太田述正コラム#2624(2008.6.22)
<皆さんとディスカッション(続x172)>
<大>
 コラム#2620、2622を読みました。
 太田さん、お返事ありがとうございます。大変勉強になります。
 無蔵さん、TKinCAさん、はじめまして。どうもありがとうございます。
 きちんと報道されていたんですね、そうですか、知りませんでした。
 規模に見合った程度の報道だったということですかね。
 もちろん僕も警察が悪いと決めているわけでは決してありません。
 ただ、ほんとにTKinCAさんがおっしゃるように報道だけでは事実関係があまりわからないし信用ならないので、偏見だけでたぶん労働者が悪い、と決められるのはちょっとかわいそうかもしれないなぁと思ったので、気になったということですかね。
 太田さんの著書も是非購入させていただきます。がんばってください。
<ueyama>
コラム#2622でご紹介くださった日本の高齢者(60歳以上)に関する2つの記事(
http://www.guardian.co.uk/world/2008/jun/20/japan
http://www.guardian.co.uk/world/2008/jun/19/japan
)ですけど、興味深く読ませていただきました。ちょうど、この週末だけちょっとゆっくりできそうなので、たまっていた太田さんのコラムなんかを読んでいるところでした。
 特に後者について、これを読んで真っ先に思い出したのが、「刑務所に住んでいる知的障害者がわりといる」(
http://www.papy.co.jp/act/books/1-109119/ (有料動画)
http://www.amazon.co.jp/dp/4103029315 (上記の会話の下敷きになった本)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kyousei_news/20080403-OYT8T00208.htm (最近のちょっとした記事)
)という話です。
 金のない高齢者も、そして最近出た統計では都市部30代の自死率もあがっているらしいのですが(適切な資料がみあたりませんでした。たぶん人口動態統計だと思うんですけど)、彼らも知的障害者同様に、社会に包摂されない種類の人間になった、ということでしょう。
 そういう人たちは乞食として残飯をあさるか、刑務所に入ってご飯をもらうか、それも嫌な人は自死を選ぶということでしょうね。
 刑務所で食わせられるなら、金銭的には別の場所でも全然問題ないわけで、もう少しまともな選択肢があればいいんですけどね。特に30代なんてのは、自死以外の選択肢はなかなか選びにくいでしょうし。
<太田>
 元衆議院議員の山本譲司氏がまたも監獄本をモノされておられたのですね。
 拘置所暮らしを経験した佐藤優氏とか、刑務所暮らしを経験したこの山本氏とか、能力の高い人は、臭いメシを食うと人間観が研ぎ澄まされるのかしれませんね。
<ueyama>
 コラム#2606に関してですが、live readingというのはやはりそういう意味だったんですね。
 「まさか欧米では(有料が)一般的なのかも」「いやいや検索したってよくわからんのしか出てこないし」とか思ってたんですが。日本では有料の朗読会なんて聞いたことがありません(世間知らずなだけかな?)。
 そういえば、海外の作家はミュージシャンのように(といっていいのかどうか)ツアーやるんですよね。この方はツアーでゲームにまで来たようですし。。(
http://nwn.blogs.com/nwn/2007/07/william-gibson-.html
<太田>
 へえー。サイバースペース(cyberspace)という言葉をつくったのは、作家のギブソン(William Gibson。1948年~)だったんですか。
<ケンスケ2>
 コラム#2553「ミャンマーと中共の大災害(その3)」を読みました。
 中国も漸く地方官僚をメディアを使って監視する必要を感じ始めたのかも知れませんね。
 勿論党中央への批判は,そんな訳にはいかないでしょうが。
 地方を官僚機構による統制だけでコントロール出来ないこをを認識したのかも。
<新規有料購読申し込み者>
 この度、無料のコラムだけでは満足できず、有料コラムを購読することにしました。
 私が太田コラムを読むようになったきっかけは「たかじんの~」に初出演した太田さんの主張を聞いたことです。
 最初に番組を見たときは太田さんの主張がよく理解できず、ニコニコ動画で再度放送を見直したところ、動画に「この人の主張はこの番組じゃわからない、ブログを読め!」というコメントがありました。そこでグーグル検索をして太田ブログにたどり着きコラムを読んでからというのが本当のところです。
 早く太田さんの主張が日本全体に広がって日本が「普通」の国になって欲しいと思います。
 最近は本の執筆、メディア等でご多忙だとは思いますが健康に気をつけてなるべく長く執筆・啓蒙活動を続けてください。
 よろしくお願いします。
<太田>
 「たかじん・・」をご覧になってすぐに私のコラムを有料購読された方々の大部分は、TVでの私の印象と私の「小むつかしい」「深刻」なコラムとのギャップにとまどわれたためか、半年後、継続購読をされませんでした。
 半年以上時間を置かれたあなたは、既にこのギャップを「克服」されておられると思います。
 末永く太田述正コラムをご愛読いただければ幸いです。
 なお、お気にかけてくださったので率直に申し上げますが、このところかなり消耗しています。
 さて、コラム#2618で「近々米国が北朝鮮についてテロ支援国指定を解除し、その後24時間以内に米国の技術者の支援を受けて(?!)冷却塔を爆破することで両国が合意していると報じられています」と記したところですが、またまたブッシュ政権は、金正日をなぶりものにしました。
 昨年、ブッシュ政権は、北朝鮮がウラン濃縮計画を持っているとの2002年の諜報について、このような計画はあったかもしれないが、さして進展はしなかったことを示唆したところ、ライス米国務長官が、18日に行ったスピーチの中で、「われわれは北朝鮮のウラン濃縮能力についての新たな情報に心を乱されている。この情報は、北朝鮮と交渉をすることについての懐疑の念を再確認させた。」と述べたのです(
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/06/20/AR2008062002499_pf.html
。6月22日アクセス)。
 時あたかも、オバマ米民主党大統領候補のスポークスマンは同じ18日、「<オバマ氏は、>北朝鮮があらゆる核兵器開発計画について完全かつ正確な申告を行う義務を果たし、シリアに対する支援を含め核拡散活動の主張について明確な解明がなされるまで、北朝鮮に対する制裁を解除すべきではない・・<と>信じて<おり、彼はまた、>・・・北朝鮮の外国人拉致について深く憂慮しており、拉致された人々の状況について完全な解明を望んでいる」と語りました。
 朝鮮日報は、「<これ>は、野党の大統領候補および上院議員の資格で北朝鮮がまもなく提出するであろう核開発計画の申告書に関するブリーフィングを受けた後、北朝鮮に対するテロ支援国指定の解除および敵性国貿易法の終了についての立場を決定する、ということを示唆したものだ。」と報じました。
 (以上、
http://www.chosunonline.com/article/20080621000024
(6月22日アクセス)による。)
 私は、金正日が憤死してくれることを待ち望んでいるのですが・・。
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太田述正コラム#2625(2008.6.22)
<イラン攻撃準備完了のイスラエル(その2)>
→非公開