太田述正コラム#10699(2019.7.26)
<皆さんとディスカッション(続x4145)>
<太田>(ツイッターより)
11日にアマゾンで発注した、Erich H. Mielants, Then Origins of Capitalism and the Rise of the Westが、本日午後届いた。
原著(米国)のペーパーバック版がニューデリーの出版社から出ていて、インドの書店から届いたものだ。
(代金1294円、配送料・手数料1608円。)
日本にいてインドから何か買ったのはこれが初めてじゃないかしら。
そのうち、紙で出版される本はなくなるだろうから、案外、こんなこと、私にとって、最初で最後になるかも。
(既に、Kindle版も出てるね。
https://www.amazon.co.jp/Origins-Capitalism-Rise-West/dp/1592135765 )
買った目的は、次回の東京オフ会「講演」の参考書としてだが、役に立ってくれるといいけど。
「…任期内の改憲という安倍氏の願望が実現する可能性はすでにない…」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0725/c94474-9600305.html
習ちゃんがそう言ってくれて一安心。
でもそれは、安倍夫妻の脇の甘さが官僚機構の構造的劣化によって増幅され露見されたこと等で自民党支持率が低迷しているおかげだ。
だから、複雑な思いの今日この頃だ。
<PWdsQtI/>
≫基礎知識がなさ過ぎて理解不能でした。≪(コラム#10657。太田)
今はいいけど、いずれその言い訳は通用しなくなりますよ。
その理由を説明します。
まず、ボクシングの世界では昔と比べて世界王者のベルトの価値が下がっています。
なぜかというと、以下を読んでください↓
「世界王者が60年で10人から85人に!?ボクシング界のビジネスと綺麗事・・・
・・・まずは歴史的経緯をざっと説明しよう。
20世紀が幕を開けたとき、ボクシングの階級はフライ級、バンタム級、フェザー級、ライト級、ミドル級、ヘビー級の6階級のみで、白井義男が日本人として初めて世界王者になった1952年においては、この6階級にスーパー・バンタム級、スーパー・フェザー級、スーパー・ライト級、ライト・ヘビー級を加えた10階級が存在していた・・・
・・・この時点で、世界チャンピオンはこの世に10人ということになる。・・・1960年代に入ると、団体の分裂が起こり始め、・・・階級もさらに増えて17階級になり、単純に計算すると現在の世界チャンピオンは4団体×17階級で68人。
30年あまりの間で世界王者の数は7倍近くに増加した・・・
・・・さらに2000年以降に登場したのがスーパー王者で、防衛回数の多い王者を、いわば“新米王者”よりも高く格付けしようという狙いで設けられた・・・
王者の称号がスーパー王者になるだけならいいのだが、WBAはスーパー王者の下に通常の王者(区別するために正規王者と呼ぶ)も設けてしまった。
さらには本来ならけがなどやむを得ない事情で防衛戦ができない場合に設けるはずの暫定王者を常に認定してしまったため、一つの階級に王者が3人も存在し、それぞれが同じようなベルトを腰に巻いて防衛戦を行う─―という理解しがたい事態に陥った・・・
・・・WBAの5月ランキングを見てみると、17階級中3王者がいる8階級、2王者が8階級となっている。
フライ級は井岡一翔(井岡)が“正規”王者で、スーパー王者(正式には統一王者)にフアン・エストラーダ(メキシコ)、暫定王者にスタンプ・キャットニワット(タイ)が君臨する。
「えっ、井岡の上にチャンピオンがいるの?」と驚いた人もいるかもしれないが、実際に存在するのだ。・・・
・・・こういった王者乱発の状況にうんざりし、ボクシングに愛想をつかしてしまったファンも少なくない。・・・」
https://number.bunshun.jp/articles/-/825723?page=3
そこで、ボクサーの本当の価値を計る指標として、PFP(パウンドフォーパウンド)ランキングが重要視されるようになってきています。
パウンド・フォー・パウンド(英: Pound for pound)は、異なる階級の選手を比較、対比する方法を指し示すものとして1950年代初期に『リング』誌の初代編集長ナット・フライシャーによって造られた用語であり、その後、階級や王座認定団体、王座そのものが増えると、単に選手の優れた才能や能力を説明するために用いられるようになった・・・
・・・多くの格闘技は体重別階級が設定されており、自分の体重とほぼ同じ対戦相手と試合をし、優劣を競う。・・・
しかし、もし体重差がなく、全階級の格闘家が同じ身長・体重で戦った場合誰が一番強いのか。
つまり、パウンド・フォー・パウンドとは、体重差がない状態で全階級を通じて、どの格闘家が一番優れているのかを決めるときに用いられる言葉である。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89
「井上尚弥が世界最強ランキング4位!日本初の未到の領域へ・・・
過去の日本人ボクサーでは、日本歴代2位の防衛記録を持つWBCバンタム級王者の山中慎介が7位、WBAスーパフェザー級王者の内山高志が、10位にランクインされていた。
日本人では井上を含み3名のみとなり、トップテンに入るだけでも偉業だ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimurayu/20190522-00126892/
確かに井岡の4階級制覇や村田のミドル級王者獲得が偉業であることには変わりありません。
しかし、2人ともPFPランキングには一度もトップ10入りをしていないのが実情です。
その理由として、井岡の場合はマッチメイク(対戦相手のレベル)に問題があります。
典拠としては弱いですが、分かりやすさを重視して以下を引用します。↓
Q井岡一翔のマッチメイクは巧妙だと言えますか?
A巧妙というか、テレビの縛りもあるから巧妙とは言いづらい。
本人としてはもっといい選手とやりたい気持ちはあると思いますが、テレビとしてはリスクを下げつつ宣伝しやすい相手をチョイスしたい。
61連勝とかいう、雑魚狩り専門で、突然2位にランクされたノクノイとか、ロマゴンの名前をだしてニカラグアの宝石とかいうララとか、無難でかつ何も知らないミーハード素人を勘違いさせやすい相手のチョイスはある意味巧妙?とも言えるのかな?
昔は誤魔化せた過剰宣伝も、このネット社会では張りぼてみたいなもの。
たしかに世界ランカーですから弱いわけはないですが、それでも世界タイトルを賭けて戦う相手なのか?と問われたら、????な相手と思ってしまう。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12180513432
Q井岡一翔は、何故井上尚弥から逃げ回るのですか?
A・・・井岡一翔が逃げる理由も解ります。
井上選手は次元が違いすぎるのでしょうね?・・・
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12209549722?query=%E4%BA%95%E5%B2%A1%E4%B8%80%E7%BF%94&status=solved
つまり井岡の場合、「実績」に「中身」が伴っていないのです。
また、村田の「偉業」とは、不人気階級の軽量級でしか王者を輩出できなかった日本人が、人気階級である中・重量級で王者を誕生させた事としての「偉業」であり、防衛回数も少なく、他団体の王者との統一選も未経験な村田は世界的には平凡な王者である事は明らかです。
よって、井岡も村田も、あくまで「日本人」という枠の中での「偉業」なのです。
一方の井上尚弥は。↓
「・・・世界3階級制覇王者。アマチュア時代には、日本ボクシング史上初めて高校生にして7つのタイトルを獲得し、プロ転向後も8戦目での2階級制覇は国内最速記録(ワシル・ロマチェンコの世界最速となるプロ7戦目に次ぐ記録)・・・
・・・2012年、(プロ転向にあたって)大橋ボクシングジムに入門[27]。ジムとの契約書には井上自身の希望で「強い選手と戦う。弱い選手とは戦わない」との条件が付帯された・・・
・・・日本人世界王者は『日本国内でしか戦わない』がゆえに海外での知名度・評価が低かったが、YouTubeなどの動画サイトの登場で井上の試合動画がアップロードされて世界中の人々が視聴できるようになったことで、世界のボクシング関係者からも高く評価されるようになった。・・・
・・・特に2014年12月30日に行われたオマール・ナルバエス戦は、例年アメリカのボクシング界は年末は不活発のため年末の日本での世界戦を待たずして早々と年間MVPを選出してしまう専門家が多かったが、2014年に関しては「今年の年間賞の制定は年末まで待つべき」と指摘する関係者が米国内にも存在するなど開催前から注目されており[119]、フライ級世界王座を16連続防衛、WBO世界スーパーフライ級王座を11連続防衛中のナルバエスを一方的に打ちのめしてKO勝ちで2階級制覇を達成し、その試合が動画サイトにアップロードされたことで、井上はプロ転向後はまだ一度も海外で試合をしたことがないにも関わらず世界のボクシング関係者とファンからの知名度と評価が急上昇した。・・・
・・・マニー・パッキャオ、フロイド・メイウェザー・ジュニア、ゲンナジー・ゴロフキンといった世界の超スーパースター達を抑えて井上尚弥が、ボクシング・シーン・ドットコム、セコンド・アウト・ドットコム、ファイトニュース・ドットコムといった世界的な大手ボクシング専門ニュースサイトからも2014年の年間MVPに日本人史上初めて選出された。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E4%B8%8A%E5%B0%9A%E5%BC%A5
このように、井上の実績には「中身」があるのです。
そして、その後も階級を上げ、他団体の王者との統一戦で圧勝するたびに評価を上げていきます。
専門家の評価。↓
国際ボクシング名誉の殿堂入りしたメキシコの名将イグナシオ“ナチョ”ベリスタイン
「彼は天才だが、スペシャルな天才だ。とても完璧で、スピード、パンチ力に目を見張った・・・現時点で井上と他のどんな選手を比較しても得策ではないというか、ナンセンスだと思うね。我々の前に現在進行形で最高の選手がいるという喜びを共通して持つべきだ。井上というボクサーが同胞だというだけで、日本のファンは胸を張っていい。彼らは世界中で一番、幸せを享受しているよ」
https://news.yahoo.co.jp/byline/miurakatsuo/20190523-00127006/
ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」スティーブン・エドワーズ記者
「モンスター・イノウエがボクシング界最高のパンチャーであることは私も同意する。
全てを考慮した結果だ。
ブローの強度、テクニック、ブローの軌道、シャープさ、正確さ、両手の攻撃力、最高のショットを着弾させる能力、そして、結果。
イノウエが世界最高のパンチャーだ」
https://the-ans.jp/news/66969/
一部メディアでは「強すぎて試合が面白くない」
https://www.j-cast.com/2019/06/05359319.html?p=all
英国のバンタム級選手、シーン・マクゴールドリッチ
「彼はロールモデル。我々、全員があんな風になりたいと目標にする存在なんだ」
https://news.livedoor.com/article/detail/16590869/
伝説の6階級制覇王者マニー・パッキャオのトレーナー、フレディ・ローチ
「あの男はデンジャラスだ」「彼に会ったことがあるんだけど、本当に好青年だった」https://the-ans.jp/news/63207/
はじめの一歩の作者、森川ジョージ
「『一歩』はつねにリアルを追求している。
漫画だからといって、現実離れしたパンチとかは描かない。
ところが井上選手はその上をいってしまっている。
現実であれをやられてしまったら、漫画で何を描いたらいいのか困る。
そういう話をしてましたよ。
それくらい井上選手は“ありえない”の連続なんです。」https://matome.naver.jp/odai/2154687046321087001
元世界3階級制覇王者 長谷川穂積
「彼はスピード、テクニック、防御技術のすべてが10点満点で、パンチ力は満点の5倍の50点くらい。4階級上のライト級並みのパンチ力を持っていると言えばわかりやすいだろうか。
同じバンタムの僕からすると「そんなのずるい」と言いたくなる。」
尚弥、最新PFP2位!4位から上昇、1位はクロフォード
https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190705-00000025-spnannex-fight
3位 ワシル・ロマチェンコ
・・・オリンピック2連覇・・・世界最速の3階級制覇王者。・・・
アマチュアボクシング:397戦 396勝 1敗・・・プロボクシング:14戦 13勝 (10KO) 1敗・・・
世界ボクシング選手権にフェザー級(57kg)で出場し・・・銀メダルに終わった(アマチュア唯一の敗戦)・・・
史上最短となるプロ2戦目での王座獲得を目指した・・・
前日計量でサリドが体重超過で王座を剥奪されたため、ロマチェンコが勝った場合のみ王座獲得という変則ルールで行われ、12回1-2(115-113、113-115、112-116)の判定負けでプロ初黒星と同時に王座獲得に失敗した(相手の体重超過及び誤審疑惑あり)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B3
とまあ、3位のロマチェンコは凄まじい戦歴の持ち主なわけです。
戦歴だけを比較すれば井上よりもロマチェンコがはるかに上ですが、今回、井上が追い抜いたのは、井上の試合内容のインパクトがロマチェンコの戦歴を凌駕したからだと思われます。
直近3試合。
2018年5月25日 1R 1:52 TKO ジェイミー・マクドネル(イギリス)IBF世界バンタム級王者(防衛0=剥奪)及びWBA世界バンタム級王者(防衛6)
https://www.youtube.com/watch?v=OFdlYZK4NLA
2018年10月7日 1R 1:10 KO ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)WBA世界バンタム級スーパー王者(防衛1)及びIBO世界バンタム級王者
https://www.youtube.com/watch?v=waqts3ocPdE
2019年5月18日 2R 1:19 TKO エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)IBF世界バンタム級王者
https://www.youtube.com/watch?v=AAf3FWcggC8
今秋に開催予定の次戦の相手ノニト・ドネア(フィリピン)
「・・・世界5階級制覇王者。アジア人として初めて主要4団体(WBA・WBC・IBF・WBO)全てで世界王者となった人物・・・
・・・76戦68勝(5KO・RSC)8敗・・・・
・・・36歳・・・
・・・大の親日家であり、試合の入場の際には自身のニックネームであるフラッシュを和訳した「閃光」と書かれた鉢巻きを着けているほか、プライベートでもたびたび来日している・・・
・・・子供の頃から日本の文化や歴史、礼儀などに興味があったと語っており、プライベートでもたびたび来日するなど親日家として知られている。侍に対する敬意は深く・・・
・・・一番好きな俳優として三船敏郎を挙げている・・・
・・・大の漫画・アニメ好きでもあり・・・・・・週刊少年マガジンの最新号に掲載されたばかりの最新話を日本に住む友人に英訳してメールで送ってもらって読んでいる・・・」
ドネアはロートルだけど、現在PFP1位のテレンス・クロフォードと同様に史上3人しかいない主要4団体統一王者経験者で殿堂入り確実のレジェンドなので、ここで圧勝すればPFP1位もありえます。
戦前の予想。「・・・英国ブックメーカー「bet365」の勝利オッズ(倍率)では井上が1.02倍、ドネアが15.00倍と大差となった。
また、英ブックメーカー「ウィリアムヒル」でも1.03倍の井上が、11.00倍のドネアを大きく引き離している・・・」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00000032-tospoweb-fight
もしも1位になったら、日本人として初めて、文字通りの世界の頂点に立つわけです。
これで少しは井上の凄さがわかりましたか?
最後に。「・・・大橋ジムの大橋秀行会長は「井上尚弥にはラスベガス進出、5階級制覇、具志堅用高さんの日本記録を超える世界王座14連続防衛、メジャー4団体統一、ボクサー初の国民栄誉賞を取らせる」と公言している・・・」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E4%B8%8A%E5%B0%9A%E5%BC%A5
国民英賞受賞者に向かって、「基礎知識が無さ過ぎて(あなたの功績を)理解できません」なんて、太田さん、まさか言えないでしょう?
余談。
「座間遺棄事件の家主・井上尚弥の父「困惑している」
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201711100000175.html
<太田>
大論考に拍手。
ただ、お示しの
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89 ※
を読んでも、PFPの具体的算出方法が書いてないのと、PFP方式の「権威」が現時点でどれくらいなのかが分からないのがちょっと。
なお、※がリンクを貼っている
http://www.mmaplayground.com/fighter-rankings/
の9位までに井上尚弥が登場しないですが・・。
<PWdsQtI/>
>PFPの具体的算出方法が書いてないのと、PFP方式の「権威」が現時点でどれくらいなのかが分からないのがちょっと。
算出方法はわかりませんが、おそらく専門家を招いたうえでの合議制でしょう。
>http://www.mmaplayground.com/fighter-rankings/
の9位までに井上尚弥が登場しないですが・・。
それはボクシングじゃなくて総合格闘技のPFPですよ。
ボクシング界で最も権威のある「リング誌」では4位です。
https://www.ringtv.com/ratings/
PFPはオフィシャルなものは存在しません。
権威のあるサイトや雑誌が専門家を招いて独自に選出するものです。
なので、サイト・雑誌によっては井上が3位だったり4位だったりします
しかし、いずれにせよ指折りの玄人が選ぶものなので違いは五十歩百歩です。
井上が1位に値する選手であることは多くの専門家が同意しているので、遅いか早いかの違いでしかないんです。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
日韓問題関係から。↓
<閑古鳥状態の日本メディアから無理やり二記事。
買わなくても済む日本の諸商品でも買わざるを得ないものが多いっておハナシ。↓>
「韓国で不買運動あっても替えが利かない日本製品の数々・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%A7%E4%B8%8D%E8%B2%B7%E9%81%8B%E5%8B%95%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%82%E6%9B%BF%E3%81%88%E3%81%8C%E5%88%A9%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%A3%BD%E5%93%81%E3%81%AE%E6%95%B0%E3%80%85/ar-AAES7O7?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp
<朝鮮日報の「反論」を聞きたいね。↓>
「 韓国大統領府のスポークスマンが十七日、異例の発言をした。韓国の有力紙がネット上で提供している日本語版の記事について、「本当に韓国国民の声を反映したものなのか、問いたい」と述べたのだ。
メディアの報道内容に政府が不満を表明することが適切かどうかは別として、私も長いあいだ、似たような疑問を抱いていた。・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019072402000166.html
<次は、ロイター電。よく取材してる。↓>
「・・・自民党は<ホワイト国除外の>短期的な打撃と長期的なメリットがどの程度になるのかシンクタンクに試算を依頼しており、近く公表する方針・・・
同党の中山展宏・衆議院議員は・・・「ホワイト国除外といっても禁輸措置ではないため、企業に実害の少ない形で対応できる」と言及。韓国側の対応次第では、柔軟に対応する余地があることをうかがわせた。
また、民間調査機関の中には「世界で半導体関連市場での需給がだぶついており、(ホワイト国除外の)影響はさほど大きくないかもしれない」(日本総研・上席主任研究員・三浦有史氏)との見方もある。・・・」
https://diamond.jp/articles/-/209939?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor&utm_content=free
<ここからは、韓国主要メディアから。
やっぱ、岩屋防衛相は、今度の内閣改造でクビか。↓>
「日本防衛相「韓米と共助」 安倍氏は韓国外して「米国と協力」・・・」
https://japanese.joins.com/article/935/255935.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|main|breakingnews
<やめときな。みっともなさ過ぎ。↓>
「韓日 輸出規制問題でARF舞台に再び論戦か・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/25/2019072580248.html
<同じく。↓>
「米議員 韓国の立場に理解示すも仲裁には難色=日本輸出規制・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190726000800882?section=politics/index
<だっからー、トランプに聞いてみって言ってたのに・・。↓>
「韓日問題には言葉少な、「安保請求書」を差し出したボルトン氏・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/25/2019072580060.html
<う-もう一度繰り返す。トランプに聞いてみ。↓>
「・・・米ハドソン研究所のケネス・ワインシュタイン所長・・・「日本の輸出規制、米韓日連携に悪影響…米国は水面下で積極仲裁を」・・・」
https://japanese.joins.com/article/943/255943.html?servcode=A00§code=A00&cloc=jp|main|breakingnews
<これは、「自主的」に発信したものであり、在米日本大使館が対処すべきだな。↓>
「「サムスンとハイニックスはファーウェイではない」 米保守系シンクタンクが日本の輸出規制を批判・・・」
http://www.donga.com/jp/home/article/all/20190726/1800582/1/%E3%80%8C%E3%82%B5%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%AF%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%8D-%E7%B1%B3%E4%BF%9D%E5%AE%88%E7%B3%BB%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%BC%B8%E5%87%BA%E8%A6%8F%E5%88%B6%E3%82%92%E6%89%B9%E5%88%A4
<無条件は無理。宿題の回答持参ならいつでも実現可能よ。↓>
「韓日、前提条件なく会うべき・・・」
https://japanese.joins.com/article/937/255937.html?servcode=100§code=140&cloc=jp|main|top_news
<なーんてハナシは、今、載せちゃダメよ。↓>
「・・・伊藤教授は、現在の日本の政治・経済分野のエリートたちに、韓国社会に対する理解や共感が不足している点も指摘した。同教授は「国際交流の「交流」の基本は(中略)あくまでも生身の人間同士が現場で触れ合い、いろんな経験を共にすることだ。そうすれば(中略)お互いの考え方の違いが理解でき、どうすれば違いを乗り越えられるかを考えることができる」と、現在の日本のエリートたちにこのような考えが足りないと批判した。その上で、「戦前を知る過去の(日本の)政治家の中には深い反省を含めてアジアへの熱い思いを持つ人が多かったが、今のエリート層には隣国への友愛の情が感じられない」とも言った。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/25/2019072580058.html
<こういうハナシも、できれば載せない!↓>
「在韓米商議所 日本輸出規制は「世界にマイナス」=迅速な解決求める・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190725003100882?section=politics/index
<こういうハナシだけを載せること!
但し、最初の段落の日本人の指摘は、ウソに近いけどな。
安倍経産省政権は、韓国側が「誤解」するのを計算に入れて、素材輸出許可を出しにくくし、結果として、輸出中断になることを狙った、という可能性が高いからだ。↓>
「・・・日本の今回の措置が経済戦争の始まりを意味するのではないかとの質問に、彼は韓国人と日本人が持っている根本的認識の違いを説明した。韓国では強制徴用などに対する補償問題に対し日本が経済・産業的に復讐してきたとみる見方が多い。しかし彼は「日本人の大部分は(今回の措置を)素材輸出の安全性問題と受け止めている」とした。両国の国民の間で素材対立の原因の見方の違いがとても大きいという意味だ。
彼は「本当に経済戦争ならば(日本が最初から)素材輸出を中断しただろう。(今後)ホワイト国から除外したとしても、素材輸出はするが確認をしっかりするという意味」と説明した。
彼は今回の措置が参議院選挙で有利な局面を作るためのものでないのかとの見方に対しても「韓国と対立局面を作るのは日本で政治的に特に得にはならない」と説明した。選挙と関係ない措置という見方だ。
彼は素材輸出制限発表後に韓国で起きている素材国産化の動きに対しても助言した。彼は「韓国の立場で素材の国産化は当然追求すべき方向だが、国と企業が組んで20~30年後を見通す長期的視点ですべきこと」と話した。その上で「性急な国産化が『メイド・イン・コリア』半導体の品質低下につながるのは賢明な選択でない」とした。 ・・・」
https://japanese.joins.com/article/913/255913.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|main|breakingnews
<見出しでごまかさず、記事中でちゃんと非難しろ。↓>
「フジテレビソウル支局に押し掛けたのは金正恩称賛団体・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/26/2019072680011.html
<狂った発言なんだから、非難しなきゃダメだろが。↓>
「「自国企業の被害まで当然視する態度で神風自殺爆撃が行われた真珠湾空襲が想起される。(戦犯国)日本は経済戦犯にならないよう願う」
「今回の経済侵略の最終終着点は明らかだ。韓日葛藤を意図的に増幅して憲法を改正して再武装しようとすることだ。戦犯国日本の再武装という妄想は後戻りできない世界経済の破壊につながるだろう」
「実状をよく見てみると戦略物資統制の部分において日本は深刻な後進国だ。(日本を)国連安保理制裁委員会に回付することを政府に要請する」
崔宰誠(チェ・ジェソン)共に民主党日本経済侵略対策特別委委員長が25日、外信記者の前で発言した言葉だ。
崔委員長はこの日、ソウル韓国プレスセンターで開かれた外信記者懇談会で、日本の輸出規制措置を強く糾弾した。外信15社の記者30人余りが出席した場所だった。内信記者も30人余りいた。・・・」
https://japanese.joins.com/article/939/255939.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|main|breakingnews
<ご愁傷様。ま、日産も似たような数字ではあるが・・。↓>
「SKハイニックス、4-6月期営業利益前年同期比89%減・・・」
https://japanese.joins.com/article/915/255915.html?servcode=300§code=320&cloc=jp|main|breakingnews
<その結果、血迷ったん?↓>
「韓経:SKマテリアルズ、フッ化水素の韓国産化に着手・・・」
https://japanese.joins.com/article/941/255941.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|main|breakingnews
<語るに落ちてるぞ。↓>
「米国防長官「ロシアが韓国の領空を侵犯」 と言及・・・
これまで米国は韓国と日本による独島領有権問題に対して中立の立場を守り、「独島」でも「竹島」でもない「リアンクール・ロックス」という名称を使ってきた。トランプ大統領は今年5月に日本を訪問した際「東海」を「日本海」と述べた。米国の地名委員会(BGN)が決めた名称は「日本海」であり、米国政府は原則として公海に言及する際には一つの名称を使う。世宗研究所のイ・サンヒョン研究員は「国防長官の表現一つで米国の立場が変わったとは考えにくい。一晩で変わるような性質の問題ではない」と指摘した。
一部では、エスパー長官が独島周辺上空を含む東海における韓国の防空識別区域(KADIZ)を包括的に「エアスペース」と呼んだ可能性もささやかれている。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/26/2019072680029.html
<そこまで、気が付かなかったよ。↓>
「・・・東学農民運動の鎮圧を口実に1894年、景福宮(キョンボックン)に無断侵入し、高宗(コジョン)を脅迫した日本軍混成旅団の大島義昌少将。征韓論を主唱した吉田松陰の弟子の大島は、1909年に安重根(アン・ジュングン)義士がハルビンで伊藤博文を狙撃し、翌年に旅順監獄で殉国するまで、満州地域を管轄した関東総督でもあった。その大島は安倍晋三首相の高祖父にあたる。・・・
<いずれにせよ、これ、関係ないだよ。↓>
安倍首相が改憲の野心のために韓日葛藤を利用する可能性がある・・・」
https://japanese.joins.com/article/918/255918.html?servcode=100§code=140&cloc=jp|main|breakingnews
<一刻も早く、こんなくだらんこと止めな。↓>
「韓国国民62.8%、日本製品不買運動に「現在参加中」・・・」
https://japanese.joins.com/article/929/255929.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|main|breakingnews
<その上で、親日、親日文化、狩りを止めるところまで踏み込まなきゃ、韓国は再生できんぜ。↓>
「韓国京畿道、「親日文化残滓全数調査」…清算作業も推進・・・」
https://japanese.joins.com/article/921/255921.html?servcode=200§code=200&cloc=jp|main|breakingnews
<政治司法も止めなくっちゃな。それに加えて、法の不遡及意識の確立も不可欠。↓> 「朴前大統領に高裁も実刑 情報機関の裏金上納=二審終了で懲役計32年・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190725002800882?section=society-culture/index
<こういうのは、緊急避難として許す。↓>
「朝鮮通信船の復元船 対馬への初航海が中止に=韓日関係悪化で・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190725002700882?section=politics/index
<こういうのは、アホとしか言いようがない。↓>
「韓国大手スーパーが日本産ビールの仕入れ中断 「国民感情を考慮」・・・」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190725002900882?section=japan-relationship/index
<焼け石に水。↓>
「日本報復・景気低迷に対応…減らした大企業税恩恵を増やした=韓国・・・」
https://japanese.joins.com/article/936/255936.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|main|breakingnews
<で、しんがりを務めるのは、やっぱ、習ちゃん。
依然として、ゴミ理論を垂れ流してるが、どーなってんのかなあ。↓>
「・・・半導体やその他の一連の産業チェーンで主導的地位に立とうとしているため、今回のような紛争が勃発した・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0725/c94476-9600405.html
<「客観」記事。↓>
「韓国には高純度フッ化水素を製造する技術があった・・・だが商用化の機会がなかった・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1681037?page=1
<韓国側を茶化している。↓>
「韓国のガソリンスタンドが日本車への給油を拒絶、でも「被害者」は日本政府でなく韓国市民という矛盾・・・」
http://news.searchina.net/id/1681040?page=1
<水に落ちた犬、韓国を叩いている。↓>
「韓国企業がいよいよ窮地・・・日本の次のターゲットはOLED製造設備だ・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1681055?page=1
<これは、日本に再軍備を促したもの。↓>
「韓国が「軽空母」を建造か、日韓が空母建造で「競争」の可能性も・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1681034?page=1
その他の記事だ。
属国日本に変化の兆しなし。↓
「日米ガイドライン改正で米軍機事故現場に日本側の立ち入り可能に・・・
沖縄県の玉城デニー知事はコメントを発表し、改正を評価しつつ、「立ち入りに際しては日米での同意が前提となっており、現場で速やかな立ち入りが可能なのか注視する必要がある」と指摘した。
https://www.sankei.com/politics/news/190725/plt1907250035-n1.html
悪逆非道の女性達に「見出しの極端化」でもって加担する曲学阿世学者だな。↓
「「日本企業に女性はいらない」が、経営学者の総論・・・」
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00059/072300115/?n_cid=nbpnb_mled_mre
筆者の意図とは逆に、精神障害者の危険性が数字で指摘されちゃってる。↓
「・・・・・・殺人と放火に関しては精神障害者によって行われた比率が高く、殺人で13.4%、放火で18.7%、殺人と放火の合計で15.5%となる。・・・・
・・・『平成30年版障害者白書』によれば、2016年、精神障害者(392.4万人)と知的障害者(108.2万人)の合計は500.6万人であった(犯罪白書では、「精神障害者等」に知的障害者が含まれるため、合計を計算)。・・・
同年の日本の総人口は、1億2693.3万人であった。精神障害者でも知的障害者でもない人は1億2192.7人となる。・・・」
https://diamond.jp/articles/-/209741?utm_campaign=doleditor
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
習ちゃん、早くも東京五輪慶祝モード。↓>
「東京2020大会1年前準備状況報告会が東京で開催・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0725/c94475-9600464.html
「東京2020オリンピック1年前セレモニーが開催 メダルデザインを発表・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0725/c94475-9600448.html
「東京五輪まであと1年 ホテルは一杯で交通も要改善・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2019/0725/c94476-9600406.html
<ここからは、サーチナより。
さよかいな。↓>
「菊は中国人も大好きだが、日本の菊鑑賞イベントを見ると「負けた」感じがする ・・・中国メディア・東方網・・・」
http://news.searchina.net/id/1681039?page=1
<こりゃ、状況がまだまだダメってことだよな。↓>
「上海のバス車内で財布を落とした日本人から、バス会社に「感謝状」が届く・・・中国メディア・新民晩報・・・」
http://news.searchina.net/id/1681041
<定番。↓>
「教育家や科学者を紙幣の肖像に採用する日本や英国の恐ろしさ・・・中国メディアの捜狐・・・」
http://news.searchina.net/id/1681042?page=1
<これもだ。↓>
「日本から帰国した中国人が皆「日本のホテルを絶賛する」理由とは・・・中国メディアの一点資迅・・・」
http://news.searchina.net/id/1681045?page=1
<これもまたそう。↓>
「欧州のクラブに続々と移籍する日本のサッカー選手、中国人としては羨ましい・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1681050?page=1
<戦前から戦後への連続性をもっと強調しなきゃ間違いに等しいで。↓>
「・・・今日頭条・・・記事はまず、日本は敗戦を経験し国家存亡の危機まで追いやられたものの、第2次世界大戦前に工業国家への転換に成功していたことを指摘し、一定の工業力を有していたと指摘。資本力や労働力が欠如し、インフレが進み、失業率が上がるという戦後の悪循環を改善に向かわせたのが、1950年に勃発した朝鮮戦争であったと指摘し、1956年から1973年までの間、工業生産の平均成長率は13.6%に達したことからわかるように、日本経済は「朝鮮特需」によって復活したのだと論じた。
さらに、日本は朝鮮特需という一過性の景気に踊らされることなく努力を続けたとし、教育の質向上や研究開発への資金投下に国を挙げて積極的に取り組んだと強調。こうした努力の結果は日本が戦後の急速な復興や42年間にわたるGDP世界2位という結果につながったと伝え、日本の歩んできた軌跡は中国経済にとって参考になることが多いと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1681044?page=1
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太田述正コラム#10700(2019.7.26)
<三谷太一郎『日本の近代とは何であったか』を読む(その87)>
→非公開