太田述正コラム#13209(2022.12.30)
<皆さんとディスカッション(続x5398)>
<GzTCtL9o>(「たった一人の反乱(避難所)」より)
「ロシアを非難しない 非同盟アフリカ各国の論理・・・
しかしそれでも、テロリストや自分たちの価値観を押し付けようとした人々を除いて、世界中の人々はすべて私たちの友人なのだ。ロシアはソ連が権力を握った1917年から我々を助けてくれた。その頃アフリカ全域が植民地化されていた。この植民地化は、ロシア人によるものでも、中国人によるものでもなく、他の人たちによるものだ。誰かはおわかりだろう。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/96406b27c3df1caf5c61695a36ecf03d6f2521a4
インタビューの中で「フェナー・ブロックウェイ」という名前が出ていた。
どういう人物か分からず検索してみたが、アフリカ諸国の独立に積極的な成果を上げたようには見えなかった。
ロンドンでの投資家向けインタビューのようなのでリップサービスかもしれないが。
https://fuguja.com/fenner_brockway
https://en.wikipedia.org/wiki/Fenner_Brockway
「・・・私たちは西側諸国を敵視しているわけではない。ご存知のように、私たちはアメリカの黒人たちともつながりを持っているし、もちろん白人たちともつながりを持っている。前に述べたように人類の自由のために戦う私たちを支援した白人たちもいる。」(上掲)
やはりリップサービスか。
「しかし、彼らとアジア諸国との違いは、彼らはビジネスにも脅威を与えようとしてくることだ。アジア諸国は政治とビジネスを結び付けようとはしない。これは事実だ。
ビジネスと政治を混ぜようとする西側の人たちは、自分たちが何を言っているのか分かっていない。
彼らは傲慢さに満ちている。
彼らが自分自身を落ち着かせる必要があるのではないだろうか。」(上掲)
最後の2センテンスは本音かな。
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
なし。
ウクライナ問題。↓
<じりじりと勝利に向けて漸進中。↓>
「ロシア軍司令部が市内離れる、民間人も退去 ルハンスク州要衝クレミンナ・・・」
https://news.livedoor.com/article/detail/23459782/
<テキは猿のせんずりやね。↓>
Russia pummels Ukraine’s energy infrastructure in ‘massive’ missile attack・・・
https://www.washingtonpost.com/world/2022/12/29/ukraine-missile-attack-energy/
「ウクライナ各地に120発以上のミサイル攻撃、ロシアから発射か キーウやハルキウなどで被害・・・
一方、ウクライナ軍はロシア軍が発射した69発以上のミサイルのうち54発を撃ち落としたと発表しています。」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%90%84%E5%9C%B0%E3%81%AB120%E7%99%BA%E4%BB%A5%E4%B8%8A%E3%81%AE%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E6%94%BB%E6%92%83-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%8B%E3%82%89%E7%99%BA%E5%B0%84%E3%81%8B-%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%84%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%82%A6%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%A7%E8%A2%AB%E5%AE%B3/ar-AA15LOhi?ocid=msedgntp&cvid=5ee3ee0cdb85401b9499926964c1aecf
<ついに決行されたか。
でも、どのみち、彼女、ドイツ人なんだけど・・。↓>
「帝政ロシアのエカテリーナ2世像、ウクライナ南部オデーサで撤去・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%B8%9D%E6%94%BF%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%82%AB%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8A%EF%BC%92%E4%B8%96%E5%83%8F-%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%8D%97%E9%83%A8%E3%82%AA%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%81%A7%E6%92%A4%E5%8E%BB-%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E6%B0%8F%E3%81%AE%E6%80%9D%E3%81%84%E5%85%A5%E3%82%8C%E5%BC%B7%E3%81%8F/ar-AA15LGul?cvid=f4cd29d954494647a11d72c2fe3c71f4
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
そっかい。↓
「・・・組合数が減少を続けているのに対して、組合員数が小幅な減少にとどまっている背景には、「大幅に増加した非正規雇用者」が組合に加入していることがある。
2017年に120万8000人だったパートタイム労働者(非正規雇用者)の組合員は、2022年には140万4000人まで増加した。5年間で19万6000人(16.2%)も組合員が増加しているのだ。
全組合員に占めるパートタイム労働者組合員の割合も2017年の12.2%から、2022年には14.1%に増加している。もっとも、それでも、パートタイム労働者の推定組織率は8.5%に過ぎず、組合に加入しているパートタイム労働者は10人に1人もいないのが実情だ。・・・
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E8%A1%B0%E9%80%80%E3%81%AE%E4%B8%80%E9%80%94%E3%81%9F%E3%81%A9%E3%82%8B%E5%8A%B4%E5%83%8D%E7%B5%84%E5%90%88-%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AF%E6%99%82%E3%81%8B%E3%82%89%E7%B5%84%E5%90%88%E6%95%B0%E3%81%AF3%E5%89%B2%E6%B6%88%E6%BB%85-%E3%81%A0%E3%81%8C-%E7%B5%84%E5%90%88%E5%93%A1%E6%95%B0%E3%81%AF%E5%B0%8F%E5%B9%85%E3%81%AA%E6%B8%9B%E5%B0%91%E3%81%AB%E3%81%A8%E3%81%A9%E3%81%BE%E3%82%8B-%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0-%E5%A4%89%E5%8C%96%E3%81%97%E3%81%9F%E5%8A%B4%E7%B5%84%E3%81%AE%E6%80%A7%E8%B3%AA%E3%81%AB%E3%81%AF%E6%87%B8%E5%BF%B5-%E9%B7%B2%E5%B0%BE%E9%A6%99%E4%B8%80/ar-AA15LjEv?cvid=d199c3e78c334c7b9fc4f5fa5b5c9516
だっからー、可哀そうながら、そんなこと、対米英戦開始前から杉山らを含め、陸海軍上層部、いやさ、陸軍上層部、には常識だったのさ。↓
「・・・「隼鷹」飛行隊長だった志賀淑雄大尉(のち少佐)は、かつて兵学校で宮野たち新入生をしごきあげた最上級生だったが、アリューシャン作戦へ向かう艦内の士官室で、宮野が、「先輩、この戦争、勝てると思いますか?」と話しかけてきたのが忘れられないという。
「P-40なんか、何機来たって問題じゃないんです。でも、敵は、墜としても墜としても(新しい飛行機を)持ってくるのに、こちらは、飛行機も搭乗員も補充が全くないんですよ。台湾を出る時は45機揃えて行ったのに、新郷さんの隊(台南空)など最後は20何機。搭乗員に下痢やマラリアも出ますが、何しろ飛べる飛行機が間に合わんのです。それで内地に帰ったら飛行機の奪い合いで、今回の12機を揃えてくるのも大変でした。いまに搭乗員だって足りなくなりますよ。――先輩、こんなことで勝てますか」
このことについて志賀は、「……当時、搭乗員で戦争の見通しについて、そこまではっきりと悲観的なことを言うものは珍しかった。彼には先を見るセンスがあったんですね。私は思わず答えに窮してしまいましたが、内心、物事を冷静に見ている、偉い奴だと感心しました」と・・・述懐している。
戦死後、遺族に返された遺品のなかには、宮野が戦場で書き続けていた手記があった。姉・そのが生前、筆者に語ったところよると、そのなかに〈この戦争で日本は負ける〉との一節がはっきりと記されていたという。負けを見通して、なおかつベストを尽くして戦わなければならなかった弟の心中が、痛いほど感じられた。・・・」
https://gendai.media/articles/-/103862
日・文カルト問題。↓
<無理だす。しかも、公明党代表にそんなこと言うの、ズレとりまっす。↓>
「尹大統領、日本公明党代表と会談…「北朝鮮の挑発に対抗して韓日間安保協力を」・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/299388
<こちらの話は、議論すべきことじゃない。↓>
「公明党代表が訪韓、尹大統領と徴用工問題の解決策を議論か・・・」
https://www.donga.com/jp/home/article/all/20221230/3860023/1
<ご愛顧に感謝記事。↓>
「「日本のビザなし入国許可後、宿泊予約が5倍増加」=韓国・・・」
https://japanese.joins.com/JArticle/299392
<一応、お気の毒。↓>
「韓国人留学生がドイツで「忌まわしい中国人」と暴行被害、警察は逃走する犯人を追わず・・・中央日報・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b906777-s39-c30-d0191.html
民族自決と既存の領域線、にかかる紛争の解決はムツカシイ。↓
「いまセルビア・コソボ間で緊張が高まっている理由・・・
コソボの人口の圧倒的多数はアルバニア系で180万人いるが、セルビア人も10万人以上いる。 コソボ当局は2022年8月、少数派のセルビア人に、ナンバープレートや身分証明書をセルビア政府発行のものからコソボ当局発行のものに切り替えさせようとした。多くのセルビア系はこの行政命令を、自分たちのアイデンティティに対する侮辱と脅威と捉えた。 当局は最終的にこの政策を施行しないことに合意したものの、それまでにコソボ北部のセルビア人警官が多数、当局に抗議して辞職した。そうした警官3名がテロ容疑で逮捕されたことをうけて、セルビア系コミュニティはデモと道路封鎖で応じた。 コソボのアルビン・クルティ首相は、セルビアがその騒動をけしかけたと非難した。これに対してセルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領は、セルビア人少数派を守るためにコソボに軍隊を送る見通しを示したのだ。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/595c19713e6259cd3e78794456cbe825800f47d7
中身、なさそ。
私は、トルコ論をちゃんと手掛けてないが、手掛ける価値があるか、とも思うし・・。↓
Review–The Last Days of the Ottoman Empire by Ryan Gingeras – fall of the sultans・・・https://www.theguardian.com/books/2022/dec/29/the-last-days-of-the-ottoman-empire-by-ryan-gingeras-fall-of-the-sultans
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<出。↓>
「羽生結弦さんのこだわりがすごい!YouTube動画は12台のカメラで自分で撮影・編集・・・中国版ツイッター・微博・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b906842-s25-c50-d0193.html
<先進的(古代回帰的)過ぎることが「苦境」に見えるってだけよ。↓>
「内外の苦境が重なり、日本経済はさらに厳しい状況に・・・北京商報・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b906831-s25-c20-d0193.html
<痘痕も靨、という評がないねえ。↓>
「安倍元首相の銅像設置の台湾の廟、日本にも寄贈の意向・・・廟を管理する張吉雄氏は、日本側から購入の意向があったことを明らかにし、販売ではなく寄贈する考えを示したという。
この話題について、中国の微博(ウェイボー)利用者からは「ここまで日本に媚びるのは、全アジアで台湾だけ」「日本は(台湾を統治した)50年間に台湾省に多くのものを残した」「数典忘祖(物事の根本を忘れる、自国の歴史に無知)な人は、人とは呼ばれない」「植民地思想は揺らがない」「平和統一は永遠に不可能だ」などのコメントが寄せられた。」
https://www.recordchina.co.jp/b906828-s25-c100-d0192.html
<いらはいいらはい記事。↓>
「・・・人気ブロガーの「林萍在日本」さんが中国のSNS・微博(ウェイボー)に掲載した動画には、中国でも人気の熊本県のご当地ゆるキャラ・くまモンの活動拠点である「くまモンスクエア」でグッズを見たり、施設の紹介をしたりする様子が映されている。
また、熊本城を日本人のボランディアガイドと共に見学し、城までの階段や橋に高価なヒノキが使われていることを知って「私たち黄金の道を歩いています!」と語ったり、その近くにある城下町風の観光施設「桜の馬場 城彩苑」を歩いたりするシーンもあった。
動画の最後には、熊本のPRや教育普及活動をしている「熊本城おもてなし武将隊」のメンバーが登場し、熊本の観光にお薦めのスポットや郷土料理などを紹介した。
中国のネットユーザーからは、「私の心は林萍お姉さんと共に熊本に行けましたよ」「熊本には面白そうなスポットだけでなく、おいしそうな食べ物もあるんだね!」「こんなにきれいな場所に遊びに行けるなんて、林萍お姉さんの生活がうらやましい」などのコメントや、「くまモンに会いに行きたいな」「くまモンが大好きだけど、熊本市発祥のキャラクターだったのか!」「ワンピースの銅像が見たいから行きます」などくまモンやワンピースファンからのコメントが寄せられた。」
https://www.recordchina.co.jp/b906805-s25-c30-d0202.html
<同じく。↓>
「2022年中国で人気の日本アニメTOP10!・・・中国の大手映画・ドラマ情報サイトの豆瓣(douban)・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b906781-s25-c30-d0052.html
<よーお分かりで。↓>
「・・・中国版ツイッターの微博(ウェイボー)では、「日本で1日当たりの新型コロナ死者が過去最多を記録」との話題が一次、トレンド上位に浮上した。
中国のウェイボー利用者からは「1日400人?」「こっちは3人」「中国の人口は日本より少ないように思えてしまうな」「こちらでは死んでも統計をとらせない」「中国は怖くて報告できない。報告すれば和諧社会(調和のとれた社会)に影響が及ぶ」などのコメントが寄せられた。」
https://www.recordchina.co.jp/b906830-s25-c30-d0192.html
<日中交流人士モノ。↓>
「日本の環境保全業界に挑んでいるのは、中国の若き起業家の胡浩さんだ。・・・人民網・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b906862-s6-c30-d0189.html
<客観記事。↓>
「中国人が日本で風邪薬を買いあさる、店側は購入制限などで対応・・・香港ニュースポータルの香港01・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b906803-s25-c30-d0192.html
<K.K>
≫二、無料Office365 これにしようかしらねえ。≪(コラム#13205。太田)
「Microsoft 365」にお金を支払っていると考えるのではなく、「OneDrive」という1TBのクラウド・ストレージにお金を支払って、そのクラウド・ストレージに、おまけで「Microsoft 365」が付いてくると考えてください。
≫二、MSフライトシミュレーター≪(コラム#13207。太田)
以前、行きたい場所の上空へ行けなかったということがあったと思いますが、下記のサイトの方法で、任意の場所の上空へ行けるらしいです。
・Microsoft Flight Simulatorであなたの家の上を飛ぶ方法
https://wpteq.org/xbox/xbox-games/post-72360/
≫(一)パソコン作業用チェア≪(同上)
ネットで購入、組み立て式の場合、一人で組み立てるのは困難な場合があることに注意してください。
<太田>
さっそく、上掲中のK.Kさん情報を踏まえ、ウィーン空港からザルツブルクへのフライトを計画したが、ウィーン空港が選択肢として提供されておらず、提供されていた、ザルツブルク最寄りのフランクフルト空港とチューリッヒ空港のうち、よりザルツブルクに近いと思ったところの、チューリッヒ空港からザルツブルクへの飛行を行うことに決定。
そして、↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%AB%E3%83%84%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF
に掲載されている、ザルツブルクの位置である、「北緯47度48分 東経13度2分」をMSFSに入力しようとしたが、キーボードで「度」を記号にして入力する方法が分からず、止むなくSalzburgの英語ウィキペディア↓
https://en.wikipedia.org/wiki/Salzburg
に掲載されているザルツブルクの位置である、「47°48′00″N 13°02′42″E」をコピペすることによってクリア。
で、勇躍、セスナで飛び立とうとしたのだが、初心者向けお助けモードにしたというのに、押すべきボタン等が番号で指示されるので、どのボタン等かさっぱり分からず、次々にボタンを押してみて、例えば、ブレーキをやっとこさ解除する、というドタバタぶり。
その上、操縦桿をまっすぐ維持しなかったり、急速に引っ張り過ぎたりして、離陸直後に二度も墜落、三度目にしてようやく滞空することに成功した。
ところが、それからが面白くない。
丘が段々低くなり、次々に小群落や小都市が立ち現れるのだが、殆ど知らない固有名詞ばかりが日本語または英語で表示され、小一時間飛んで、眼下に「ヴィレ空港」が見えたところで、止めにした。
(全行程の中で、川が途中一本だけ見えた、という単調さだった。)
それまでの小群落、小都市、空港、の固有名詞が全てドイツ系のものだったので、正しく飛んでいたと思い込んでいたのだが、改めて、ネット上の地図で調べたら、飛んでいた・・飛ばされていた?・・方向は北西なのに、ザルツブルクはチューリッヒの北東であったこと・・お前はアホか・・にまず愕然。
また、「ヴィレ空港」の場所・・そもそも、「ヴィレ」が「Wille」なのかどうかも分からずじまい・・も突き止められなかった。
そして、ハタと思い浮かんだのは、ウィーンの位置を検索した上で、ウィーンの上空からザルツブルクに向けて飛べばよかったということだ。
それなら、空港から飛び立つ必要も無ければ、航路を間違う(?)可能性も小さくなるだろう、と。
再チャレンジは、年内にやるか、それとも年明けにやるか?
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太田述正コラム#13210(2022.12.30)
<安達宏昭『大東亜共栄圏–帝国日本のアジア支配構想』を読む(その27)>
→非公開