太田述正コラム#10671(2019.7.12)
<皆さんとディスカッション(続x4131)>
<太田>(ツイッターより)
「安倍首相、G20主役のはずが“蚊帳の外…」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%AE%89%E5%80%8D%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%80%81g20%E4%B8%BB%E5%BD%B9%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%9A%E3%81%8C%E2%80%9C%E8%9A%8A%E5%B8%B3%E3%81%AE%E5%A4%96%E2%80%9D-%E4%B8%8E%E5%85%9A%E5%86%85%E3%81%A7%E3%80%8C%E3%82%AA%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%A3%B0%E3%82%82/ar-AAEa62Q?ocid=spartanntp#page=2
こんな時に「外務省関係者」の言を引用しつつこんな記事を掲げる朝日(AERA)。
外務省も朝日も日本が米国の属国だ、と言う認識すらないってこと。
脳死状態の日本では、今や、外務省も高級一般紙も消滅している、という自覚を持とう。
<太田>
関連記事だ。↓
<あらまー。↓>
「・・・我々は日本をまともに研究していない。歴史の教科書には韓半島(朝鮮半島)から文物が伝授されたという点と、倭寇が虎視耽々と略奪を狙ったという点が強調される。「植民史観」清算の逆作用だ。教えないものの一つが「白江戦争」だ。韓国はこのように表記し、中国では白江口戦闘、日本では白村江の戦いという。韓国学専門家のパク・ノジャ・オスロ大教授は「なぜそのように韓国で無視されるのか理解しがたい」と指摘した。以前は教科書に記述されることもなかったが、最近は一つの文章ほどで登場する。
歴史の本とドキュメンタリーで自習した内容によると、663年に日本は戦船800-1000隻に兵士を乗せて白江(金剛または東津江)の河口に送った。派兵規模に関する記録は少なくて2万7000人、多くて4万2000人だ。羅唐(新羅・唐)連合軍と対立中の百済残存勢力を助けるために日本の大和朝廷から渡ってきた。当時の百済と日本の関係、さらに東アジア勢力地図が分かる場面だが、戦争の名称さえ聞いたことがない国民が多い。
7世紀に日本は数万人の軍を一挙に西海(ソヘ、黄海)に送り、当時の最強大国の唐と一戦を交えるほどの国だった(大敗はしたが)。古代日本は我々が頭の中に描いているような「遅れた島国」ではないことをこの戦争は語っている。・・・」
https://japanese.joins.com/article/414/255414.html?servcode=100§code=140&cloc=jp|main|top_news
<まともな史実を知った上で、創造的に歴史を捉えなきゃなんだぜ。
ダイアモンドは、高句麗じゃなく新羅に注目すべきだったが、「韓国人と日本人は・・・双子も同然」という指摘は正しい。↓>
「・・・『銃・病原菌・鉄』の著者ジャレド・ダイアモンドUCLA教授が書いた論文の題名だ。人類文明のなぞを解きピューリッツァ賞を受賞した本の改訂増補版末に「特別論文」として添付した。彼はこの論文で「現代韓国語は新羅語から始まり、一部伝えられる高句麗語の単語は韓国語より日本語と似ている。(高句麗系が主軸の)韓国人の移住が現代日本人に莫大な影響を及ぼした」という観点を提示した。百済遊民が現代日本人の主流を成すという既存の学説と異なるが、「韓国人と日本人は成長期をともに過ごした双子も同然だ」という結論は変わらない。・・・」
https://japanese.joins.com/article/425/255425.html?servcode=100§code=120&cloc=jp|main|opinion
<だから、韓国人の大部分はこういうアホなことを始める。↓>
「韓国国民の48%、日本製品の不買運動に参加中…66.8%「今後参加する」・・・」
https://japanese.joins.com/article/431/255431.html?servcode=400§code=410&cloc=jp|main|top_news
<で、こういうまともな人が少ないわけだ。↓>
「自由韓国党前代表「日本に報復すれば、IMF以上の大混乱をもたらし得る」・・・ 「日本経済(規模)がわが国の3倍以上だ。協力対象であり排斥の対象でない」と強調した。
彼は「過ぎ去った歴史はわれわれが覚えるだけで、再発しないようにすれば良いことであり、それを未来につなげてはならない」とし、「国際関係に個人的な感情を前面に出す時ではない」と強調した。・・・」
https://japanese.joins.com/article/415/255415.html?servcode=200§code=200&cloc=jp|main|inside_right
<現在の文政権の水準は韓国人の大部分並み。↓>
「「韓日米高官級協議を推進、日本から返答ない」・・・」
https://japanese.joins.com/article/456/255456.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|main|top_news
<そもそも、意味ない提案じゃん。↓>
「強制徴用:韓国大統領府、「新基金」の提案を否定–韓国大法院判決の被害者は企業が賠償…それ以外は韓国政府が担う案・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/12/2019071280057.html
<そんなバカげた「考慮」に時間を費やすなよ。↓>
「韓国農林畜産食品部長官「日本に輸出する新鮮野菜35%…被害を懸念して多角的に考慮」・・・」
https://japanese.joins.com/article/463/255463.html?servcode=300§code=300&cloc=jp|main|breakingnews
<中央日報まで非生産的なことを言っちゃって。↓>
「「文大統領、気乗りしなくても安倍首相と会って対話で解決を」・・・」
https://japanese.joins.com/article/452/255452.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|main|top_news
<韓国の主要マスコミは、こういうことだけ言ってなさい!↓>
「米専門家の間では「今回の韓日対立は韓国が始めた」との見方が多数派・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/12/2019071280027.html
「韓経:韓国外交・通商ラインがワシントン訪問も…「米国は仲裁しない雰囲気」・・・」
https://japanese.joins.com/article/471/255471.html?servcode=A00§code=A20&cloc=jp|main|breakingnews
「今、韓国外交長官がアフリカを歴訪する場合なのか・・・
そのうえに、政府内最高実力者で日本通と呼ばれる李洛淵(イ・ナギョン)首相も明日からバングラデシュなど4カ国を歴訪する予定だ。だから「企業が生死の別れ目に立たされているが、余裕があるように辺境に歴訪を行く場合なのか」と野党から厳しい批判の声が出るしかない。
舞台から姿を消したのは康長官一人だけでない。米国の力を借りて韓日間紛争を少しでも解消するためにワシントンに飛んでいったのは外交部高位層でない金鉉宗(キム・ヒョンジョン)青瓦台国家安保室第2次長だ。また、産業通商資源部所属である兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長も来週訪米する予定だ。外交部では金希相(キム・ヒサン)両者経済外交局長が行ったが軽量級だ。すでに予想されていたため、うまくいけば止められた日本の報復が起きた過程を見ると、外交部が力を注いだ痕跡が見当たらない。外交部の存在理由を問わざるをえない理由だ。
特に、ここ数年間外交部は日本通を育てるどころか、既存の専門家まで冷遇したせいで対日外交力を大きく失わせた失敗を犯した。実際に、駐日韓国大使館の政務第2公使と李相徳(イ・サンドク)元東北アジア局長は過去政権の時、韓日慰安婦合意に関与したという理由で人事上不利益を受けた。今回の日本報復事態を指揮すべき駐日韓国大使館の経済公使は4カ月間空席だ。昨年末には駐日大使館で働く書記官級外交官を募集したが、支援者が一人もいなかった。日本専門家の先輩の没落を見た後輩外交官が迷ったためだ。有能な日本専門家を数多く失い、関連業務を引き受けるという志願者もいない中で外交部が本来の役割を全うできるわけがない。
今でも「顔色をうかがうばかりで魂はない部署」と評価されてきた外交部が自分の役割を果たすためには長官など首脳部から所信のある戦略と声を出す必要がある。同時に、青瓦台が屋上屋で君臨しながら、あらゆる事に口出しして押さえ付ける旧態も投げ捨ててほしい。それでこそ外交部が所信を持って動くことができる。高度な専門性と経験が必要な外交は理念の政治の代わりに当然専門外交官に任せるべきだ。」
https://japanese.joins.com/article/472/255472.html?servcode=100§code=110&cloc=jp|main|breakingnews
<こんな「忙しい」時に、米国政府は、おかまいなしだな。↓>
「韓半島の有事の際に自衛隊が来韓?…国連司令部、戦力提供国を拡大・・・
米国は1月、国連司令部に将校20人を派遣してほしいと韓国国防部に求めてきた。また、ドイツと協議して国連司令部にドイツ軍の連絡将校を受けようとしたが、韓国側の反対で失敗に終わった。・・・」
https://japanese.joins.com/article/453/255453.html?servcode=200§code=200&cloc=jp|main|top_news
<ご愁傷様。↓>
「対韓直接投資が半減=中国90%減・日本51%減–韓国に対する上半期投資額6085億円…45%以上減少・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/12/2019071280001.html
<まだまだ認識が甘過ぎ。↓>
「輸出優遇除外:事態長期化、韓国20大グループの75%が予想–「1年前よりも投資環境悪化」85%・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/12/2019071280002.html?ent_rank_news
<正確な報道でよろしい。↓>
「<北朝鮮スパイ達によって>北朝鮮に運ばれた日本の戦略物資・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/12/2019071280010.html
<lgImwYRc>
≫どうしてジャニーズ事務所のタレント達が男の園になったのかについて、誰も碌に説明を試みてないね。宝塚「対抗」説があると言えばあるけど、眉唾だし、AKBができたのは後のことだし・・。≪(コラム#10669。太田)
男色→歌舞伎→ジャニーズ、という流れでは?
https://edo-g.com/blog/2018/01/danshoku.html/2
<太田>
常識的な説だが、状況証拠すらないのが悩ましい。
絶賛する人しかいないもんな。↓
「僕だけが知っている「帝王」ジャニーさんの素顔・・・」
https://ironna.jp/article/12969
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
初耳の話じゃないが、(繰り返すが、)こういう歴史トリヴィアは面白い。↓
「・・・戦前から戦後にかけて長く「だいとうのみや もりながしんのう」と読んできたのです。高野山や根来寺の根本大塔(多宝塔)は「だいとう」と読みます。また、江戸時代以来、朝廷では「良」を「なが」と訓じていた。だから、香淳皇后(昭和天皇の皇后)の諱は「良子」と書いて「ながこ」である。
ところが大塔宮に「応答宮」という字をあてた資料が見つかった。となると、「おおとうのみや」がいいのだろう。また、皇族の系図では、護良親王の弟であり、後の後村上天皇となる義良親王に「ノリヨシ」とヨミがふってあるものがある。同じ漢字を使っていて兄と弟が読みが違うというのは不自然であるから、「もりなが」ではなく、「もりよし」なのだろう。ということで、学界では「おおとうのみや もりよししんのう」と発音しています。これは将来にわたって、覆らないと思います。・・・」
https://www.sankei.com/life/news/190711/lif1907110020-n1.html
こういう記事を載せて日韓問題は無視ってのはまあ分からないでもない。↓
Japan’s conundrum: It needs foreign workers. It doesn’t want immigrants.・・・
https://www.csmonitor.com/World/Asia-Pacific/2019/0710/Japan-s-conundrum-It-needs-foreign-workers.-It-doesn-t-want-immigrants
こういう記事を載せて日韓問題は無視。
BBCは韓国をおちょくってるとしか形容のしようがないね。↓
Twice: K-Pop star Mina pulls out of tour due to ‘extreme anxiety’・・・
https://www.bbc.com/news/48948583
台湾総統の米「長期」滞在を許したトランプ。↓
・・・The visit by President Tsai Ing-wen of Taiwan, which includes stopovers in New York and Denver, is happening over the objections of China, which urged the United States government not to permit it.・・・
https://www.nytimes.com/2019/07/11/world/asia/taiwan-president-united-states-china.html
その一方で、中共のウィグル人「弾圧」への抗議にトランプ、加わらず。↓
In a first, 22 nations condemned China’s repression of Uigher Muslims. Without the U.S.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2019/07/11/first-nations-condemned-chinas-repression-uigher-muslims-without-us/?utm_term=.56ce0136f472
フィリピンは、トランプに「挑戦」。↓
The Philippines sided with China after a boat was rammed.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/the-philippines-sided-with-china-after-a-boat-was-rammed-critics-say-its-all-about-money/2019/07/11/59d55a5c-9369-11e9-956a-88c291ab5c38_story.html?utm_term=.08f2e3805b4e
仏も、トランプに「挑戦」。↓
France adopts new tax on big tech, despite U.S. pressure・・・
https://www.washingtonpost.com/world/europe/france-adopts-controversial-tech-tax-despite-us-disapproval/2019/07/11/127b50d7-e287-427c-b220-9644cb276e70_story.html?utm_term=.c7d784781360
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<少し前の記事の使い回し。↓>
「中国人は焦るべきだ! 日本で「書道」がこんなに愛されているなんて・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1680600?page=1
<前にも取り上げた材料だが視点がチト違うような・・。↓>
「東京都庁の食堂は中国人でも食事が可能! 日本の公務員は一体何を食べているのか・・・今日頭条・・・
記事はまず、東京には非常に立派な庁舎があり、外国人を含めた一般人も自由に立ち入ることができると紹介。45階には展望室もあり、大都会・東京を見下ろし、さらに遠くの景色まで眺めることができる絶景ポイントとして人気となっていると伝えた。また、32階にある職員食堂も一般に開放されていて、都庁の職員でない一般の日本人、さらには外国人であっても、東京都庁の職員の食べているランチを味わうことができると驚きを示した。
続けて、実際にどのような料理が提供されているかを伝え、「カレーライス」が400-600円(約25-37元)で提供されていて、日本の公務員は初任給でも1.5万元(約24万円)を超えていることを考えると、都庁の職員食堂で提供されているランチは非常に安いと強調。また、日本は自然災害の多い国だが、職員食堂では被災地の食品を使用していて、復興の支援も行っていたと強調した。
記事では、誰でも自由に出入りでき、食堂の入り口には警備員すらいないと紹介しているが、実際には「来庁者受付票」に必要事項を記入し、「一時通行証」のカードを受け取って入館する必要がある。」
http://news.searchina.net/id/1680614?page=1
<日本に倣えシリーズの一環。↓>
「日本の建築現場は中国と比べるとずっと「安全」! 「安全第一」は口先だけではない・・・
中国メディアの快資訊・・・記事はまず、日本の建築現場は「作業員の質も、環境も良好」だと紹介。日本では一定の教育を受けている人が作業に当たっていることが多く、「大抵は一定以上の学歴を持っている」と伝えている。農村からの出稼ぎ者が多く、義務教育すら受けていない人も少なくない中国の現場とは大きく異なっていると言えるだろう。日本では企業側も教育を重視しており、新人に技術面や安全面などの教育を施していると紹介。保険にも入るので安心で、会社は一部負担してくれるとも伝えている。
さらに、毎日の作業も安全管理が細かく徹底していると紹介。日本では、事故が起きないための予防策を重視していることを高く評価している。毎朝朝礼があり、その日の作業を確認し、危険な作業に関しては作業員全員で情報を共有し、重要な点は掲示板にも張り出しておくと紹介。また、事務所内はきれいに整頓しておき、何がどこにあるか一目瞭然になっている。日本の作業現場では「安全第一」は口先だけではないと言えるだろう。
筆者はさらに、安全管理だけでなく、「作業員の働きやすさ」でも日本は進んでいると感心している。中国では出稼ぎ労働者が多いためか、現場に簡素なプレハブ宿舎を建ててそこで寝起きするようになっている。決して生活環境が良いとは言えないだろう。日本の場合は自宅から通うのが普通で、弁当を準備して交通機関で通勤することを意外そうに伝えた。また、ロッカーのある更衣室が準備されているので着替えることができ、工具などの荷物も入れられて毎日持ち帰らずに済む、と作業員に優しい環境であることに感心している。
現場での作業は危険と隣り合わせではあるが、日本では安全のためにさまざまな工夫がされているようだ。中国では偉い人のヘルメットと一般作業員のヘルメットとでは強度が違うことを暴露した動画もあ<る。>」
http://news.searchina.net/id/1680602?page=1
<前にも取り上げられてたが、自由研究、いいとは思わんぞ。↓>
「日本の学校が出す「夏休みの宿題」は、とても素晴らしい・・・」
http://news.searchina.net/id/1680589?page=1
<ウソだろー!↓>
「・・・日本は、幼稚園から大学まで全て公立に通った場合の費用が約1081万円、そこに養育費を加えると「22年間で少なくとも約2721万円もかかる」と伝えた。次に、米国の場合、子どもが2人いる中流家庭の場合、17歳までに1人の子どもに掛かる学費と養育費は24万5000ドル(約2645万円程)で、そこに4年制の大学費用を合わせると「約3291万円が必要」・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1680594?page=1
<まあまあ。↓>
「日本男子バスケは今まさに「勃興」、日本が強くなることを阻止しようがない・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1680603?page=1
<同じく。↓>
「「日本のメッシ」は世界に羽ばたく、「中国のメッシ」はいまだ見つからず=中国メディア・・・」
http://news.searchina.net/id/1680606?page=1
<大学側も営業努力必死なんだな。↓
「日本の<国学院>大学で和装デー、<大学からプレゼントされた>浴衣を着た中国人留学生「特別な感じがする」・・・」
http://news.searchina.net/id/1680620?page=1
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太田述正コラム#10672(2019.7.12)
<三谷太一郎『日本の近代とは何であったか』を読む(その73)>
→非公開