太田述正コラム#11523(2020.9.9)
<皆さんとディスカッション(続x4556)>

<太田>(ツイッターより)

<rlZzReaY>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

≫その端的な証拠が、日本の支配者達には最初から姓ないし名字に相当するものがあったらしいのに対し、被支配者達には名前しかなかったことであり、しかも、その状態が、明治維新に至るまで維持されたことだ≪(コラム#11239。太田)

 一部の支配層の平民以外も堂々と名乗れないだけで名字は平民にもあったんじゃなかったっけ?↓

 「明治に多くの人が先祖の名字を復活させたらしいので名字という文化は受け継がれていたし浸透もしていたと思われ」
https://uguisu.skr.jp/history/myouji3.html

⇒そりゃ、奥富敬之らの少数説だろ。
 いちいち直接的な典拠は付されていないが、名字の邦語ウィキペディアにはこうある。↓
 「古代の庶民は主に、豪族の所有民たる部曲の「○○部」という姓を持っていた。例えば「大伴部」「藤原部」というようなものである。しかし部曲の廃止や支配者の流動とともにその大半は忘れられ、勝手に氏を名乗ることもあった。
<→日本の古代の庶民は職名的なものはあっても姓を持たなかったと言ってよかろう。(太田)>
 名字(苗字)は、姓(本姓)と違って天皇から下賜される公的なものではなく、近代まで誰でも自由に名乗る事が出来た。家人も自分の住む土地を名字として名乗ったり、ある者は恩賞として主人から名字を賜ったりもした。
 <→中世以降についても、家人のケースは職名的なものであって姓とは言えまい。(太田)>
 江戸時代には幕府の政策で、武士、公家以外では、原則として名字(苗字)を名乗ることが許されなかった。これをもって「江戸時代の庶民には名字が無かった」という具合に語られることがある。だが庶民といえども血縁共同体としての家があり、それを表す名もある。また先祖が武家で後に平民になった場合に先祖伝来の名字が受け継がれる場合もあった。庶民の名字そうした私称の名字は寺の過去帳や農村の古文書などで確認することができる。また商人がしばしば屋号をそのような私称として使った。
 <→江戸時代の商人についても、職名的なものしかなかった、と言ってよかろう。(太田)>
 しかしそれでも、庶民は、名字として公的な場で名乗ることはできなかった。この習慣は、江戸時代に特有ではなく、それ以前の中世の鎌倉時代・室町時代の段階から存在していた。名字が武士身分の象徴として意識される一方で、庶民の間では、名字の公称が自主規制されていったのである。同時に、村の中でも、名字の私称は、上層の百姓の特権として認識されるようになった。」
 <→公的規制がなかった時代においてすら、姓を名乗ることが自主規制されたのは、それが、武士等の姓に相当するものではなく、職名的なものとの認識が残っていたからだろう。名のることが本人にとって心理的に憚られるようなものは、自分以外で使われることはありえないのであって、そんなものは名前とは言えない。(太田)>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E5%AD%97
 ちなみに、夫婦別姓の邦語ウィキペディアには、「庶民に禁止されていたのは「名乗る」ことで、氏・苗字を持つ庶民もみられた、との<奥宮敬之>説もある。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AB%E5%A9%A6%E5%88%A5%E5%A7%93
と少数説を紹介しているところ、このくだりを書いた執筆者の認識は私の上述の認識と結論的に同じだ。(太田)

≫臨時の「危機管理本部」を常設の「参謀本部」と読み替えりゃ、トヨタは先の大戦時のボトムアップの帝国陸軍生き写しだ≪(コラム#11479。太田)

 軍隊組織はトップダウンでないといけないんじゃなかったっけ?
 軍隊組織は固い組織でないといけないみたいなのがあったような

⇒作戦の決心を司令官が行い、参謀達が作戦計画を司令官の指示を受けながら策定し、それを司令官が直轄部隊の指揮官達に伝達するところまでは、帝国陸軍もトップダウンさ。
 (トヨタに置き換えりゃ、例えば、この「危機管理本部」の設置自体はトップダウンで行われたはずだ。)
 ボトムアップなのは、直轄諸部隊以下の戦闘のやり方だ。
 モルトケ(コラム#11504(未公開))のとは違うからな。
 彼は、直轄諸部隊の指揮官達だけにしかボトムアップを許さなかったと思われるからだ。
 帝国陸軍の場合は、直轄諸部隊より下位の各級諸部隊のそれぞれの指揮官達にも、いや極端に言えば、末端の兵士達にまで、ボトムアップの(独断専行/創意工夫による)戦闘(執行)を認めたし実際やらせた、というのが私の認識だ。
 (この点も、トヨタは同じではなかろうか。カイゼンは、執行場面の話だよな。)
 帝国陸軍やトヨタを(日本型政治経済体制下における)日本の大組織のB型とすれば、過半であるA形の大組織においては、作戦の決心までもがボトムアップでなされるんだな。
 このA型はもちろんだが、B型だって、欧米の大組織では基本的に見られない、というのが私見なのだ。
 A型とB型への仕分けは、初めてご披露したものだ。
 付言すれば、日本を拠点にしてドメスティックな大組織ならA型でいいが、日本を拠点にしたグローバルな大組織ならB型じゃなきゃアカンのよね。(太田)

<太田>

 以上を書いてる過程で、今村均(旧仙台藩武士の家出身、幼年学校非出身、陸士19期、陸大首席。作戦課長以降は、中央では、兵務局長、教育総監部本部長、しか務めていない。)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E6%9D%91%E5%9D%87
のことが気になりだした。
 彼は、満州事変当時の参謀総長は金谷範三(旧天領出身、幼年学校非出身、陸士5期、陸大優等)、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E8%B0%B7%E7%AF%84%E4%B8%89
参謀次長は二宮治重(旧天領出身者くさい、幼年学校非出身、陸士12期、陸大優等。1931年(昭和6年)の三月事件の首謀者の一人)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%AE%AE%E6%B2%BB%E9%87%8D
の下で、満州事変当時作戦課長をしていたのだが、「満州事変勃発後、今村は朝日新聞新聞編集局長緒方竹虎から求められて4時間にわたって面談し、その席で参謀本部の関東軍への統制不足を認めつつ、現地在留邦人の悲惨な状況をみて石原、板垣の行動をやむを得ないとし、満州事変への世論による支持の必要性を訴えたという。また、それまで満州事変不支持の立場にあり不買運動もみられた朝日新聞はそれ以降コロっと変わったという。
 中央の統帥に従わない関東軍との折衝のために渡満するものの、板垣征四郎高級参謀や石原莞爾参謀に酒席の場に呼び出された挙句に馬鹿にした態度をとられ激怒して、その場を退席する一幕があった。今村はこうした関東軍の中央の統制に反した行動を厳罰に処すべきだったと後に振り返り、それに反して軍統帥に従わなかったものが後に栄転していくことが後の陸軍の下克上の風習を作り出したと指摘している
 ・・・1936年3月、関東軍参謀副長・兼駐満州国大使館附武官に任命。関東軍が独断で進める内蒙古工作を中央からストップをかけるべく、当時の参謀本部作戦部長で、かつて満州事変を主導した石原莞爾がやってきた。このとき関東軍参謀の武藤章が、石原を嘲笑して「あなたのされた行動を見習い、その通りに内蒙古で実行しているものです」と言った場に今村も同席していた。・・・
 1942年(昭和17年)3月には今村とは親しい仲である参謀総長・杉山元が直々にバタビアに出張し、今村に対し「中央はジャワ攻略戦について満足しており褒めてはいるが、一方でその後の軍政については批判がとにかく多いから注意したまえ」と軽く叱責している。この時杉山から「バターン攻略に難航した本間雅晴軍司令官を大本営は更迭する予定である」と聞かされた際に、今村は杉山に対し「バターン攻略の難航は大本営の認識・指導不足に因るところが多く、兵力不足の状態でバターン占領を急かされてしまった不遇の本間にのみ責任を被せるというのは酷すぎる。」と大本営を鋭く批判し、本間を強くかばい杉山をある程度軟化させた。また、陸軍省軍務局長の武藤章、人事局長の富永恭次も今村に対し、ジャワ島でもシンガポール同様に強圧的な政策に転換するよう求めたが、今村は陸軍が布告した『占領地統治要綱』から「公正な威徳で民衆を悦服させ」という一節をひいて、要綱を改正する前に自分を免職するよう求め、軍政の方針を変えることに抵抗した。・・・
 1955年(昭和30年)9月24日、防衛庁顧問に就任。・・・
 冨澤暉<(陸幕長で退官。日比谷高校の先輩でよく存じ上げている(太田)。>・・・は戦後、今村から「<終戦後、>・・・一段落した後、責任を取って自決しようとしたが薬が古くなっていて死ねなかった。」と聞いたという。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E6%9D%91%E5%9D%87 前掲
 杉山元は陸士12期で二宮とは同期で同志であったわけであり、彼を通じて彼の上司の金谷と彼の最重要部下の今村による満州事変問題視の矛を収めさせたに違いないが、杉山も二宮も、少なくとも今村には杉山構想を明かさなかったということだ。
 ジャワで杉山が今村とゆっくり二人きりで話せた時にも、杉山は、自分の構想を明かさなかったということになる。
 (もとより、板垣、石原両名に対しても、当時陸軍次官だった杉山は、満州事変決行のヤミ指示だけ与えて自分の構想の全体像は教えなかったわけだが。)
 今村が生き残り、満州事変は下剋上であった、との誤った認識を語り続けたこと、かつまた、そんな今村が創世記の防衛庁の顧問に就任し、その縁で、冨澤先輩ら、陸上自衛隊を中心とした自衛官幹部達に誤った先の大戦観をインプットし続けたことが、(今村本人の責任では全くないけれど、)結果的に、今日の日本の惨状を招く一要因になった、ということになりそうだ。
 私自身、「「日本型」経済体制論」を書いた1980年当時は、満州事変は下剋上だったという認識で、そのことからも、日本型政治経済体制は、A型だけ、というイメージを抱いていた。

<fwFqrNcD>

 この方は分かっているようです。↓

 「日本はアメリカの植民地?安倍政権はどこまで「米国の忠犬」だったか・・・」
https://www.mag2.com/p/news/465555

 「年次改革要望書」で伝えられているのは有名な話だったと思いますが、今はCSISからの「報告書」と言う形になっているのですね。
 切り替わったのが民主党の鳩山政権時代からと言うから、政権交代は必要ですが、現在その目は無いですね。残念!

<太田>

 コロナウィルス問題。↓

 <そんなー。↓>
 「・・・死者1397人(+18人)・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55811680Z10C20A2I00000/
 <当然こういうことは起きてくる。↓>
 「英アストラゼネカ、ワクチン最終治験一時中断・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63611970Z00C20A9000000/

 それでは、その他の記事の紹介です。

 どうやら、全ての黒幕は、経産省だな。↓

 <二階に知恵付けた奴が誰かってことだよ。↓>
 「・・・自民党の派閥は現在、大きい順に、安倍首相が実質的に率いる細田派98人、麻生派55人、竹下派54人、二階派47人、岸田派47人、石破派19人、石原派11人、菅派9人、無派閥41人。最大派閥の細田派と、麻生派を中心に岸田派・谷垣派の旧宏池会系の3派が手を組めば215 人で、国会議員票では岸田氏が圧倒的に優勢になるのはもちろんのこと、地方票でもかなり善戦に持ち込めるという計算だった。
 ところがそこで動き出したのが二階俊博幹事長で、81歳になってもまだ色気満々。このまま岸田政権となれば自分が幹事長を外されることは確実なので、無派閥の菅氏を二階派が担いでそれを細田派も麻生派も、竹下派までもが支持せざるを得なくなるように仕向けるという奇策を用いて、一気に政局の主導権を握った。安倍首相と麻生氏がこれに簡単に引っかかったのは、「岸田で本当に石破に勝てるかな?」という心の奥底にある恐怖感を二階氏に見抜かれたためである。
しかも二階氏が巧みなのは、事実上の派閥ボス間の「密室談合」による政権作りであるにもかかわらず、その批判をかわすために総裁選は形ばかり実施することにし、さらに念の入ったことに、それで石破氏が活躍することがないように、大掛かりな地方票の投票を避け(政治空白は許されないだと?)各都道府県3票ずつの簡略化された新方式を編み出すという芸の細かさである。・・・」
https://www.mag2.com/p/news/465349?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000003_tue&utm_campaign=mag_9999_0908&trflg=1
 <その二階は、媚中派であり、もともと、二階が経産省の走狗であった証左。↓>
 「親中どころか媚中。米国も警戒する二階幹事長に握られた日本の命運・・・
 秋元議員<も>・・・二階派に所属している・・・」
https://www.mag2.com/p/news/464951?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000125_tue&utm_campaign=mag_9999_0908&l=lya063889f&trflg=1
 <極めて遺憾ながら、日本の政治家で、相対的に最もまともで、しかも力があるのは小池都知事。
 二階と菅おじさんとの間にはカジノ繋がりもあるのね。↓>
 「菅義偉氏は小池百合子知事が大の苦手 背景にカジノ誘致問題・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e8%8f%85%e7%be%a9%e5%81%89%e6%b0%8f%e3%81%af%e5%b0%8f%e6%b1%a0%e7%99%be%e5%90%88%e5%ad%90%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e3%81%8c%e5%a4%a7%e3%81%ae%e8%8b%a6%e6%89%8b-%e8%83%8c%e6%99%af%e3%81%ab%e3%82%ab%e3%82%b8%e3%83%8e%e8%aa%98%e8%87%b4%e5%95%8f%e9%a1%8c/ar-BB18Of74?ocid=UE03DHP
 <天変地異に近いことが起きないとそうはならないだろうが・・。↓>
 「菅氏の正念場の総選挙 小池知事が反・菅勢力結集プランも・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/18866702/

 国内でももっと取り上げてあげなよー。↓

 Tokyo Olympics must be held at ‘any cost’, says Japanese minister–Seiko Hashimoto says country is planning for event next year even though a widely available vaccine is unlikely・・・
https://www.theguardian.com/sport/2020/sep/08/tokyo-olympics-must-be-held-at-any-cost-says-japanese-minister

 誰の脳死度がイチバンだと思うね。↓

 <まず、安倍チャンとその恩師の登場だ。
 安倍チャン自身は全く脳死してなくて、今でも地のまんまなんだと思うな。↓>
 「成蹊大・・・法学部政治学科の学生だった安倍首相は在学時に加藤氏の「政治学史」を必修科目として履修しているというが、・・・<同大>名誉教授の・・・加藤・・・節(たかし)氏は「『優』や『不可』をつけた記憶がないから目立たない学生だったのだろう」と振り返る。・・・
 安倍さんは65歳という年齢の割には、とてもチャイルディシュ(子どもっぽい)だという印象です。国会での品のないヤジをみると、人間的には未熟に感じます。気持ちを抑えられないのでしょう。すぐに「悪夢のような民主党政権」と言うのも、先ほど述べたように他者批判を自己批判に向けられない人の典型です。これも子どもの所作です。
 そうした未熟さがあったから、側近たちに、間違った知恵をつけられて信じてしまった部分もあるのかもしれません。
 <↑ここまでは、同感だし、以下の評価も、2つ目と3つ目の点については(省略したが)同感なのだが・・。↓>
 率直に言って、僕は安倍政権には「負の遺産」しか見つかりません。なかでも3つの点で、非常に問題がある政権でした。
 <太田コラム読者には分かるだろうが、このセンセ、脳死状態だと認定せざるをえないわ。↓>
 1つ目は立憲主義を否定して法的安定性を崩壊させたことです。2015年に閣議決定だけで解釈改憲を行い、集団的自衛権を合憲化してしまいました。これは歴代政権で誰もやったことのない暴挙です。憲法解釈を内閣だけでやれるとなれば、何でもできてしまう。内閣法制局長官の首をすげ替えて、解釈改憲を可能にさせたことも前代未聞です。検察庁法改正案も含めて、司法や検察の人事に内閣が介入し、三権分立の破壊を招いた。政治が最も尊重すべき法的安定性をないがしろにしたことは重大な失政です。・・・
 <そんなん誰でも言える。そうなっちまった原因を指摘してないんじゃ、インテリとは言えず、やっぱ、脳死状態だね。↓>
 これは安倍さんだけではありませんが、2世、3世議員が多くなり、政治家が「家業」になってしまったことも大きな問題です。これでは政治家の資質そのものが落ちて当たり前です。政治家は国民の命を預かる仕事です。・・・
 <極め付きがココ。冗談だとしても、よりにもよって丸山を持ち出すとはいただけない。ま、万が一、安倍チャンが読んでも、何が書いてあるか、全く理解できないだろうが・・。↓>
 安倍さんも首相を辞めたら、前よりは時間があるだろうから、ぜひ丸山真男を読んで勉強してもらいたいですね・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%ae%89%e5%80%8d%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%81%ae%e6%88%90%e8%b9%8a%e5%a4%a7%e5%ad%a6%e6%99%82%e4%bb%a3%e3%81%ae-%e6%81%a9%e5%b8%ab-%e3%81%8c%e8%8b%a6%e8%a8%80-%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%81%a8%e3%81%97%e3%81%a6%e3%82%82%e3%81%86%e5%b0%91%e3%81%97%e7%9f%a5%e7%9a%84%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%bb%e3%81%97%e3%81%8b%e3%81%a3%e3%81%9f/ar-BB18PFxt?ocid=UE03DHP
 <次に、総裁選の三候補。↓>
 石破のにいちゃんから。↓>
 「・・・自民党総裁選の立候補者による立ち会い演説会・・・
 <上出の「恩師」並みの脳死度。↓>
 石破茂・・・・100年前、戦争に反対した人はみな粛正された。・権力と癒着したメディアは戦争を煽り、予算を減らされたくない軍部が暴走した。・いまこそ民主主義を守らなければならない。・・・
 <菅おじさんも、安倍チャンと同じく地のままで、面白くもなんともないので省略・・ちなみに筆者は菅おじさんのをべた褒めしており、「恩師」や石破にいちゃん並みの脳死度と見た・・し、岸田おにいさんだ。
 エー、今までこのおにいさんに全く関心がなかったもんだから知らんかった。コメントする気力も失せたわ。↓>
 自分は大学入試に3回失敗した。・・・失敗により、協力してくれる人のありがたさを理解した。・・・」
https://blogos.com/article/483484/

 ね、分かったでしょ。↓

 「日本がファイブ・アイズの一員に簡単にはなれない理由・・・
 まず、日本は敵のスパイ活動に対する防御力が弱いと見られていることだ。・・・
 日本は、政府だけでなく民間企業にも適用する、セキュリティークリアランスの厳格なシステムを導入する必要がある。・・・
 日本にはまだスパイ防止法がないことも問題の1つだ。秘密情報を窃取したと判明した日本人および外国人に対して、より厳しい罰を与える法律だ。
 第2の障害は、海外で機密情報を収集する能力が日本には不足していることだ。・・・
 第3の障害は・・・日本の政治指導者たちは、価値観外交の重要性を指摘することが時折あるが、たいていの場合、他国の内政を批判する行為を控えている。つまり、権威主義国が人権侵害や民主主義の欠如を示す行為に及んでも、それを批判することはない・・・
 欧米諸国がロシアを孤立させるべくさまざまな取り組みを試みたのと同じ時期に、安倍政権はロシアへの関与を強めた。・・・
 最も衝撃的だったのはスクリパリ事件への対応だった。・・・
 日本はG7(主要7カ国)において、ロシアの外交官を追放しない唯一の国となった。・・・」
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00023/090800199/

 だんだん真相が分かってきたな。↓

 <どうやら、この「邦人」と、件の漁船の中共人の船長が「交換」されたようだねえ。↓>
 「【尖閣衝突事件10年】極秘訪中した細野豪志氏 長い交渉の末に「邦人釈放」耳打ち・・・」
https://www.sankei.com/politics/news/200908/plt2009080007-n1.html
 <形式的には指揮権発動じゃなかったと弁明したわけだ。↓>
 「菅(かん)直人元首相は8日、自身のツイッターに・・・指揮権を行使しておらず、私が釈放を指示したという指摘はあたらない・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/18865195/
 <これも同じこと。↓>
 「尖閣衝突事件の船長釈放 当時官房副長官の福山氏、「菅元首相の指示」に明言避ける・・・」https://www.sankei.com/politics/news/200908/plt2009080071-n1.html
 <ハイハイ、分かったよ。↓>
 「前原氏「仙谷氏への筋違い批判が心に」 尖閣衝突 ・・・語った理由・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/18865657/

 数日前の記事だが、NYタイムス、どうした風の吹き回しだい?↓

 Ready to Try an Ozu Film? Watch These Two Family Tales.–The Japanese master specialized in portraits of generational conflict. “The Only Son” and “Early Summer” exemplify many of the qualities that make his work so important.・・・
https://www.nytimes.com/2020/09/03/movies/ozu-only-son-early-summer.html

 日・文カルト問題。↓

 <韓国にまた離されちまったでー。↓>
 「・・・累計死者数は前日より3人増えて344人。・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/09/2020090980057.html
 <討論会を開くまでもなく、常識。↓>
 「韓日メディア関係者が討論会開催 「ポスト安倍」も関係改善難しいと予想・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/08/2020090880287.html
 <なのに、どーしてこんな記事が出るのさ。↓>
 「「韓日関係改善、今年末の韓日中首脳会談が良い機会」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/270030
 <日本国内じゃあんまし報道されてないね。二重に困ったもんだ。↓>
 「菅氏「首相になれば憲法改正を推進」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/09/2020090980001.html
 <アイゴー。↓>
 「「中国製より安い」日本の低価格攻勢…韓国鉄鋼業界「試練の溶鉱炉」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/270036

 さんざんケチつけられてるね、この映画。↓

 Disney’s ‘Mulan’ faces criticism for filming in China’s Xinjiang region・・・
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/disneys-mulan-faces-criticism-for-filming-in-chinas-xinjiang-region/2020/09/08/c45a80d2-f17d-11ea-8025-5d3489768ac8_story.html

 そんなんじゃなくって、太田コラムを読みな。↓

 Economists are turning to culture to explain wealth and poverty–As a result, the ideas of the earliest economists are being revised and improved
https://www.economist.com/schools-brief/2020/09/03/economists-are-turning-to-culture-to-explain-wealth-and-poverty

 日本のために、まっことお疲れ様ですわ。↓

 Shots fired on the India-China border for the first time in decades as tensions flare・・・
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/shots-fired-on-the-india-china-border-for-the-first-time-in-decades-as-tensions-flare/2020/09/08/d8c5a020-f195-11ea-8025-5d3489768ac8_story.html

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <人民網より。
 広義の日中交流人士モノ。↓>
 「「菊次郎の夏」が9月25日に中国で公開 癒し系のポスターが話題に・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2020/0909/c206603-9758238.html
 <まっこと仰せの通りで。↓>
 「日本の・・・対中政策の大きな方向性では何ら変化はないだろう。つまり日米同盟を基軸としたうえで、対中関係の発展を推進するというものだ・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2020/0908/c94474-9758102.html
 <ここからは、サーチナより。
 定番。↓>
 「日本の11歳少年による「朝の活動」に、中国の保護者が「震撼」・・・中国のポータルサイト・百度・・・」
http://news.searchina.net/id/1692550?page=1
 <同じく。↓>
 「日本は「どの角度から見てもアジア一の先進国」、中国人が思うよりも「日本はずっとすごい」・・・中国メディアの網易・・・」
http://news.searchina.net/id/1692566?page=1
 <これもそう。↓>
 「日本人が羨ましい! パスポートが示す日本と中国の「信頼性や国力の差」・・・中国メディアの百家号・・・」
http://news.searchina.net/id/1692569?page=1
 <定番になりつつある。↓>
 「あぁ、中国高速鉄道も「新幹線のように都市の中心に駅があれば良かったのに・・・」・・・中国のQ&Aサイトの知乎・・・」
http://news.searchina.net/id/1692563?page=1
 <テーマは定番だが、モーターに着目したのは新しい。↓>
 「中国の技術業界情報サイト・OFweek・・・記事は・・・日本がロボット産業でこれほどまでの発展を実現できた理由として、ロボットの性能を左右する2つの柱であるモーターと人工知能(AI)の分野で日本が強みを持っている点を挙げ、特にロボットの動きを司るモーターに焦点を当てて解説している。
 まず、モーター分野で強い技術力を持つ企業として、5馬力モーターが創業製品である日立製作所を紹介。同社は発電所のエンジンを動かす大きなモーターから、小型のモーターまでありとあらゆるモーター製品を製造しており、ロボットの生産にあたり安定した駆動装置を提供していると伝えた。
 また、日立以外に、今や工業用ロボットの世界大手として知られる安川電機ももともとはモーター専門メーカーだったと説明。日本のロボット企業はおおむね他国企業を上回るモーター生産能力を有しているとし、強力なモーター製造能力があるからこそロボット分野において機先を制することができるのだと論じた。」
http://news.searchina.net/id/1692578?page=1
 <文学に触れた点は新しいか。↓>
 「日中のソフトパワーを比較して実感! 「日本を尊敬しないわけにはいかない」・・・中国メディアの百家号・・・」
http://news.searchina.net/id/1692565?page=1
 <出来悪。↓>
 「中国「四大名著」のなかで、どうして三国志が日本で断トツの人気なのか・・・中国のポータルサイト・百度・・・」
http://news.searchina.net/id/1692556?page=1
 <同じく。↓>
 「新型コロナ初期、どうして日本はあんなにわが国を支援してくれたのか・・・中国のポータルサイト百度・・・」
http://news.searchina.net/id/1692562?page=1
 <うわっは。↓>
 「中国高速鉄道で立って、新幹線で立たない「コイン」・・・中国ネット「意味のない比較はやめてしまえ」・・・中国のQ&Aサイトの知乎・・・」
http://news.searchina.net/id/1692554?page=1
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太田述正コラム#11524(2020.9.9)
<大津透『律令国家と隋唐文明』を読む(その6)>

→非公開