太田述正コラム#11379(2020.6.29)
<皆さんとディスカッション(続x4484)>
<太田>(ツイッターより)
「「コロナ感染は本人が悪い」日本は11%、米<国>の10倍<超、中共の2倍未満>…日本ではコロナに限らず、本来なら『被害者』のはずの人が過剰に責められる傾向が強い。…大阪大教授ら心理学者の研究グループ…」https://www.yomiuri.co.jp/national/20200629-OYT1T50107/そうじゃなく、むしろ、人間主義度と相関が高そうだが・・。
<FCS0dV0M>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
「【新型コロナ 】4月の死亡者数が発表・・・
結果としては、去年と比べて、死亡者数はほとんど変わらなかったことが分かりました。
2019年4月の死亡者数が11万2,939人だったのに対し、2020年4月は11万3,362人。その差は423人(0.4%増)でした。・・・新型コロナの感染が拡大した4月、厚労省が感染による死亡者として公表したのは400人ほどでした。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/byline/mamoruichikawa/20200628-00185347/
韓国の超過死亡数から言うと、日本大勝利なんじゃ?
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-53087991
<太田>
コロナウィルス問題。↓
<0でさえあれば全てよし。↓>
「・・・死者971人(0人)・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55811680Z10C20A2I00000/
それでは、その他の記事の紹介です。
ながら視聴は、メッチャ疲れたわ。↓
この藤井・渡辺戦の振り返り動画を鑑賞。↓
<もうしばらくすると、藤井七段・・じゃなくなってるはずだけど・・の対局、見てて面白くなくなるんじゃないか、というコメントは示唆的。↓>
https://www.youtube.com/watch?v=286jZ1XQOVE
<淡々とした棋譜紹介。↓>
https://www.youtube.com/watch?v=3iuozP79flE
<例によって、棋譜抜きのアユム氏の解説。藤井史上最強を示唆。↓>
https://www.youtube.com/watch?v=XhOb7104F38
⇒藤井七段の対局が児童虐待としか見えない、と書いたことがあるが、その意味を書いておく。
プロになった時点で、既に彼が将棋プロ中、将棋に関して突出した潜在能力を持っていることが明らかだったが、最近の対局を観戦していると、現在のトップクラスの棋士達よりも棋力が格段に上回るに至っていることが明らかだ。
彼が、過半のタイトルを手中に収めた頃には、もはや対局することは、観客にとってはもとより、彼自身にとっても、タイトル戦クラスのものでさえ、少なくとも、番勝負で最終的に彼が必ず勝利できる以上、面白くなくなっているはずだ。
(勝ったりタイトルを取ったりすれば、カネも名誉もついてくるのだから、その限りにおいては対局を続けるインセンティヴにはなるが、カネなんて、20才になるかならないくらいの青年にとってはさほどありがたみのあるものではないし、名誉なんてものも限界効用はどんどん低下する。)
もとより、これは、彼が絶対一敗もしなくなるということではない。
ただし、彼が敗れることがあったとしても、それは、人間の脳が時々ポカを犯すように設計されているからに過ぎない、ということを彼も知るところとなるだろう。(もう知ってる可能性が大だが・・。)
そして、彼は、そんな自分の棋力ですら、コンピューター・ソフトの棋力に対しては、較べること自体が無意味なほど劣っていることも、コンピューターが(ソフトにバグがあったような場合を除き、)絶対にポカを犯さないことも、熟知しているはずだ。
自分が棋力をこれほど若くしてしかも急速に伸ばすことができたのがソフトのおかげであることも・・。
更に、自分の棋力を支える、将棋に関する潜在能力・・広義の理系潜在能力だろう・・には汎用性があることも・・。
そして更に、彼は、一定年齢に達すればこの潜在能力の汎用性が失われるだけではなくこの潜在能力自体も低下を始めることも、早晩、知るところとなろう。
私の、自身を含む同世代の人々の観察経験に照らすと、この汎用性の喪失、(当初は緩やかだが)低下の開始、の時期は、20歳前後だ。
だが、藤井七段が全タイトルを取得した時点では、20歳を超えているので、もはや、この旬の時期を過ぎていることから、転進すること自体容易ではないし、無理やり転進したとしても大きな成果を挙げることは困難だろう。
というわけで、ああ刻々と彼の可能性が閉ざされつつあるな、なーんて考えながら彼の対局を見ているので、彼が児童虐待されているように思え、時々、いたたまれない気持ちになる、という次第だ。(太田)
⇒以上に引っ掛けて、いや、引っかかってないかもしれないけれど、ムッチャ不遜なことを言わせてもらえば、藤井七段に比べ、半世紀強年長の私だけど、私の、裏芸の時事評論の方ではない、表芸の政治思想史の方に関しては、もはや殆ど誰も面白いと思わなくなっている現状だけど、それを少しも気にする必要はないし、実際、気にならない、という点で何と私は恵まれていることかと思っている。
殆ど誰も面白いと思わなくなっていることは、このところ、政治思想史に関するものばかりであるところの、オフ会「講演」原稿を収録したディスカッションのブログ訪問者数が、かつてとは正反対に、前回と今回、二度続けて、通常の土曜日のディスカッションに比べて大幅に減少したことからも明らかだろう。
どうして気にならないかというと、単なる譬喩だと割り切って我慢して聞いて欲しいのだが、アインシュタインが発見した特殊相対性理論が当初、学界にすら受け入れられなかった
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3
こと、況や、非専門家達においてをやであったこと、と、基本的に同じだと思っているからだ。
理解されようとされまいと、それがいかにムツカシくて常識はずれの内容であれ、事実・・真実のよりマシな近似という意味・・は事実であり、私は、自分が事実を発見したことを知っていて、しかも、事実の発見を、アインシュタインが引き続き一般相対性理論を発見したのと同様、私も新たに行っていて、これらの発見を私自身が大変うれしく思っているところ、それだけで私としては十分なのであって、後は、私以外の人々の問題だからだ。
アインシュタインが特殊相対性理論を発見したのは25歳過ぎ(前掲)であるのに対し、私が島津斉彬コンセンサス/杉山構想を発見したのは70歳前だが、理論物理学と違って、人文社会科学の若干の分野、とりわけ政治思想史、に係る能力は、自分で言うのもなんだが、例外的に加齢に伴って減衰しないらしいことも、全くもって幸いだったな、と。
とはいえ、皆さんにとって、私の「講演」原稿を読んでその内容を理解するのは、アインシュタインの諸理論を理解するよりぜーんぜん簡単なはずなので、気が向かれたらぜひチャレンジしてみて頂きたい。
分かりにくいところがあったら、恥ずかしいなんて思わず、私が生きている間に、遠慮なく質問投稿を!
コメントや批判投稿は更に歓迎。(太田)
私の日常生活も激変したな。↓
「今月末でポイント還元終了、キャッシュレス普及に効果…今後は不透明・・・」
https://news.infoseek.co.jp/article/20200627_yol_oyt1t50218/
日・文カルト問題。
<日韓、堂々のがぶり四つ。↓>
「・・・累計死者数は前日と変わらず282人。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/29/2020062980001.html
<だからー、平素から日本と仲良くしようとしなきゃアカンのよ。↓>
「「日本、拡大G7の韓国参加に反対」–共同通信「日本政府、トランプ構想に『韓国は中朝への外交姿勢がG7と異なる』と懸念」・・・
与党・共に民主党の宋永吉(ソン・ヨンギル)議員は「日本国内向けの嫌韓政治だ。新型コロナウイルスで全地球的な対処が必要な状況なのに、個人の支持率回復のための(安倍)首相の無責任な行動に強い遺憾の意を表明する」と語った。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/29/2020062980001.html
https://japanese.joins.com/JArticle/267505
<心が狭いよりねじ曲がっている方が問題。↓>
「G7韓国参加、安倍首相の反対に宋永吉議員「支持率挽回のための嫌韓政治」–フェイスブックで「心が狭い行動から脱せよ」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/29/2020062980002.html
<朝鮮日報がこんな調子じゃどーしょーもないね。↓>
「・・・日本は長い間、アジア唯一の先進国という自負心を持ってきただけに、韓国が先進国クラブの正式メンバーになって肩を並べることをよしとしないのだ。稚拙で心の狭い考えだ。そうした考えでいたために太平洋戦争の悲劇が起こった。日本政府は名分のない韓国のG11参加反対見解を引っ込め、逆に歓迎して世界の舞台でアジアの発言権を高める機会にすべきだ。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/29/2020062980003.html
<また凍結した方がよろしいで。↓>
「日本の対韓輸出規制強化 WTOがパネル設置是非を議論・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/29/2020062980019.html
<完全代替できてから言いな。↓>
「日本が「崩れるだろう」とした韓国の素材・部品・装備…1年で時価総額2倍に・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/267511
<コロナ要素はどんだけカウントしたのよ?↓>
「「日本ボイコット」1年、日本車の営業利益が10分の1に減少・・・」
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20200629/2104974/1/%E3%80%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%8D%EF%BC%91%E5%B9%B4%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%BB%8A%E3%81%AE%E5%96%B6%E6%A5%AD%E5%88%A9%E7%9B%8A%E3%81%8C%EF%BC%91%EF%BC%90%E5%88%86%E3%81%AE%EF%BC%91%E3%81%AB%E6%B8%9B%E5%B0%91
<個人の手紙に何の意味?↓>
「韓国人教授 ユネスコに日本への「強力な措置」要求・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/29/2020062980033.html
<正誤はともかくとして、何でも日本を悪い例として引き合いに出すのは止めなきゃ。↓>
「文大統領、「日本のように暴落するから家を買うな」と発言か・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/29/2020062980012.html
<口説の徒ばかりだな。↓>
「過去問題のくびきから解放されてこそ歴史和解に向かうことができる・・・韓日ビジョンフォーラム・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/267509
<こういう記事ばかりにしたら?↓>
「全世界が「巣ごもり」しながら日清食品カップラーメンを食べた・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/267516
<同じく。↓>
「直径900メートルの小惑星も価値10兆円…「宇宙資源開発」に参入した日本・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/267512
<正恩坊やが習ちゃんの指示に基づいて言動を行っているとどうして思わないのかなあ。↓>
「日本メディア「中国、制裁受ける北朝鮮に船で数千万ドル送金」–北朝鮮内閣、平壌市民の不満を抑えるため住宅補修や水道水など「生活保障」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/06/29/2020062980017.html
<アイゴー。↓>
「韓国に来る? 外国金融会社はいずれも「NO」…日本・シンガポールに押される金融ハブの夢
https://japanese.joins.com/JArticle/267515
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
さすが、サッカーフェチの習ちゃん。↓>
「日本が2023 年サッカー女子W杯招致を断念 残る開催候補はわずか3ヶ国・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2020/0624/c94638-9703857.html
<ここからは、サーチナより。
サッカーフェチでもこういう記事は大変結構。↓>
「中国のポータルサイト・百度に・・・「日本の青少年サッカーでは、どうやって子どもたちの味方どうしでカバーし合い、協力し合う精神を培うのか」とする記事が掲載された。
記事は、日本の青少年サッカーの練習では普段からコーチが子どもたちに、自身の水筒やボールを一列に並べておくように指示するほか、練習が終わればゴールを元の場所に戻すのを手伝わせ、みんなで協力してその他の道具を片付けるよう要求すると紹介。練習で使用したビブスも色ごとに分けてきれいに整理させるとし、こういった指示によってグラウンドが練習前の状態に戻されたうえで解散するのだと伝えた。
そのうえで、日本のコーチが子どもたちに練習後の片づけをしっかりやらせる理由として、次の使用者が気持ちよくグラウンドや設備を使用できるよう配慮するという、他人を慮る気持ちを育むとともに、子どもたちどうしがフォローやカバーをする協力の姿勢を身に付けさせるためであると説明した。
さらに、日本のコーチは子どもたちにユニフォームを正しくきれいに着用するよう要求することで、身なりの礼儀を大切にする心を養い、試合において細かい状況を把握して最善の行動を判断する力を培うために、日ごろから子どもたちに自身を良く観察し、自ら考えて動くよう指導しているのだと紹介している。」
http://news.searchina.net/id/1690578?page=1
<中共への人間主義の普及、まだまだのようね。↓>
「・・・中国メディアの快資訊は・・・日本人サポーターたちのゴミ拾いは決してその場限りの見せかけの行為ではなく、むしろ本物のモラルであると論じる記事を掲載した。」
http://news.searchina.net/id/1690576?page=1
<まだまだ人数と頻度が足りないようで・・。↓>
「・・・中国メディアの快資訊・・・記事は、中国人にとって日本は歴史問題や領土の対立があることから「複雑な感情を抱かざるを得ない国」だとしながらも、近年は日本旅行が大人気であったのも事実で、なかにはリピーターとして何度も訪日していた中国人も少なからず存在したことを強調。そして、そのような中国人旅行客は、日本人から「振る舞い方が日本人のようだ」と言われていると伝え、単なる買い物だけでなく、温泉やアニメなど日本の文化を体験するために訪日していたような日本好きの中国人は「日本人に同化し始めていたのかもしれない」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1690577?page=1
<真の観察力も必要なようで。↓>
「・・・中国メディアの百家号・・・記事の中国人筆者は、日本に対する理解が深まるにつれて日本の印象は変化し、「日本社会で強く感じるのは礼儀正しさや民度の高さではなく、厳格なルールという冷淡さや抑圧だ」と主張した。」
http://news.searchina.net/id/1690587?page=1
<ま、いいでしょ。↓>
「・・・中国メディアの捜狐はこのほど、日本人は「非常に猫好きだ」と主張する記事を掲載し、その理由について分析している。
記事はまず、日本人が猫好きになったのは「何も最近になってからではない」とし、猫の視点で人間模様がユーモラスに描かれている、夏目漱石の小説「吾輩は猫である」などの存在からも、日本人がずっと前から猫に関心を寄せてきたことが分かると主張した。
また、「猫の額」、「猫の手を借りたい」、「猫は虎の心を知らず」、「猫に鰹節」など、日本には猫が登場する言葉も数多く存在するほか、2月22日はニャンニャンニャンで猫の日とされていることなどを紹介。猫という動物は日本人の生活に密着した存在であることが良く分かるとしつつ、「日本人がこれほどまでに猫が好きなのはなぜだろうか」と疑問を提起した。
理由として記事は、猫を見たり撫でたりすると誰もが癒されるが、「日本人は日常生活で大きなストレスにさらされているため」ではないかと考察したほか、「他人に迷惑を掛けたくない」という日本人特有の感情により自分を制御しながら生活を送っているため、「自由気ままな猫に魅力を感じ、同時に癒されているのではないか」と分析した。」
http://news.searchina.net/id/1690580?page=1
<定番。↓>
「中国が交通事故の死亡者数を減らしたいなら「日本に学ぶべき」・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1690582?page=1
<知らんかった。↓>
「中国のポータルサイト・百度・・・記事は「ドイツ人は年間90キロ、日本人は10キロ食べるのに、中国人は1キロしか食べない食べ物がある。それはパンだ」とし、中国人のパン消費量が欧米や日本に比べてはるかに少ない理由を考察している。
その理由として、食生活におけるパンの位置づけが欧米や日本とは異なる点を挙げ、欧米や日本がパンを専ら主食として食べるのに対して、中国人は「おやつ」として食べるからだと解説した。
また、中国人がこれまで食べてきたパンの大多数は「日本式パン」であると説明。欧米のパンは食感も味わいも素朴で、伝わった当初は日本人の口に合わなかったとし、そこから長い年月をかけて砂糖やバターを加えて食感をふんわりさせるなど日本人の口に合うように改良されたものが、近年中国でも盛んに食べられるようになったのだと伝えている。」
http://news.searchina.net/id/1690594?page=1
<同じく。↓>
「中国のポータルサイト・百度に・・・古代中国に存在したまるで日本人のような名字を3つ紹介する記事が掲載された。・・・東野・・・新垣・・・東宮・・・」
http://news.searchina.net/id/1690597?page=1
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太田述正コラム#11380(2020.6.29)
<末木文美士『日本思想史』を読む(その64)>
→非公開