太田述正コラム#12426(2021.12.4)
<皆さんとディスカッション(続x5007)>
<愛読者>
≫確かに、超過死亡が発生してるんですね。(中略)まあ、これも、全コロナ期間で見なけりゃいけないのかもしれませんが・・。≪(コラム#12424。太田)
脳死政府と脳死省庁とマスコミ報道などを傍観している私にも次のような疑問がわいてくる気持ちが理解できるのです。
「厚生労働省 (mhlw.go.jp)<新型コロナワクチンQ&A>・・・
新型コロナワクチンの接種が原因で多くの方が亡くなっているというのは本当ですか。・・・」
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0081.html
<zJuM4Ptv>
岩倉具視の実父の堀河康親は、卜部姓の萩原家の出身で、萩原家は「豊国神社の…社家として…創設された家」なんですね。
意外なところで岩倉具視と豊臣秀吉の結び付きがありました。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%90%A9%E5%8E%9F%E5%AE%B6
↓には萩原家の祖が取り立てられた経緯が典拠付きで書かれています。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E5%9B%BD%E7%A5%9E%E7%A4%BE_(%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%B8%82)#
<太田>
なるほど。
次のシリーズは、実は、三条実美シリーズ、その次は、実に実に、岩倉具視シリーズ、を予定していたところです。
<太田>
コロナウィルス「問題」。↓
<退屈なのはいいことだ。↓>
「・・・死者は1人増えて計1万8361人となった。・・・」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL250V00V21C20A1000000/
それでは、その他の記事の紹介です。
ドスコイ問題。↓
<小出し、後手で声を挙げたフリする小市民達、もとい、共犯者達。↓>
「・・・逮捕された日本大学前理事長の田中英壽容疑者は1日、理事長を辞任する意向を大学側に伝え、理事会はこれを受け入れる決定をしていました。
しかし、関係者によりますと、3日午後、開催された理事会で田中容疑者について理事長職の辞任ではなく、解任を求める提案が出され、これが可決され、解任が決定したということです。・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/21294639/
<同じく。↓>
「・・・田中容疑者が東京地検特捜部に逮捕された翌日の11月30日、「黙っていてはダメだ」と1年生数人で話し合い「日本大学に運営体質改善を求める」署名集めを始めた。・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/146498
<リフォームって、ひょっとして現金の隠し場所を作るため?↓>
「・・・東京地検特捜部と東京国税局が2日に行った家宅捜索で、田中前理事長の妻が経営するちゃんこ料理店の従業員の自宅から、現金2000万円以上が見つかったことが関係者への取材で判明した。日大本部の理事長室からも数百万円が見つかったという。9月以降、計3回の捜索で見つかった現金は2億数千万円に上る見込みとなった。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%81%a1%e3%82%83%e3%82%93%e3%81%93%e5%b1%8b%e5%be%93%e6%a5%ad%e5%93%a1%e5%ae%85%e3%81%ab2000%e4%b8%87%e5%86%86-%e5%88%86%e6%95%a3%e3%81%97%e9%9a%a0%e3%81%97%e3%81%9f%e3%81%8b-%e6%97%a5%e5%a4%a7%e5%89%8d%e7%90%86%e4%ba%8b%e9%95%b7/ar-AARqzTh?ocid=UE03DHP
<それだけじゃ足りなかったみたい。↓>
「日大前理事長”脱税”理事長室に約7千万円・・・」
https://www.news24.jp/articles/2021/12/04/07986438.html
<こういうことだけだったら、もうチョイ、「スマート」だったんだけどな。↓>
「日大・田中前理事長 “無償”でリフォームか 建設会社に井ノ口元理事が指示・要求・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%97%a5%e5%a4%a7%ef%bd%a5%e7%94%b0%e4%b8%ad%e5%89%8d%e7%90%86%e4%ba%8b%e9%95%b7-%e2%80%9c%e7%84%a1%e5%84%9f%e2%80%9d%e3%81%a7%e3%83%aa%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%a0%e3%81%8b-%e5%bb%ba%e8%a8%ad%e4%bc%9a%e7%a4%be%e3%81%ab%e4%ba%95%e3%83%8e%e5%8f%a3%e5%85%83%e7%90%86%e4%ba%8b%e3%81%8c%e6%8c%87%e7%a4%ba%e3%83%bb%e8%a6%81%e6%b1%82/ar-AARpGhh?ocid=UE03DHP
ちゃう。複数政党存立の基盤が(「健全」であるところの)日本にはないことが有権者にはうすうす分かってるからさ。↓
「・・・人の想像力、判断力には限界がある。野党が与党案に対し批判したり疑問を示すことによって、人々の想像力が喚起され、広い視野から政策や政治姿勢の妥当性を判断することができる。
しかし、その考えは今や通用しないようだ。モリ・カケ・サクラ疑惑などで国民はウンザリしているのに、「野党」への支持は一向に広がっていかない。逆に、疑惑を追及すればするほど、野党嫌いが加速する。野党がだらしないから自民党の支持率が落ちないとよく言われるが、むしろ与党に対峙しようとする野党のがんばりが裏目に出ているのだ。・・・
「コミュ障」。もちろん、コミュニケーション障害を略した言葉である。本来、他人との意思疎通が上手にできない人のことを指すが、なぜ、野党の振る舞いに、そんなレッテルがはられるのか。・・・
この文脈でのコミュニケーション能力、すなわち「コミュ力」は、与党的であれば高く、野党的であれば低いということになる。・・・」
https://www.mag2.com/p/news/520362?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000003_fri&utm_campaign=mag_9999_1203&trflg=1
ちゃう、日本の国民大半が(縄文モードの深化に伴い)経済成長より「停滞」を望んだからさ。↓
「日本経済が成長しなくなった、あまりにも「残念」な理由・・・
クレディセゾン主任研究員の島倉原氏が作成した図がある。OECD33ヵ国と中国について、1997年から2015年の間の財政支出の伸び率と名目GDP成長率の相関をとったものである。
見て明らかな通り、極めて高い相関がある。そして、財政支出の伸び率が最も低く、GDP成長率も最低水準にあるのが、日本である。
過去20年の間、どの国よりも財政支出を抑制し続け、そしてどの国よりも成長しなかった国、それが日本なのだ。・・・
<そして、>2010年代のアメリカでは経済政策の考え方に大転換が起き、これらの言説は「古い見解」と見なされるようになり、「積極財政こそが経済成長を生み出す」という「新しい見解」が主流となった。そして、バイデン政権による画期的な大規模財政出動が現実のものとなったのだ。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/money/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e7%b5%8c%e6%b8%88%e3%81%8c%e6%88%90%e9%95%b7%e3%81%97%e3%81%aa%e3%81%8f%e3%81%aa%e3%81%a3%e3%81%9f-%e3%81%82%e3%81%be%e3%82%8a%e3%81%ab%e3%82%82-%e6%ae%8b%e5%bf%b5-%e3%81%aa%e7%90%86%e7%94%b1/ar-AARrAQf?ocid=UE03DHP
日・文カルト問題。↓
<何妙法蓮華経。↓>
「・・・新型コロナ感染による死者数は70人となった。これまで過去最多は先月28日の56人だった。死者数は累計3809人・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/285396
<日本じゃ誰もそんなこと言ってないぞー。↓>
「自国民の入国も阻止した岸田首相、一日で撤回–反発高まるや入国許可へ…「首相官邸の統治能力に疑問符」と批判・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/12/04/2021120480006.html
<報道価値なし。↓>
「米、韓国の為替操作「監視対象国」維持…日本・中国など計12カ国指定・・・」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/12/04/2021120480004.html
<同じく。↓>
「福島汚染水放出、先送りか…日本原子力委、2023年春の放出「苦しい」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/285383
<こりゃ客観報道故OK。↓>
「韓日が福島汚染水会議…韓国政府「海洋放出前提の報告書は遺憾」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/285393
<何が言いたいの?↓>
「韓日米、鮮度が落ちた対北政策を繰り返す理由・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/285390
要するに、インドにいても浮かばれないんで、その最優秀の人々が米国に脱出し続けてて、そのインドの人口がバカ多いからってことね。↓
Parag Agrawal, who was appointed this week as Twitter’s CEO, has joined at least a dozen other Indian-born techies in the corner offices of the world’s most influential Silicon Valley companies.・・・
・・・Why Indian-born CEOs dominate Silicon Valley・・・
In the wake of the civil rights movement, national-origin quotas were replaced by those that gave preference to skills and family unification. Soon after, highly-educated Indians – scientists, engineers and doctors at first, and then, overwhelmingly, software programmers – began to arrive in the US.
This cohort of Indian immigrants did not “resemble any other immigrant group from any other nation”, the authors say. They were “triply selected” – not only were they among the upper-caste privileged Indians who could afford to go to a reputed college, but they also belonged to a smaller sliver that could finance a masters in the US, which many of Silicon Valley’s CEOs possess. And finally, the visa system further narrowed it down to those with specific skills – often in science, technology, engineering and maths or STEM as the preferred category is known – that meet the US’s “high-end labour market needs”.
”This is the cream of the crop and they are joining companies where the best rise to the top,” says technology entrepreneur and academic Vivek Wadhwa. “The networks they have built [in Silicon Valley] have also given them an advantage – the idea was that they would help each other.”
Mr Wadhwa adds that many of the India-born CEOs have also worked their way up the company ladder – and this, he believes, gives them a sense of humility that distinguishes them from many founder-CEOs who have been accused of being arrogant and entitled in their vision and management.・・・
https://www.bbc.com/news/world-asia-india-59457015
そりゃ、米国が病的社会であることが、米国の相対的衰退でもって顕在化してきたってことだろ。↓
・・・In the 12-month period that ended in April, as the pandemic enveloped the country, more than 100,000 Americans died of overdoses, surpassing the number of people who died from car crashes and guns combined. The figure marks not only a record high but also a nearly 30 percent increase from the same period last year.・・・
https://www.nytimes.com/2021/12/02/opinion/drug-overdose-prevention.html
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<台北タイムスより。
欧米でも日本でも殆ど報じられてないねえ。↓>
Lithuania urges joint action on customs ban–NO ENTRY: The refusal to process Lithuanian goods at Chinese ports・・・
https://www.taipeitimes.com/News/front/archives/2021/12/04/2003768979
<BBCより。ふむふむ。↓>
Steve Simon: Who is the WTA boss taking on China?・・・
https://www.bbc.com/sport/tennis/59497748
<ここからは、サーチナより。
定番。↓>
「中国では普通のことでも、「日本では決して普通じゃないこと」・・・」
http://news.searchina.net/id/1703980?page=1
<同じく。↓>
「これが日本の・・・住宅・・・なのか! 「数十年程度では倒壊しない」理由・・・中国の動画サイト・西瓜視頻・・・」
http://news.searchina.net/id/1703982?page=1
<定番になりつつある。↓>
「・・・中国メディアの網易・・・記事は・・・海上自衛隊の装備がいかに充実しているかを伝えた。・・・」
http://news.searchina.net/id/1703972?page=1
<ショベルカーの登場は新しい。↓>
「中国車は今でも日本メーカーから提供を受けたエンジンを搭載しているケースが多いというが、それはショベルカーも同じだという。・・・
・・・中国メディアの網易・・・記事は・・・そのうえ、ショベルカーにはほかの製品とは違う特殊性もあると指摘している。ショベルカーは、寿命が年数ではなく使用時間に比例するという特徴があるそうだ。一般に、毎日10時間稼働した場合おおむね1年程度で寿命が来ると伝え、どんなに最先端の技術を取り入れても使用時間が来れば寿命になるとした。
エンジンなどの心臓部に日本製を使うようになった中国製のショベルカーは、品質が格段に向上したという。」
http://news.searchina.net/id/1703973?page=1
<新しい事例の紹介も多い。↓>
「まさかこんな意味だとは! 中国人が驚く日本語の「単語」・・・中国メディアの騰訊・・・」
http://news.searchina.net/id/1703978?page=1
<さよで。↓>
「中国のポータルサイト・百度に・・・国際的なコンサルティング企業が発表した世界の都市実力ランキングで中国の都市が3つトップ10に入ったとする記事が掲載された。・・・」
http://news.searchina.net/id/1703979?page=1
<物好きだねえ。↓>
「・・・中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、ニュージーランドにある「日本文化が好きな西洋人の家」を紹介する動画を配信した。・・・」
http://news.searchina.net/id/1703981?page=1
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一人題名のない音楽会です。
殆ど知る人がいない作曲家による、佳品の38回目です。
Nikita Bogoslovsky(注a) 2 Tangos “For three years I dreamed of you” & “Male conversation” 4.17分
https://www.youtube.com/watch?v=jMgc_NIAwks
(注a)Nikita Vladimirovich Bogoslovsky(1913~2004年)。ソ連とロシアの作曲家、指揮者。映画主題歌Dark Is the Nightの作曲者として有名。
https://en.wikipedia.org/wiki/Nikita_Bogoslovsky
Louis M. Gottschalk(コラム#12145) Souvenirs d´Andalousie for Piano Op. 22 (1851) 3.54分
https://www.youtube.com/watch?v=MUuwqHBBu6s
Vasily Andreev(注b) Waltz “L’Orchidée” 3.19分
https://www.youtube.com/watch?v=WH8zEv7J5xA
(注b)ワシーリー・ワシーリエヴィチ・アンドレーエフ(1861~1918年)。「ロシアの民族楽器演奏家、指揮者、作曲家。バラライカをはじめとするロシアの民族楽器を復元・改良し、バラライカ・アンサンブルやロシア民族楽器オーケストラの活動を通じてこれらの楽器とロシア民謡の普及に努めた。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%95
Anatoly Lyadov(注c) Sarabande & Fuga for String Quartet (1899) 6.13分
https://www.youtube.com/watch?v=3-eGLiBYPLM
(注c)アナトーリィ・コンスタンティーノヴィチ・リャードフ(1855~1914年)。「ロシアの作曲家、音楽教師、指揮者。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%95
Józef Nowakowski(注d) Chant sans paroles, Op.65 6.36分
https://www.youtube.com/watch?v=bPLFoIPA7Cg
(注d)ユゼフ・ノヴァコフスキ(1800~1865年)。ポーランドの作曲家、ピアニスト、音楽教育家。
https://www.konkursmuzykipolskiej.pl/kompozytor/56-jozef-nowakowski#:~:text=
Pavel Aedonitsky(注e) Tango “Silver Weddings” 2.09分
https://www.youtube.com/watch?v=rnTDvcG36Ro
(注e)1922~2003年。ソ連とロシアの大衆作曲家。
http://composers-classical-music.com/a/AedonitskyPavelKuzmich.htm
オマケ。
Joe Hisaishi(注f) la pioggia 5.15分
https://www.youtube.com/watch?v=CTLCup0tBt8
(注f)「1998年公開映画「時雨の記」(監督:澤井信一郎)の久石譲によるメインテーマ曲<。>・・・「la pioggia」とはイタリア語で「雨」という意味」
https://hibikihajime.com/blog/7250/
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太田述正コラム#12427(2021.12.4)
<藤田達生『藩とは何か–「江戸の泰平」はいかに誕生したか』を読む(その31)>
→非公開