太田述正コラム#1324(2006.6.28)
<読者との対話(続々)>
1 始めに
有料講読申込者数はその後、96名まで伸びています。100名という大台が目前です。
読者との対話を続けたいと思います。
2 有料講読申し込みについて
<自衛官の読者>
太田述正様、
ぎりぎりまで検討致しましたが有料講読の申し込みをすることに決めました。
私にとっては教科書代わりに読ませて頂きましたので教材費あるいは授業料と考えれば十分に納得できる価格と思い至りました。
私も今年末で36年間の○○自衛隊生活を終えます、今後も太田様のコラムで中身の濃い勉強を続けさせて頂きたくお願い申し上げます。
<会社のメルアドで申し込まれた読者>
太田様、
諸事情により名前は伏せますが、メールアドレスより推察いただけると思います。
遅くなりましたが、有料購読の申し込みをいたします。
メーリングリストを通じてコラムを拝読させていただき3年になろとうしており、今後も有料でも購読したいという気持ちはあったのですが、思いとどまっておりました。
これまで躊躇していたのは、個人的な都合です。
本来このような購読はプライベートアドレスを用いるべきと思いますが、仕事で多忙な身では恐らくコラムはたまる一方になると思います。
会社にて休み時間を利用して読むのが、今の自分のリズムに合っているというのが実情です。
ですが、「コラム面白さや情報源としての有効性」と「会社の設備を利用しているという後ろめたさ(というか厳密には許されないかも知れない)」を天秤にかけた結果、今回の決断に踏み切った次第です。
広い意味での情報収集と自己啓発ということで自分自身を納得させました。
(もっとも、これまでメーリングリストを通じて配信されていたわけですので、会社の設備を私的に利用している という点に関しては気にし過ぎかも知れませんが。)
ですので、今後の状況ではプライベートアドレスに変更いただくよう、依頼すると思いますがそれについては対応いただきたいと思います。
(機械ではなく人手になると推測しますので少々心配しております。)
では今後とも面白いコラムを期待しております。
よろしくお願いします。
<私がご迷惑をおかけした読者>
・1回目のメール(6月21日)
太田さん、
有料購読を希望します。
太田さんの博学にはときについていけず、また考え方も違う場面に出くわしますが、ともかく第一級のメールマガジンであることは疑いがありません。
どなたかが書かれていましたが、わたしも一目をつねにおくのが宮崎正弘さんと太田さんのメールマガジンで、これが双璧です。
人間くさい愚痴もときには出しながら、このメールマガジンを続けていただきたいと思います。
・2回目のメール(6月28日)
支払方法を教えてください。あるいは参照すべきサイト等を聞かせてください。
「xx銀行」を使います。
ご連絡をいただけるものかと思っていましたが、もうじき7月になります。
それご連絡した次第。
よろしく。
<太田>
確かに、1回目のメールを読んだ記憶はあるのですが、申込者にカウントし忘れていました。
大変申し訳ありませんでした。
他にも、同じようなケースがないことを祈っています。
3 今後の掲示板の運用について(既にホームページの掲示板に掲載済み)
<古くからの友人である読者>
>ホームページの掲示板とブログの掲示板は、従来通りの運用を行っていくつもりです。有料配信分も無料配信分も、区別なく、自由にご投稿ください。(コラム#1319)
有料配信の人だけ読むコラムへの意見は無料の人には(本文を読んでいないから)何のことか分からないでしょう。掲示板の表示も全部出る人(有料)と部分的なトピックしか表示されない人(無料)に分かれるという事でしょうか。
<太田>
コラムの概要を紹介したりコラムの引用(全体の半分未満までは引用可)をつけていただく、といった形で投稿をしていただければ、無料配信の読者に分かるのではないか、と思っているのですが・・。
というか、有料購読者の方々には、ぜひこのような形で、積極的に投稿していただきたいのです。
さもないと、無料購読者は減り、新規の有料購読者も出てこないことが懸念されるからです。
4 例の裁判について
<オーナー経営者たる読者>
私は世の中の事務処理を弁護士(裁判所)マターと司法書士(法務局)マターの二つに分類して対応しており、その二つに分類するすることにより随分精神衛生上サッパリした生活を送っております。
(このことを言葉にして気付くのに10年の無駄な月日を浪費しました。)
即ち、弁護士マターの時は実態が全てで形式はどうでも良いということ。
一方、司法書士マターの時は実態はどうでも良くて、形式さえ整っていればそれが全てである、という認識です。
たったこれだけの事ですが、この認識を区別して持つことにより実生活を劇的に合理的に対応出来るようになりました。
太田さんにとっては遠の昔にご存知だったことかもしれませんが、私共夫婦にとっては多くの事が笑って過ごせるようになったのは、この二つの区別を逆手に取って世の中を渡れるようになってからです。
>裁判所といえども、結構手続き面で大らかなことがこれで分かりますね。(コラム#1321)
言うまでもありませんが、裁判は全て弁護士マターで進んで行くことを心なさって下さい。
これを明確に言葉にして認識していることによって、答弁書並びに準備書面の表現の仕方が微妙変わって来ると思います。
無駄な努力を省き、根幹に関わることに十分な陳述の努力が払われますことを期待しております。
裁判官といえども人の子で、スッキリとした筋立てと文章になびく事をくれぐれ忘れないようにして下さい。
常に、数本の裁判を平行して流している問題児より。
<太田>
貴重なお話をありがとうございました。