太田述正コラム#11633(2020.11.3)
<皆さんとディスカッション(続x4611)>
<太田>(ツイッターより)
感情を抑制するイギリスの国民性は、感情の赴くままにフランス革命が過激化していったのを目の当たりにして、自分達がフランス人を含む欧州人よりも感情的であったことを反省して国民性を正反対に変えた賜物だ、とさ。
http://www.bbc.com/travel/story/20201101-the-truth-about-british-stoicism?referer=https%3A%2F%2Fwww.bbc.com%2Fnews
旧イギリス人が作った感情的な米国は旧イギリスって訳ね。
「学術会議、構成見直し=任命拒否の理由明かさず―菅首相…」
https://www.msn.com/ja-jp/news/politics/%e5%ad%a6%e8%a1%93%e4%bc%9a%e8%ad%b0-%e6%a7%8b%e6%88%90%e8%a6%8b%e7%9b%b4%e3%81%97-%e4%bb%bb%e5%91%bd%e6%8b%92%e5%90%a6%e3%81%ae%e7%90%86%e7%94%b1%e6%98%8e%e3%81%8b%e3%81%95%e3%81%9a-%e8%8f%85%e9%a6%96%e7%9b%b8/ar-BB1aBB67?ocid=UE03DHP
誰も指摘しないのが不思議だが、国家公務員候補者に対し、警察が、共産党、過激派、カルト等の関係者じゃないか調べて事前排除するところ、今回、警察OBの官房副長官が会議会員候補者に同じことをやった可能性大。
<dNEfhxak>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
鬼滅の刃ぐらいしか面白そうな映画がなかったので、観てきた。
所感を述べると、命を掛けてでも守るべき大切なものがあるという(弥生性を伴った)強い人間主義を主人公側が前面に掲げているという点で、今までの少年漫画と全く違うね。
基本的に、少年漫画では主人公側の人間は死なずに人間主義的な目的を達成するし、敵側の人間でさえ極力殺さず、時には仲間にさえなる存在として描かれる。
その一方で、鬼滅の刃では、使命を達成する過程で、仲間達は次々倒れるし、敵の悲しい背景を描きつつも、殺さなければならない存在として敵を描いている。
要するに、仲間が死んででも、敵を殺してでも、達成しなければならない使命がある、ということを描いているんだよね。
すすり泣く声がたくさん聞こえたけど、なぜそういった物語に日本人の最大公約数的な人々が共感できる一方で、現実には反映できないのか、とても残念な気持ちになった。
とはいえ、そんな作品を世に送り出した吾峠呼世晴(女性)には敬意。
「<鬼滅の刃>劇場版「無限列車編」が歴代興収トップ10入り 157億円突破・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5dcfc529900581b0aa361c1ce783c9c432e1f34
<太田>
なるほど。
どうやら、私、将来とも、この映画見ないでよさそうで・・。
関連記事。↓
「韓国で「鬼滅の刃」フィーバーに「転売ヤー」ホクホク 反日不買なのに関連グッズ大高騰・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/19157582/
「『鬼滅の刃』主題歌LiSA「炎」、SMAP以来12年10ヵ月ぶりの3週連続1位に【オリコンランキング】・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/19160296/
<太田>
コロナウィルス問題。↓
<また、メタメタやんけ。↓>
「・・・死者1787人(+12人)・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55811680Z10C20A2I00000/
それでは、その他の記事の紹介です。
PS5の宣伝をしてくれてるぞー。↓
A feel for the game–Sony’s big PS5 bet is that what’s good for developers will be great for players.
https://www.washingtonpost.com/graphics/2020/video-games/ps-5-release-games-features/?itid=hp_dontmiss
大発見である。↓
「・・・親が子を運ぶのは外敵が迫るなど緊張した状況も多い。・・・抱っこして歩くと・・・おとなしく運ばれるのは、危機回避のための本能的な協力行動・・・」
https://www.yomiuri.co.jp/science/20201029-OYT1T50203/
日・文カルト問題。↓
<それでも、韓国は単に辛勝。↓>
「・・・韓国の新型コロナ・・・死者4人増・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/03/2020110380037.html
<内容は既に紹介しているが・・。↓>
「「強制徴用裏取引は外交惨事…この政権の竹槍はどこに隠れた?」・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/03/2020110380003.html
<安倍・菅に関心持ち過ぎ。↓>
「安倍氏、3度目の登板も?–持病回復…右翼の集まり主宰し政治的言動・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/03/2020110380005.html
<同じく。なお、そんなことなかろ。↓>
「「大阪都構想」再び否決、賛成した菅政権も打撃・・・」
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20201103/2230291/1/%E3%80%8C%E5%A4%A7%E9%98%AA%E9%83%BD%E6%A7%8B%E6%83%B3%E3%80%8D%E5%86%8D%E3%81%B3%E5%90%A6%E6%B1%BA%E3%80%81%E8%B3%9B%E6%88%90%E3%81%97%E3%81%9F%E8%8F%85%E6%94%BF%E6%A8%A9%E3%82%82%E6%89%93%E6%92%83
<日韓交流人士モノ。↓>
「「信じられない…」 イ・ボミ、「日本の父」の死に哀悼の意・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/02/2020110280207.html
<一応同じく。↓>
「グループTXT、日本オリコンデイリー+週間アルバムランキング1位・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/271862
<ハイ!↓>
「<日本よ、>デジタル<化>をよろしく・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/271857
日本でも同じようなことを叫ぶ著名人もいるが、米大統領選のとうしろうにそう言われてもなあ。↓
「ウォール・ストリート重鎮が熱く宣言「トランプが勝つ!」・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/19160975/
そう思うのは勝手だが、ホントのところは、米国が決めたんじゃなく、日本(杉山元)がハメたんだぜ。↓
When America decided to rule the world・・・
U.S. primacy was a “conscious decision” made by Washington elites well before World War II.・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2020/11/02/united-states-tomorrow-the-world-stephen-wertheim/
トルコのリラが暴落してるんだね。↓
Erdogan drives lira’s fast and furious collapse–Turkish president says he is fighting a war of ‘economic liberation’ as markets blast the lira down by 40% so far this year・・・
https://asiatimes.com/2020/11/erdogan-drives-liras-fast-and-furious-collapse/
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
習ちゃん、こういう類のくだらない記事を人民に提供するなよ。(インタビュー記事を載せた朝日も朝日だが・・。)↓>
「孔鉉佑駐日大使「新型コロナの共同対策を強化し、人的往来を段階的に再開」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2020/1102/c94474-9775600.html
<同じく。↓>
「米大統領選後、中米関係は多少変化するか? 孔鉉佑駐日大使の回答・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2020/1102/c94474-9775685.html
<日中交流人士モノ。↓>
「2020東京・中国映画週間のゴールドクレイン賞授賞式開催・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2020/1102/c206603-9775696.html
<ご紹介、謝謝。↓>
「第33回東京国際映画祭が新型コロナ下での開幕へ・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2020/1102/c94638-9775682.html
<ここからは、サーチナより。
定番。↓>
「中国人が日本に住んで「日本人のイメージが壊れた」と語る理由・・・中国の動画ポータルサイト・西瓜視頻・・・」
http://news.searchina.net/id/1694030?page=1
<テーマは定番だがよくまとまっている。↓>
「・・・中国メディアの経済日報はこのほど、日本の製造業の発展から中国が学べる点を紹介する記事を掲載した。
日本はなぜこれほど安定した発展を遂げてこられたのだろうか。記事は、5つの理由があると分析している。1つ目は「品質の重視」だ。高品質は企業の生命線だという信条のもと、品質重視の姿勢を貫いてきたと伝えている。
2つ目は「基礎技術とイノベーション」。日本の企業は基礎技術の研究と応用に力を入れてきたという。すぐには成果の出ない部分であり、早く儲けを出そうとしがちな中国企業の改善できる分野だろう。3つ目は「国際化」を重視して発展してきたことを挙げた。
さらに4つ目に「川上産業と川下産業が共に発展してきたこと」を挙げた。中国でも大中小の企業が協力し合い、日本のように「共に勝つ」発展を目指すべきだと伝えている。5つ目は、海外に進出しようとする日本企業への「政府や仲介業者の支援」で、これにより海外発展のリスクを軽減できていると評価している。」
http://news.searchina.net/id/1694044?page=1
<新しい。↓>
「・・・中国の動画ポータルサイト・西瓜視頻は、「夏になっても不快なニオイがする日本人はほとんどいない」と驚きとともに伝える動画を配信した。・・・」
http://news.searchina.net/id/1694035?page=1
<同じく。↓>
「中国のポータルサイト・百度に・・・「どうして日本の木造建築は1000年以上経っても木の香りが残っているのか」とする記事が掲載された。・・・
まず、木造建築は樹木の命と人の命を結びつけるものであり、宮大工たちは宗教的な敬虔さをもって建築に携わっていることを挙げた。また、寺社は神仏の住居と言える場所であり、居住者である神仏のことを思いながら建てていくという姿勢は、人間が居住する一般の住宅を建てる際にも通じるのだと伝えた。
次に、宮大工が寺社を建立する際には数百年、さらには1000年が経過しても朽ち果てることなく存在し続けるという非常に長期的な視野を持っているとした。そして、この「長い目」で見るという点はまさに現代人が忘れがちな視点であると指摘。「先人は、木を切って寺や廟を建てると同時に新たな樹木の苗を植えた。木材の耐久年数に合わせて新しい樹木が成長するというサイクルを作り、資源を絶やさないようにしてきた。長期的な発展という視点は現代にこそ非常に大きな価値を持っており、スピードに翻弄されているわれわれが学ぶべきことなのだ」と論じた。」
http://news.searchina.net/id/1694045?page=1
<これもそう。↓>
「・・・中国メディアの百家号は・・・北洋艦隊が敗れた理由を分析する記事を掲載した。
記事が指摘した理由の1つは「軍事力の違い」だ。まず、排水量3000トン以上の大型戦艦は、連合艦隊が8隻だったのに対し、北洋艦隊は鎮遠と定遠の2隻しかなかったと指摘。この2隻は排水量では日本を圧倒しており、定遠は305ミリ砲もあって恐れられていたが、この2隻頼みでは力が足りなかったと論じた。
また、「装備が悪かったこと」も大きく影響していると記事は分析。鎮遠と定遠以外は小さな戦艦で戦力にならず、この2隻も死角のない無敵というわけではないうえ、普段のメンテナンスが行き届いておらず、肝心な時に砲弾が使えないなどの問題もあったという。
さらに「指揮系統」もうまく機能していなかったようだ。これまで海軍力をあまり重視していなかった清国にとって、北洋艦隊は新興の軍事力で急いで作ったため、戦略などがうまくなかったと記事は分析。指揮系統がしっかりとしていた日本と比べ、指揮官の能力も劣っていて統制がとれておらず、しかも清国政府内でも主戦派と和睦派に分かれており、一致団結して戦うことができない状況だったと説明した。
それで記事は、北洋艦隊は軍事力で日本と差があり、天の時・地の利・人の和のいずれも優位性がなく、勝ち目はなかったのだと結んでいる。」
http://news.searchina.net/id/1694051?page=1
<新しいかも。↓>
「・・・中国メディアの騰訊はこのほど、「日本の建物は築60年でも新築同様にきれい」だと主張する一方、「中国の建物はたった5年で劣化が始まる」と題する記事を掲載した。記事によると、日本の建物がいつまでも新しい理由は3つ考えられるという。
1つ目は、日本の建物は「そもそも品質が高いこと」だ。日本では1980年頃から「100年住宅」が目標とされ、後に「200年住宅」を目指すようになったと紹介した。最初から長く住むことを想定して、高品質の建物を建築しているというわけだ。記事は、日本の住宅の質の良さは東日本大震災で証明されたと感心し、「建物の良し悪しは命に関わる」と高く評価している。
2つ目は、日本はマンションの「修繕計画があり、定期的にメンテナンスをしている」こと。どんなに質の高い建物でも、長く持たせるためには、日常の点検と計画的な修繕が不可欠だが、日本のマンションはこれらをきちんと行っていると伝えた。
3つ目は「治安が良いこと」で、治安の良い日本は中国と違ってマンションに警備員を常駐させる必要がなく、その分の費用を修繕やメンテナンスに使えると説明した。」
http://news.searchina.net/id/1694036?page=1
<同じく。↓>
「日本車が強すぎて入る余地ない! インドネシアのトラック市場・・・中国メディアの網易・・・」
http://news.searchina.net/id/1694046?page=1
<いやさ、北京でも、少なくとも軍事については、たくさんその類の雑誌あったぞ。↓>
「さすが日本・・・マニアックな「月刊誌」がおもしろい!・・・」
http://news.searchina.net/id/1694043?page=1
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休日の臨時一人題名のない音楽会です。
森昌子については、その持ち歌を取り上げたことがなかったと思うので、忘れないうちに小特集を組みました。
尾崎紀世彦のケースほどじゃないけれど、森昌子の持ち歌はどれもそれほど好きではなかったところ、尾崎の場合と同様、加齢とともに私の嗜好が変わったのか、それとも、単に、彼女が、そしてもちろん私自身も、若かった頃の時代への郷愁が募ってきたためなのか、は定かではありませんが、好きになってきましたので・・。
思い起こせば、森昌子も「寿退職」してしまい、やむを得ずしてカムバックしたけれど、昔日の輝きは取り戻せないまま、二度目の「退職」の日を迎えようとしています。
彼女もまた、戦後日本の、男性差別/女性の専業主婦化という狂気の風潮の犠牲者以外の何物でもありませんが、その最大の犠牲者は、日本の女性達のうちの才能溢れる人々がその最大限に発揮した才能を堪能する機会を奪われた、全ての戦後日本人でしょうね。
森昌子 同級生・中学3年生
https://www.youtube.com/watch?v=c_oIFSGaBb0
森昌子 孤愁人
https://www.youtube.com/watch?v=GTZhvkzZSp8
おかあさん 森昌子
https://www.youtube.com/watch?v=o7b76vy68K4
森昌子 せんせい
https://www.youtube.com/watch?v=EYnuZLPbTsE
森昌子 下町の青い空
https://www.youtube.com/watch?v=zyUgZ9MQmkg
森昌子 立待岬
https://www.youtube.com/watch?v=5RRIidcYLkY
森昌子 愛傷歌
https://www.youtube.com/watch?v=ry3JyEtkS_A
森昌子 哀しみ本線日本海
https://www.youtube.com/watch?v=UlHu2t2JzkU
森昌子 なみだの桟橋
https://www.youtube.com/watch?v=jqPpBzKYn-Q
森昌子 越冬つばめ
https://www.youtube.com/watch?v=bTUuzOu5iiw
彼女のカバー曲も改めてどうぞ。
かつて紹介したもの(音源)とかぶっていないといいのですが・・。
津軽海峡冬景色
https://www.youtube.com/watch?v=u2xTt-keO-E
二十二才の別れ
https://www.youtube.com/watch?v=s5cW4CtP9qo&list=RDs5cW4CtP9qo&start_radio=1
いい日旅立ち
https://www.youtube.com/watch?v=0kDqMrGxBjg
さざんかの宿
https://www.youtube.com/watch?v=zpaIRwnuou0
氷雨
https://www.youtube.com/watch?v=_tg255DGZAw
釜山港へ帰れ
https://www.youtube.com/watch?v=eWL3P_aS-cU
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太田述正コラム#11634(2020.11.3)
<坂井孝一『承久の乱』を読む(その24)>
→非公開