太田述正コラム#2157(2007.11.2)
<大阪とんぼ帰り紀行(その3)>
1 始めに
本日、2回目の「たかじん・・」の収録に大阪へ行ってきました。
返ってきたら、フジテレビからの電話で、4日日曜日の報道2001は守屋事件から大連立へとテーマが切り替わり、私の出演はなくなったと連絡がありました。
大連立が決まったのかと一瞬目の前が真っ暗になったのですが、民主党がこの話をひとまずは断ったことから、まだそこまでは行っていないようですね。
いずれにせよ、小沢さんが福田首相からの大連立話を一蹴せず党に持ち帰ったのはまことに怪しい。これは小沢さんがよほど追いつめられていたからであるとしか思えません。。
可能性としては、守屋事件で小沢さん自身が政治献金と東元議員の天下りでヤバイと思っている、または給油問題で相当追いつめられている、もしくはその双方、といったことが考えられます。
自民党としても、参議院で少数派に転落している上、守屋事件で防衛省キャリアの退廃ぶりと腐敗ぶりが明らかになり、歴代防衛庁長官・防衛大臣の監督責任が問われようとしており、かつまた自民党の政治家に対する山田洋行の接待や車代の提供も暴露されつつあることから、権力にしがみつくために、死にものぐるいで民主党との大連立構想を追求しているのでしょう。
とにかく、自民・民主の大連立なんてことになったら、いよいよ日本も終わりです。
そんなことになりそうになったら、大デモを組織して抗議行動を繰り広げましょう。
2 「たかじん・・」
台本を私に見せ忘れた前回のことで懲りたのか、本日は収録前に入念な打ち合わせが番組スタッフと私との間でなされました。
その結果、三つのことを必ず議論の中に入れることになりました。
疲れているせいでしょう、そのうちの一つが(私が提案した)政官業の癒着体制(それにマスコミがからんでいる)であったことしか今となっては思い出せません。
この三つを書いた紙を順次スタジオ内で掲げるので、この三つが取り上げられないようなことはない、とスタッフの皆さんが胸を張りました。
ところが、私の出番が来て、収録が進行しても、一向に紙など掲げられません。
結局、政官業の癒着体制の話もできませんでした。
後で聞いたら、私の後ろで紙を掲げていたのだそうです。ということは、常連出場者達はこの紙を見ていたことになります。(この紙の趣旨を果たして彼らに事前に説明したのだろうか・・。)
とにかく、今回も、話は何だかどんどん脇道に逸れていった印象がありました。その軌道修正を図るすべが私にはなかったわけですが、前回とは違って常連出場者との間で話はかみあっていたのではないでしょうか。
私も前回に比べて笑いを抑えたつもりです。
果たして出来は前回に比べて良かったのか悪かったのか、日曜日の放送をご覧になり、皆さんの方でご判断下さい。
3 おまけ
「たかじん・・」の私の出番の収録が終わり、同番組他の部分の収録も終わってから、インターネットTV用の辛坊・志方俊之(今回の常連出場者の一人)・太田の鼎談(「たかじん・・」を踏まえたもの)の収録が行われました。
実は志方さんと私は初対面です。
なお、辛坊氏のお父さんは、自衛隊のたたき上げでらしたのですね。
このインターネットTVがいつオンエアされるのかは聞き漏らしましたが、ご覧になった方は、ぜひ感想をお寄せ下さい。
4 終わりに
守屋喚問が参院でも行われるようですが、大連立の話もあることから、果たして私のTVでの出番が再びあるのかどうか、ちょっと心配になってきました。
大阪とんぼ帰り紀行(その3)
- 公開日:
本放送終了後に配信される、「辛坊たまらん!もっと言っても委員会」ですね
http://www.takajin.tv
http://www.ytv.co.jp/takajin/tamaran/index.html
>笑いを抑えたつもり
ウケました。
前回のたかじん見て太田さんのファンになりました。
オンエア楽しみにしてます!
お疲れ様でした。明日の放送を楽しみにしております。「辛坊たまらん」を一度ご覧になってください。今回は、谷沢弁護士・山田まりあ・辛坊が最後に太田さんのことを言っております。大連立騒ぎでフジTV出演が中止になったことは本当に残念です。録画予約もしていたのに!ただ、今後もご活躍されることを確信しています。
アーカイブを拝読しました。内容が面白く新聞・雑誌などの論説とはレベルのちがう内容に驚いています。よくブログを読んでいますので、こんな面白いブログに今まで気が付かなかったことを悔やんでおります。ブログランキングを上げることが大切ですね。
お疲れ様でした。
明日が楽しみです。
大田さんは正論を言っていると
思うのですが、言い方に多少問題が
有ると思います。
失礼ですが、ムダに敵を作るタイプ
だと思います。
政治家を志すなら、もう少し分かりやすい言葉で趣旨を伝えたほうが言いと
思います。
番組を拝見させて頂きました、
含み笑いも味があって良いと思いますよ。
番組中に小沢氏が辞任とのテロップが出て
ビックリしました、生放送だったらなと…
残りの45/50の話が出来ると良いですね。
TV拝見致しました。
今回は前回に比べれば、格段に印象がよくなっていたように感じました。
これからもこういった、映像メディアでの発言の機会があることを望んで応援しています。
番組を拝見いたしました。
言葉を選んでおしゃべりだったのでしょうか,前回よりも印象がよくなり,わかりやすかったです。
出演者の一人である三宅さんも,最後は太田さんを高評価しておられましたね。
太田さんは,間違えれば天下りをしていた張本人になっていたのでしょうが,それをせずに,正直に物事の真相を語る姿勢は評価に値します。
お疲れ様でございました。
先日の放送からまた出演されるということで楽しみにしていました
良かったですよ 三宅さんが変にくってかかるのが気にはなりましたが…
この番組にぴったりあってるとおもいますよ
これからの活躍期待しています
番組拝見しました。
私にもわかりやすく、聞きやすくて良かったです。
最後に笑顔で手を挙げられた姿が素敵でした(^-^)
著書を読んでみたくなりました。買いに行きます。
太田さん今回の収録内容は前回よりも
非常に良かったですよ一視聴者から見て前回よりは、非常にわかりやすかった
後、関西の番組はほとんど特にたかじんの番組という物は台本とか打ち合わせという観念は無くでたとこ勝負みたいな
感じなのでその点はこれからも留意して置いた方がよろしいでしょう
なにはともあれ前回出て学ばれたのか今回、事前打ち合わせした
結果と言えるのか言えないのかもわかりませんが
前回よりは理解しやすく且つ面白かったです。
独特の笑い方を抑えたのも
いい戦略でした。
でも抑えすぎて無理しないように
所々で生き抜きするのも良いと思いますよとまぁ生意気言っちゃってすみません今後のご活躍並びに
一視聴者にもわかりやすく裏事情や
又番組で太田さん自身が語られました情報局は日本に必要だみたいな意見が聞きたいです。
「辛抱たまらん」も拝見いたしました。
前回よりは格段に印象がよかったように思います。
前回の出演の時は正直言って非常に不愉快でしたが、
今回で印象がガラッと変わりました。
「辛抱たまらん」でも非常に好印象です。
ちょっとファンになりました(^-^)
退場時の、右手上げてカメラ目線に、萌えたw
あんたを信じようと思う。
「たかじん」拝見しました。太田さんのおっしゃる事は、前回は当方も何度か見直してやっと理解できた程度の頭のものですが、TVですので一回見たきりで誤解したままの方も多いと思います。特に知識のないものでもじっくり考えますと意味はわかるのですが、昨今のTV業界は口滑らかでわかりやすく、声の大きい人が取り上げられる事が多いので、太田さんには少々不利かも・・?
太田さんのメディア露出をもっと期待したいですね。
今回は丁寧に説明しようとする姿勢が良かっったです。
前回は「せっかく話を聞こうとしている人たちになんたる態度。この人は常識が欠落している」と多くの視聴者が思ったことでしょうが、勇敢にもすぐ再出演を決めたおかげで、皆が持ってる印象もかなり変わったことでしょう。
他の方も書いておられますが、大阪という土地は場の空気を読みながら機転を効かせて会話ができる人間を「賢い人間だ」とみます。
そういうところを知って、また出演してください。
(1)太田さんが大事な話をしておられるのに、パネラーの発言のせいで、ちがうところに話がそれていくのが、とても歯がゆかった。
(2)三宅なんとかというハゲたご老人が、変な方向から太田さんに食ってかかって、自分の頭の悪さを惜しげもなく晒している姿が愛らしかった。
(3)一般大衆は通常理解しやすい話しか理解しようとしないものだと思います。(テレビが「悪人」や「ヒーロー」を作っては、こき下ろしたり、祭り上げたりするばかりで、常に問題の核心からズレたことばかり放送するのはこのためでは?)
ご自分の著書や発言があまり注目されない残念な状況を変えるには、注目されるための工夫、理解されるための仕掛けを作ることに腐心、努力する必要があるのでは?
”図らずも”だと思いますが、
「たかじん」に写った太田さんのキャラは、「注目」を浴びるには絶大な威力でした。
たかじん&辛抱たまらん拝聴しました。
太田さんはそうでもないのかもしれませんが、組織の悪事に対して斜にかまえておられる、ないし怒りが見受けられないのは少し誤解されるのかもしれませんね。
たぶん組織論のマクロな問題は分かってらっしゃる方だと思うのでまたお役所のお話は是非聞かせて頂きたいです。
「たかじん」拝見しました!
太田さん、すごくおもしろいです。すっかりファンになりました。
これからもどんどん発言していっていただきたいです。
あの変な笑い方も次回出演の際はちょいちょい出すときっとみんな喜びますし、キャラも立って益々人気が出ると思います。
これからも応援してます!
連続出演はめずらしいことです。常連の連中はもっとキャラがキツイです。
負けずに関西の異文化を理解して下さい。日本に国家として真の「インテリジェンス」制度が必要だと考えます。
『たかじん…』拝見しました。
太田さんの仰られるように、今回も肝心な天下り云々の議論になりませんでしたね。
常連出演者がわざと話を脱線させるよなあの流れは、”台本”に書かれていたことなのでしょうか。
って、台本に書かれていたことなら、事前に太田さんもそれを予見できていたはずですよね。
しかしながら、この先数々の番組で太田さんをお目にかかることができる事を祈っております。
正直言って、前回の放送では、太田さんは官僚の代弁者のような印象だったので、あまり良く思えませんでした。
ところが今回の放送でこちらのサイトの存在を知り、「とても立派な人ではないか!」と認識を改めました。
番組では、「もう選挙には出ない」という旨のことをおっしゃられていましたが、そんなこと言わずに、是非とも立候補してください。
少なくとも私は太田さんに投票しようと思っております。
ただ、テレビを見ている人の中でこちらのサイトの存在を知らない人たちも少なからずいるでしょう、こういう人たちには太田さんの真意が伝わらずに誤解している可能性がおおいにあると思います、これはとても残念なことです。
「たかじん」、某ネット動画配信サービスで拝見し、ここにたどり着きました。
記事の内容も面白く勉強になります。今後のテレビ出演等の活動も期待しております。
神奈川在住です。
たかじん拝見いたしました。
あの番組は関東圏では放送してないので、ネットで見たのですが・・・。
太田さんの「政官業の癒着体制(それにマスコミがからんでいる)」について聞きたかった・・・・。
でも十分興味のある話しを聞けました。
是非今後も出演してください。
応援してます。
関西在住の視聴者です。
今回の出演はとてもよかったです。前回はさんざんでしたものね。
これからももっと露出を多くしていってくださいね。楽しみにしています。
しかしながらの苦言を一つ。
太田さんの立場が不明確です。前回と今回の発言から感じるのは、太田さんは、官僚の中にいて一般人の味方という立場でした。しかし官僚をすでにやめているのであるから、太田さんの立場は一般人であり、敵対するのは官僚や政治家であるはずです。であるからには、発言はそのようになされるべきであると思います。
まあ、人柄の良さとか正直さとか頭のよさは十分に伝わるので、後はそのあたりに気遣っていただければと思いました。
これからも本当に楽しみにしていま
すからね。
たかじんの2回目の出演を見ました。
1回目の出演の時やここがわからん!のときよりましになったと思います。
物事が思い通りに進まないとき原因が相手側にあるようにし続けるのは幼い考え方だなと思いました。
伝え方がとてもお粗末で受け手に理解を示さないのであれば先は見えているし、宝の持ち腐れになりかねないと思いました。
ブログをよく読むといいことも書いてあるし著書はもっといいことを書いてあるのでしょうが出演を見る限り買って読んでみたいと思わせる魅力も大切ですよね。
食ってかかって言いがかりのような暴言を吐く志方、三宅をおかしいとせずに、まっとうに答えている太田さんを変人とする司会者、番組のつくり。
掲示板でも太田さんの方を人を馬鹿にした含み笑いだの、何を言ってるのかわからないだのと評価してる人が多い。ガラ悪く、内容の無いことを言ってるのは三宅たちだと気づけない。
常識的な感覚が転倒している。
他の方と被るので恐縮ですが、ブログよりたかじんの方がわかりにくくなってしまった原因は、お話になる言葉が文語体に近いものだったことではないかと思います。どうも一文のセンテンスが長く、たとえば「果物の分類としては、みかんは柑橘類だが、りんごはそうではない」という感じなのです。テレビで有名な方は、これを「りんごは違う。みかんは柑橘類だ。果物の分類としては」と一文を短くされ、すばやく伝えることに長けている方が多い気がします。話し言葉を書き起こすと文語体として成立しないこともよくあります。辛坊たまらんで「太田さんの話は結論が最後に来る」と辛坊さんが発言されたのは、多分このことを仰っていたのではないでしょうか。
二度目の出演で大きくテレビ慣れされた太田さんですのでもう必要のないことかもしれませんが、もっとテレビで拝見したいとの思いで書き込みさせて頂きました。ご迷惑でしたらすみません。
先週先々週と録画で拝見しました。
下らない感想ですが。
太田氏をTVで見たあとブログの記事をいくつか読んでみて、韓非という人はこんな感じの人だったのかも、となんとなく思いました。
出来ればこれからもメディアへの出演をもっと積極的に増やしていってください。
太田氏がTV出演に慣れて、視聴者が太田氏のキャラクターに慣れていけば
太田氏の論旨に興味を持つ人がもっと増えるかもしれませんしね。