太田述正コラム#11046(2020.1.15)
<皆さんとディスカッション(続x4318)>
<太田>(ツイッターより)
「…親権という基本的人権は、なぜ母子関係に敗北するのだろうか。…
通俗心理学的には「母子密着」、これらは…古臭い概念であるとはいえ、一般社会の中にはしぶとく残る。…
母さえいれば、その母が虐待しようが何をしようが子にとっては(父が関与するよりは)まだマシである、という共通理解が我々の社会にあ<り>…、マッチョな男たちが支配してきた我が国ではこれまでは許され<、離婚した時にはもっぱら女性に親権が与えられてき>た。…」
https://blogos.com/article/429391/
違うんだなあ。
我が国は、基本的にずっと女性優位の社会であり続けてきたからこそ、離婚後親権が女性に与えられるんだよ。
<wRp0MHZo>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
≫何よりも、憲法改正の前例を作ってしまうことは帝国憲法以来の輝かしい法的伝統の放棄を意味し、弊害が甚大。≪(コラム#11044。太田)
「西欧」に「近代国家」として認めさせるだけの役割しかない憲法に規範性を与えてしまう、すなわち憲法に拘束されることになってしまうから?
<hDVjwc1c>(同上)
おお、この質問してる人がいる。
前から太田さんが何を危惧してるのか良く解ってなかったがあまりに普通に話が進行してるので聞くに聞けなかった。
⇒イエース!(太田)
<太田>
「封建制」より前に「武士」が生まれたわけですが、それも回答にはなりませんからね。
そういったものをもたらしたところの、日本の「弥生性」の由来を聞いているのです。
<太田>
それでは、その他の記事の紹介です。
ゴーン問題。↓
<こちら「も」相当の愛妻物語だな。↓>
「ゴーン逃亡で置き去りのケリー被告・・・」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200114-00013055-wsj-int
<やれーやれー。↓>
「ゴーン被告“マネロン疑惑”に米当局が重大関心! 各国当局が「ゴーン・マネー」あぶり出しに本腰か 識者「マルサの調査は十分あり得る」・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/17662613/
<そーだそーだ。↓>
「ゴーン被告「卑しい」=フランス労組幹部、退職手当要求を非難・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/17665107/
<何事も稿料稼ぎのネタにはなるもんだ。↓>
「なぜ人は楽器ケースの中に入ってはいけないのか?・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/17665052/
<ま、そんなところだったんだろな。↓>
「・・・日本の経産省は、日産をルノーと別の独立した一企業として生かそうという意向だったとみられる。自動車産業は電機産業の地位が低下した今、日本唯一の基幹産業と言っていい。
その一角を担う日産を日本の企業として残すべく、4年ほど前から「ルノー対策チーム」が動いてきた。当時、仏政府は国内産業を守る法律を施行し、経済相だったマクロン現大統領が主導して日産に統合圧力をかけた。この問題はゴーン氏の仲立ちで収まったが、その後、経産省は西川氏ら日産首脳陣も交えて「再燃防止」に策を講じてきた。
ルノーに不信感を募らせる経産省は18年のゴーン氏再任からの流れで前のめりになった。日産<は>経産省のスタンスを不安が<っていた>・・・
しかしその後、ゴーン氏の報酬問題が発覚し、状況は一転した。東京地検特捜部が動き「18年8月ごろには西川氏が経産省幹部を回って報告し始めた」(関係者)。経産省と日産がゴーン氏を「味方」とみてきたのは、アライアンスの均衡を保つ存在として都合がよかったからだ。不正まみれが疑われるのであれば、守る意味はなくなる。・・・」
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/depth/00472/
芸術家はそうじゃなくっちゃ、なーんちゃって。↓
ほぼ完全に「解明」されたね。
でも、百合子嬢は、大卒じゃなきゃTVキャスターにはしてもらえなかっただろうが、カイロ大じゃなくたって、日本で入学していて中退した関「西」学院大(社会学部)・・法政、青山クラスの大学で、進次郎の関「東」学院大とは比べ物にならん・・
https://www.minkou.jp/university/school/20580/go=13/?utm_expid=.ros7FGL2QBSDtfQXC1_MYg.1&utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.co.jp%2F
https://www.minkou.jp/university/school/20322/go=13/?utm_expid=.ros7FGL2QBSDtfQXC1_MYg.1&utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.co.jp%2F
を卒業はできていただろうし、キャスターになって以降の活躍は「基本的」に本人の能力の賜物だろうから、カイロ大卒を標榜(僭称)するくらい、(進次郎のコロンビア大卒標榜(僭称?)とはリャンハン違ってて、)さほど悪いこととも思えんなあ。
(フツーの日本人にとって、カイロ大と言われてもそう大した大学とは受け止められないんでは? 実際、大した大学じゃないことが下掲コラム読みゃ分かる。)
そもそも、カイロ大入学も卒業も、「エジプト的」には「正式」なものだったんだし・・。
(何せ、わたしゃカイロ育ちだから、どうしたって、「同郷」の百合子嬢には甘くなるのよね。)↓
「・・・もし多くの日本人が証言するように実際に小池氏が1973年に2年生に編入していたとすれば、それ自体が不正編入以外の何物でもない。それは、最初から卒業資格がなかったことを意味する。・・・
2016年にカイロで出版されたハーテム氏のアラビア語の伝記『アブドル・カーデル・ハーテムの日記-10月戦争政府の首班』(著者はエジプト人ジャーナリストのイブラヒム・アブドル・アジーズ氏、邦訳未出版)には、「エジプトのための日本との友好」の箇所に、ハーテム氏は中曽根康弘氏と1954年以来親交があり、中曽根氏から友人の娘であるとして当時学生だった小池百合子氏を紹介され、面倒を見ていたこと、小池氏がハーテム氏をGod fatherとか心の父と呼んでいたこと、小池氏に毎月14エジプト・ポンドの小遣いをやっていたことなどが記されている(小池氏は『振り袖、ピラミッドを登る』の250ページに、エジプト政府から毎月12ポンドの奨学金を受けていたと書いている)。
一方、小池氏の著書『おんなの人脈づくり』(昭和60年刊)には、自分の父(小池勇二郎氏)が中曽根氏を昔から知っており、自分自身は小学生の頃くらいに中曽根氏と初めて会い、当時、毎年冬に中曽根氏から群馬の白ネギがどさっと送られてきて兄と食べたことが書かれている。・・・
小池氏が卒業したとしている1976年当時の大臣はエジプトの著名政治家であるムスタファ・カマル・ヘルミー(1976年3月から1978年10月まで高等教育・科学研究相)だった。ハーテム氏とヘルミー氏はともにサダト大統領の側近で、お互いに近い関係にあった。また当時の学長のスーフィー・アブ・ターリブ氏は1978年に国会議長となり、1981年にサダト大統領が暗殺された直後には臨時大統領代行を務めた人物で、やはりサダト大統領に近い人物である。こういうインナー・サークルが協力すれば、“不正卒業証書”を出すのは簡単である。・・・」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58869?utm_source=editor&utm_medium=mail&utm_campaign=link&utm_content=list
高齢先進国日本ってところね。↓
’I still dream of my husband’: life with dementia in Japan・・・
https://www.theguardian.com/society/2020/jan/14/i-still-dream-of-my-husband-life-with-dementia-in-japan-photo-essay
日本の弥生性の起源なんて、教科書どころか、誰も研究すらしとらんからねえ。↓
【教科書が教えない 幻の堺幕府】「海船政所」は三好軍勢のベースキャンプ?・・・
https://www.sankei.com/west/news/200114/wst2001140003-n1.html
<いずれにせよ、謙信みたいに弥生性だけじゃあ天下はとれないのよね。↓>
「戦国最強の武将、上杉謙信はなぜ山を越えたのか? ・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E6%88%A6%E5%9B%BD%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AE%E6%AD%A6%E5%B0%86%E3%80%81%E4%B8%8A%E6%9D%89%E8%AC%99%E4%BF%A1%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%B1%B1%E3%82%92%E8%B6%8A%E3%81%88%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%ef%bc%9f/ar-BBYXoFS?ocid=spartanntp
日・文カルト問題。
<アイゴー。↓>
「・・・米国と日本の両首脳は今年1月までに首脳会談を14回、電話会談は33回行った。・・・
これに対して韓米関係は米日の密着とは異なり今なおギクシャクしている。韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は米国から帰国した直後の今月10日「トランプ大統領は文大統領に対し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の誕生日を祝うメッセージを送ってほしいと言っていた」と述べ、仲裁者としての役割を誇らしげに語っていたが、直後に北朝鮮の金桂冠(キム・ゲグァン)外務省顧問が談話で「米国大統領からの親書として直接受け取った」と明らかにしたため、韓国政府はメンツをつぶされた。外交関係者の間では「親書がやりとりされた事実も知らないほど、韓米間の意思疎通には問題があるのではないか」との指摘が相次いだ。
文大統領が新年の辞を通じて表明した南北協力構想についても、米国務省はつい先日「全ての国連加盟国は安保理による制裁決議を実行しなければならない」とコメントし、遠回しに反対の考えを示した。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/14/2020011480049.html
「ゴルフ用品は不買運動の「無風地帯」 日本製品の輸入減少わずか・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/14/2020011480074.html
「韓国企業10社中7社「旧正月景気、さらに悪くなった」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/261518
この際、民需会社としちゃ潰れてくれりゃなおいいんだが。
ただ、エアバス独占になっちゃマズイんだが、三菱じゃあなあ。↓
「ボーイング、首位陥落 737MAX出荷停止響く・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/kyodo_kd-newspack-2020011501000851/
ドゥテルテはエライだ。↓
「比沿岸警備隊、中国と初の合同訓練=マニラ湾で・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/200114jijiX490/
やってくれるねー。↓
「プラハ市、台北市と友好協定 北京市とは昨年10月に解消・・・」
https://www.sankei.com/world/news/200114/wor2001140025-n1.html
英王室と天皇家と、どちらがサバイバルに成功するか、という時代に?↓
「「あなたをもう王室メンバーとみなさない」エリザベス女王vs.メーガン妃 引退宣言をめぐる水面下の嫁姑戦争・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/17655909/
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
習ちゃん、自衛隊の中東派遣に賛意!↓>
「安倍首相の中東訪問 日本経済の生命線を保つため・・・
18年の日本の中東産石油への依存度は第1次オイルショック時の78%よりも高く88.2%に達する・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2020/0114/c94476-9648640.html
<ここからは、サーチナより。
一体、どこの国の話なんや?↓>
「・・・中国では最初の競争に打ち勝って公務員にさえなれれば、定年までぼんやり日々を過ごすことができるが、日本は就職後も続く熾烈な競争が続くため、収入や貯蓄があっても「結婚せずに家と会社とコンビニの往復しかしない人は珍しくない」と中国との違いを伝えた。・・・中国メディアの新浪・・・」
http://news.searchina.net/id/1685949?page=1
<誇張だぞー。
https://news.livedoor.com/article/detail/17657956/ ←参考
第一、日本は男性差別社会だぞ。↓>
「中国メディア・東方網・・・記事は、日本の鉄道で女性専用車両が導入されて20年近くが経った今、多くの女性がこの車両に対して不満を感じていると紹介。その理由は、他の乗客がつけている香水などのにおいが強すぎること、混雑時にハイヒールで踏まれる可能性が高いこと、そして座席を巡る激しい争いなどであるとし、痴漢防止を目的として女性が安心して利用できるはずの女性専用車両をますます多くの女性客が敬遠するようになっていると伝えた。
そのうえで「日本の女性は、男性の前での振る舞いと、女性の前での振る舞いが全く異なるのだ」と解説。男性が近くにいることで女性は礼儀正しく奥ゆかしくなるが、女性ばかりの場所では「本性が現れて嫉妬が渦巻き愚痴が飛び交い、大きな声で話をする」とし、男性が入れない女性専用車両では「こういった本性が暴露されるため、面倒なことになる」としている。
そして、今や女性を守るために設置されたはずの女性専用車両は、その当初の思惑からますます逸脱しており「女性どうしのトラブルの場」になりつつあると紹介。「女性専用車両を設置すれば女性を守れると思っているなら、50年経っても社会の女性に対する態度は本質的に変わらない。実際、社会が本当に公平と尊敬の目で女性を見るならば、このような車両は全く必要ないのだ」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1685950?page=1
<同じく。↓>
「・・・日本アニメのもたらす危険性にも注意しなければならないと中国メディア黒鼠鼠が述べている。
まず道徳的な面についての懸念を指摘している。日本のアニメの中には「成人向け」のものも多い。アニメだからという理由で子どもが「成人向け」のアニメを見れば、適正年齢に達していない子供たちにとっては、道徳的に悪影響を受けることは間違いない。特に、アニメの中には極端な思考を描いているものもあり、そこから刺激を受けて性への見方がゆがむこともある。
さらに、思想的な面。中国メディアは、「日本アニメでは、日本が過度に魅力的で美化されているため、中国教育にストレスを感じている若者は中国に不満を感じるようになっている」と指摘している。そのため中国国内ではアニメ作品も頻繁に禁止されている。
さらに、中国メディアは、日本のアニメによってある種の病気にかかってしまうと指摘。その病気とは、「中二病」だ。「中二病」を病気の一種とみなしている点は驚きだが、中国メディアは、「アニメによって、まるで自分はいろいろ知っている選ばれた人間なのだと勘違いしてしまう」とアニメのリスクについて述べている。実際、日本アニメのマイナスな影響が中国の家庭で生じている。親たちが子どもたちにきちんと現実とアニメの世界の違いを教えなければならない、と家庭での教育が重要であると強調している。
記事は、「日本アニメは世界に夢や希望を届けている。その一方マイナスな影響が出ていることも事実であり、この文化遺産が悪いものにならないことを願う」と結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1685973?page=1
<概ね定番。↓>
「日本に存在する暗黙のルール、なかには「日本人ですら受け入れられない」ものも・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1685956?page=1
<白子とミミガー以外は定番。↓>
「中国人が「奇妙すぎる」と感じる日本の料理とは・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1685965?page=1
<間歇的定番。↓>
「無電柱化で遅れている日本、ノーベル賞受賞者を数多く出す先進国なのに・・・今日頭条・・・」
http://news.searchina.net/id/1685975?page=1
<意外に新しい?↓>
「日本人の慎重さや計画性を示す「家計簿」は「良い習慣だと思う」・・・中国メディアの百家号・・・」
http://news.searchina.net/id/1685976?page=1
<周知徹底方、よろしゅお願いします。↓>
「中国メディア・北青網は・・・北海道旅行で温泉旅館に宿泊した中国人観光客が禁煙の客室で喫煙したことで、旅館側から「罰金」を請求されて支払うトラブルがあったと報じた。・・・」
http://news.searchina.net/id/1685966?page=1
<そりゃそうよねえ。↓>
「・・・中国の空母建造の様子などの写真を金で他国に売っているような人がいるとすれば、「同じ中国人として恥と怒りを覚える・・・中国メディアの新浪・・・」
http://news.searchina.net/id/1685972?page=1
<なるほど、こういう場合はこうきたかー。↓>
「・・・中国メディアの百家号は・・・U-23日本代表はU-23中国代表と同じように「2連敗でグループリーグで姿を消した」と伝えつつ、「日本では監督の去就問題に発展しているが、中国は同じようにグループリーグで敗退しながらも反省の言葉すらない」と論じる記事を掲載した。・・・」
http://news.searchina.net/id/1685982?page=1
<さーもあらん。↓>
「・・・中国メディアの捜狐は・・・米国メディアの発表した「5大宇宙開発強国」に日本がランクインしていると紹介する記事を掲載した。
記事によると、このランキングで日本は3位だったという。記事は、「有人飛行に成功したことがない日本が3位なんて」と驚きながらも、「技術では確かに世界最先端の水準」と認めた。日本は無人探査機「はやぶさ2」の、地球から約3億キロメートル離れた目的地の小惑星「リュウグウ」への着陸に成功している。記事は、「米国も中国もロシアも、まだ誰も成功したことがなかった」といかに偉業であったかを伝え称賛している。
ランキングに選ばれたほかの4カ国は、1位が「納得の」米国、2位が中国、4位がロシア、5位がフランスだった」
http://news.searchina.net/id/1685992?page=1
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<太田>
K.Kさん推奨でX299パソコンにインストールされているIObit Uninstallerが、Amazon Photsのアンインストールが完全じゃない的警告を発したので、アンインストールしたつもりはなかったけれど、このUninstallerでもって、残存している痕跡を削除したところ、Amazon Photsのアイコンも(当然のことながら)デスクトップから消えました。
で、再インストールしようとしたら、そもそも、ネットでAmazonクラウド内の私の写真群にアクセスできることを「発見」し、もはや、Amazon Photsソフトが不必要になっていることに気付きました。
その過程で、Amazon FireにAmazon Photosアプリのインストールができることも知って、さっそく試みたところ、できませんでした的な返事が。
TVでAmazon Fire画面を見ながらインストールするしかないのかなあ、と思った次第。
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太田述正コラム#11047(2020.1.15)
<丸山眞男『福沢諭吉の哲学 他六篇』を読む(その26)>
→非公開