太田述正コラム#2244(2007.12.19)
<皆さんとディスカッション(続x21)>
<新規有料購読申し込み者η>
1ヶ月程前ですかテレビ偶然拝見して守屋氏と同期のキャリアと聞き強い関心を持ちました。その後ブログを拝見しています。
最近はテレビに登場するのを楽しみにしてみていますが、所詮テレビというメディアは全てやらせ見たいものですからどうしても貴兄の真面目さが伝わりません。
貴兄の思考がある程度分る人間(自分もその1人と思っていますが)であればいいのですが、大部分の視聴者には民主党の手先ぐらいにしか写らないのではと心配です。
<新規有料購読申し込み者θ>
たかじん~で拝見以来、無料ブログのほうを読ませていただいておりました。
ずっと面白く読んでおり、ついにガマンできなくなりまして(笑)有料会員になりたく申し込んだ次第です。
よろしくお願いいたします。
<小早川伸木>
太田氏曰く、 “首都圏の聴衆に私の考えを発信できる意義はあると考えている” 。( 内容かなり省略)
太田さんの覚悟を理解しました。
理解できないなんてすみませんでした。
ただメディアを利用するにはもう少し一般うけする内容を入れて話す必要があると思っております。
原口一博さんなどはしょうもない内容の質問でも視聴者の反響を考えて答えています。
太田さんもそのへんを考慮すればいいのでは。
ああ・・・それじゃ太田さんらしくないか。
それではとことんピエロになろうが突き進んでください。
それでも理解されることがあるでしょう。
まあ私は大田党の党員ですから(〃^∇^)o_彡☆あははははっ。
<大阪視聴者>
「太田総理~」21日放送分で、平沢勝栄さん窮地に立たされるのですか。彼には悪いですが少し楽しみです。ただ、自民党代議士ですが、創価学会批判で有名です。私にとっては当選して欲しい代議士です。
テリーさんがいち早く天下り問題を指摘されたのは、種明かしがあります。テリーさんの朝の番組「スッキリ!!」で、コメンテータの勝谷誠彦さんか宮崎哲弥さんとだったと思います。本質は天下りであることをコメントしていました。たかじんの番組で仕入れた太田さんの意見をしっかり意識しているな、と感じました。
今回のテレビ主演の効果は、たかじんの番組ほどなかったかもしれません。でも、繰り返して太田さんが意見を表明していれば、テリーさんに対して間接的に効果があったように、徐々に効果はでてくるのではないでしょうか。今後のご活躍をお祈りしております。
<気がかりです >
>テリーさんがいち早く天下り問題を指摘された
気がかりです、太田さん。
メディア御用達の常連論陣は太田さんが思っている以上に狡猾です。
<okano>
–コメンテイターとして出ている 国会議員達–
>「太田総理~」21日放送分で、平沢勝栄さん窮地に立たされるのですか。
>彼には悪いですが少し楽しみです。
>ただ、自民党代議士ですが、創価学会批判で有名です。
>私にとっては当選して欲しい代議士です。
でしたら、公明党と連立組んでいる自民党をなぜ出ないのですか・・・?
自民党平沢勝栄議員、山本一太議員 など、コメンテイターとしてテレビでよく顔を見ますが、彼らはテレビ上だけで見る限り、テレビ出演は選挙のための選挙運動だと思います。
事前運動で、公職選挙法違反行為です。
拉致家族問題にしても、政治家がもし、拉致の問題を解決したいというのなら、政治家の仕事は、日本国民への説明は二の次三の次です。
相手国と交渉をして、交渉事をスムーズに運ぶことが 本来の政治家の仕事です。
ほかに誰がするのですか、出来るのですか・・?
日本の街角に立って道行く日本人に ビラを配るのは政治家の仕事ではありません。
テレビで、状況説明するのは政治家の仕事ではありません。
彼らは、口だけです。
テレビ出演は、売名行為、集票活動にしか見えません。
彼らの存在が税金の無駄使いに見えます。
<Master>
たかおんさん(コラム#2242)へのお返事です。
>また従軍慰安婦の問題が取り上げられています。
>今の首相は正しく対応できると思いますか。
あんなもん、ほっといたらええですわ。
<まさし>
法的拘束力がないから、と非難決議は甘くみるべきではありません。
私のアメリカ人の友人から話を聞いても、米国の一般人は完全に中華ロビーのいうことを真実だと受け入れ、浸透していること実感しているようです。
そりゃ向こうがでかい声で主張して、日本人が黙っていれば「イエス」と思われてもしかたないでしょう。「広義の」とか「強制性」とかそんな細々した話、第三者の一般米国人は興味もりませんよ。みっともなくとも、でかい声で対抗していかねばならないのではないでしょうか。
沈黙は金、という日本の美徳は国際社会では邪魔になるだけではないでしょうか。
<Master>
まさしさんへのお返事です。
無視したらどんなデメリットがあるんかね?
<太田>
これら決議は、その多くが日本人であるところの、かつて慰安婦であり、既にお亡くなりになり、あるいは生存しておられる方を性奴隷であったと決め付けているわけであり、これらの人々の名誉を著しく毀損するものです。
日本政府はこれらの日本人等の名誉を回復する責任があります。
これら決議をもたらしたのは日本政府であることを考えればなおさらです。
私が元慰安婦ないしその遺族で、資金的余裕があれば、これらの議会に決議採択を働きかけた自称元慰安婦や団体、並びにこれら決議を行った国及び地域共同体の裁判所に損害賠償請求訴訟を起こすところですが、そんなことをしたくない、という遺族等のお気持ちもよく分かります。
だからこそ、日本政府は座視していてはいけないのです。
<敗戦国の中の人>
偶然にもこのようなブロガーさんの記事を見つけました。
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/1
曰く日本は対外プロパガンダがへた糞だと。
ユダヤ人虐殺は無かったなどと今更他所に吹いてもどうしようも無いのと同じ理由で残念ながら日本は粛々とその手の批判は受け入れるしかないのでは、と個人的に思ってます。
対外プロパガンダも上手な日本、それこそ列強から本気でボコられる要因になると思いますし。
厚顔は中国辺りに学べば良いと思うのですが 。
<太田>
ホロコースト否定論者は、原則として私に係る掲示板等への投稿をご遠慮願っているのでご注意ください。
(ホロコーストについては、コラム#2026を、ホロコースト否定論については、例えばコラム#989を参照のこと。)
いずれにせよ、問題はプロパガンダの巧拙ではなく、日本政府が日本人の名誉や生命財産を真剣に守る意思と能力を欠いていることです。
厚生労働省の一連の不祥事を見てるだけでもそう思われるでしょう。
何度も申し上げているように、それは究極的には、日本が米国の保護国であって、本来の中央政府をわれわれは持っていないからだ、という認識を抱くべきであると私は思います。
<文十郎>
国会議員を選挙で選ぶのはいいとして。
行政は、立法府の多数党が行い、司法に関しても衆院選挙時の国民審査くらいしか方法がないとすれば、現実的に三権は分立してはおらず衆議院の多数党の思うがまま、となってしまうと思います。
米国の大統領制は、立法と行政が分離しているのは分かりやすいのですが、司法がどうなのかは、よく分かりません。
太田さんは、立憲君主制に於いて完全な三権分立を実現するにはどのような制度にすべきと思われますか?
<Fan>
>立憲君主制に於いて完全な三権分立を実現するにはどのような制度にすべき・・
政治学者、丸山真男は、君主政が成り立ちうる条件として3つ挙げていましたよ。
一、君主が真のカリスマを持つ場合。
二、君主に直属する官僚が一、である場合
三、民主主義と違いがないような強力な議会がある場合
ちなみに日本の明治期は、上記一、(天皇のカリスマ)と二、(藩閥官僚の政治家的資質)により、かろうじて政治的結合が保たれていました。
(参考図書:丸山真男全集4巻P375)
<太田>
丸山真男全集を持っておられるらしい方に申し上げるのはつらいのですが、丸山の言っていることなど決して信用なさらないことです(コラム#1658、1660)。
ところで、Fanさんが三権分立のからみで君主制の話を持ち出されたのは慧眼です。
実はイギリス(英国)は議会主権の国であり、権力が議会に集中しています。一応司法権の独立は認められていますが、上院(の一部)が最高裁を兼ねているという意味では、形式的には司法権も「分立」はしていません。
(以上、コラム#48、304、502、503、1334参照。)
このイギリスの政体の系譜に連なる議院内閣制の国々もまた、ことごとく議会主権の国々なのであり、三権分立は存在しません。日本もまた同様なのです。
日本の憲法学者は日本は三権分立の国だと言っていますが、そんなばかな話はありません。
このように権力が議会の多数派に集中しているからこそ、適時適切に議員の新陳代謝を有権者が図ることによって多数派に権力独占を続けさせないことが、日本の政治が機能し続けるための大前提なのです。
だから、口を酸っぱくして私が言い続けているように、何が何でも、これまで半世紀以上政権を独占してきた多数派の連中を落選させ、政権交代を実現しなければならないのです。
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太田述正コラム#2245(2007.12.19)
<日記に久保・諸冨両名が登場する日>
→非公開
皆さんとディスカッション(続x21)
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