太田述正コラム#13327(2023.2.26)
<皆さんとディスカッション(続x5456)>
<太田>
安倍問題/防衛費増。↓
<そういう問題じゃないのよ。
日本が、集団的自衛権行使可能化/再軍備、して、米国から「独立」しない限り、何しても、防衛力強化どころか、防衛力を持ったことにすらなんないの!↓>
「地上から洋上へ、大型艦から小型化を検討へ。配備断念した地上配備型弾道ミサイル迎撃システム「イージスアショア」の迷走が止まらない。
振り返れば、この案件は二〇一七年当時の安倍晋三首相が当時のトランプ米大統領に米国製兵器の「爆買い」を迫られ、首脳会談からわずか十カ月で導入を閣議決定した政治案件だ。その後、迎撃ミサイルの第一弾ロケットを安全に落下させられないとわかり、配備断念まで三週間。代替策として「イージスシステム搭載艦」の建造を決めるまではたった半年だった。
猫の目のようにクルクルと変わる防衛省の方針は、元自衛艦隊司令官であり、海上幕僚監部で防衛力整備を担当した著者がイージス艦の構想から建造決定まで「足掛け六年を費やした」と書くのと比べ、いかに拙速かわかる。
著者は問題の背景に「官邸主導」の掛け声のもと官邸の権限が圧倒的に強くなり、防衛省背広組が敏感に反応して「官僚の論理」が強まり、制服組の専門的な意見を軽んじているからだと指摘する。
「イージスシステム搭載艦」は米軍や自衛隊が持つイージス艦と異なる特注のレーダーを採用したことから数千億円単位のコスト増になるという。「一体この責任はだれが取るのか。おそらく誰も取らない」「いい加減なやり方で国民の目をくらませようとするのではないか」と憤る。
そして断言する。「今のまま防衛費を対GDP比2%に増やしても防衛力強化につながるとは限らない」「政治と自衛隊の間で意思疎通できていなければ、自衛隊が有効に機能することはない」・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%9B%B8%E8%A9%95-%E9%98%B2%E8%A1%9B%E7%9C%81%E3%81%AB%E5%91%8A%E3%81%90-%E5%85%83%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%8C%E6%98%8E%E3%81%8B%E3%81%99%E9%98%B2%E8%A1%9B%E8%A1%8C%E6%94%BF%E3%81%AE%E5%A4%B1%E6%85%8B-%E9%A6%99%E7%94%B0%E6%B4%8B%E4%BA%8C-%E8%91%97/ar-AA17WiDH?ocid=msedgntp&cvid=228720bd0b334175bc9d5c3156be4295&ei=36
ウクライナ問題。↓
<地政学なんて「学」問じゃないのだー。
欧米とロシアは、基本的には、どっちもルーツは同じで、戦争と冒険が生きがいであるところのゲルマン人の性(さが)から逃れられないところの、弥生人中の弥生人・・クズ、鼻つまみ・・だってだけのこと。↓>
「・・・もともと欧米とロシアとの闘いは、100年以上も前から続いており、地政学の大家・マッキンダーもこの闘いを「グレートゲーム」として考察していた。・・・」
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%A0%B1%E9%81%93%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AF%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%8C%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E4%BE%B5%E6%94%BB%E3%81%AB-%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%81%AE%E5%AD%98%E4%BA%A1-%E3%82%92%E8%B3%AD%E3%81%91%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1/ar-AA17W5ZO?ocid=hpmsn&cvid=88d75e34ea114b06887b55f14c172907
それでは、その他の国内記事の紹介です。↓
初日目、今回は勝つという前提で、藤井五冠がかけた一人プロレス技・・4五桂・・に五冠の予想した通り羽生九段が正しく対応できなかったのか、それとも正しく対応できないであろうことも予想した上で技をかけたのか、いや、そもそもプロレス技じゃあなかったのか、を確認しようと思ったのだが、よく分からずじまい。↓
「第72期ALSOK杯王将戦第5局1日目棋譜解説 藤井聡太王将、3時間長考の▲4五桂!羽生九段が△3七歩を見送った理由を徹底解説・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=u9-eseKXrM8 ←アユム氏
「王将戦第5局1日目 「幻の△3七歩」を徹底解説!これは指せない…超難解変化・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=2EQT35NgF60 ←アユム氏
「【ノーガード】ノーガードパンチ「45桂馬」で1日目から早くも終盤戦!? 解説「この手は決めにいった手だ」・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=3WwO0eZzXUw ←非アユム氏
だろうねえ。↓
「・・・結婚数や出生数を増やすことと、若者の恋愛力を高めることとは必ずしも相関しないのである。
・・・1982年からの「恋人がいる割合」と合計特殊出生率との相関をみると、男で▲0.4812、女では▲0.6297という負の相関がある。特に、女性では「恋愛力が高まれば高まるほど出生率は下がる」という強い負の相関すら見られる。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/byline/arakawakazuhisa/20230226-00338794
杉山元らは「縄文的」弥生人だったのよね。↓
農村の窮状なんて、連中にとっては、単なるキャッチコピーに過ぎなかったのさ。↓
「・・・青年将校がなぜこの時期に決起したのかといえば、第一師団が満州に派遣されることが内定し、当分の間決起の機会が得られなくなると判断されたから・・・」
農本主義と親近的に見える青年将校運動は、実は「帝都東京」というメタファーと、より強く共鳴する存在だった・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/c134023413eca21730cd4566e4a10b52d393ca53
ロシアとおんなじだあ?
家康なる縄文的弥生人って、やっぱ弥生人ではあるからねえ。↓
「・・・寺院は以前と同じにようにする――。そう言って、すべてを水に流すかに見えた家康だったが、和議に至ると態度を一変。一揆を引き起こした本證寺、上宮寺、勝鬘寺の「三河三ヶ寺」と土呂本宗寺は、家康から改宗を迫られた。もし、拒否すると寺内を破壊され、坊主たちは追放されたというから、まったく「以前と同じように」ではない。
これには寺院側も驚き、家康に書いてもらった起請文を持ち出して「以前と同じようにするとの約束ではないですか!」と抗議した。つまり、これまでのように守護不入の特権は保証すると約束したはずと寺院側は訴えたのだ。 だが、家康はこう言い放ち、堂塔の破壊にとりかかったという(『三河物語』)。 「以前は野原だったのだったから、もとのように野原にせよ」 ■一揆側についた者もすべて許したわけではない また家康は「一揆側についた者も許す」という約束についても、必ずしも守ったわけではない。松平家次や渡辺守綱、渡辺直綱らはゆるされたものの、本多正信や渡辺秀綱、鳥居忠広らの家臣や、松平昌久(大草松平家)は追放されている。考えをしっかり改めた者には温情をかけるが、そうでない者には断固たる処置をとる。そんな家康の意志の強さが打ち出されたといえよう。・・・」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9fbdc6495f5a100f0fcb38044d12943f216b69c
創生期においては、帝国陸軍も出来が悪かったのさ。↓
「・・・信長の奇襲によって義元が敗れたという説が定着したのは、明治期の参謀本部が編纂(へんさん)した『日本戦史 桶狭間役』からといわれる。
東京大史料編纂所准教授で織豊政権に詳しい金子拓氏は「今では信長が正面から攻めたという説が研究者の間では浸透してきた。奇襲で敗れた義元という評価が一般に定着した背景には、少ない人数でも相手の意表をついて大軍に勝つことを称賛する日本人的な考え方がある」とみている。・・・」https://news.yahoo.co.jp/articles/f9a1a7535cd148555502048e9079c13789c41ee3
日・文カルト問題。↓
<日韓交流人士モノ。↓>
「囲碁:「日本最高のプロ棋士育成家」として脚光浴びる洪清泉四段・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/02/24/2023022480086.html
<文カルト健在。↓>
「共に民主・李在明代表「竹島の日に韓米日訓練、屈辱的惨事…尹政権は米日のアバターになるな」・・・」
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/02/25/2023022580031.html
ま、そう遠くない将来に、漢語が英語に代わってリンガフランカになるんだろうが・・。↓
‘Bursting Proud’: Ireland Cheers Paul Mescal for Embracing Irish Language–On the red carpet for the British Academy Film Awards, the Oscar-nominated actor gave an interview in Ireland’s national language.・・・
https://www.nytimes.com/2023/02/24/movies/paul-mescal-irish-baftas.html
中共官民の日本礼賛(日本文明総体継受)記事群だ。↓
<客観報道。↓>
「週休3日という好条件、なんと日本人は反対?・・・華字メディア・日本華僑報網・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b909722-s25-c30-d0193.html
<日中交流人士モノ。↓>
「「日本人の花嫁なんて歓迎されるのだろうか?」=そんな不安は幸福感に解かされていった―日本人女性・・・日本僑報社・・・」
https://www.recordchina.co.jp/b909750-s10-c60-d0052.html
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太田述正コラム#13328(2023.2.26)
<江間浩人『日蓮誕生–いま甦る実像と闘争』を読む(その12)>
→非公開