食用物資を集めて各学校に分配し、全国的な学校給食制度導入への動きがスタートしたと伝えている。
 しかし、51年にサンフランシスコ講和条約を結んで日本が独立を回復すると、米国の支援のもとに成り立っていた基金が使えなくなるという問題が発生。様々な議論が繰り広げられた結果、54年には施設や設備の経費、運営費は学校の設置者が負担し、食材などの費用については保護者が負担するという「学校給食法」が成立し、ここに現代まで続く日本の給食制度が確立されたことを紹介した。
 記事は、「こうして学校給食は1つの制度として継続され、その後数十年間かけて絶えず充実していったことで、日本人にとっては当たり前の、中国人が驚きうらやましがる話題になったのだ」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1677017?page=1
 <一族郎党命主義の残滓のせいってことね。↓>
 「日本人に比べ、中国人の親たちが子育てに苦労し、疲弊するのはなぜか・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1677028?page=1
 <サッカー「業界」通向けの記事だな。↓>
 「イニエスタが中国ではなく日本に行ったのは、中国を毛嫌いしていたからではない!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1677036?page=1
 <日本へ行けキャンペーンはまだまだ続くってカンジだねえ。↓>
 「中国で突然メーデー連休が復活・・・よし、大阪に行ってみよう!・・・中国メディア・中国経済網・・・」
http://news.searchina.net/id/1677043?page=1
 <こう書いたばかりだが、この分野では、いつも、ヨイショ的激励をありがと。↓>
 「日本が「新たな軍拡」を開始! 初の国産「長距離巡航ミサイル」開発へ・・・中国メディアの中国科技網・・・」
http://news.searchina.net/id/1677044
 <これも、「定番化しつつある」、と書いたばかりだな。↓>
 「これが日本の引越しサービス! その仕事ぶりは「まさにプロフェッショナル・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1677049?page=1
 <こりゃ、新しいかも。なお、保育園じゃ昼寝あるけどね。↓>
 「屋外活動が多い、昼寝がない、延長保育がある・・・日本の幼稚園は素晴らしかった!・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1677057?page=1
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太田述正コラム#10453(2019.3.25)
<八幡市市民講座・福岡オフ会での質疑応答(その2)>

→非公開