太田述正コラム#13111(2022.11.11)
<皆さんとディスカッション(続x5349)>
<mLU8jnQI>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
≫ロシア人についての形容は、要するに弥生性の説明なんだよ。≪(コラム#13107。太田)
ハッとしました。
単にロシア人の野蛮さだけの説明と読んではいけないのですね。
ありがとうございます。
≫例えば、自他ともに認める悪逆非道のロシア人が殺した人数よりも、紳士を装ったアングロサクソンが殺した人数の方が遥かに遥かに多いことを思え。≪(同上)
仰る通りです。
彼らが潰しあいをしながら力をすり減らしてるのは有難いですが、ロシアが衰亡に向かってもまだ本丸は残ってますね。
⇒杉山構想の完遂・・非欧米世界の完全復権と全世界の人々の人間主義者化・・を見届ける責任が日本にはあったのであり、だからこそ、その日本が脳死するなどもってのほかであり、再軍備を果たして米国から「独立」していなければならなかったのです。(太田)
<太田>
安倍問題。↓
<岸カルト牛耳る自民党の議員達ほぼ全員が、当選を重ね、あわよくば子孫に世襲していくことを目指して政治屋を稼業としてやってるからこそ、こういう発言が自然に出てくる。おっと、公明党や野党の議員達も基本的に同じだけどな。↓>
「・・・葉梨氏には、自分で言ったように、・・・法相は・・・票や金が集まらないからつまらないのだろう・・・」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/213271
<その岸田首相を含め、圧倒的国会議員達のホンネを言っちまったんだから、彼らからだって咎められるのは当然だけどねえ。↓>
「葉梨法相交代も 岸田首相が検討 きょうの外遊出発前に判断も・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a2acb389beafc2f33ae3411b3226ff407cec014
<当然。↓>
「永岡文科大臣が旧統一教会への“質問権”行使を表明・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fd6431da813391315da269e7cae337cac8d4efa
ウクライナ問題。↓
<目出度い。↓>
「ロシア、ヘルソンから撤退開始と発表 ウクライナは12集落奪還・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2-%E3%83%98%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E6%92%A4%E9%80%80%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%A8%E7%99%BA%E8%A1%A8-%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AF12%E9%9B%86%E8%90%BD%E5%A5%AA%E9%82%84/ar-AA13XhkP?ocid=msedgntp&cvid=75fec621beae4b569f9af95e0a6372a7
Kherson Villagers Greet Ukraine Forces With Cheers and Tears as Russia Retreats・・・
https://www.nytimes.com/live/2022/11/10/world/ukraine-war-news-russia-updates ※
<とはいえ、慎重なのは当然。↓>
Ukrainian troops approach outskirts of Kherson after taking key town–Video shows Ukraine’s forces about nine miles from city centre but Kyiv unable to confirm Russian retreat
・・・
https://www.theguardian.com/world/2022/nov/10/ukraine-capture-snihurivka-kherson-russia-war
<そして、容赦はしないのも当然・。↓>
Russian Troops ‘Vulnerable’ to Attack as They Retreat From Kherson—U.K.・・・
https://www.newsweek.com/russian-troops-vulnerable-attack-retreat-kherson-ukraine-uk-1758537
<それにしても双方の兵士の死傷者数は大きい。↓>
Russia and Ukraine each have suffered over 100,000 casualties, the top U.S. general says.(※)
<米国はせっせと軍事援助を続けている。↓>
The U.S. unveils another $400 million in military aid for Ukraine.・・・(※)
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
私は戦後日本の男性差別糾弾論者だが、それとこれとは別。女性に対して悪いことをしたら非難されて当然。↓
「・・・岩井伸晃裁判長ははすみさんに対し、一審の88万円から増額して110万円の支払いを命じた。・・・
一審判決によると、はすみさんは2017年6月〜19年12月、伊藤さんとみられる女性や、「枕営業大失敗」などと書いたイラストなど5件を投稿した。・・・
さらに判決は、男性が一審判決後、別のTwitterユーザーがツイートした伊藤さんの社会的評価を低下させる投稿をリツイートして、名誉感情を侵害したと認定。新たに11万円の支払いを命じた。」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%81%AF%E3%81%99%E3%81%BF%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%93%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AB110%E4%B8%87%E5%86%86%E3%81%AE%E8%B3%A0%E5%84%9F%E5%91%BD%E4%BB%A4-%E4%BC%8A%E8%97%A4%E8%A9%A9%E7%B9%94%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E4%B8%AD%E5%82%B7%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%92%E6%8A%95%E7%A8%BF-%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%AB%98%E8%A3%81/ar-AA13WXEI?cvid=82031487239e48d5bf9013150adc0994
これは男性差別だから私は反対。↓
「東工大、入試に「女子枠」導入へ「日本の科学技術発展に女性の活躍必須」2024年4月入学向け試験から順次実施・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/23178895/
・・・。↓
「・・・最近も悠仁さまの“成績”のことが話題になりました」 筑附は前期・後期の2期制であり、10月に前期期末考査の結果が判明した。 「『現代の国語』、いわゆる現国の試験の点数がかなり低く、生徒たちが驚くほどだったのです。一般的には平均点の半分を“赤点”と呼びますが、そういったレベルの点数だと聞きました。 悠仁さまは東京大学進学を目指されているとも報じられていますし、また中学2年生のときに執筆された作文がコンクールで佳作に選ばれていることから、“国語はお得意”というイメージもあり、それだけに生徒たちの驚きも大きかったようです。 これまでも悠仁さまに関しては“成績がご優秀”という評判は聞いたことがありません。逆に“深海魚化”されているのではないかという心配の声が聞こえてきます」(<筑附>・保護者) ■「親の見込みの甘さが深海魚問題を生む」と専門家 この保護者が語った“深海魚”とは受験業界でよく使われている言葉で、学校の勉強についていくことができず、深海に漂う魚のように成績が低迷してしまう生徒のことを指す。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/902e1d2dd4ccccef961f20093a57e36af6f67caf
けっぱれー。↓
「「日の丸半導体」へ、トヨタ・NTT・ソニーなど国内8社で新会社…台湾有事なら調達難しく・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f51aa31e1c71454f2927f69d553eb59f14115b1
確かに。↓
「後鳥羽上皇が出陣したら、北条義時は負けたはず――圧倒的な戦力差にもかかわらず、この歴史観<は>「すごい説得力」を持つ・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7bbbc414796e3e77db98aa0ee087c62edae6ea1
ノーベル賞はとれなさそうだが・・。↓
日・文カルト問題。↓
<辟易。↓>
「「円と観光客を呼び込もう」 日本攻略に乗り出す韓国の各自治体長・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/297613
<健闘を祈る。↓>
「「エネルギー危機が水素時計を操り上げている」…米国・日本の動きも加速・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/297615
<ウーム、こそばゆい。↓>
「韓国メディア・韓国経済は「減っていく人口、消滅する韓国」と題したシリーズ記事を掲載し、「日本が低出生率の罠(少子化の罠)を脱出した秘訣(ひけつ)」を分析している。
日本の人口減少が始まったのは11年(国連統計基準)で、前年の1億2813万人から1億2808万人となった。以来、昨年まで減少が続いている。記事は「日本経済が30年間足踏み状態にある理由の一つに人口停滞・減少が挙げられる」と指摘した。
日本の合計特殊出生率は1975年に2.0人を下回ってから下落傾向となり、80年代後半には1.5人台となった。2005年には1.26人まで落ち込んだが、15年に1.45人に上昇。昨年は1.30人を維持した。国連は日本の出生率は小幅に上昇し60年代には1.5人まで回復すると予想している。
対照的に、韓国は出生率が世界的に例を見ないほど下落している。2000年までは1.48人で日本(1.37人)を上回っていたが、18年は0.98人と、世界で初めて1人を割り込んだ。昨年は0.81人で、今年4~6月期は0.75人まで下落した。
日本の出生率が低水準ながら徐々に上昇しているのに比べ、韓国の出生率は下落し続けている理由について、記事は「日本国内では少子化克服政策を長期間、持続的に進めてきた結果だ」と伝えている。
日本は1990年に少子化対策に着手。継続的に予算を投入してきた。今年はこども家庭庁を新設している。一方、韓国は2006年にようやく対策に乗り出した・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b904080-s39-c30-d0191.html
??↓
「Amazon Echoがついにスマートホーム用標準規格「Matter」対応へ・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/lifestyle/shopping/amazon-echo%E3%81%8C%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%AB%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E7%94%A8%E6%A8%99%E6%BA%96%E8%A6%8F%E6%A0%BC-matter-%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%81%B8/ar-AA13OjA3?ocid=msedgntp&cvid=b14070598ba44e36bcde05107da4d479
米中間選挙、上院は恐らく民主党勝利、下院だって勝利の可能性がゼロじゃあないとさ。↓
Could Democrats still win the House majority?
https://www.washingtonpost.com/politics/2022/11/10/undecided-house-races-2022/
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<人民網より。
大昔の日中ならぬ日唐交流人士モノ。↓>
「鑑真の精神を継承し友好都市の発展を促進する「鑑真和上 中日学生交流プロジェクト」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2022/1109/c94475-10169178.html
<報道価値なし。↓>
「孔鉉佑駐日大使「台湾問題における中国の立場と主張の客観的な報道を日本メディアに希望」・・・」
http://j.people.com.cn/n3/2022/1110/c94474-10169810.html
<ここからは、レコードチャイナより。
よくできました。↓>
「・・・中国メディアのZAKERは、日本の製造業の2大支柱である自動車産業と電子産業が「真逆」の方向に進んだとする文章を掲載した。
文章は、日本の電子産業が衰退に向かっているのに対し、自動車産業は依然強みを保っているとし、そこには2つの産業におけるロジックと発展の道のりの違いが背景として存在すると紹介。「1990年代より、電子産業は業界の常識をひっくり返すような革新が起こったのに対し、自動車産業は技術の連続性が保たれた」とした。
そして、日本の電子産業はまさにこの「業界の常識をひっくり返すような革新」によって徐々に崩壊していったと指摘。まず、製品製造のモジュール化を挙げ、モジュール化により安定的な生産が実現し、生産のハードルが低くなったことで多くのライバルが出現するようになったと説明した。また、電子製品の世代交代がハイペースになって耐久品から日用消費財へと性質が変化していったとし、丈夫で長持ちする製品よりも十分な品質で低価格の製品が好まれるようになり、日本の電子産業が持っていた優位性が失われていったと解説した。
一方で、自動車産業については、最近こそ従来の概念を覆すような電気自動車(EV)が台頭しつつあるものの、産業革命期の産物である化石燃料車が依然として産業の主力として生きており、日本が依然として強みを発揮できる環境にあるとしたほか、自動車は構成部品が非常に多く、工程も複雑なため電子製品のようなモジュール化も難しいと伝えた。さらに、電子製品とは異なり、使用寿命の長さも消費者から引き続き重要視されており、日本の自動車産業にとっては大きなアドバンテージになっているとした。
また、経営面においても日本の電子産業と自動車産業は明らかに異なる点があると指摘。自動車企業の経営はオープンで、付加価値の最も大きな部分は自社に残した上で、残りの部分についてはサプライヤーの参入を認めているのに対し、電子製品企業はより閉鎖的で、垂直的な製造体制を重視して、サプライチェーン全体を囲い込んできたと論じた。
そして、垂直的な生産体制は、部品製造に特化したサプライヤーによる大規模生産や生産能力改善によるコスト削減が得られないために、日本の電子産業は終始価格面で劣勢に立たされたのに対し、日本の自動車産業は「経済連合会」のスタイルを採用し、サプライヤー間でコンペを実施するなどして各サプライヤーの能力を高めるとともにより緊密な提携関係を構築してきたと伝えた。」
https://www.recordchina.co.jp/b904011-s25-c20-d0193.html
<客観報道。↓>
「中国メディアの観察者網は・・・日本企業<は、>中国<国際>輸入博で・・・<の>展示内容から見て最も光を放っていたのは新エネルギーの使用、脱炭素に関わる技術、半導体製品およびリソグラフィなどの技術だと紹介した。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b904173-s25-c20-d0190.html
<同じく。↓>
「・・・騰訊網に、日本の半導体産業が次の突破口として最先端の2ナノメートル半導体製造技術開発に乗り出しているとする文章を掲載した。・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b904155-s25-c20-d0193.html
<ご忠告を謝す。↓>
「中国のポータルサイト・百度、「日本の半導体は再び落とし穴にはまるかもしれない」とする文章が掲載された。・・・
文章は、・・・<その>理由について「今回の米国との提携は、日本が技術を提供する側ではなく、資金を提供する側であるからだ」とし、日本の製造技術がすでに時代遅れとなっているために今回の提携では米国企業であるIBMの先進技術が用いられる見込みであり、「事実上、米国が日本というスポンサーを見つけた」にすぎないと主張。技術を持たない日本は今回の提携の中で、米国の全面的な主導の下で米国産半導体の取次業者としてその技術開発を支援するという受動的な立場に甘んじることになるだろうと予測した。
文章は「日本はおおかた、かつて米国がどんな手段で日本の半導体企業を壊してきたのかを忘れてしまったのか。まさか、彼らは米国が先進的な技術をシェアしてくれると本気で期待しているのだろうか。技術をシェアしたとしてもそこには一定の限度、留保があり、相手から首を押さえつけられるというのに」と結んでいる。」
https://www.recordchina.co.jp/b904157-s25-c20-d0193.html
<出。↓>
「羽生結弦さんと他選手を比較したロシアメディアの記事に、中国ファン「気まずい」「本当のこと」・・・中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の羽生さんのファンアカウント・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b904174-s25-c50-d0052.html
<日中交流人士モノ。↓>
「<卓球>石川佳純のITTFアスリート委員立候補を中国ファンも激励=「みんなが期待してる」・・・中国版ツイッター・微博(ウェイボー)<の石川の>アカウント・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b904185-s25-c50-d0052.html
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太田述正コラム#13112(2022.11.11)
<工藤美知尋『海軍大将 井上成美』を読む(その20)>
→非公開