太田述正コラム#2238(2007.12.16)
<皆さんとディスカッション(続x18)>
<むらかみ>
    –太田総理の感想–
 はじめまして。
 番組を見ましたが、先日のブログ(コラム#2214)通りの展開でした。
 太田さんのTV出演を見せていただいたのは“たかじん”の2回とムーブを含めて4回目だと思います。
 今回のTVでの太田さんの出演は視聴率アップに、大きな効果があったと思いますが、防衛庁不正の告発という意味合いにおいては効果が少なかったように感じました。そして、太田発言の賞味期限について危惧を感じました。
 私は太田告発が官僚汚職摘発の突破口になることを期待しているわけですが、今回の番組を見る限りパンダの役割で太田さんを使っている番組製作者の意図を感じました。“たかじん”もムーブも同じだったのだと思いました。
 今回の番組では、ラーメン屋・焼き鳥屋・診療所・運送屋の不正と国防疑惑を同列に置いていました(視聴者から見て)。太田さんの「すべて水増し」発言に、太田さんの同窓の平沢議員が「言い過ぎだ、言い過ぎだ」と騒ぎ、太田さんのやさしい発言に苛立った原口議員がまくし立てていました(原口さんも同窓ですね)。
 私は太田さんが、視聴率アップパンダに利用され、やがて(短期間に)賞味期限が切れることを危惧します。
 太田さんの告発ネタは単価の高い装備品や施設面に限定されるのでしょうか。自衛隊の食糧調達や衣服分野により根深い癒着を感じるのですが・・・。
 太田さんは今後もTV出演は続けられるのでしょうか。であれば、芸能プロダクション“タイタン”などと契約される方が、防衛省告発の効果が上がるように思います。と申しますのは、ブログを日常的に閲覧していれば太田さんの人柄は理解できてよいのですが、政官業癒着汚職告発という太田さんの本意からはあまりにも遠いように感じます。
 いろいろ、ぐだぐだ、書きましたが、応援のつもりです。あしからず、お許しください。 健康に気をつけて、ますますご奮闘ください。
<省庁職員(係長)>
    –政官業癒着と天下り禁止–
最近太田さんがテレビで活躍されているのをみて、太田さんみたいな官僚が増えてくれればもっと国民のために働けると思います。
 太田さんがもし仙台防衛施設局長を最後にして52歳から80歳まで天下りしていたとして、年2千万(高級官僚の天下り平均年収)×28年=約5.6億円 (渡りの退職金は入れてない)のお金が安定的に入り、地位(部長以上の役職)や秘書付き、運転手付き、個室付きの3点セットは付いてるし、仕事しないでゴルフや旅行、高級クラブ(銀座など)高級料亭も会社経費で行けたりなどすべてのうまみを捨てて、「国民の税金を食い物にする天下りはいけない」と在職中から言っていたのはすごいと思います。
 自分も省庁で働いていて幹部は私利私欲(天下り)のことばかり考えて、いかに公益法人に仕事を回すか、業界にいかに予算を取ってきてOBを送り込むかばかりで、下の者はやる気がなくなります。(このままでは税金の無駄使いで、国が潰れるのではと心配になるが、上司にこんなことは辞めましょうとは言えない。)
 早く天下りが禁止され国民の税金が効率よく使えるようになるよう願っています。そのためにも政権交代して政官業の癒着を解消したいですね。太田さんも利権に群がるやつらが危害を加えてくるかもしれませんので、用心して行動して下さい。応援してます。
むらかみ
<okano>
太田光の総理になったら~ 見ましたよ。
 金美齢さんのようなトンチンカンな認識を持っている方も知識コメンテイターとして招かれているのですから、一般視聴者は、分け判らなくなってしまいます。
 バラエティーにとんだ人のなかで今回は、よく伝わったと思います。
 最初の言葉も良かったです。
 次回も楽しみにしています。
<ちんみ>
「吉田ドクトリン」打破!  ・・ったく仰る通りですね。
 ↑これ、吉田某さんのつくった飲料かとおもた(W
 判りやすく、歯に衣着せない?全盛期の江夏のような剛球ストレートの物言いは、おもわず魅入られてしまいました。
 最初は 太田さんの人相風体からして、変な笑い方のする気味の悪い禿親父(トッテモ失礼!)だとおもっていましたが、日本オオカミ同様に現代日本では絶滅した筈の武士…骨太の武人のような頼もしい存在感をひしっと感じました。 
 ヤハリ一方的なレッテル貼りはいけませンネ。
 これから~、益々のご活躍を 願っています。 死ぬナヨ!
<くるんくるん>
 私が思うに、金さんは太田さんの話を聞いて目からうろこが落ちそうになり、あわててふさいだもんだから目にうろこがはまり込んだんじゃないかな。
 太田総理でも、東大教授がこういったなんてつまらない権威付けしなければ話ができないおばちゃんになってしまったとは、ちょっと悲しいです。
<FUKO>
 こんばんは。以前から応援している者です。
 先ほど太田氏の「太田総理~」出演を見ました。
 それについて、苦言を呈したいのです。
 私のような者が太田氏にアドバイスなど心苦しいのですが・・・。
1、話うときの笑い方。
 VTRをチェックすればお分かりになると思いますが、少し嘲るような笑い方になっています。
2、自分のアピールが足りない
 例えば、一般論として「左遷される」よりも「私自身、進言したがために左遷された」の方が好印象です。
 もう一つ、水増し請求の件も「私は○億円の見積もりを○億円まで引き下げたら上に制止された」の方が良いかと。
 とはいえ、太田氏が視聴者からのウケを気にしているのか分からないので私の心配は的外れかもしれませんが。
 少し気になったのでコメントしました。
<Master>
>少し嘲るような笑い方になっています。
 そこがウケているのではないかと思いますがかなり減りましたなあ。
 アホな政治家相手には、もっとやらはったほうがウケると思います。
<FUKO>
 Masterさん、そうですかねぇ?
 あの時間帯の視聴者層には警戒されちゃって太田氏側に取り込めない危険性があると思っちゃいます。…
 「たかじんの~」だとあの笑い方はウケるとは思うんですが。…
 そもそもあのパネラー達のことを「アホ」と思っているのかどうかすら怪しい。
 うーん、どうなんでしょうね、一番良いのは。
 サンプロとかが太田氏を呼んでほしいなぁ。
<麻呂>
   –石油がなくなると戦争しなくなる?–
先日何かの記事で、あと60年で石油がなくなるとありました。中国やインドが拍車をかけているそうです。
 現在の消費レベルで行くとそうなんでしょうけども、実際は石油の値段が上がり続けるわけで、そうなるとクルマに乗らなくなったりして消費を抑えるので60年でゼロになるわけがないなぁと考えていると軍事的にはどうなんだろうかと思ったわけです。
 当然飛行機や戦車は代替エネルギーでは動かないわけで国家としては、その維持のために石油備蓄をとことん行うでしょう。(日本はやりそうにないですが)
 専門家はその辺の展望はどう見ているんでしょうか?
<太田>
 石油以外の原料で代替が一番きかないのはプラスチック類でしょうね。
 それ以外の石油製品の原料は、石油の値段が上がれば、原子力を中心とするエネルギー源でどんどん代替されていくことでしょう。
 軍事用途においても、石油価格がかなり値上がりしたとしても、費用対効果上なお石油を動力源として使わざるをえない状況が続くと思いますが、石油価格が青天井で上昇するとは考えられません。
<大阪の川にゃ>
 太田様、こんにちは。
 「自由」「平等」のアングロサクソンの内、米国には、とにかくBSE汚染牛を何とかして欲しいですね。
 日本でさえ約30頭のBSE汚染牛が発見されているのに、日本の数十倍の牛肉を消費する米国でBSE牛がわずか数頭しか発見されていない!
 この恐るべき欺瞞。「自由に」「平等に」凶牛病になろうというのでしょうか。
 汚染フィブリノゲン製剤のせいでC型肝炎にかかった日本人の方々をテレビで見るにつけ、「凶牛病の牛を隠すな、アメリカ」と感じています。
<太田>
 英国でとは異なり、米国でBSEが原因で発症した人はいたかいないか、というレベルでしょう。
 米国人がBSEなんて気にしていないのは当たり前です。
 だから、輸入米国産牛肉のことを異常に気にするわれわれの方がおかしいと思いますよ。
<Master>
手紙の公開(コラム#2236)はせんほうがええと思いますな。
<太田>
 結論だけ述べる投稿は、何度も申し上げているように控えてくださいね。
 回答のしようがないからです。
 ただし、今回は例外的に私の所見の一端を申し上げます。
 私がコラムの末尾に、
 「私の考えや当コラムに対するコメントをお寄せになった場合、お断りすることなく、私のブログの掲示板や当コラムに転載することがあります。」
という一文を毎回掲げていることはご存知でしょう。
 千葉氏の手紙は、(ご本人がコラム#2232に至る関連コラムをすべて、実際に読んでいるかどうかにかかわらず、)「当コラムに対するコメント」であり、掲載の可否については、私は、積極的にコラムに掲載すべきであると考えました。
 その理由は二つあるのですが、少しカンのよい読者の方なら想像がつくはずです。
 なお、今回の手紙は、裁判の過程で千葉氏が陳述した中には含まれていなかった話が盛り込まれており、創価学会がらみの事件や裁判に関心を持つ太田述正コラムの読者のためにもコラムに掲載すべきであると考えた次第です。
<Master>
 公開せえへんかったらええんですわ。
 つまり特定の人だけに見せたらええんですな。
 ブログの読者なんか、どんな人間がおるのかわかりませんからね。
 わざと曲解して騒ぎ立てるのが好きな国民ですからなあ。
—————————————————————–
太田述正コラム#2239(2007.12.16)
<私の手がけた2度目の白書(詳述篇)(その2)>
→非公開