太田述正コラム#12282(2021.9.23)
<皆さんとディスカッション(続x4935)>

<Chase>

 今般のフランスと米英豪の対立は、大きくは、かの太田テーゼ「欧州文明 対 アングロサクソン」の文脈でとらえてよいものでしょうか?
 それとも豪原潜問題として、たまたま起きた事象ととらえるべきでしょうか?
 また、この米英豪の新しい安保枠組みはNATOのような太平洋における多国間安全保障条約の萌芽ととらえるべきでしょうか?
 ご見解をお聞かせください。
 (参考典拠)
 「【解説】 米英豪の安保枠組み、フランスにとって厳しい現実・・・」
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-58620783

<太田>

 その「参考典拠」
https://www.bbc.com/news/world-europe-58614229 ←元の英語記事
、紹介済み(コラム#12276)ですよ。
 で、ご質問に対する答えですが、まず、前提として、ANZUS
https://ja.wikipedia.org/wiki/ANZUS
が、植民地を切り離して身軽になったところの、豪州の旧宗主国の英国を加え、アジア諸国から豪州に比し相対的に離れていて、豪州に安全保障をただ乗りできることから頼りないニュージーランドを除き、再編成を行ったのがAukusであるところ、ANZUSはタテマエ上は共産主義勢力に対する安全保障のための条約であった(上掲)ものの、その実態は、日本や中共といった、アジアの諸大国に対する、アジアに近接するアングロサクソン系諸国の安全保障のためのもの・・上掲もそのことを示唆している・・であって、ANZUSの模様替えであるAukusも基本的に同じ性格のものである、というのが私の見方です。
 ですから、アジア諸国も欧州諸国も、最初から、ANZUS/Aukus条約の埒外なのであり、非戦略的な在来型潜水艦の技術供与を受けるだけであれば、アジアの大国の一つである日本から受けてもいいし、欧州の大国の一つであるフランスから受けてもいいのだけれど、戦略的な原子力潜水艦の技術供与を受けるとなると、米英からしか受けられない、というか、米英からしか受けるつもりが豪州にはない、というわけです。
 そして、このAukusには、ニュージーランドが将来加入することは考えられても・・その場合は通称も当然変わる・・、(中共に傾斜しつつある)日本ないし韓国や(イスラム国である)インドネシアや(ヒンドゥ教徒中心の国である)インド、等、(中共以外の)アジア諸大国が将来加入することは、(たとえ、これら諸国の中で積極的に手を挙げる国が出てきたとしても)ありえないでしょう。

<Chase>

ご回答ありがとうございます。
ANZUSの模様替えであるAukusととらえるべきなのですね。
 私が安易に欧州文明vsアングロサクソンの文脈を想起してしまい皮相的だったと思います。
 Aukusもファイブ・アイズ、クアッド、自由で開かれたインド太平洋戦略等の絡みで中国に対する勢力均衡の動きと感じます。
 どうもありがとうございました。

<fq2SsMBo>(「たった一人の反乱(避難所)」より)

 <NufCsIHMクン、太田さん、i7TnNw1kクン、>みんな悲観的やな。
 わいは楽天家だから、プラナリアのように身体から頭を再生させればええやろうの精神で太田コラム読んでるで。
 太田コラム=観測できてる範囲で論理的に思考したものだと思ってるけど、実際は観測できていない事柄だってあるやろ。

⇒習ちゃんとキミの健闘を祈る。(太田)

<ZDkLjzsI>(同上)

 とりあえず太田史観が戦後史までたどり着くのを祈ってる。
 そこまでいったら偉業だよ、ホントに。これから江戸期かな?

⇒次回のオフ会「講演」原稿では、まだ江戸時代に辿り着けない予感。(太田)

<B5hFO2q.>(同上)

 太田コラムって体系的にまとめられたものがないから、時々、永年の読者からしたら頓珍漢な絡みをしてくるなぁ、という人もいるけど仕方がないですよ。
 皆が皆、ベテラン読者じゃないし、途中から入ったら何のこっちゃ?と理解できないのが全く普通の正常な人。
 自分も読者の中ではニューカマーの部類になると思うし、毎日読んでいるわけでもないけど、それなりの年数の蓄積でやっと理解できてきたのが正直なところ。
 でも一度主張を理解すると、全ての世の中の事象が太田史観やコラム内の自説で説明がつくし、整合性がありすぎる、というか頭が良すぎる。
 歴史を一つ一つの悲しい事件で視ないで、本当に長いスパンでの人類の幸福、社会の平和に何が良いのか?貢献しているのか?という視点で正論過ぎるから逆にこれは絶対に世に認められないだろうなぁと絶望してしまう。

<EwJC91FM>(同上)

 太田コラムは日々アップデートされてるものだから、観察が深化して昔と今では結論部分が180度異なる場合も多々ある。
 例としてあげれば、海軍(山本五十六)賛美、女性差別、最近の昭和天皇の評価なんかだな。

⇒海軍(山本五十六)賛美・・自分じゃ一貫してディスってきたと思ってたけど、そうなの?
 女性差別・・こりゃその通り。
 最近の昭和天皇の評価・・まだ公開してないんで、キミ、有料読者だな。
 中共/毛沢東、を挙げなくっちゃ。(太田)

 コラムをまとめようにも、アップデートされたことを把握しつつ行わなければならないところ、余程読み込まないといけないのに、その量自体も膨大で収拾がつかなくなってる。
 今更ながら言うけど、最低限、コラムをシリーズ毎にまとめて、一覧表示できるようにすべきだった。
 (微妙にカテゴリー分けされてるものもあるけど、十数年以上前の記事で、更新止まってる)
 新規に入ってきて、興味を持った読者がいたとしても、その検索性が皆無のブログに当惑してること間違いなしだと思ってる。
 ずっと読んで来た人は、コラム名からグーグル先生で検索してるんだと思うけどさ。

<太田>

 コロナウィルス「問題」。↓

 <まいったね。↓>
 「・・・死者は54人増えて計1万7336人となった。・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL250V00V21C20A1000000/
 <ヒアヒア。↓>
 Moderna vs. Pfizer: Both Knockouts, but One Seems to Have the Edge–A series of studies found that the Moderna vaccine seemed to be more protective as the months passed than the Pfizer-BioNTech vaccine. Here’s why.・・・
https://www.nytimes.com/2021/09/22/health/covid-moderna-pfizer-vaccines.html

 自民党総裁選。↓

 <オンナをあげた・・あげすぎた?・・高市候補。↓>
 「高市早苗氏は過去に「肉食系」発言も「選挙中にいい男を掴んだ」・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/20908425/
 <新潮も、河野ぼんぼんネガキャンペーンを始めたな。↓>
 「河野太郎は永田町に友達がいない? スタンドプレーに党重鎮から苦言、防衛大臣時代の失態とは・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/20912177/

 脳死日本。↓

 「「日本の賃金は米国の6割」韓国にも抜かれた日本の凋落・・・」
https://diamond.jp/articles/-/282795?utm_source=daily_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20210923

 とかなんとか言っちゃってー。
 それにしても、TPP、引く手あまただね。(後出も参照。)↓

 「台湾の加入申請「歓迎」=茂木氏、米には復帰促す・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/politics/%e5%8f%b0%e6%b9%be%e3%81%ae%ef%bd%94%ef%bd%90%ef%bd%90%e5%8a%a0%e5%85%a5%e7%94%b3%e8%ab%8b-%e6%ad%93%e8%bf%8e-%e8%8c%82%e6%9c%a8%e6%b0%8f-%e7%b1%b3%e3%81%ab%e3%81%af%e5%be%a9%e5%b8%b0%e4%bf%83%e3%81%99/ar-AAOISds?ocid=UE03DHP

 こういう啓蒙活動は必要。↓

 「利用件数さえも非公表」11カ国が無料で使える”国連軍基地”という場所が日本にはある ・・・」
https://president.jp/articles/-/50051?cx_referrertype=mail&utm_source=presidentnews&utm_medium=email&utm_campaign=dailymail

 こんな埋め草記事、アホくさいぞ。↓

 A Japanese man threatened a ‘bloodbath’ at a vaccination site. He sent his warning via fax.–Fax machines are still used in Japan — even for issuing death threats. ・・・
https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/japan-fax-machines-covid-vaccination/2021/09/22/22d4b26c-1b4a-11ec-bea8-308ea134594f_story.html

 走行距離、50㎞希望。↓

 「ドン・キホーテは9月22日、「情熱価格」ブランドから20型電動アシスト折りたたみ自転車「EVA PLUS mini(エヴァ プラス ミニ)」を発表した。9月25日に発売する。価格は65,780円。・・・
 約4.5時間の充電で最大約33kmの走行が可能。・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/20907573/

 江戸時代を扱う時には重秀も取り上げなくっちゃ。↓

 「・・・貨幣改鋳は財政政策であり、金融政策でもあった。改鋳に伴う差益によって幕府財政を改善させると同時に、流通貨幣量を増やすことで物価低下圧力を緩和し、物価上昇を喚起させる金融政策としての効果もあった。そして、この改鋳が原因となり元禄バブルにつながるハイパーインフレを引き起こしたとの説もある。
 だが、最近の研究では、今回の流通貨幣量増加のインフレ圧力は限定的であったとする説が有力である。むしろ緩やかなインフレが経済全体を浮揚させたという見方もある。つまり、元禄小判の改鋳それ自体はバブルの引き金にはならず、新井白石が糾弾するほどの悪手の施策ではなかったということだ。
 <荻原>重秀の改鋳は、貨幣の名目的な価値の追求という点で画期的であった。重秀と同じ時代に生きた儒学者である太宰春台(1680~1747年)の著作とされる「三王外記」によると、重秀は「貨幣は国家が造る所、瓦礫(がれき)をもってこれに代えるといえども、まさに行うべし」と語ったという。つまり、国家が発行する貨幣は、瓦礫のようにその実物価値がなかったとしても、名目的な価値を有するという見解だ。
 通貨発行体に対する信用・信頼に依拠し、その名目的価値が付与される。これは、1971年の「金本位制」の終焉以降の通貨への考え方と意を同じくするものと捉えられる。江戸時代にこうした先駆的な考察を持っていたとしたら驚きである。・・・」
https://business.nikkei.com/atcl/plus/00008/091700003/?n_cid=nbpnb_mled_mre

 日・文カルト問題。↓

 <勝手にどうぞ。↓>
 「日本に追い付くために作った1970-80年代のカリキュラムで21世紀の工学徒を指導する韓国の大学・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/09/17/2021091780134.html
 <同じく。↓>
 「米国で日本の蛮行暴露した独立活動家…文大統領が海外で初の勲章授与・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/283197
 <こういう日本記事は歓迎。↓>
 「107歳の双子姉妹、「長寿双子」としてギネス認定・・・」
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20210923/2937940/1
 <「妄言」という言葉の多用も止めなさい!↓>
 「安倍ガールズ、仮面夫婦、妄言…彼女が日本初の女性首相を目指す・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/283191

 豪原潜問題。↓

 <アホな豪国民。↓>
 「・・・新型コロナウイルスの発生源を独立した機関によって調査するべきだとし、これに怒った中国は対豪輸入制裁措置に踏み切った・・・オーストラリア国民は、経済通商関係があるために中国の横暴さには目をつぶってきたが、ここにきて『中国の脅威』にはやはり米国や同盟国に頼るべきだと考えだした・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e7%aa%81%e7%84%b6%e9%99%8d%e3%81%a3%e3%81%a6%e6%b9%a7%e3%81%84%e3%81%9f%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%aa%e3%82%a2%e5%8e%9f%e6%bd%9c%e4%bf%9d%e6%9c%89%e3%81%ae%e8%88%9e%e5%8f%b0%e8%a3%8f/ar-AAOIxfL?ocid=UE03DHP
 <仏原潜から米英原潜に切り換えたと思い込んでる日本の「評論家」が散見されるが間違いだぞ。↓>
 ・・・The project stunned and enraged China, not to mention France, whose technologically inadequate, diesel-powered submarines were rejected by Australia. ・・・
 <それはそれとして、ボルトン、相変わらずボケとるね。↓>
 Edmund Burke remarked: “Please God, I will walk with caution, whenever I am not able clearly to see the way before me.” aukus shows how to advance with both caution and confidence.・・・
https://www.google.com/url?q=https://www.economist.com/by-invitation/2021/09/22/john-bolton-on-how-a-new-era-of-american-alliances-is-under-way&sa=U&ved=2ahUKEwiH4ZqXoJTzAhUhLqYKHcTvCB4QFnoECAYQAg&usg=AOvVaw3FZ7efc7YdafUzKMw63usR
 <正しくはこういうこと。なお、引用後段は、豪原潜が就役する2030年代の戦略環境が現状のままであるはずがないので断定はダメ。↓>
 「・・・もともと 豪州は2016年、「コリンズ」級潜水艦6隻(スウェーデン設計、国内建造)の後継に、仏の「バラクーダ」級原子力潜水艦をディーゼル・電池式に変えた仏提案の「アタック」級潜水艦の採用を決め、12隻を国内で組み立て、建造する計画だった。日本もリチウム電池を積む最新鋭の「そうりゅう」を提案したが仏に敗れた。・・・
 豪州が原子力潜水艦8隻を2030年代に就役させても、中国の戦略環境が大きく変わるわけではない。
 米海軍は弾道ミサイル原潜14隻、対艦船用の原潜51隻を持ち、対潜哨戒機は100機以上で、潜水艦を探知する技術が極めて高い。一方、中国は弾道ミサイル原潜6隻、対艦船用原潜6隻で、対潜水艦能力は低いから、豪州の原潜6隻が米国側にいてもいなくても中国海軍の劣勢という大勢には影響しない。」
https://diamond.jp/articles/-/282823?utm_source=daily_dol&utm_medium=email&utm_campaign=20210923
 <でも、とりあえず、英米とフランスとの間の関係修復はなったみたい。↓>
 Aukus pact: France and US seek to mend rift・・・
https://www.bbc.com/news/world-europe-58659627
 <というわけで、フランスに対して本件でフランス語でけむに巻くジョンソン。↓>
 ・・・prenez un grip about this and donnez-moi un break・・・
 <それにしても、こうきたか。↓>
 Government sources have suggested the UK could bid to join the US-Mexico-Canada trade deal・・・
https://www.theguardian.com/world/2021/sep/22/aukus-row-boris-johnson-tells-france-donnez-moi-un-break
 <フランス人は、こういう言い返し方しかできなさそ。↓>
 ・・・The Anglosphere has a colorful expression for this illusion: punching above one’s weight. Tellingly, it does not translate easily into French.
https://www.nytimes.com/2021/09/22/opinion/france-us-china-submarines.html

 「こうきた」ことについては、こういう事情があるのなら分からないでもないが・・。↓

 Can Boris Johnson expect UK-US trade deal to go ahead?–His closeness to Trump has not helped and if agreement were struck by 2024 it would be considered rapid progress・・・
https://www.theguardian.com/politics/2021/sep/22/can-boris-johnson-expect-a-uk-us-trade-deal-to-go-ahead

 それにしても、英国、気が多過ぎるでー。↓

 「茂木外相、英外相とTPP加入交渉で意見交換・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e8%8c%82%e6%9c%a8%e5%a4%96%e7%9b%b8%e3%80%81%e8%8b%b1%e5%a4%96%e7%9b%b8%e3%81%a8tpp%e5%8a%a0%e5%85%a5%e4%ba%a4%e6%b8%89%e3%81%a7%e6%84%8f%e8%a6%8b%e4%ba%a4%e6%8f%9b/ar-AAOIWwM?ocid=UE03DHP

 バイデン外交の評価が千々に乱れてるね。
 (トランプと同じじゃん、という、私が全く評価してないザカリアのワシントンポスト・コラム・・紹介しなかった・・を鵜呑みにしてるおぼこい日本の評論家もいるけどな。)↓

 Biden’s foreign policy: Too leftist or too Trumpist?・・・
 Fareed Zakaria, writing in the Washington Post, asked, “Is Biden normalizing Trump’s foreign policy?” Michael Rubin, writing in the Washington Examiner, asked, “Is Biden’s Foreign Policy Really Different from that of Bernie Sanders?”・・・
 ・・・the reality <is> that presidents do not have the free hand in foreign policy everyone pretends they do.・・・
https://www.latimes.com/opinion/story/2021-09-21/joe-biden-foreign-policy-donald-trump-bernie-sanders

 いずれにせよ、英米はこういう発想から早く脱却しなくっちゃあ。
 意思の問題じゃなく、能力の問題だってのに。↓

 Is China stepping up its ambition to supplant US as top superpower?・・・
https://www.theguardian.com/world/2021/sep/22/is-china-accelerating-plan-supplant-us-top-superpower

 アフガニスタン問題。↓
 <特集、めでたく終了。>

 おもしろーい。↓

 「・・・ヨルダンの死海のほとりにある遺跡「タル・エル・ハマム」でおよそ3600年前に隕石が空中で大規模爆発を起こした痕跡が発見されたということです。 爆発に伴う熱風により町は破壊され、自然では考えられない温度で溶けた陶器片などが見つかったということです。 研究チームは、隕石による災害が語り継がれて旧約聖書の「創世記」にある神の怒りにより天から降ってきた火で滅ぼされた町、ソドムとゴモラの記述につながった可能性があるとしています。」
https://www.msn.com/ja-jp/video/news/%e7%a5%9e%e3%81%ae%e6%80%92%e3%82%8a%e3%81%a7%e6%bb%85%e4%ba%a1%e3%81%ae%e7%94%ba%e3%81%8b-%e3%83%a8%e3%83%ab%e3%83%80%e3%83%b3%e3%81%ae%e9%81%ba%e8%b7%a1%e3%81%a7%e9%9a%95%e7%9f%b3%e3%81%ae%e7%97%95%e8%b7%a1/vi-AAOIHCv?ocid=UE03DHP

 メルケル後のドイツについての英エコノミスト誌の小特集より。↓

 ・・・“Germany’s economic success was more luck than policy,” says Marcel Fratzscher, who leads the German Institute for Economic Research (diw) in Berlin. Conditions were propitious. China’s accession to the World Trade Organisation in 2001 opened a vast market for mighty German exporters. The eu’s eastward expansion a few years later created a pool of cheap labour and extended supply chains, and a source of skilled, working-age immigrants. Controversial labour-market reforms pushed by Gerhard Schröder, Mrs Merkel’s predecessor, kept unemployment down. American power has held the peace that was a condition for German trading success. ・・・
https://www.economist.com/special-report/2021/09/20/after-merkel
 <こりゃ米国と同じだな。↓>
 ・・・There is a near-consensus that the next government must do more to satisfy vast public-investment needs. ・・・
https://www.economist.com/special-report/2021/09/20/the-urgent-need-for-greater-public-investment
 <こりゃ日本と同じだな。↓>
 A troubled road lies ahead for German carmakers・・・
https://www.economist.com/special-report/2021/09/20/a-troubled-road-lies-ahead
 <イタリアはもっとひどいようだが、これも日本と同じだな。↓>
 Parts of Germany are desperate for more people–Coping with ageing and shrinking populations is hardest in the east・・・
https://www.economist.com/special-report/2021/09/20/parts-of-the-country-are-desperate-for-more-people
 <リーダーにふさわしい政治家が見当たらないのも日本と同じだな。↓>
 The European Union will badly miss Angela Merkel–There is no obvious replacement for the chancellor・・・
https://www.economist.com/special-report/2021/09/20/the-european-union-will-badly-miss-angela-merkel
 <そりゃ、メルケル時代が長かったんで当たり前じゃん。↓>
 The attitudes of Germany’s young–New German voters have no memory of life before Mrs Merkel・・・
https://www.economist.com/special-report/2021/09/20/the-youngs-attitudes
 <日本は脳死しちまったんだ無理だけど、ドイツは可能性が皆無じゃあないなあ。↓>
 The world needs a more active Germany–A passive (and pacifist) country considers a more active role・・・
https://www.economist.com/special-report/2021/09/20/the-world-needs-a-more-active-germany
 <国民が改革を望んでない、で終わりだろ。↓>
 Germany needs a reforming government–Unfortunately, it may not get one・・・
https://www.economist.com/special-report/2021/09/20/germany-needs-a-reforming-government

 中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓

 <英語媒体より。↓
 いや、日本文明総体継受スピードを上げただけよ。↓>
 ・・・Xi Jinping is leading a way back to socialism・・・
 Under this banner, targeting tax evasion by the wealthy makes more sense, as do moves to make education more equitable by banning private tutoring companies. The ongoing crackdown on the country’s tech giants can also be seen as part of the plan.・・・
https://www.bbc.com/news/business-58579831
 <これについては、イエス&ノーだな。。↓>
 Opinion: Xi Jinping’s disturbing Maoist turn・・・
https://www.washingtonpost.com/opinions/2021/09/21/xi-jinpings-disturbing-maoist-turn/
 <ここからは、サーチナより。
 新しい。↓>
 「中国サッカーの「帰化政策」、日本の経験と同列に語ってはいけない・・・中国サッカーの「帰化政策」、日本の経験と同列に語ってはいけない・・・中国のポータルサイト・網易・・・」
http://news.searchina.net/id/1702276?page=1
 <同じく。↓>
 「・・・「恒大ショック」は日本のネット上でも取り沙汰されており、特に、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が資産運用の一部として恒大集団の株式と債券を購入していたとの情報に、一部のネットユーザーが驚きを示すとともに「年金がなくなってしまうのではないか」と焦る様子を見せたと伝えた。・・・中国のポータルサイト・百度・・・」
http://news.searchina.net/id/1702277?page=1
 <これもそう。(よしよし。)↓>
 「日韓が文化を輸出してくる! 中国ネット民「それでも自国文化の保護は不要」・・・中国のQ&Aサイト・知乎・・・」
http://news.searchina.net/id/1702278?page=1
 <これもまたそう。↓>
 「・・・19世紀・・・の日本でアヘンが流通しなかった要因の1つとして「徳川幕府がアヘンに対して厳しい態度を取った」ことを挙げ、日本はアヘンによって国力が衰退していく清の姿をよく見ていたと指摘。これは徳川幕府が米国と結んだ日米修好通商条約で「アヘンの輸入禁止」が明示されていたことからも見て取れると紹介したほか、日本がアヘンの使用も厳しく取り締まった結果、アヘン中毒者であふれていた清と違って、18世紀末の日本にはアヘン使用者はほとんどいなかったと指摘した。
 また、当時の日本人が「侵略には屈服しない態度」を明確に示したことも、日本でアヘンが流通しなかった要因の1つだと主張し、その象徴的な事件として「薩英戦争」を取り上げた。当時の英国は薩英戦争を通して「日本人は簡単には屈服しないことを知り、日本人に対する見方を変えると同時に、日本に対する強硬路線を改め、アヘンを流通させるようなこともしなかったのだ」と指摘した。・・・中国メディアの快資訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1702285?page=1
 <これもまたまたそう。↓>
 「中国文化が危機に? 日韓に伝わって「由来が曖昧に」・・・中秋節・・・「翡翠(ヒスイ)」を好む文化・・・中国メディアの百家号・・・」
http://news.searchina.net/id/1702286?page=1
 <これもまたX3そう。(あったりまえだろ。)↓>
 「日韓を見ればわかる「国の国際的地位」は国土面積と比例しない・・・中国メディアの網易・・・」
http://news.searchina.net/id/1702289?page=1
 <新しいかも。↓>
 「・・・中国メディアの新浪・・・記事は、匠の精神と日本人の性格は密接に関連しているとし、その重要な要素の1つが「日本人の真面目な性格」だと主張。魯迅も日本人の最大の長所として「真面目さ」を挙げていると記事は指摘している。日本人の真面目な性格はあらゆるところに体現されており、例えば日本の大学で中国語を教えている中国人教授によると、日本人学生に「週末に何をしたか」と尋ねると、手帳を開いて確認し、辞書で調べてから中国語で答えるそうで、決して適当には答えないという。
 別の見方として、匠の精神は「勤労の精神」から来ているとの意見があると伝えた。日本人の勤勉さは他国とは違って我を忘れて労働にすべてを捧げるほどで、農作業においても完璧さを追求する傾向があると指摘している。これは、販売する農産物の形や大きさ、色をそろえることからもよく分かるという。
 さらに、「日本の等級制度と固定化」が匠の精神を育んだとの見方もあるという。江戸時代の身分制度と世襲制度ゆえに、一生かけて自分の仕事を磨き上げる習慣ができたと分析した。このような固定化した社会の方が「安心」するので日本人は固定化を好むとしている。
 しかし記事は、匠の精神は良い面もあるがマイナス面もあって日本の製造業の足を引っ張っている点もあると指摘した。それは、匠の精神に過度に依存したため、製品の標準化や共通化をおろそかにし、低コストでの量産が不足していることと、企業の製品に対する要求が高すぎて市場を無視するのでコスト高となり、市場の変化について行けなくなったことだと論じた。」

http://news.searchina.net/id/1702295?page=1

 休日の臨時一人題名のない音楽会です。
 ショパンの曲のジャズ編曲集です。

Fantaisie Impromptu- Jazz Version 3.53分 編曲・ピアノ:Pierre-Yves Plat
https://www.youtube.com/watch?v=LBIqHmIWfWM

Valse No.7 Op.64-2 in Jazz 5.47分 編曲・ピアノ:小曽根真
https://www.youtube.com/watch?v=9AtGryNw1cg

幻想即興曲ソロピアノジャズアレンジ 3.32分 編曲・ピアノ:Jacob Koller
https://www.youtube.com/watch?v=t4kVh9WFt2E

Nocturne in E flat major op.9 nr 2 JAZZ 8.37分 アンサンブル:Andrzej Jagodzinski Trio
https://www.youtube.com/watch?v=nJKTdwgXsNc

Preludium e-moll Op..28 nr 4 in Jazz 8.01分 トランペット:Tomasz Stańko ピアノ:小曽根真
https://www.youtube.com/watch?v=JeLzFi1Dmmk

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太田述正コラム#12283(2021.9.23)
<平川新『戦国日本と大航海時代–秀吉・家康・政宗の外交戦略』覚書(補遺)(その1)>

→非公開