太田述正コラム#2291(2008.1.10)
<皆さんとディスカッション(続x32)>
<あまねかおる>
「自民党総裁選挙」(コラム#2064)
http://blog.ohtan.net/archives/51001712.html#comments
についてコメントします。
 今更なのですが、Wikiの情報をそのまま鵜呑みにしてる時点で、貴方の情報収集能力を疑います。
 ネット検索は複数の情報から照らし合わせるのが当たり前で、麻生氏は九月入学と明言してます。
 確かに、入学の経緯は知る由もありませんが、著書等を立ち読みしても多少の経緯は記されています。
 卒業でなく中退の経緯もしかりです。
 その上でエントリーを書かれるべきかと思いますが、いかがでしょうか?
<太田>
 ウィキペディア情報だけに頼るのは危ないというのは一般論としてはおっしゃるとおりです。
 しかし、私は少なくともウィキペディアに拠ったと典拠を明示しています。
 ところがあなたは、「麻生氏は九月入学と明言してます。」とおっしゃるけれど、典拠を明らかにしておられません。(あなたが直接麻生氏からお聞きになったのであれば、いつ、どこでかを明らかにすべきでしょう。)
 こんな形で問題提起していただいても、必ずしも生産的ではないと思います。
 仮にあなたのご指摘が正しいとすれば、ネット通を自認しておられるとも聞く麻生さんがウィキペディアにおけるご自分についての記述すらご覧になっていない人だということになり、それはそれで面白いのですがね。
>入学の経緯は知る由もありませんが、著書等を立ち読みしても多少の経緯は記されています。卒業でなく中退の経緯もしかりです。
 何がおっしゃりたいのか今一つ分かりにくい文章ですが、せめて「多少の経緯」を典拠とともにお記しいただきたかったですね。
<福井有澄>
 久間章生防衛大臣の発言の件(コラム#1898)ですが彼(自民党)だから問題になったのではないですか?
 かつて長崎市長(本島氏だったかな?)は、長崎に原爆が落とされて当然と発言したのに問題にもならなかったのではないですか?
 そこの所を教えてもらいたいものです。
<太田>
 ご明解!
<大阪視聴者>
太田さん、以下のような図表を見つけました。
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2770.html
<太田>
 日本と韓国の自殺率の高さについて、コラム#782、783で論じたことがあります。
 コラム# 2290(未公開。有料読者の方々、ミスプリが多くて失礼しました)を踏まえた情報提供をいただいたのでしょうが、日本人の精神疾患が増大しているのかどうか、このことと日本の自殺率の動向がリンクしているのかどうか、等どなたかご教示いただければ幸いです。
<鎌倉人>
 太田さんの衝撃のTVデビューから、早くも2ヶ月になりますね。
 ”防衛省問題の専門家”ではなく、国際問題(国際的な政治力学)の専門家としての更なるご活躍を祈念いたします。
<太田>
 接待が何で悪いの?→面白いことを言う奴だ
 天下りこそ悪い/これこそ政官業癒着構造の核心部分→なるほど
 だから政権交代必要→民主党嫌いだけどやむをえないか
 その上で米国から自立すべきだ→言っていることは分かる
 このあたりまでは結構スムースに行くのですが、
 集団的自衛権を認めて自衛隊に具体的な本来任務を与えよ→ウーン・・・
とここが胸先八丁なんですよね。
 しかし、ここまで行ってくれないと、私の国際問題・安全保障問題専門家としての「本来任務」は果たせない、ってところがつらいところです。
<自転車泥棒>
捕鯨問題で「豪批判」動画 YouTubeで日豪サイバーバトル
http://www.j-cast.com/2008/01/08015346.html
問題のオーストラリア批判動画
http://www.youtube.com/watch?v=e8lvep0-Ii0
 捕鯨問題についてではなく、このようなアピールの仕方について、ご意見を頂きたいです。
 こういうやり方は、果してアングロサクソンに対して有効なのでしょうか?
 もっと客観的なデータを多くして、論理的に理性に訴えた方がいいと思うのですが。
 結局、最終的には科学的根拠に基づいた、理性的な主張が勝つのですから。
 YouTubeのような動画サイトが出来て、今後日本人も自分の意見を世界に向かって主張する機会が多くなると思います。
 それが仇とならないように、アングロサクソンのハートをガッチリキャッチできるような態度、表現を研究するべきではないでしょうか。
 情報発信力を強化しないと、日本のような特殊な文化を持つ国は理解されず、
すぐ孤立してしまうと思うのです。
<太田>
http://www.taipeitimes.com/News/world/archives/2008/01/08/2003396221
。1月7日アクセス
を見る限り、結構有効なようですよ。
 日本人がやっているのか豪州人がやっているのかは知りませんが、さんざ科学的議論をやっても納得してくれないのですから、映像を使って感覚的に訴えることも考えてよいのではないでしょうか。
映像についての説明を読む限り、非論理的な説明をしている、ということでもなさそうですよ。
 「捕鯨問題についてではなく」とおっしゃっているのに、捕鯨問題についてお答えしてしまいました。
 捕鯨問題についての私のコラムは数多く、一番最近ではコラム#1785で触れたところです。
<視聴者>
  –応援&伝え方–
太田さんを某TV番組から見て応援をすることにしました。しかしいつもTVを見れる環境になくまた録画をこまめにできる状態でもないのですが。YouTube等で多少は見ることができました。
 ですが、ほとんど消失しており(当たり前ですが)声を直接聞くと言う機会がなかなかなく残念に思っています。そこで、HPでの文字だけでなく声だけとか、簡単な説明画像などでの動画配信。ユツベ、ニコ動画、その他等で訴えていくのはどうでしょうかと思っています。
 どうかこの「伝える」と言う部分にもう少し貪欲に切り込んで見てはいかがでしょうか。月1でもかまいません。大した議題でなくてもかまいません。
 メディアは根っこの部分で規制されています。911疑惑ですら取り上げないメディアばかりです。縛りがなく且つ「伝わる独自の主張」を活動の一部に加えていただきたいと思います。ネット上なら簡単です。
<太田>
 おっしゃる通りだと思います。
 検討させてください。
 ところで、昨日の京都KBSラジオへの電話生出演お聴きになった方いらっしゃいますか。
 「接待は必要だ」というぶっちゃけテーマの午後の番組でしたが、例によって天下り問題を訴えておきました。
 なお、1月17日のお昼に東京の外国特派員協会で「防衛省不祥事」をテーマに、同協会会員の外国人の方1名とご一緒にスピーチをして質疑に答える運びになりました。 英語でやるわけですが、「天下り」とか「官製談合」といった日本特有の不祥事がらみのテクニカルタームは日本語を使うつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
太田述正コラム#2292(2008.1.10)
<オバマ大頭領誕生へ?(続)(その1)>
→非公開